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【2026年最新】LPOツールおすすめ8選を比較|料金・無料プラン・目的別の選び方と活用法

【2026年最新】LPOツールおすすめ8選を比較|料金・無料プラン・目的別の選び方と活用法

この記事でわかること

本記事では、おすすめのLPOツール8選を徹底比較しながら、A/Bテスト・ヒートマップ・行動ターゲティングといった3種の分析手法や状況別のツール選びを解説します。ランディングページのCVRを改善してCPAを最適化したい方が、自社のLP状態に合った最適なツールの選び方と具体的な活用イメージがわかる内容です。

LPOツールは、何を改善したいかで5つのタイプに分かれます。どのタイプから入れるかで、候補になるツールと月額の目安がほぼ決まります。

改善したいことツールのタイプ本記事の代表ツール月額の目安
どこで読まれず離脱しているかを知りたいヒートマップ(分析)User Heat / ミエルカヒートマップ無料〜(有料は資料請求)
直した案が本当に良いかを確かめたいABテスト(検証)SiTest / Ptengine / Optimizely無料プラン〜月6,578円(税込)〜。大規模向けは個別見積もり
流入元やユーザー属性ごとの傾向を見たいアクセス解析Google アナリティクス無料
入力フォームでの離脱を減らしたいEFO(フォーム改善)Gyro-n EFO月15,000円〜(税別)
分析・ABテスト・LP制作を1つで回したいオールインワンDejam月額3万円〜

**まだ課題が分かっていないなら無料のヒートマップから、課題が見えていて改善案を検証したいならABテストツールから入れるのが基本です。**分析から検証、LPの作り直しまでを1つのツールで回したい場合は、Dejam のようなオールインワン型が候補になります。

この記事ではLPOツール8選の料金・無料プラン・向き不向きを、各社の公式サイトをもとに比較します。なお、施策の進捗やテスト結果をチームで管理するためのツールを探している場合は、「LPO改善管理ツールおすすめ7選」で比較しています。

記事のポイント

  • LPOが必要な3つの理由とCVR・CPA改善の関係
  • A/Bテスト・ヒートマップ・行動ターゲティングの使い分け方
  • LP状態別に選ぶべきLPOツールの判断基準
  • LPOツールの5タイプと、タイプ別の月額の目安
  • 無料・有料を含むおすすめLPOツール8選の料金・無料プラン・向き不向きの比較
  • LPOをまだ実施すべきでないケースの見極め方

目次

  • LPOとは何か?
  • LPOがなぜ必要なのか?
  • LPOツールを利用した3つの分析手法をご紹介します
  • LPの状態によって導入すべきLPOツールは変わってきます
  • Google オプティマイズ(2023年9月終了)と無料ツールの限界
  • 無料ヒートマップ解析ツールならUser Heat
  • ヒートマップ・ABテスト・EFOをまとめて試せるSiTest
  • 分析とABテストを月1万円前後から使うならPtengine
  • 無料の行動ターゲティングならGoogle アナリティクス
  • これひとつでA/BテストもヒートマップもCTAデザイン取得もできるDejam
  • 世界10,000以上のブランドが利用するOptimizely
  • ヒートマップの有料ツールならミエルカ
  • 入力フォームの離脱を減らすならGyro-n EFO
  • LPOツール8選の料金・無料プラン比較表
  • LPOの実施がまだ不要なケース
  • よくある質問
  • まとめ|LPOツールは本当に必要なのか?

LPOとは何か?

LPO(Landing Page Optimization)とは、ランディングページのユーザーエクスペリエンス(UX)を最適化し、訪問者がアクションを起こしやすい環境を作るための取り組みです。

訪問者が求める行動としては、例えば商品購入、問い合わせ、ダウンロードなどが挙げられます。 ユーザーがこれらをおこなう確率を高めることで、CVR(コンバージョン率)の向上を目指します。 また、厳密にはCVRの他にも直帰率や滞在時間などといった指標も関わってきます。

SEO(検索エンジン最適化)やSMM(ソーシャルメディアマーケティング)、コンテンツマーケティングといった他の流入数を増やすための取り組みと並行して実施することで、効果的な結果を期待することが可能となります。 最終的には、UXの向上とともにウェブサイトの収益性の最大化に寄与します。

この項目では、LPO自体の必要性や、LPOに優先的に着手するべきタイミングの見極め方、LPOにツールを使う必要性があるのかを解説します。

LPOがなぜ必要なのか?

LPOの実施は、質の高い訪問を増やし、より少ないコストでより多くの収益を上げるための重要な戦略と言えます。

LPを作成することや、SNSやWebメディアを運営することもタダではなく、様々なリソースがかかっているでしょう。 その収益性を高めるためにも、LPOは必ずおこなうべき取り組みといえるでしょう。 本項目では、Webでの集客において、LPOが必要な以下の3つの理由について解説します。

  • 苦労して獲得した流入を成果に繋げるため
  • CVRを向上させて機会損失を防ぐため
  • CPAを下げて広告効果を最大化するため

苦労して獲得した流入を成果に繋げるため

Webマーケティングには、大まかに**「流入獲得」と「顧客化」の二つの段階**があるという見方ができます。 まずは、SEOや広告、SMMなどの方法でユーザーを自社のLPへと誘導し、流入を獲得します。 次に、流入してきたユーザーを適切に次のアクションへと導き、顧客化するという二つのステップに分けて考えることができるでしょう。

ただし、流入を獲得するだけでは集客は成立せず、LPからの離脱率があまりに高いと成果に繋がりません。 問題は、この「流入獲得」の段階では大量の時間やリソースが投じられるので、「顧客化」ができないと大きな損失となってしまうことです。 これがLPOを実施することが重要な理由です。

「顧客化」のステップにおける精度を上げるにはLPOに取り組むことです。 訪問者が求める行動(商品購入、問い合わせ、ダウンロードなど)を取る確率を高めることで、流入を実際の成果につなげます。 LPOは流入と顧客化の間に位置するため、苦労して獲得した流入を実際の成果に繋げるために必要不可欠な取り組みと言えるでしょう。

CVRを向上させて機会損失を防ぐため

LPに流入したユーザーは、自社が訴求する何かしらのテーマに既に関心がある可能性が高いと言えます。 しかし、適切なテーマで十分な流入があるにもかかわらず成果(商品購入や問い合わせなど)が見られない場合は、本来できていた筈の顧客獲得の機会を損失してしまっているかもしれません。 つまり、そこには何かしらのLPO上の課題が存在している可能性が高いです。

もちろん、全てのユーザーが最終的な成果に至るわけではありません。 一方で、コンバージョン率(CVR)が1.82%を下回っている場合はLPOを実施してCVR改善に取り組むべきかもしれません。 この数値は、Contentsquareによる2021年の調査を根拠としています。 日本を含めた25か国、全業界を対象とした、460億以上のトラフィックを分析した上での数値だそうです。

具体的に考えられる課題としては、LPがユーザーにとって求める行動を取りにくいレイアウトになってしまっている場合や、コンテンツが読者の期待に添えていないなどが考えられます。 これらの問題を放置してしまうと、LP本来のCVRよりも低いパフォーマンスのまま機会損失を発生させ続けることになってしまいます。

ここで大切なのが、ユーザー行動のデータをしっかりと分析し、それをもとに改善を進めていくことです。 LPOを実施する上では、このデータ分析が重要な役割を果たします。 データに基づいてサイトのレイアウトを調整したり、コンテンツを最適化したりすることで、効果的にCVRを向上させ、機会損失を防ぐことができます。

LPを最適化した結果、成果1件あたりにかかった広告コスト(Cost Per Acquisition、CPA)を下げることが可能となり、それは自社の収益向上に直結します。このように、LPOはCVRの向上とともに機会損失の防止という重要な役割を果たします。

CPAを下げて広告効果を最大化するため

ビジネス活動を行う上で最小のコストで最大の利益を上げることは、当然ながら重要な課題となります。 Webマーケティングにおいても、予算をかけて広告を出稿する場合、その広告効果を最大化するためには、1件あたりの成果(CV)にかかった広告コスト(CPA)を下げることが重要です。 特に、リスティング広告やSNS広告などに予算をかけている方は注意が必要です。

広告を出向することによって訪問者を増やすことは可能ですが、訪問者全員が求める行動をとるわけではありません。 したがって、流入ばかりが増えて成果に繋がらなければCPAが高騰し、その広告が赤字になる可能性があります。 ここでも効果的なLPOを実施することが重要となります。 LPOを通してCVRを向上させることは、広告効果を最大化してより多くの収益を上げるために必要な取り組みだからです。

LPの最適化によってCVRを向上させることができれば、訪問者数が同じでもより多くの成果を得ることができます。 結果的に、これはCPAを下げ、広告効果を最大化することに直結します。 このように、LPOはCVRの向上を通じてCPAを抑え、広告効果の最大化を実現します。 したがって、予算をかけて広告をおこなう際には、LPOを確実におこなうことが、赤字を回避し、最大の成果を上げるための重要なステップとなります。

LPOツールを利用した3つの分析手法をご紹介します

実際にLPOツールを活用してCVRの改善に当たるとしたときに、どのようなことから良いのか戸惑ってしまうケースもあるでしょう。ここでは、LPOツールを活用して実現できることを紹介します。

より効果的なクリエイティブを選択できるA/Bテスト

A/Bテストは、2つの比較対象物(Aパターン・Bパターン)を用意して、どちらの方がCVRが高いかを測定するWebマーケティング施策です。LPでいえば、キャッチコピーやメインビジュアルなどでA/Bテストを用いることが多いです。

A/Bテストを行うことで、2つのキャッチコピー、もしくは2つのメインビジュアルでどちらが高いCVRを出すかを比較することができます。小さな改善のように思えますが、この繰り返しがよい数字を出すためのポイントです。A/BテストはLPに限らず、Webサイトの効果改善でよく行われるので覚えておくとよいでしょう。

ユーザーの動きを可視化するヒートマップ分析

ヒートマップとは、ユーザーがどこまでサイトをスクロールしたか、どこをクリックしたかを色の濃淡で可視化できる機能です。簡単にいうと、天気予報における気温のグラフのようなものですね。

ヒートマップは以下の3つのポイントについて調べる際などに用いられます。

  • LPのどこがクリックされているかを調べる際
  • 縦長になることの多いLPがどれだけ読み進められているかを調べる際
  • LPのどの部分が重点的に見られているかを調べる際

ヒートマップを活用することで、ユーザーに読んでほしい部分が適切に読まれているかをチェックすることができます。 また、読まれず直帰されている場合、その原因を考えることでCVRの改善につなげることができます。ヒートマップの種類(クリック・アテンション・スクロール・離脱など5種類)と具体的な見方については「【2026年版】ヒートマップとは?種類・見方・LP改善への活用法を徹底解説」をご参照ください。

ユーザーの分析傾向から逆算する行動ターゲティング

行動ターゲティングとは、ユーザーの過去の行動履歴を利用して適切な情報を表示させる手法です。ただしこれを行うためには、ターゲットの性別や年齢をセグメントした上で、ターゲットに合わせたクリエイティブを準備しておく必要があります。

ターゲットに合う広告を出せるよう設定することで、CVR向上が期待できるでしょう。

LPの状態によって導入すべきLPOツールは変わってきます

冒頭で紹介したように、LPOにおいて改善が必要な指標には様々あり、CVRだけではありません。 例えば、CTAのデザインとしては優れていても、直帰率があまりに高いとユーザーがCTAまで到達しないので成果に繋がりません。 このように、LPによって改善の対象とするべき数値指標は異なります。 改善すべき指標に合わせて分析方法やLPOツールを選択することが重要です。 分析と検証を1つのツールで回したい場合は、「CVR改善ツールおすすめ比較12選」も参考にしてください。

PVが多いならA/Bテスト優先でベストなクリエイティブを決める

先ほども紹介したA/Bテストは、トラフィックが少ないと優位性が出るまでに数ヶ月とかなり長くの時間がかかります。

逆に、一定数以上のトラフィックが確保できているようであればA/Bテストを実施することですぐに結果が得られます。 そのようなLPがあれば優先してA/Bテストに着手しましょう。

クリエイティブごとに小さなA/Bテストを繰り返し実施することでCVRの改善が見られればLPOができているといえます。

ただし、注意点はクリエイティブを改善したことによる効果と統計的誤差を見極める必要があるということです。 そのような統計的誤差を解消する方法としてA/Aテストというものがあります。 全く同じLPでA/Bテストを実施し、そこで発生した誤差以上に数値に変化があればクリエイティブ変更による有意な結果と見なす方法です。

直帰してしまう原因が分からないならヒートマップ解析でユーザーの動きを確認する

もしアクセスログで直帰率が高くなっていれば、ヒートマップ解析をおこないましょう。 例えばしっかりと読んでほしいボディコピーが読み飛ばされているなど期待どおりにサイトを閲覧されていない場合は、ボディコピーにたどり着く前に訪問者が興味を失っている可能性が考えられます。

また、コンテンツマーケティングに注力しているようなメディアの場合は、目次の中でどこが最もクリックされているのかをヒートマップから確認し、それを記事の上部に移動させるというのも有効な方法の一つです。 より多数の訪問者の興味を惹くコンテンツをより多数の目に触れるようにすることでも直帰率の改善がなされるケースはあります。

クリエイティブやレイアウトを修正してこちらも前後でクリックされやすくなったかなどを測定して比較し、改善を図ってみましょう。

/dejam/blog/article0200/

上級者向けのLPOなら、行動ターゲティングツールで細かくセグメントする

こちらは流入キーワードやGoogleアナリティクスのユーザー属性を確認することが前提になります。

ユーザーの属性というのは、主にターゲットの年齢や性別といったセグメントが中心になるでしょう。 あきらかに異なるセグメントで同時に一定の流入があった場合には、セグメントごとに適切な情報を表示させることで、さらなる改善が期待できるでしょう。

例えば、転職などといった男女共通でニーズはあるものの、それぞれのニーズが多様であるようなテーマの場合は検討することで一定の効果が得られるかもしれません。

Google オプティマイズ(2023年9月終了)と無料ツールの限界

**Google オプティマイズは2023年9月30日をもってサービスを終了しており、現在は利用できません。**有料版のGoogle Optimize 360も同様です。無料で本格的なA/Bテストが行えるツールとして広く使われていたため、終了を機に移行先を探した方も多い領域です。

以下は終了前の機能の記録です。「無料ツールで何ができて、どこで足りなくなるか」を判断する材料として残しています。

Google オプティマイズにあった特徴(終了前)

URLを変えずにA/Bテストを行うことができる

例えば同じ広告文に対してクリエイティブのA/Bテストを行いたい場合、LPOツールがないとクリエイティブごとにURLを生成する必要があります。ですが、Google オプティマイズを利用すれば同一のURLでA/Bテストを簡単に実行できるという大きなメリットがあります。

コーディングの知識が無くてもOK!

HTML/CSSのコーディング知識がなくてもクリエイティブの差し替えが簡単にでき、アップローダーを経由することがないので、サーバを管理するシステム担当者に毎回申請や依頼をする必要がなくなります。大手企業になるほど恩恵を得られる利点でしょう。

多変量テスト、リダイレクトテスト、詳細な目標・ターゲット設定もできる

多変量テストは一度に複数の要素を検証するのができるので、もっとも最適な組み合わせを見つけ出すことができます。リダイレクトテストは、A/Bテストのような小さな比較ではなくLPを大きく変更したときに効果の変化を見るものです。

また、属性テストも可能です。テストを発動するURLを指定してそこにユーザー属性(URLパラメータ/デバイス/流入元URL/ブラウザ・OS/国・都道府県・市区町村/Cookie/DB上の値/JabaScript変数)を指定することで、特定の属性にテストを実施することもできます。

無料でありながらここまでのA/Bテストを実施できるのって感動しませんか?

無料ツールに共通するデメリット

初期登録に時間がかかる

初回の登録時は、「アカウントとユーザーの管理」「テストの作成」「Google アナリティクスへのリンク」「オプティマイズプラグインのインストール」など設定項目がたくさんあり、自分ひとりでは完結できず、例えばGoogle アカウントの管理者なども関わることがあります。社内でこれらの作業に詳しい人に協力を仰いで済ませてしまうのが早いでしょう。

登録できるアカウントが1つのみ

1つのGoogle オプティマイズに紐づけることのできるGoogle アナリティクスは1つのみです。基本的にはこれで事足りるので、それほど大きなデメリットではないかと思われます。

Google オプティマイズの具体的な活用例

CVRが低いときに、ボタンのカラーと形を変えて目に入りやすくすることで、CVRが高くなった。

A/Bテストでボタンのデザインを分けて、CVRの変化を検証した例です。LPOツールを使えば同じURLを使いながらボタンを変えるだけでテストを実施できますが、ツールを使わない場合、検証は相当に大変です。

Google オプティマイズと同じように完全無料で使い続けられるABテストツールは見当たりません。ただし、SiTest・Ptengine のように無料プランの範囲でABテストを試せるツールはあります(いずれも月3,000PVまで)。そのため「無料で始められるか」だけでなく、「分析から改善の実行まで同じツールで回せるか」を基準に選ぶほうが、結果的に移行の手間を減らせます。終了の経緯と移行先の考え方は下記で解説しています。

/dejam/blog/article0211/

無料ヒートマップ解析ツールならUser Heat

User Heatは月間30万PVまで無料で利用できるヒートマップ解析ツールです。リスティング広告などを実施していてトラフィックが多い場合は分析の難易度が上がるのでご注意ください。

公式サイト:https://userheat.com/

User Heatの特徴

ヒートマップは完璧

ページのクリック箇所・マウスの動き・閲覧場所・離脱エリアといった基本的なヒートマップ解析機能を無料で使用できます。

上述した機能がヒートマップ解析で見る基本的な部分ですが、これらをすべて無料で使えるという、太っ腹なツールです。おそらくこのツールさえあればヒートマップ解析のほとんどは完結できるのではないでしょうか…。

無料のうちにツールのよさを知ってもらって、トラフィックが多くなっても使い続けてもらうというモデルなんでしょうね。

スマートフォンサイトの解析も可能

ボタンひとつでPC/SPのサイト表示を切り替えてそれぞれのヒートマップを確認できます。最近はスマートフォンからの流入も軽視できませんので、アクセスログから流入ユーザーのデバイスを確認しつつ、適宜ヒートマップ解析を行っていきましょう。

無料ツールに共通するデメリット

30万以上のPVがある場合は有料でないと利用できない

1サイトあたり月30万PVを超えると計測が止まります(自動で課金されることはありません)。それ以上を計測したい場合は、同じユーザーローカル社の有償版「User Insight」(料金は見積もり)を検討することになります。

とはいえ、30万PVというのはかなり予算をかけてリスティング広告を打つなど、最初からこの数字を叩き出すのはよほど大きなLP案件になるかと思われます。

念のため広告施策についても確認しつつ、LP立ち上げ時などPVがそこまで多くないときに利用することをおすすめします。

また、ヒートマップ以外の機能を利用することを検討する必要がある場合には、他のツールでヒートマップ解析の機能も同時に利用できるものがないか探すのも手です。

User Heatの具体的な利用例

見られていないコンテンツを整理できる

LPの後半がほとんど閲覧されていないときに、キャッチコピーからリードコピー、ボディコピーの流れを整理することでLP下部にしたボタンのCVRが改善された。というのが一つの例です。

ヒートマップ解析でページ下部が冷え切っていた場合の施策ですね。簡単にいえば「訪問者が途中で読むのを諦めてしまった」という状態が原因として考えられるので、飽きさせないページ作りを試みましょうという解決策が考えられるわけです。

/dejam/blog/article0203/

ヒートマップ・ABテスト・EFOをまとめて試せるSiTest

SiTest(サイテスト)は、株式会社グラッドキューブが提供するCX改善プラットフォームです。**フリープランがあり、月間3,000PV/1ドメインまでは期間制限なく無料で利用できます。**クレジットカードの登録も不要です。User Heatで物足りなくなったときの比較対象になります。

公式サイト:https://sitest.jp/

SiTestの特徴

フリープランでも全機能が使える

フリープランには、ヒートマップ・A/Bテスト・EFO・パーソナライズの全機能が搭載されています。**無料の範囲でA/Bテストまで試せるヒートマップツールは多くありません。**期間限定の無料トライアル(30,000PV/2ドメイン)も用意されており、こちらではセッションリプレイなども確認できます。

国産ツールでUIがわかりやすい

この手のツールは海外製でUIが理解しづらいことがありますが、SiTestは国産で日本語のUIに最適化されています。日本語のサポートを受けられる点も、選定の際に押さえておきたいポイントです。

AIが改善案・構成案まで提案する

SiTestはヒートマップなどのデータをAIが解析し、改善すべき箇所を可視化したうえで、具体的な改善案・構成案を提案します。「ヒートマップを見ても、どこから手をつければよいか分からない」という状態を避けやすい設計です。

A/Bテスト・EFO・動画接客まで一括でサポートする

A/Bテストに加えてEFO(入力フォーム最適化)とパーソナライズを標準搭載し、近年はAIアバター・AIチャットボット・縦型動画といった動画接客の領域も強化しています。有料ツールを1つにまとめたい場合の候補になります。

有料プランは個別見積もり

**以前あった「SiTest Lite 月間20,000PVまで8,500円(税抜)」という料金体系は現在ありません。**フリープランを超える場合は、計測PV数・ドメイン数に応じたエンタープライズプランの個別見積もりになります。金額は公式サイトに記載がないため、問い合わせが必要です。最低利用期間は原則12か月です(2026年10月16日確認)。

/dejam/blog/article0205/

分析とABテストを月1万円前後から使うならPtengine

Ptengine(株式会社Ptmind)は、ヒートマップ・アクセス解析の「Insight」と、ABテスト・ポップアップ・ノーコードのページ編集の「Experience」を組み合わせて使う国産ツールです。月3,000PVまでの無料プランがあり、有料の Growth プランは**月額6,578円〜(税込・月払い)、年一括払いなら月額5,478円〜(税込)**です。Growth プランは14日間無料で試せます。

公式サイト:https://www.ptengine.jp/

  • 向いているケース:月1万円前後の予算で、ヒートマップで見つけた課題をそのままABテストやポップアップで試したい
  • 注意点:無料プランはデータの保存期間が1か月、ヒートマップを保存できるのは1ページです。継続して比較したい場合は有料プランが前提になります

/dejam/blog/article0206/

無料の行動ターゲティングならGoogle アナリティクス

Google アナリティクスは言わずと知れた無料アクセス解析ツールです。無料でありながら主要な機能はほぼ網羅しており、初心者から上級者まで幅広く使えるツールです。

公式サイト:https://www.google.com/analytics/web/?hl=ja

Googleアナリティクスの特徴

アクセスログの閲覧と解析

Google アナリティクスは無料ツールでありながら、これ1本で済んでしまうのではないかというくらい網羅的にあらゆる数字を計測することができます。LPに限らず本体サイトと合わせてアクセス解析ができるというというのもポイントで、本体とLPとでユーザー属性を比較しながら施策を打つこともできます。

より高度な分析を必要とする場合は有料のアクセス解析ソフトを導入することになりますが、Google アナリティクスを最大限に活用した上でまだ足りない場合ということになるので、よほどアクセス解析に長けた人材が社内にいない限りGoogle アナリティクスで事足りるでしょう。

Googleが収集したデータに基づいて訪問者の属性を解析できる

訪問者の性別や年齢、居住地域、興味・関心などは本来アクセス解析ツールだけでは推測ができないものですが、Googleがこれまでに収集した超膨大なアクセスログから、ユーザーの行動を解析してかなり高い精度でユーザーの属性まで解析できるという強みがあります。

この属性でユーザーをセグメントした上で行動ターゲティングの施策を行うこともできるので、少し難しいですが担当者は理解しておくとよいでしょう。なお、**Google アナリティクス(GA4)だけではLPの表示内容は変えられません。**作成したオーディエンス(ユーザーのまとまり)は広告配信に使うのが基本で、LP上で表示を出し分けるにはABテストやWeb接客のツールと組み合わせます。

無料ツールに共通するデメリット

問い合わせがフォーラム対応

カスタマーサポートセンターのようなサポートがないので完全初心者が機能を把握するには時間がかかります。

Google アナリティクスの機能に不明な点がある場合、基本的にはヘルプページやフォーラムを活用して解決することになります。有料ツールではサポート体制が充実しており社内で解決できない場合にも安心なのですが、Google アナリティクスは原則、自力でどうにかするほかありません。

基本的な使用方法は市販の書籍やまとめサイトで解決できますが、より高度な利用方法になると得られる情報も減ってくるので注意が必要です。

更新が多いので混乱しやすい

更新が多くバージョンが変わるとUIが大きく変わったりするので戸惑うことも。

Googleの提供するサービス全般にいえますが、バージョンが変わるとUIが突然変わって、「これまでここにあった機能がなくなってる!」「よく探したら別のところに移動してた…」ということが本当にしばしば起きます。ネット上の情報はすぐに古くなるので、公式からの情報をまめにチェックしておきましょう。

Google アナリティクスの具体的な利用例

過去訪問履歴から分析・CVR向上

過去の訪問履歴からLPでの表示要素を変更することでCVRを向上させたという例があります(表示の切り替え自体は、ABテストやWeb接客のツールで行います)。

すでに自社サイトを訪れてサービス内容を知っているであろうユーザーと、まったく新規のユーザーとで表示内容を変えるという施策が打てます。

サービス内容を知っているユーザーへはサービスの利点よりサービスを利用することで得られるベネフィットを打ち出して、未知のユーザーへはサービスの利点を強く訴求するなどですね。

これひとつでA/BテストもヒートマップもCTAデザイン取得もできるDejam

DejamはこれひとつでLPOに必要なことを包括的におこなえるLPOツールです。 A/Bテストやヒートマップはもちろん、競合の分析やCTAのデザイン改善案を入手できるため、LPOに必要な機能は基本的にほとんど全て備わっていると考えてよいでしょう。

料金はオプティマイズプランが月額3万円〜で、PV数に応じた従量課金です。LP制作も含む場合はCMSプラン(月額5万円〜)、全機能はオールインワンプラン(月額12万円〜)です。ユーザー課金はなく、無料トライアルがあります(無料プランはありません)。DejamのLPO機能の詳細は「LPOツールならDejam」で紹介しています。

公式サイト:https://leango.co.jp/dejam/

Dejamの特徴

視覚的で誰もが扱いやすい仕様

まず、デザインが非常に視覚的かつ直感的であることが重要な特徴です。 例えば、URLを入力するだけで改善案を提案する仕様になっていたり、ノーコードで画面上で簡単に編集できるようになっています。

LPOツールに限らず、ツールを導入したものの利用方法がわかりにくくてほとんど使いこなせていないということはよく聞くでしょう。 そうなってしまうことを防ぐためにも、直感的に操作できるUI/UXは重要な要素です。

包括的な機能装備でLPOを攻略できる

実装されている機能の幅が広いこともDejamの大きな特徴です。

LPOを実行する上で、必須なのはA/Bテストとヒートマップ解析でしょう。 もちろんこの二つの機能は実装されています。

さらに、CTAやクリエイティブの改善案を取得することもできるため、時間がかかりやすい工程を短縮しやすいです。

また、Google Analyticsと連携することでファネル分析も可能となります。 成果を最大化するために、流入元などを比較して改善すべきページを特定します。 こう聞くと、扱い難そうな感じがするかもしれませんが、開始するページと終了するページを選択するだけなので簡単です。

月額3万円〜の料金設定

これだけの機能を持ちながら、Dejamの料金設定はかなり低い水準になっています。 多機能、かつ低価格であることも嬉しいポイントです。

オプティマイズプランは月額3万円〜(PV数に応じた従量課金)です。

ヒートマップやA/BテストなどといったLPOツールの機能を安価に幅広く利用したい方には向いているLPOツールと言えるでしょう。

Dejamの具体的な利用例

リソース不足で着手できなかったLPOを短縮化してCV数170%増を実現

CTAなどのクリエイティブを作成するのにはかなりの時間とリソースがかかります。

そのため、改善策を発案してもそれを実行するまでに時間がかかりすぎてしまうという状況でDejamを活用し、迅速にデザイン変更を実施できるようになりました。

その結果、昨対比170%の成果数が増えるようになりました。

参考:豊富なBtoB向け改善施策の獲得でCVRが170%改善|株式会社プロトソリューション

Web人材の採用なしでCVR改善の施策を量産可能な体制にした

元々、属人的な運用をおこなっていたため、CVR改善などの施策についてのナレッジが蓄積しにくい組織になっていました。

さらに、優秀なWeb人材は採用難易度が高いため、アイデア不足を人手を活用して解消することも困難な状況でした。

CVR改善案を自動で入手できるDejamを活用したことで、新たにWebマーケッターを採用しなくてもアイデアが枯渇せず安定して網羅的な施策が実行できるようになりました。

参考:採用難度の高いWeb人材代わりに CVR改善アイディアの不足を解消|株式会社NTTデータCCS

世界10,000以上のブランドが利用するOptimizely

世界的に広く利用されているA/Bテストツールです。 Optimizely創業者のDan Sirokerは、2008年の大統領選挙運動でオバマ陣営の分析ディレクターを務め、A/Bテストを駆使して選挙運動の収益を1億ドル以上アップさせたことでも有名です。

公式サイト:https://www.optimizely.com/

公式サイトでは「10,000以上のブランドが利用」としています。現在はABテストだけでなく、CMS(Agentic CMS)やAIエージェントの基盤も含めたマーケティング向けのプラットフォームとして提供されています。ABテスト(Agentic Experimentation)では、A/Bテスト・複数ページのテスト・サーバーサイドのテスト、パーソナライズに対応しています。

Optimizelyの特徴

ブラウザ上で動作するためテストが簡単

コーダーやエンジニアに依頼しなくても、ブラウザを利用してクリックだけでデザインを簡単に変更できます。企業によってはWebマーケティング担当がWeb制作担当に修正を依頼して、そこからシステム担当が修正ファイルをアップロードして…という手間が発生することもあるので。それをすべてカットできるのは大きいですね。

日本語サポートは問い合わせ時に確認

無料のツールと大きく異なるのがサポート機能の有無でしょう。以前は国内の販売代理店を通じた日本語サポートが案内されていましたが、旧版で紹介していた代理店のページは現在閲覧できず、2026年10月16日時点で公式サイトに日本語ページや日本の窓口の案内は見当たりません。日本語での導入支援が必要な場合は、問い合わせの段階で対応範囲を確認しましょう。

利用料金は要お問い合わせ

すべてのプランが個別のパッケージで、公式サイトに金額は公表されていません。興味があれば一度お問い合わせいただくことをおすすめいたします。

/dejam/blog/article0222/

ヒートマップの有料ツールならミエルカ

ミエルカヒートマップ(株式会社Faber Company)は、国内でよく使われている国産のヒートマップツールです。料金は公式サイトで金額が公開されておらず、料金表のダウンロード(資料請求)が必要です。期間の制限なく使える無料プランもありますが、計測できるのは1URLのみです。無料アカウントの発行後10日間は、有料のファーストプランの機能を試せます(2026年10月16日時点)。

公式サイト:https://mieru-ca.com/heatmap/

ミエルカの特徴

CVにつながるキーワードのサジェスト機能

キーワード分析や競合分析は、同じ Faber Company が提供するSEOツール「ミエルカSEO」の機能です。ヒートマップ(ミエルカヒートマップ)とは別の製品なので、LPOの目的で検討する場合はミエルカヒートマップの機能を確認しましょう。

CV改善のために「何をすべきか」を可視化

ミエルカヒートマップには、ヒートマップのデータをAIが分析して課題と改善案を示す「ヒートマップ自動解析(β)」があります(一部のプランでは利用できません)。自分たちではなかなか課題を出しきれないときに、手がかりになります。

ヒートマップ機能も網羅

熟読・離脱・クリックの3種類のヒートマップに加えて、ノーコードで編集できるABテストや、ページを直接編集できる簡易CMS機能も備えています(いずれも一部のプランでは利用できません)。分析から検証までを同じツールで行いたい場合の候補になります。

充実のサポート体制

ミエルカヒートマップは国産ツールで、カスタマーサクセスによる設定・活用のサポートがあります。分析から施策設計まで任せたい場合は、別メニューのCROコンサルティングもあります。

料金は資料請求で確認

料金は公式サイトに金額の記載がありません(2026年10月16日時点)。PV数やサイト数に応じたプランがあり、料金表は公式サイトからダウンロードできます。

/dejam/blog/article0202/

入力フォームの離脱を減らすならGyro-n EFO

Gyro-n(株式会社ユニヴァ・ジャイロン)は、SEO・MEO・EFO・データフィード広告などのデジタルマーケティング支援ツールを提供しています。**旧版で紹介していたLPOの行動ターゲティング(Web接客オプション)は、2026年10月16日時点の公式サイトに製品ページが見当たりません。**そのため本記事では、LPのコンバージョンに直結する入力フォームの改善ツール「Gyro-n EFO」を紹介します。

公式サイト:https://www.gyro-n.com/efo/

Gyro-nの特徴

機能が豊富

入力支援やフォームのログ解析など、入力フォームでの離脱を減らすための機能をまとめて備えています。LPのファーストビューや本文を直しても、最後のフォームで離脱されていては成果につながりません。フォームまで到達しているのに完了しないLPでは、先に検討する価値があります。

行動ターゲティングは現在の公式サイトで確認できない

旧版では行動ターゲティング(訪問者の属性に合わせたLPの出し分け)を紹介していましたが、上記のとおり現在の公式サイトでは確認できません。訪問者の属性に合わせて表示を出し分けたい場合は、ABテストやWeb接客の機能を持つツール(本記事では SiTest・Ptengine・Optimizely・Dejam など)を検討してください。

料金:月額15,000円(税別)から利用可能

Gyro-n EFO の料金は**月額15,000円〜(税別)**で、フォームの月間ユニークユーザー数に応じて変わります。初期設定費用は2フォームまで無料、利用期間は6か月以上で、1か月の無料トライアルがあります。

LPOツール8選の料金・無料プラン比較表

ツール提供会社タイプ料金無料プラン/トライアル
User Heatユーザーローカル株式会社ヒートマップ無料(有償版は User Insight・見積もり)無料(1サイト月30万PVまで)
SiTest株式会社グラッドキューブヒートマップ・ABテスト・EFO有料プランは個別見積もり(最低利用期間は原則12か月)フリープランあり(月3,000PV・1ドメイン・全機能)
Ptengine株式会社Ptmindヒートマップ・ABテストGrowth 月額6,578円〜(税込・月払い)、年一括払いなら月額5,478円〜無料プランあり(月3,000PV)/Growth は14日間トライアル
Google アナリティクスGoogleアクセス解析無料無料
Dejam株式会社LeanGoオールインワン(分析・ABテスト・LP制作)月額3万円〜(PV従量課金)無料トライアルあり
OptimizelyOptimizelyABテスト(大規模向け)個別見積もり(金額非公開)公式サイトに記載なし
ミエルカヒートマップ株式会社Faber Companyヒートマップ・ABテスト金額の記載なし(料金表は資料請求)無料プランあり(計測1URLのみ)/10日間は有料プランの機能を試せる
Gyro-n EFO株式会社ユニヴァ・ジャイロンEFO(フォーム改善)月額15,000円〜(税別)。利用期間は6か月以上1か月の無料トライアル

※ 料金・プランは2026年10月16日時点で各社の公式サイトを確認した内容です。**公式サイトに金額が公開されていないものは推測で書かず「記載なし/個別見積もり」としています。**改定される場合があるため、導入前に必ず公式サイトでご確認ください。

ツールごとの向いているケース・別のツールを検討したいケース

「別のツールを検討したいケース」は製品の良し悪しではなく、目的とのズレを示しています。

ツール向いているケース別のツールを検討したいケース
User Heat費用をかけずに、LPのどこで読まれず離脱しているかを見たい改善案のABテストまで1つのツールで行いたい
SiTest国産ツールで、無料プランのうちからABテストやEFOも試したい有料プランを月単位で短期契約したい(最低利用期間は原則12か月)
Ptengine月1万円前後で、分析とABテストを同じ画面で回したいLPを新しく制作するところから任せたい
Google アナリティクス流入元やユーザー属性ごとに、どのLPの数値が悪いかを見つけたいLP上の表示を出し分けたい(GA4単体では表示を変えられない)
Dejam分析・ABテスト・LP制作を1つで回したいアプリ内のテストや、多変量テストが必要(Dejam は Web のみ・ABテストは3種類)
Optimizely大規模サイトで、多数のテストやパーソナライズを並行して行いたい料金を公開している製品から選びたい
ミエルカヒートマップ国産ツールで、サポートを受けながらヒートマップからABテストまで進めたい無料プランで複数ページを計測したい(無料は1URLのみ)
Gyro-n EFOフォームまで到達しているのに完了しないLPを改善したいフォーム以外(ファーストビューや本文)の改善が主な目的

迷ったときは、**「課題を見つけたいのか、改善案を確かめたいのか」**を先に決めると候補が半分に絞れます。

LPOの実施がまだ不要なケース

適切なLPの改善を繰り返すすることでLPOの効果が現れ、Webサイトによる集客インパクトが高まることが期待されます。 一方で、LPOを実施することによる恩恵を得にくいケースがあるので解説します。

LPやWebサイトへの流入がまだ十分でない

顧客獲得と顧客化のフェーズを考慮すると、「顧客獲得」がまだできていない場合、まずはトラフィックを増やすことに注力することが重要です。 LPOは「率」の改善にフォーカスするため、母数が確保できていなければそのインパクトも小さくなります。

また、CVRを改善するといっても、通常は0.01%から1%単位での向上を目指すため、どれだけの効果が出ているのかがよく分からないままになってしまうこともあります。 そのため、LPOをおこなった効果を正しく計測するためには、最低でも1000以上のセッション(SS)はほしいところです。

例えば、CVRを0.5%から2%に向上させることに成功したケースについて考えてみます。 対象のLPが200SSの場合、成果は1CVから4CVへと3CV分だけ増加します。 一方、対象のLPに10,000SSあった場合であれば、同じCVRの向上でも成果は50CVから200CVへと150CV分も増加します。

こうしてみると、CVRとして見れば同じだけの改善率であっても大きく意味が異なることが確認できるでしょう。 まず、増加したCVが3件では本当にそのLPO施策に効果と再現性があるのか判断しにくいです。 150CVの増加が見られた後者のLPについては、LPOの成果が現れていると考えて問題ないでしょう。

前者のLPでは、まずはセッションを3000に増やすだけで、成果は1CVから15CVへと増えます。このように、LPのトラフィックが十分でない場合は、LPOを実施する前にまずトラフィックの向上に最優先で努めるべきです。

LPOを実施できる人材がいない

LPOは効果的なマーケティング戦略ですが、その実施には適切な人材が不可欠です。 ここでは、LPOを実施する人材にはどのようなスキルが求められるかを解説します。

まず、デザインの広告効果を判断できるスキルが求められます。 特に、ユーザーを求める行動へ導くCTA(Call To Action)のデザイン変更には時間やリソースがかかりやすいので、実行する価値がどれだけあるか判断できることは重要です。 最近では、CTAに使用する画像などを自動で提案してくれるLPOツールなども存在しますが、ユーザーの視線や行動をデザインの観点から理解し、それに基づいてLPを改善できる能力を身につけていくことは必要です。

また、データを分析してその意味を正しく見出せるスキルも重要です。 ユーザーの行動を数字で捉え、その背後にある傾向や問題点を見つけ出すことができる人材は、実施すべきLPOの方向性を明確にし、具体的な改善策を検討できます。

さらに、ペルソナ設定と広告の訴求内容の妥当性を検討できるスキルも重要です。 これは、ユーザーにとってLPのどの点が魅力的な訴求となるか、そしてどのように反応するかを予測するし、後から修正をに大きく影響を与えます。ユーザーの心理やニーズを理解し、それに応じたLPを作成できる人材は、CVRを向上させるうえで欠かせません。

LPOを実施できる人材がいない場合は、外部のサービスに依頼するか、新たに該当のスキルを持つ人材を採用する必要があります。

よくある質問

Q. 記事内で紹介しているGoogle オプティマイズは今も使えますか?

A. 使えません。Google オプティマイズおよび有料版のGoogle オプティマイズ360は、2023年9月30日をもってサービスを終了しています。本記事の該当箇所は終了前の情報であり、現在無料のABテスト環境を探している場合は他のツールを検討してください。

Q. LPの状態によって導入すべきツールは変わりますか?

A. 変わります。本記事で解説しているとおり、まだ課題が特定できていない段階では分析系のツールが、課題が見えていて改善案を検証したい段階ではABテスト系のツールが必要です。順序を逆にすると、何をテストすべきかが決まりません。

Q. LPOツールの料金相場はどのくらいですか?

A. 無料のヒートマップから、月1万円前後の国産ツール(Ptengine など)、月3万円からのオールインワン型(Dejam)、個別見積もりの大規模向け(Optimizely など)まで幅があります。まずは無料プランで課題を見つけ、毎月テストを回す段階で有料ツールを検討するのが一般的です。

Q. 無料で使えるLPOツールはありますか?

A. User Heat(月30万PVまで)と Google アナリティクスは無料で使えます。ABテストまで無料で試したい場合は、SiTest と Ptengine の無料プラン(いずれも月3,000PVまで)が候補です。

Q. Google オプティマイズの代わりになるツールはありますか?

A. 完全無料で使い続けられる代わりは見当たりませんが、SiTest・Ptengine は無料プランでABテストを試せます。本格的に運用する場合は、有料のABテストツールやオールインワン型のツールを検討します。

Q. LPOツールとLPO改善管理ツールの違いは何ですか?

A. LPOツールはヒートマップやABテストでLPを分析・改善するためのツールで、LPO改善管理ツールは施策の進捗やテスト結果をチームで管理するためのツールです。管理ツールの比較は「LPO改善管理ツールおすすめ7選」で解説しています。

Q. 分析ツールとABテストツールは両方必要ですか?

A. 改善を継続する前提であれば両方必要です。どこに問題があるかを見つける工程と、変更の効果を確かめる工程は別の作業だからです。両方を1つのツールで完結できると、施策の手数が増やせます。

まとめ|LPOツールは本当に必要なのか?

実際、LPOツールは導入した方が良いのでしょうか? 結論としては、LPOに取り組むのであればツールの導入は必須であると言えます。

たしかに、ツールの導入には追加コストがかかりますが、LPOツール導入の必要性には明確な理由があります。

まず第一に、LPOを実行する上で、あらゆる改善案などの根拠となるデータの取得において、重要な役割を果たしています。 特に、効果的なLPOを行うためにはデータに基づいた施策の実施が不可欠であり、そのためにはツールを通してLPのパフォーマンスを測定することが欠かせません。

また、LPOツールは、ユーザーの行動データに基づいてLPを改善するための手段をも提供します。 例えば、A/Bテストを実施することで、CTAなどの優劣を数値をもとに比較することができます。 また、自動でCTAデザインを提案してくれる機能のあるツールなどもあります。

このようなデータを基にした洞察や改善策の得方は、ツールなしでは不可能と言っても過言ではありません。

ただし、LPOの施策による効果がツールの導入コストを補えないと予想される場合、その時点では導入を見合わせることも一つの選択肢となります。 そういった場合は、トラフィックを増やすことに注力することになるかもしれません。 重要なのは、効果的なLPOの実施に向けたバランスの良い投資戦略を立案することです。

ツールはあくまで分析や施策を行う手段にすぎません。 LPOツールを導入する際は、まずLPのどこが課題で改善すべきなのかきちんと把握した上で、それを解決するのに最適なツールを選定することが重要です。

LPOで改善すべき指標としては、CVRだけでなく直帰率や滞在時間などさまざまな要因が関わってきます。 そういった面でも、LPの着目すべき数字に注意しながらLPOを進めていきましょう!

この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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