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KARTE(カルテ)の使い方完全ガイド|タグ設置からイベント計測・接客配信まで

KARTE(カルテ)の使い方完全ガイド|タグ設置からイベント計測・接客配信まで

この記事でわかること

本記事では、KARTEの使い方をタグ設置から接客配信まで手順ごとに解説します。計測タグ・ユーザータグ・カスタムイベントタグの3種類の違い、タグv1からv2への移行、GTMやShopify・ecforceなどカートASPへの導入、接客タイプの選び方、イベントが発生しないときのチェックリスト、解約時の手続きまで、公式サポートサイトの一次情報をもとに整理しています。

「KARTEを導入したが、タグの種類が多くてどれを設置すればいいかわからない」「イベントが計測されず接客が出ない」とお困りではないでしょうか。

KARTE(カルテ)は、株式会社プレイドが提供するCX(顧客体験)プラットフォームです。Webポップアップだけでなくメール・チャット・モバイルアプリまで接客チャネルを広げられる一方、その分だけ初期のタグ設計とイベント設計の比重が大きいという特徴があります。

本記事では、KARTEの使い方をタグ設置から接客配信までの手順に沿って解説します。記載内容はすべて公式サポートサイト(support.karte.io)および公式サイトで2026年9月15日に確認した内容にもとづいています。

記事のポイント

  • KARTEの製品構成と、Web改善で使う範囲
  • 3種類のタグ(計測・ユーザー・カスタムイベント)の違いと使い分け
  • タグv1とv2の違いと移行時の注意点
  • GTM・カートASPからの導入手順
  • イベントが発生しないときのチェックリストと、解約時の手続き

目次

  • KARTEとは|製品構成を先に押さえる
  • KARTEの使い方①|3種類のタグを理解する
  • KARTEの使い方②|タグを設置する
  • KARTEの使い方③|イベントを計測する
  • KARTEの使い方④|接客を配信する
  • つまずきやすいポイントと対処法
  • 契約・解約で確認しておきたいこと
  • DejamでCVR改善をさらに効果的に進める
  • よくある質問
  • まとめ

KARTEとは|製品構成を先に押さえる

KARTEとは、株式会社プレイドが提供する、ユーザーの行動データをリアルタイムに解析して顧客体験を設計するCXプラットフォームです。公式サイトでは「独自のリアルタイムデータ解析基盤とAIを掛け合わせたCX(顧客体験)プラットフォーム」と説明されています。

公式サポートサイトのドキュメント構成から、製品は次のように分かれています。

製品・機能担当する領域
インサイトユーザーの分析
アクション/接客タイプポップアップ・メール・アンケートなどの配信
KARTE Blocksサイトのブロック単位の書き換え、ABテスト、LPO
KARTE Messageメール配信
KARTE Talkチャット接客
KARTE Liveセッションリプレイ
KARTE Signals広告ダッシュボード
KARTE for Appモバイルアプリ(SDK提供)
データハブ外部データとの連携

**Webサイトの改善で中心になるのは「インサイト」「アクション」「KARTE Blocks」**です。最初にどの製品を使うのかを決めてから設定に入ると、迷いが減ります。

ABテストやLPOの考え方そのものについては「LPはABテストで本当に改善する?成果の出る要素や手順、ツールを解説」も参考にしてください。

KARTEの使い方①|3種類のタグを理解する

KARTEで最初に理解すべきなのがタグの種類です。公式サポートサイトでは3種類が説明されています。

タグ役割
計測タグサイトへの訪問・ページ閲覧といった基本的な行動を計測する
ユーザータグログインユーザーの情報(会員IDなど)をKARTEに渡す
カスタムイベントタグ購入・カート追加・お気に入り登録など、独自のイベントを計測する

この3つは役割が違うため、計測タグだけでは会員情報も購入情報も取れません。 「サイトには入れたのにセグメントが切れない」という状態の多くは、ユーザータグやカスタムイベントタグが未設置であることが原因です。

カスタムイベントタグについては、公式サポートサイトに用途別の手順が個別に用意されています。

  • 購入(buy)イベントタグの設置
  • カートイベントの計測
  • お気に入りに入れたアイテム情報を計測する
  • 閲覧商品情報を計測する
  • ページ上のリンククリックを計測する
  • Webページ上にあるフォームの入力情報を計測する
  • ログイン状態を判別するタグ

どのイベントを取るかを決めてからタグを書くのが正しい順序です。公式サポートサイトのスタートガイドにも「イベント定義書を作成する」という手順が用意されており、設計を先に固める前提になっています。

タグv1とv2がある

公式サポートサイトには、タグの世代としてv1とv2があり、記述方法や仕様が異なると記載されています。移行に関するドキュメントも複数用意されています。

  • タグv2とは?
  • タグv1とタグv2の記述方法や仕様の違い(計測タグ、ユーザータグ、カスタムイベントタグ)
  • タグv1からタグv2に移行する
  • タグv2移行時の検証について
  • タグv2に移行できていないページを特定する

「移行できていないページを特定する」という専用ドキュメントが用意されている点は、運用上のヒントになります。導入から年数が経っているサイトでは、ページによってタグの世代が混在している可能性があります。既存のKARTE環境を引き継いだ場合は、まずここを確認してください。

KARTEの使い方②|タグを設置する

設置方法は環境に応じて複数用意されています。

手動で設置する

計測タグをページに設置します。公式サポートサイトには「計測タグの読み込み方式」「計測タグの動作をWebページ毎に変更する」といった応用のドキュメントもあります。

SPA(シングルページアプリケーション)で構築されたサイトには専用の手順が用意されています。「SPAサイトにおける特別な計測タグ設置手順について」と、エンジニア向けの詳細手順の2本立てです。ページ遷移がJavaScriptで行われるサイトでは通常の設置方法では正しく計測できないため、着手前に確認してください。

タグマネージャーから配信する

Google Tag Manager(GTM)を利用した導入手順が公開されています。**「GTMのデータレイヤー設定が正しいか確認する」**という検証用のドキュメントもあるため、データレイヤー経由で値を渡す設計にする場合はあわせて確認してください。GTM以外のタグマネージャー向けの手順も用意されています。

カートASPから導入する

ECサイト向けに、次のカートシステムへの導入手順が個別に公開されています。

  • Shopify(Shopify ピクセルを使ったタグ設置を含む)
  • EC-CUBE(プラグイン利用を含む)
  • MakeShop
  • ecforce
  • futureshop(コマースクリエイター利用中の場合を含む)
  • CS-Cart

自社のカートが一覧にあるかを先に確認すると、実装工数の見積もりが変わります。ECサイトのCVR改善については「【2026年版】商品詳細ページのCVR改善15施策|離脱する原因と着手する順番」も参考になります。

ブラウザの動向への対応

公式サポートサイトには、ITP(Intelligent Tracking Prevention)への対応に関するドキュメントが用意されています。Cookieの扱いはブラウザ側の仕様変更の影響を受けるため、計測の前提として把握しておくべき項目です。

KARTEの使い方③|イベントを計測する

タグを設置したら、イベントが実際に発生しているかを確認します。公式サポートサイトには確認用のドキュメントが複数あります。

  • タグからイベントが発生していることの確認方法
  • ページ上にタグが設置されているかどうか確認する
  • ブラウザからKARTEへのイベント計測用リクエストが飛んでいることを確認する
  • Webサイト・モバイルアプリから送信されたイベントを確認する

設置して終わりにせず、イベントが届いているところまで確認するのが前提の設計になっています。

使えないイベント名・フィールド名がある

公式サポートサイトには「イベントで使用できないイベント名、フィールド名、フィールド値」という専用ページがあります。予約語に該当する名前を使うとイベントが正しく扱われないため、イベント定義書を作る段階で確認しておくと手戻りを防げます。

同意を得てから計測するモード

「Webでのイベント計測をOpt-In(ユーザーからの同意を得るまで計測しない)モードにする方法」が公開されています。同意管理が必要なサイトでは、この設定を前提に設計します。

KARTEの使い方④|接客を配信する

KARTEでは配信する施策を「接客」と呼び、その形式を「接客タイプ」として選びます。公式サポートサイトで確認できる接客タイプは次のとおりです。

接客タイプ内容
ポップアップWeb上に表示する接客。モバイル向けにスライド(スワイプ対応)・通知・バナー・カードの各テンプレートがある
メールメール配信。SendGridとの契約・設定、DNS設定、ターゲット配信の手順が公開されている
アンケート回答を収集する接客

KARTE Blocksでサイトを書き換える

ABテストとLPOを担当するのがKARTE Blocksです。公式サイトによれば、ブロック単位でサイトを書き換え、ABテストやパーソナライズを行えます。提供機能として次が挙げられています。

  • ブロックの編集・書き換え(ビジュアルノーコードエディター(β)/コードエディター)
  • プレビュー
  • ブロックライブラリ(作成したブロックをテンプレートとして保存・再利用)
  • ブロックストア(β)
  • スケジュール設定
  • ABテスト
  • パーソナライズ(来訪回数や特定ページの閲覧回数などの条件)

コードエディターではHTML/CSS/Scriptでの編集も可能と記載されており、ノーコードで足りない部分をコードで補う構成です。

メール配信は別途SendGridの設定が必要

メール配信を使う場合、公式サポートサイトにはSendGridとの契約・設定に関するドキュメントが用意されています。DNS設定も必要になるため、Webポップアップだけを使う場合と比べて準備の工数が変わります。メールまで含めて導入する場合は、この工程をスケジュールに織り込んでください。

つまずきやすいポイントと対処法

公式サポートサイトには、状況別のチェックリストが用意されています。

症状参照するドキュメント
イベントが発生しないWebページのタグからイベントが発生しない場合のチェックリスト
特定のユーザー・環境だけ計測されない計測タグが特定のユーザー・環境だけ動作しない場合のチェックリスト
イベントの内容が想定と違うタグで発生させたイベント内容が想定と異なる場合のチェックリスト
リファラが取得できないノーリファラーとなる場合/リンク元ページ(リファラ)の値が取得できない場合

「イベントが出ない」と一括りにせず、症状ごとにチェックリストが分かれている点が特徴です。問い合わせる前に該当するものを確認すると解決が早くなります。

本番とテスト環境でタグを分けたい場合

公式サポートサイトのFAQには「本番用とテスト環境で別のタグを使い分けたいのですがどうしたらいいですか?」という項目があり、エンタープライズプランで契約している場合にテスト環境用のプロジェクトを用意していると記載されています。担当の営業またはサポートチームへの連絡が必要です。

複数ドメインをまたぐ場合

「マルチドメインモード」のドキュメントが用意されています。複数ドメインで同一ユーザーを追跡したい場合は、この設定を確認してください。

契約・解約で確認しておきたいこと

ツールの見直しを検討する場合、手続きの方法を先に把握しておくと計画が立てやすくなります。

公式サポートサイトの「ご契約について」には、解約について次のとおり記載されています(2026年9月15日時点)。

解約をご希望の方は、営業担当に直接お問い合わせください。

管理画面から自分で手続きを完結させる形ではありません。 KARTE for App については別途、解約フォームへの入力が必要で、フォームおよび入力方法の案内は営業への問い合わせが必要と記載されています。

営業担当を経由する運用のため、契約の見直しを検討する場合は更新時期から逆算して早めに連絡する前提でスケジュールを組んでください。あわせて、移行先のツールで計測を並走させる期間も必要になります。計測データはツール間で移行できないため、並走期間を設けないと前年同月比の比較ができなくなります。

料金の確認方法

KARTE本体は公式サイトに料金ページがなく、金額の記載がありません。KARTE Blocksについては公式サイトに料金プランが公開されており、初期費用10万円・月額固定14.8万円〜(主に計測PV数により決定)と記載されています(2026年9月15日時点)。

出典:KARTE Blocks 料金プラン|株式会社プレイド 公式サイト:https://blocks.karte.io/price/

セキュリティ認証

公式サイトによれば、プレイドはISMS(ISO27001)、クラウドセキュリティ認証(ISO27017)、プライバシーマークを取得しています。セキュリティチェックシートへの回答が必要な商談では確認しておくとよい項目です。

DejamでCVR改善をさらに効果的に進める

KARTEが顧客接点を横に広げるのに対し、Dejamはサイトとランディングページの改善に絞って工程を深く揃えています。

ヒートマップ

クリック・クリックイベント・熟読・滞在・離脱の5種類に対応しています。熟読は「4秒以上の滞在」を基準に、離脱・滞在は5%刻みの20バンドで集計しており、どのコンテンツがCVRに貢献しているかをAIが自動解析します。データ保存期間に上限はありません。

ヒートマップ機能の詳細を見る →

ABテスト

デザイン変更テスト・リダイレクトテスト・ポップアップテストの3種類に対応しています。AIが自然言語の指示からテストコードを自動生成するため、パターン作成の工数を抑えられます。

ABテスト機能の詳細を見る →

LP制作

ノーコードとコードの切り替えに対応し、生成AIで作成したHTMLをそのまま取り込めます。分析で見つけた課題を反映したページを、制作会社を挟まずに公開できます。

LP制作機能の詳細を見る →

フォーム最適化(EFO)

入力項目ごとの離脱を可視化し、改善施策まで一貫して実施できます。

フォーム最適化機能の詳細を見る →

KARTEとの詳しい違いと、併用する場合の分担は「KARTEとの比較」でまとめています。ツールの概要は「KARTEってどんなツール?主要な機能5つや企業に導入する例を紹介」もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. KARTEのタグは何種類ありますか?

A. 計測タグ・ユーザータグ・カスタムイベントタグの3種類です(2026年9月15日時点、公式サポートサイトで確認)。計測タグだけでは会員情報や購入情報は取得できないため、必要なデータに応じて追加で設置します。

Q. KARTEのタグv1とv2はどう違いますか?

A. 記述方法と仕様が異なります。公式サポートサイトには「タグv1とタグv2の記述方法や仕様の違い」「タグv1からタグv2に移行する」「タグv2に移行できていないページを特定する」といったドキュメントが用意されています。既存環境を引き継いだ場合は、ページによって世代が混在していないか確認してください。

Q. KARTEはSPAサイトでも使えますか?

A. 公式サポートサイトに「SPAサイトにおける特別な計測タグ設置手順について」とエンジニア向けの詳細手順が用意されています。通常の設置方法では正しく計測できないため、専用の手順に従う必要があります。

Q. KARTEのイベントが計測されないときは何を確認すればよいですか?

A. 公式サポートサイトに症状別のチェックリストが用意されています。「タグからイベントが発生しない場合」「特定のユーザー・環境だけ動作しない場合」「イベント内容が想定と異なる場合」でそれぞれ確認項目が分かれています。まずページ上にタグが設置されているか、ブラウザからKARTEへのリクエストが飛んでいるかを確認してください。

Q. KARTEとDejamはどちらがおすすめですか?

A. メール・チャット・モバイルアプリまで含めて顧客接点を横断的に設計したい場合はKARTEが向いています。LP制作・ヒートマップ・フォーム最適化まで含めてサイト改善を深めたい場合や、月額3万円台から始めたい場合はDejamが適しています。対象範囲が重なりきらないため併用も成立します。詳しくは比較ページをご覧ください。

まとめ|KARTEは「タグ設計」で成否が決まる

KARTEは接客チャネルの広さが強みですが、その前提としてタグとイベントの設計が最初の関門になります。

  • タグは計測・ユーザー・カスタムイベントの3種類。役割が違うので必要なものを揃える
  • 何を計測するかを「イベント定義書」で先に決めてからタグを書く
  • 予約語に該当するイベント名・フィールド名は使えない
  • SPAサイト・GTM・カートASPには専用の手順がある
  • 既存環境を引き継いだ場合は、タグv2への移行漏れを確認する
  • 解約は営業担当への連絡が必要。更新時期から逆算して動く

導入直後に接客が出ない場合は、まずイベントが届いているかを症状別のチェックリストで確認してみてください。

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Dejamの主要機能

  • LP/記事LP制作: ノーコード・コードの切り替えに対応。AIで生成したコードを直接取り込み可能
  • ヒートマップ: 5種類(クリック/クリックイベント/熟読/滞在/離脱)。データ保存期間無制限
  • ABテスト: デザイン変更テスト・リダイレクトテスト・ポップアップテストの3種類。AIが自然言語でテストコードを自動生成
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※本記事に記載したKARTEの仕様・料金は、2026年9月15日時点で公式サポートサイト(support.karte.io)および公式サイト(karte.io / blocks.karte.io)を確認して作成しています。最新の情報は各社公式サイトをご確認ください。

この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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