「Ptengineを導入したものの、機能が多くてどこから手をつければいいかわからない」「ヒートマップが表示されず設定が合っているか不安」とお悩みではないでしょうか。
Ptengine(ピーティーエンジン)は、アクセス解析・ヒートマップの「Insight」と、ポップアップ・ABテストの「Experience」という2つの製品で構成されたツールです。機能の幅が広いぶん、設定の順序を間違えると数値が正しく出ないという特徴があります。
本記事では、Ptengineの使い方を初期設定から実践までの手順に沿って解説します。記載内容はすべて公式ヘルプセンター(helps.ptengine.com)で2026年9月15日に確認した内容にもとづいています。
記事のポイント
- Ptengineの製品構成(Insight / Experience)と使い分け
- 基本タグの設置方法とGTM・WordPress・Shopifyでの導入手順
- スマートヒートマップ4種類の見方と、設定すべき順序
- ヒートマップが表示されない・数値が合わないときの対処法
- 契約更新前に確認しておきたい解約条件とダウングレード時の制限
目次
- Ptengineとは|InsightとExperienceの2製品構成
- Ptengineの使い方①|プロジェクト作成と基本タグの設置
- Ptengineの使い方②|コンバージョンとイベントの設定
- Ptengineの使い方③|スマートヒートマップで改善箇所を見つける
- Ptengineの使い方④|Experienceでポップアップ・ABテストを配信する
- Ptengineでつまずきやすいポイントと対処法
- 契約更新の前に確認しておきたいこと
- DejamでCVR改善をさらに効果的に進める
- よくある質問
- まとめ
Ptengineとは|InsightとExperienceの2製品構成
Ptengineとは、株式会社Ptmindが提供する、アクセス解析・ヒートマップと、ポップアップ・ABテストを1つの管理画面から扱えるツールです。公式ヘルプでは、機能が次の2製品に分かれていると説明されています。
| 製品 | 担当する領域 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Insight | 分析 | 数値レポート、スマートヒートマップ、ビジュアルイベント、コンバージョン、ファネル分析 |
| Experience | 施策 | ページ編集体験、Web接客(ポップアップ・固定バー)、A/Bテスト、ユーザーグループ、ゴール |
「Insightで課題を見つけて、Experienceで施策を打つ」という流れが基本の使い方です。この2製品は設定項目が独立しているため、Insight側でコンバージョンを設定しても、Experience側では別途「ゴール」を設定する必要があります。ここが初見で最も混乱しやすい部分です。
補助ツールとして、ブラウザ拡張機能の「Ptengine Assistant」と「Ptengine Kit」も提供されています。Webビューのヒートマップを使う場合は、Assistantのインストールが推奨されています。
Ptengineの使い方①|プロジェクト作成と基本タグの設置
Ptengineの利用開始は、次の手順で進めます。
- プロジェクトを作成する
- プロジェクト名と計測対象のドメインを設定する
- 基本タグを取得してサイトに設置する
- データ収集を確認する
基本タグとは
公式ヘルプによれば、基本タグとはプロジェクトIDを含むJavaScriptコードです。計測対象のすべてのページに設置する必要があります。トップページだけに設置しても、他ページのデータは取得できません。
設置方法は5通りある
Ptengineは手動設置のほか、主要なプラットフォーム向けの手順を公式ヘルプで用意しています。
| 設置方法 | 想定ケース |
|---|---|
| 手動設置 | <head> 内を直接編集できる場合 |
| Google Tag Manager | タグをGTMで一元管理している場合 |
| WordPress | WordPressで構築したサイト |
| Shopify | Shopifyストア |
| ペライチ | ペライチで作成したLP |
| Adobe Dynamic Tag Manager | Adobe DTMを利用している場合 |
自社の環境に該当する手順があるかを先に確認してから着手すると、設置作業が短くなります。
設置後は必ず発火確認をする
タグを貼っただけで終わりにせず、「タグが正常に発火しているか」を確認する手順が公式ヘルプに用意されています。データの蓄積には30分〜1時間かかることがあるため、設置直後に数値が出ないこと自体は異常ではありません。
計測コードは同期読み込みが推奨されている点にも注意が必要です。非同期で読み込むと、ページ編集体験を配信したときにチラツキ(元のコンテンツが一瞬見えてから切り替わる現象)が発生しやすくなります。
Ptengineの使い方②|コンバージョンとイベントの設定
タグ設置が終わったら、次はコンバージョン(CV)の設定です。
コンバージョン設定
Ptengineのコンバージョンは、管理画面の「コンバージョン」から設定します。設定すると、ファネル分析やコンバージョン貢献ヒートマップで使えるようになります。
ビジュアルイベント設定
ビジュアルイベントは、ページ上の要素をクリックして選ぶだけでイベント計測を設定できる機能です。タグを追加で書く必要がないため、エンジニアの手を借りずにボタンのクリック計測を追加できます。
設定後は「イベント発火の確認」で正しく取得できているかを検証します。同じ種類のボタンを1つのイベントとして合算する方法も公式ヘルプに用意されています。
イベントが設定できない場合の原因と対処も、FAQとして整理されています。ボタンの構造が動的に変わるページでは、うまく要素を掴めないケースがあります。
Ptengineの使い方③|スマートヒートマップで改善箇所を見つける
Ptengineのヒートマップは「スマートヒートマップ」という名称で、4種類が提供されています。
| ヒートマップ | わかること |
|---|---|
| 滞在ヒートマップ | どこがよく読まれているか |
| 離脱ヒートマップ | どこで離脱しているか |
| クリックヒートマップ | どこがクリックされているか |
| コンバージョン貢献ヒートマップ | どのコンテンツがCVに寄与しているか |
設定は「3つの順序」を守る
公式ヘルプは、スマートヒートマップについて次の順番で設定するよう明記しています。
- コンバージョン(CV)を設定する
- ブロックを設定する
- (以降の設定に進む)
順序が重要なのは、コンバージョン貢献ヒートマップがCV設定に依存しているためです。CVを設定しないままヒートマップを見ると、4種類のうち1つが使えない状態になります。導入直後に「思ったより情報が出ない」と感じる原因の多くがここにあります。
このほか、スマートサマリー・比較ヒートマップ・スクリーンショット保存などの機能があります。ページを改修する前にヒートマップを保存しておくことが公式に推奨されています。改修すると要素構造が変わり、過去のヒートマップが正しく表示できなくなるためです。
ヒートマップの種類ごとの使い分けについては「【2026年版】ヒートマップとは?種類・見方・LP改善への活用法を徹底解説」も参考にしてください。
Ptengineの使い方④|Experienceでポップアップ・ABテストを配信する
Experience側では、3種類の「体験」を作成できます。
| 体験の種類 | 用途 |
|---|---|
| ページ編集体験 | 既存ページの文言・デザインをノーコードで書き換える |
| Web接客体験 | ポップアップ・固定バー・アンケート・カウントダウンを出す |
| A/Bテスト体験 | 複数パターンを出し分けて効果を検証する |
A/Bテストの作成手順
A/Bテスト体験では、クリエイティブを作成したうえで、配信条件・対象ユーザーグループ・ゴールを設定します。**スマート配分(Banditアルゴリズム)**にも対応しており、成果の良いパターンへ配信比率を自動的に寄せる運用が選べます。
リダイレクトテスト(別URLへ飛ばす形式のテスト)や、Shopifyのテーマ単位でのテストにも対応しています。
ABテストの設計そのものについては「LPはABテストで本当に改善する?成果の出る要素や手順、ツールを解説」で詳しく解説しています。
ゴールはInsightのコンバージョンとは別物
前述のとおり、Experienceの「ゴール」はInsightの「コンバージョン」とは別に設定します。公式ヘルプにも「全体レポートのゴール数と体験レポートのゴール数が一致しない」というFAQが用意されており、2つの数値が食い違うこと自体は想定された挙動です。レポートを社内共有する際は、どちらの数値を見ているかを明示しておくと混乱を防げます。
Ptengineでつまずきやすいポイントと対処法
公式ヘルプのFAQから、実際に問い合わせが多いと考えられる項目を整理します。
ヒートマップが表示されない
公式ヘルプは、原因として次を挙げています。
- 対象URLのデータが蓄積されていない(蓄積に30分〜1時間かかる)
- ページタイプの選択が正しくない
- ページ改修で要素構造が変わった
- URL統一ルールの影響を受けている
- ページリダイレクトが発生している
- ネット環境・ブラウザ拡張機能の影響
- Freeプランではヒートマップが1URLのみのため、登録URLが違っている
数値がGoogle アナリティクスと合わない
「Google AnalyticsとPtengineの数値が異なる場合の原因と対策」というFAQが用意されています。計測の仕組みが異なるツール同士では数値が一致しないのが通常であり、どちらかが壊れているわけではありません。
体験がうまく表示されない・チラツキが出る
ページ編集体験やポップアップが表示されない場合は、配信条件・ユーザーグループのフィルター条件・計測コードの読み込み方法を確認します。チラツキについては専用の対応方法がFAQに用意されています。
Content Security Policy(CSP)を設定しているサイトでは、必要なリソースをホワイトリストに追加する必要があります。
契約更新の前に確認しておきたいこと
ツールの乗り換えを検討する場合、契約条件は更新日の直前に調べるのでは間に合わないことがあります。 Ptengineの解約条件は公式ヘルプに明記されているので、更新月の2〜3ヶ月前には目を通しておくことをおすすめします。
2026年9月15日時点で公式ヘルプに記載されている内容は次のとおりです。
| 決済方法 | 解約手続き |
|---|---|
| クレジットカード・PayPal | 管理画面の「プラン確認・購入」>「プラン & 利用状況」画面の最下部「契約解除」から自動更新を停止。契約期間中の解約は可能だが返金はなし |
| 銀行振込 | 契約終了希望日の1ヶ月前までに billing@ptmind.co.jp へ連絡。受領報告は7営業日以内 |
いずれの場合も、公式ヘルプには**「有効契約期間中の解約は、利用約款第6条第5項にもとづき残契約期間分の利用料を支払う」**と記載されています。
無料版へダウングレードしたあとのデータ
有料版から無料版に切り替わったあとのデータ閲覧範囲についても、公式ヘルプに記載があります。
- アクセスデータ: データ閲覧日から過去2ヶ月分
- ヒートマップ関連データ: 過去1ヶ月分、かつ1URL分のみ
- ヒートマップのURL設定は未設定状態に戻るため、再設定が必要
- Experienceの体験・ユーザーセグメント・ゴールは編集できなくなる
また、WordPressプラグインを削除しても支払いの自動更新は停止されない点が注意書きとして明記されています。タグを外しただけでは解約にならないため、管理画面での手続きが必要です。
乗り換えを検討する場合は、「解約手続きの締切」と「データが見られなくなるタイミング」の2つを先に押さえたうえで、移行先のツールで計測を並走させる期間を確保するのが安全です。計測データは移行できないため、並走期間を設けないと過去との比較ができなくなります。
DejamでCVR改善をさらに効果的に進める
ヒートマップで課題を見つけてABテストで検証する流れは、CVR改善の基本形です。Dejamは、この流れをLP制作まで含めて1つのツールで完結できるよう設計されています。
ヒートマップ
クリック・クリックイベント・熟読・滞在・離脱の5種類に対応しています。熟読ヒートマップは「4秒以上の滞在」を基準に、離脱・滞在は5%刻みの20バンドで集計しており、どのコンテンツがCVRに貢献しているかをAIが自動解析します。データ保存期間に上限はありません。
ABテスト
デザイン変更テスト・リダイレクトテスト・ポップアップテストの3種類に対応しています。AIが自然言語の指示からテストコードを自動生成するため、HTMLやCSSを直接書かずにパターンを作成できます。
LP制作
ノーコードとコードの切り替えに対応し、生成AIで作成したHTMLをそのまま取り込めます。分析ツールとLP制作ツールを別々に契約している場合、ツール間の行き来が不要になります。
Dejamとの詳しい違いは「Ptengine(ピーティーエンジン)の料金や機能を他社と比較する|向き不向きなども解説」と「Ptengineとの比較」でまとめています。
よくある質問
Q. Ptengineのヒートマップは何種類ありますか?
A. 滞在・離脱・クリック・コンバージョン貢献の4種類です(2026年9月15日時点、公式ヘルプで確認)。コンバージョン貢献ヒートマップを使うには、先にコンバージョン設定を済ませておく必要があります。
Q. Ptengineのタグはどこに設置すればよいですか?
A. 計測対象のすべてのページの <head> 内に設置します。トップページだけでは他のページが計測されません。Google Tag Manager・WordPress・Shopify・ペライチ・Adobe DTM 向けの手順が公式ヘルプに用意されています。
Q. ヒートマップが表示されないときは何を確認すればよいですか?
A. データ蓄積には30分〜1時間かかるため、まず時間をおいて再確認します。それでも表示されない場合は、タグの発火状況、ページタイプの選択、URL統一ルール、リダイレクトの有無を順に確認します。Freeプランではヒートマップが1URLのみのため、登録URLが正しいかも確認してください。
Q. Ptengineを解約するときは何ヶ月前に連絡が必要ですか?
A. 銀行振込決済の場合は契約終了希望日の1ヶ月前までに連絡が必要です。クレジットカード・PayPal決済の場合は管理画面から自動更新を停止します。いずれも契約期間中の解約では残契約期間分の利用料が発生すると公式ヘルプに記載されています(2026年9月15日時点)。
Q. PtengineとDejamはどちらを選べばよいですか?
A. アクセス解析の数値レポートを重視し、GA4に近い粒度でトラフィックを分析したい場合はPtengineが向いています。LP制作からヒートマップ分析・ABテストまでを1つのツールで完結させたい場合や、改善案の自動提案・競合LPの調査まで含めて進めたい場合はDejamが適しています。詳しくは比較ページをご覧ください。
まとめ|Ptengineは「設定の順序」を守ることが使いこなしの条件
Ptengineは機能が広い一方で、InsightとExperienceで設定が独立していること、スマートヒートマップは設定順序が決まっていることが、使いこなしの分かれ目になります。
- 基本タグは全ページの
<head>に設置し、発火確認まで行う - コンバージョンを先に設定してからヒートマップを見る
- Experienceのゴールは、Insightのコンバージョンとは別に設定する
- ページ改修の前にヒートマップを保存しておく
- 解約条件は更新月の2〜3ヶ月前に確認しておく
導入後にうまく数値が出ない場合、多くは設定の抜けが原因です。本記事の手順を上から順に確認してみてください。
CVR改善ならDejam!分析から施策までを1つのツールで完結
Dejamは、LP制作・ヒートマップ分析・ABテスト・AI自動解析をオールインワンで提供するCVR改善特化ツールです。「ツールを入れたのに改善が進まない」という段階から、本格的なPDCAを回して成果を最大化するまでを総合支援します。
Dejamが選ばれる理由
- 国内唯一のワンプロダクト: LP制作・ヒートマップ分析・ABテストをすべて単一ツールで完結
- 月額3万円〜利用可能: オプティマイズプラン月額3万円〜 / CMSプラン月額5万円〜 / オールインワン月額12万円〜
- ユーザー課金なし: 何名で使っても追加費用は発生しない
- ISMS認証取得: ISO/IEC 27001:2022 & JIS Q 27001:2023認証取得済み
- 毎週アップデート: 市場トレンドとユーザーリクエストに応じて機能を毎週拡充
- 権威ある実績: 代表がダイレクトアジェンダで2連覇。国内唯一のLPO顕彰制度「LPO AWARD」主催者
Dejamの主要機能
- LP/記事LP制作: ノーコード・コードの切り替えに対応。AIで生成したコードを直接取り込み可能
- ヒートマップ: 5種類(クリック/クリックイベント/熟読/滞在/離脱)。データ保存期間無制限
- ABテスト: デザイン変更テスト・リダイレクトテスト・ポップアップテストの3種類。AIが自然言語でテストコードを自動生成
- 自動解析: どのコンテンツがCVRに貢献しているかAIが自動解析。ゴールデンルート機能でページ遷移の最適パスも特定
- 独自ドメイン300件まで無料: LP専用ドメインを大量運用しても追加費用なし
分析ツールとLP制作ツールを分けて運用していると、課題の発見から改善の反映までに手戻りが生まれます。Dejamは両方を1つの管理画面に載せているため、ヒートマップで見つけた課題をそのままABテストのパターンに落とし込めます。
Dejamの詳しい機能を見る → 無料トライアルを申し込む →
※本記事に記載したPtengineの仕様・条件は、2026年9月15日時点で公式ヘルプセンター(helps.ptengine.com)を確認して作成しています。最新の情報は各社公式サイトをご確認ください。


