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ChatGPTでMCPを使う方法|Developer modeの接続手順と活用例を解説

ChatGPTでMCPを使う方法|Developer modeの接続手順と活用例を解説

この記事でわかること

本記事では、ChatGPTでMCPを使う3つの接続方法(Developer mode・Promptsダッシュボード・Responses API)の手順と、OAuth認証の仕組み・読み取り専用ツールの制約・マーケティング業務での活用例を解説します。ChatGPTに自社データを読ませて分析させたい方が、何をどう設定すればよいかがわかる内容です。

「ChatGPTに自社の広告データやアクセスデータを直接読ませたいが、毎回スプレッドシートを貼り付けている」という運用をしていないでしょうか。

MCP(Model Context Protocol)をChatGPTに接続すると、この貼り付け作業が不要になります。ChatGPTが自分でデータを取りに行き、そのまま分析まで進められるようになります。

本記事では、ChatGPTでMCPを使う3つの方法と、それぞれの手順・制約を解説します。

記事のポイント

  • ChatGPTでMCPを使う3つの接続方法と使い分け
  • Developer modeの有効化から接続までの具体的な手順
  • OAuth認証(CIMD)の仕組みと対応方式
  • searchfetch の2ツールという制約の意味
  • マーケティング業務での実践的な活用例

目次

  • ChatGPTでMCPを使う3つの方法
  • 方法1: ChatGPT Developer modeで接続する
  • 方法2: Promptsダッシュボードでテストする
  • 方法3: Responses APIで実装する
  • 認証方式(OAuth / CIMD)
  • 知っておくべき制約
  • マーケティング業務での活用例
  • 接続できないときの確認ポイント
  • よくある質問
  • まとめ

ChatGPTでMCPを使う3つの方法

ChatGPT / OpenAI で MCP サーバーに接続する方法は、公式ドキュメントで3つ提示されています(出典: OpenAI 公式ドキュメント(MCP))。

方法向いている人開発の必要性
ChatGPT Developer modeChatGPTの画面から普段の会話で使いたい不要
Prompts ダッシュボードまず動作を試したい・深層研究モデルで検証したい不要
Responses API自社プロダクトやワークフローに組み込みたい必要

マーケティング担当者がまず使うのは Developer mode です。以下で手順を追います。

方法1: ChatGPT Developer modeで接続する

ステップ1: Developer mode を有効化する

ChatGPTの Settings → Security and login から Developer mode を有効にします。

この設定は既定でオフになっています。組織のワークスペースを使っている場合、管理者側で開放されていないと項目自体が出ないことがあります。表示されない場合は、まず管理者に確認してください。

ステップ2: ChatGPT Plugins からサーバーを追加する

Developer mode を有効にすると、ChatGPT Plugins の画面でプラスボタンからMCPサーバーを追加できるようになります。

ここに 接続先のMCPサーバーのURL を登録します。SaaSが公式にリモートMCPサーバーを提供している場合、そのURLは提供元のドキュメントに記載されています。

ステップ3: OAuth認証を通す

サーバーが認証を要求する場合、ワークスペース内のユーザーに対して接続先サービスへのOAuthフローが提示されます。ここで自分のアカウントで許可すると接続が完了します。

重要: 認証したアカウントの権限で見られるデータが、ChatGPTから参照できるようになります。権限の広いアカウントで接続すると、その範囲すべてがAIに渡る前提になります。閲覧専用アカウントを用意する運用が安全です。

ステップ4: 接続を確認する

接続後、会話の中でそのサーバーのツールが使える状態になります。「接続したサーバーで使えるツールを一覧にして」と聞くと、実際に認識されているツールが確認できます。

ここで何も返ってこない場合は接続が成立していません。 後述の「接続できないときの確認ポイント」を参照してください。

方法2: Promptsダッシュボードでテストする

公式ドキュメントは、深層研究モデル(deep research)でMCPサーバーをテストする用途で Prompts ダッシュボードを挙げています。

プロンプトの設定画面で新しいMCPツールを追加し、サーバーURLを入力します。会話に組み込む前に「そのサーバーが期待通りのデータを返すか」を切り分けたいときに向いています。

導入前の検証としては、まずこちらで期待するデータが取れるかを確かめ、そのうえで Developer mode に載せる進め方が手戻りが少なくなります。

方法3: Responses APIで実装する

自社のワークフローに組み込む場合は Responses API を使います。リクエストの中で server_url パラメータにMCPサーバーのエンドポイントを指定します。

server_url: "https://example.replit.dev/sse/"

この方法は開発が前提になるため、マーケティング部門だけで完結させるのは難しくなります。定例レポートの生成のように毎回同じ処理を回したい場合は、この形が向きます。

認証方式(OAuth / CIMD)

公式は OAuth with Client ID Metadata Documents(CIMD) の利用を推奨しています。ChatGPT が対応しているトークン交換方式は次の2つです。

  • public-client token exchange(none
  • signed client assertion token exchange(private_key_jwt

MCPサーバーを自社で作って社内のChatGPTから使わせる場合、この2方式のどちらかに合わせる必要があります。既製のSaaSのMCPサーバーを使うだけなら、提供元がすでに対応済みなので気にする必要はありません。

知っておくべき制約

読み取り専用の2ツールが基本形

公式の互換性の例では、実装対象として searchfetch の2つの読み取り専用ツールが挙げられています。データを探して取ってくる用途が基本形で、書き込み・更新を前提とした設計にはなっていません。

「AIに広告の入札を調整させたい」といった期待は、この時点では満たされません。分析と示唆の抽出までが現実的な範囲です。

レスポンス形式の要件

各ツールは structuredContent と JSON 形式の content array の両方を返す必要があります。引用のメタデータは url が空でない文字列のときにだけ作られます。

自社でMCPサーバーを作る場合、この形式に合わせないとChatGPT側で正しく扱われません。

プランと組織の設定

Developer mode の可用性は契約プランと組織の設定に依存します。「記事に書いてある手順どおりにやっても項目が出ない」ケースの大半はここです。

マーケティング業務での活用例

定例レポートの下書きを作る

広告MCPサーバーを接続したうえで、次のように依頼します。

先月と当月のキャンペーン別のCPAとCVRを取得して、悪化幅の大きい順に5件挙げてください。あわせて、それぞれについて考えられる要因の仮説を2つずつ書いてください。

必ず「どのツールをどの条件で呼んだか」も出力させてください。 数字の丸めや期間の取り違えは、根拠を出させないと気づけません。

LPの優先順位づけ

配信中のLPが多いほど、どこから手をつけるかの判断に時間がかかります。MCPで横断的に数字を取れる状態にしておくと、「CVRが低く、かつ配信量が多い順」といった優先順位づけを毎週同じ基準で回せます。

そこから先の「なぜ低いのか」は画面を見る工程です。ヒートマップで離脱位置を確認すると、AIが出した仮説の当たり外れを実データで絞り込めます。

競合の動きの整理

競合LPのキャプチャやテキストを蓄積している場合、その保管先がMCPに対応していればAIに横断で読ませられます。Dejamの競合リサーチ機能はURLを登録するだけでキャプチャとテキストを毎日自動収集するため、AIに渡す前の一次情報を溜める工程を自動化できます。

接続できないときの確認ポイント

症状確認すること
Developer mode の項目が出ない契約プラン / 組織の管理者設定
URLを登録しても接続されないURLの末尾(/sse/ など提供元の指定どおりか)
認証画面が出ないサーバーが認証不要な設定になっていないか / CIMD の対応方式
ツールが一覧に出ない認証したアカウントの権限でそのデータが見えるか
途中で応答が止まる提供元のレート制限(例: 1分あたりのリクエスト上限)

「設定したのに動かない」ときは、まずChatGPTに「使えるツールを一覧にして」と聞くのが最短の切り分けです。 一覧が空なら接続の問題、一覧はあるがデータが空なら権限の問題です。

よくある質問

Q. ChatGPTの無料プランでMCPは使えますか?

A. Developer mode の可用性は契約プランと組織の設定に依存します。公式ドキュメントにプランの明記はないため、設定画面に該当項目が表示されるかで判断してください。表示されない場合は管理者への確認が必要です。

Q. ChatGPTとClaudeでMCPの設定は共通ですか?

A. 共通ではありません。プロトコルは同じですが、接続の登録方法が違います。ChatGPTは設定画面でURLを登録する方式、Claude Desktop は claude_desktop_config.json に記述する方式です。詳しくは「ClaudeでMCPを接続する方法」を参照してください。

Q. MCPで接続したデータはChatGPTの学習に使われますか?

A. MCPはデータを渡す経路を定めた規格であり、渡した先の扱いは規定していません。ChatGPT側のデータ利用設定とワークスペースのポリシーを確認してください。機密データを扱う場合は必須の確認事項です。

Q. MCPサーバーを自作する必要がありますか?

A. 使いたいサービスが公式にMCPサーバーを提供していれば不要です。提供していない場合は自作か、そのサービスのAPIを直接使う形になります。対応状況は「MCP対応ツール・サーバーの比較」で整理しています。

まとめ

ChatGPTでMCPを使う方法は3つあり、目的で選び分けます。

  • Developer mode: 普段の会話で使う。Settings → Security and login から有効化し、Plugins でURLを登録
  • Prompts ダッシュボード: 導入前の動作検証に向く
  • Responses API: 自社ワークフローへの組み込み。開発が必要

制約として押さえておくべきは、基本形が search / fetch の読み取り専用であること、そして認証したアカウントの権限範囲がそのままAIに渡ることです。閲覧専用アカウントで接続する運用を推奨します。

MCPの基礎とAPI連携との違いは「MCPとは?マーケティング業務での活用方法と2026年最新仕様」で解説しています。

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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