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MCP対応ツール・サーバーの比較|マーケター向けの選び方とカテゴリ別一覧

MCP対応ツール・サーバーの比較|マーケター向けの選び方とカテゴリ別一覧

この記事でわかること

本記事では、MCP対応ツール・サーバーの比較を、ホスト形態・読み書きの範囲・レート制限・料金・権限設計という5つの選定軸で整理し、AIツール側(クライアント)とデータ側(サーバー)の対応状況を一覧で解説します。どのMCPサーバーを入れるべきか迷っている方が、判断軸を持てる内容です。

「MCP対応のツールが増えてきたが、どれから入れるべきか判断できない」とお悩みではないでしょうか。

MCP対応と一言で言っても、URLを登録するだけで使えるものと、自分でサーバーを動かす必要があるものがあります。 また、読み取り専用のものと書き込みまでできるもの、レート制限が厳しいものと緩いものがあり、実務での使い勝手は大きく変わります。

本記事では、MCP対応ツール・サーバーを選ぶための5つの軸を整理し、カテゴリ別の対応状況を一覧にします。

記事のポイント

  • MCP対応は「クライアント側」と「サーバー側」で分けて考える
  • 選定の5軸: ホスト形態 / 読み書きの範囲 / レート制限 / 料金 / 権限設計
  • ホスト済みかどうかが導入工数を決定的に左右する
  • 読み取り専用は制限ではなく安全設計であることが多い
  • CVR改善ツールのMCP対応状況(Dejamは未提供)

目次

  • MCP対応は2種類に分けて考える
  • MCP対応のAIツール(クライアント側)
  • 選定の5軸
  • カテゴリ別のMCPサーバー
  • CVR改善・LP管理ツールのMCP対応状況
  • どれから入れるべきか
  • よくある質問
  • まとめ

MCP対応は2種類に分けて考える

MCPはクライアント・サーバー型の規格です。「MCP対応ツール」を探すときは、自分がどちら側を探しているのかを区別する必要があります。

呼び方役割
AIツール側MCPホスト / クライアントMCPサーバーに繋いでデータを取るClaude / ChatGPT / Cursor / Gemini CLI
データ側MCPサーバーデータやツールを提供するNotion / Google広告 / 各SaaS

両方が揃わないと動きません。 使いたいSaaSがMCPサーバーを出していても、手元のAIツールが対応していなければ繋がりません。

MCPそのものの仕組みは「MCPとは?マーケティング業務での活用方法と2026年最新仕様」で解説しています。

MCP対応のAIツール(クライアント側)

MCP公式ドキュメントが挙げているクライアントには、Claude、ChatGPT、Visual Studio Code、Cursor などがあります。

AIツール接続方式設定の難易度解説記事
Claude Desktop設定ファイル(claude_desktop_config.json中(JSONを編集)手順
Claude CodeMCP設定 / リモートはURL登録手順
ChatGPTDeveloper mode で URL 登録手順
Gemini CLIsettings.jsonmcpServers手順
CursorMCP設定
Visual Studio CodeMCP設定

非エンジニアが最初に試すなら ChatGPT の Developer mode が最も設定が軽いです。 設定画面でURLを登録してOAuth認証を通すだけで済みます。

一方、ローカルのファイルを読ませたい場合は Claude Desktop が向きます。設定ファイルにアクセスを許可するディレクトリを書く形なので、範囲を明示的に制御できます。

選定の5軸

MCPサーバー(データ側)を選ぶときは、次の5点で比較してください。

軸1: ホスト形態(ホスト済み / 自前運用)

これが導入工数を決定的に左右します。

形態導入作業
提供元がホスト済み(リモート)URL登録とOAuth認証のみ。数分で終わるNotion MCP / SaaS各社のMCP
自前で動かす(ローカル / 自社クラウド)インストール・認証情報の準備・デプロイGoogle Ads MCP / ファイルシステム系

「MCP対応」と書かれていても自前運用が前提のものは、開発リソースが要ります。 Google Ads MCP はホスト済みエンドポイントが無く、ローカル実行かCloud Runへのデプロイが必要です。

軸2: 読み書きの範囲

範囲意味
読み取り専用取得・分析のみ。誤操作のリスクが無いGoogle Ads MCP(strictly read-only)
読み書き可作成・更新もできる。承認運用が要るNotion MCP(作成・更新・ページ/DB作成)

読み取り専用は「機能が足りない」のではなく安全設計であることが多い点に注意してください。Google が入札変更をできない設計にしているのは、AIの誤操作で予算配分が壊れるリスクを排除するためです。

逆に読み書き可のサーバーは便利ですが、AIツール側の承認(approval)を流れ作業で押さない運用が前提になります。

軸3: レート制限

リクエスト数の上限は提供元が個別に決めています。例えば Squad beyond MCP は1分あたり10リクエストまでです。

大量のページやキャンペーンを横断して集計させる用途では、この上限が実務的な制約になります。 「全LPを一括で比較して」と依頼すると上限に当たって止まることがあります。

軸4: 料金

MCPプロトコル自体は無料ですが、実際には次の2箇所で費用が発生しえます。

  1. AIツール側の有料プラン — 例: Claude Code は Pro 以上、ChatGPT は Developer mode が使えるプラン
  2. MCPサーバー提供元の追加料金 — 例: Squad beyond MCP は「ご利用されているプランによって料金が異なります」

両方を確認しないと、導入後に想定外の費用が出ます。

軸5: 権限設計

MCP経由で取得できるデータは、通常そのサービス上のアカウント権限に紐づきます。認可したアカウントが見られるデータは、すべてAIに渡る前提で考えてください。

確認すべきは次の2点です。

  • 閲覧範囲を絞ったアカウントを用意できるか
  • 組織として接続を管理できるか(例: Notion はワークスペースオーナーが Settings → Connections で管理)

カテゴリ別のMCPサーバー

マーケティング業務で関係するカテゴリを整理します。

広告

サーバー提供元ホスト形態読み書き備考
Google Ads MCPGoogle(公式・OSS)自前運用読み取り専用22文字の開発者トークンが必要。解説

広告領域は「公式が読み取り専用で出す」流れになっています。 運用の自動化ではなく、レポーティングと分析の高速化が得られるものと捉えてください。

ドキュメント・ナレッジ

サーバー提供元ホスト形態読み書き備考
Notion MCPNotion(公式)ホスト済み読み書き可連携ソース内も検索対象。解説

導入が最も軽いカテゴリです。 OAuth認証だけで済み、施策記録や議事録の横断分析にすぐ使えます。

LP管理・CVR改善

サーバー提供元ホスト形態読み書き備考
Squad beyond MCP株式会社Squadホスト済み読み取り中心1分10リクエスト。プランにより料金が異なる。解説
Dejam株式会社LeanGo未提供MCPサーバー・公開APIとも未提供(2026年9月時点)

ローカルファイル・開発

サーバー提供元ホスト形態読み書き備考
Filesystem ServerMCP公式リファレンスローカル(stdio)読み書き可許可ディレクトリを設定で明示。Node.jsが必要

このカテゴリは権限に最も注意が要ります。 ローカルMCPサーバーはクライアントと同じ権限で動くため、許可するディレクトリを最小限にしてください。詳細は「MCP導入のセキュリティリスクと対策」で解説しています。

CVR改善・LP管理ツールのMCP対応状況

LP管理・CVR改善のカテゴリでは、MCP対応は始まったばかりです。

Squad beyond は公式FAQでMCPの提供を案内しており、ChatGPT・Claude Code・Codex・Gemini CLI・Antigravity CLI・Notion AI から接続してレポートデータやページ単位のCVRを参照できます。 現時点でこのカテゴリでは先行しています。

一方、Dejam は2026年9月時点でMCPサーバー・公開APIとも提供していません。 AIによる改善案の提示は、外部AIツールからの参照ではなくツール内の機能(CROサジェスト・LPOチェッカー)として提供しています。

外部のAIツールからLP管理ツールのデータを参照する運用が要件であれば、この点は選定に直結します。 両者の機能・料金の違いは「Squad beyondとDejamの比較」で整理しています。

どれから入れるべきか

導入順の推奨は次のとおりです。

1番目: ドキュメント系(Notion MCP など)

理由: ホスト済みで導入が数分、かつ効果が体感しやすい。施策記録の横断分析は既存の業務にすぐ乗ります。

2番目: 使っているSaaSの公式MCP

理由: ホスト済みならURL登録だけで済みます。まず「使っているツールが公式MCPを出しているか」を確認するのが最短です。

3番目: 広告系(Google Ads MCP など)

理由: 効果は大きいが、開発者トークンの取得と自前運用が必要で準備に時間がかかります。すでに Google Ads API を使ったレポート基盤がある組織なら順位が上がります。

入れる前に決めておくこと

  • 接続に使うアカウント(閲覧範囲を絞ったものを用意する)
  • 承認の運用(読み書き可のサーバーでは特に)
  • 数字の検証手順(AIに集計クエリを出力させて元データと突き合わせる)

MCPは取得を速くしますが、正しさは保証しません。 検証手順を決めずに展開すると、間違った数字で意思決定する事故が起きます。

よくある質問

Q. MCP対応ツールはどこで探せばいいですか?

A. まず使っている各SaaSの公式ドキュメントを確認してください。公式が提供していればホスト済みで導入が軽く済みます。第三者やコミュニティの実装は、権限とコードの出所を確認したうえで判断してください。

Q. ホスト済みと自前運用はどちらがいいですか?

A. 導入工数はホスト済みが圧倒的に軽く、URL登録とOAuth認証だけで済みます。自前運用は認証情報の準備やデプロイが必要ですが、社内のデータに対して自分たちで制御できます。まずホスト済みから始めるのが現実的です。

Q. 読み取り専用のMCPサーバーは使う価値がありますか?

A. あります。分析とレポーティングの工数削減が主な価値です。むしろ書き込みができるサーバーは、AIの誤操作リスクを踏まえた承認運用が必要になるため、読み取り専用のほうが導入のハードルが低いケースもあります。

Q. MCPに対応していないツールのデータはどうすればいいですか?

A. そのツールのAPIを直接使う、またはCSVエクスポートしてAIに渡す形になります。MCP対応の有無だけでツールを選ぶのは、機能や料金の判断を歪めるため慎重に検討してください。

Q. DejamはMCPに対応していますか?

A. 2026年9月時点で対応していません。MCPサーバー・公開APIとも提供しておらず、AIによる改善案の提示はツール内のCROサジェスト・LPOチェッカーで提供しています。外部AIツールからの参照が要件の場合はご確認のうえ判断してください。

まとめ

MCP対応ツールを比較するときの要点は次の3つです。

  • クライアント側(AIツール)とサーバー側(データ)を分けて考える。両方揃わないと動かない
  • 最も効くのはホスト形態の違い。ホスト済みならURL登録とOAuth認証で数分、自前運用は開発リソースが必要
  • 読み取り専用は多くの場合、安全設計。書き込み可のサーバーは承認運用が前提になる

導入順は「ドキュメント系 → 使っているSaaSの公式MCP → 広告系」が現実的です。そして接続に使うアカウントの権限と、数字の検証手順を先に決めてから展開してください。

CVR改善ならDejam!データを見た後の改善を実行に移す

Dejamは、LP制作・ヒートマップ分析・ABテスト・AI自動解析をオールインワンで提供するCVR改善特化ツールです。MCPで分析が速くなったあと、「では実際にどこをどう変えるか」の工程を担います。

Dejamが選ばれる理由

  • 分析から実行までワンプロダクト: LP制作・ヒートマップ分析・ABテストを単一ツールで完結
  • 改善案の自動提案: CROサジェストがAIでLPを分析し最短1分で改善案を提示。そのままABテストへ
  • 月額3万円〜利用可能: PV数に応じた従量課金
  • ユーザー課金なし: 何名で使っても追加費用は発生しない
  • ISMS認証取得: ISO/IEC 27001:2022 認証取得済み

Dejam は2026年9月時点でMCPサーバー・公開APIを提供していません。 外部のAIツールからDejamのデータを参照する運用が前提の場合は、この点をご確認のうえご検討ください。

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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