Microsoft Clarity(Microsoft)との比較
無料のClarityで足りるのか、 有料のDejamが必要なのか
Microsoft Clarityは全機能を無料で使えます。分析だけが目的なら、まずClarityで十分なケースは少なくありません。分かれ目は「見つけた課題を誰がどこで直すか」にあります。2026年8月1日時点の公式サイトを確認して整理しました。
結論:どちらを選ぶべきか
Clarityは全機能が無料で、セッション録画とヒートマップ、AI機能を備えています。分析だけが目的なら、有料ツールを入れる前にまずClarityを試す価値があります。ただし公式サイトにABテスト・ポップアップ・LP制作の記載はなく、競合調査やデザインデータベース、改善案の自動提案、広告レポートの一元管理、アンケート一体型LPといった周辺機能もありません。 見つけた課題を検証・実行する手段は別途必要になります。Dejamは月額3万円〜と費用がかかる代わりに、分析から実行、その周辺業務までを同じ環境で完結できます。「まだ何が問題かわからない」ならClarity、「問題はわかっているが施策が実行されない」ならDejamが効きます。
Microsoft Clarityが向くケース
- ・ まず無料で現状を把握したい
- ・ セッション録画で個々のユーザーの動きを1件ずつ見たい
- ・ 分析だけが目的で、施策の実行は別のチーム・別の手段で回っている
- ・ 予算の確保が難しく、まず社内に必要性を示す材料が欲しい
Dejamが向くケース
- ・ 見つけた課題をABテストで検証するところまで同じ環境で行いたい
- ・ 離脱防止のポップアップを出したい
- ・ LP制作まで含めて改善を1つのツールに集約したい
- ・ 日本語での運用支援や導入相談を前提にしたい
- ・ 競合調査・デザイン参照・改善案の提案・広告レポートまで、改善の周辺業務も1つのツールにまとめたい
機能・料金の比較
| 項目 | Microsoft Clarity | Dejam |
|---|---|---|
| 料金 | 無料(公式サイトに "Free forever" と記載) | 月額3万円〜 |
| 無料プラン | ✅(全機能が無料) | ❌(無料トライアルあり) |
| セッション録画 | ✅(Session recordings) | ❌ |
| ヒートマップ | ✅(Heatmaps) | ✅(5種類) |
| AI機能 | ✅(AI summaries・AI chat・AI visibility) | ✅ |
| ABテスト | 公式サイトに記載なし | ✅(3種類) |
| ポップアップ表示 | 公式サイトに記載なし | ✅ |
| LP制作 | 公式サイトに記載なし | ✅(ノーコードとコードを切り替えて制作) |
| パーソナライズ配信 | ✅(公式サイトに "Personalize shopper interactions" の記載) | ✅ |
| フォーム最適化 | 公式サイトに記載なし | ✅(項目単位の離脱計測) |
| 競合サイトの調査 | 公式サイトに記載なし | ✅(サイト・LPのキャプチャとテキストを毎日自動収集) |
| デザイン事例データベース | 公式サイトに記載なし | ✅(100万件規模のデザインデータベース) |
| 改善案の自動提案(URL入力) | 公式サイトに記載なし | ✅(LPOチェッカー・CROサジェスト) |
| 広告レポートの一元管理 | 公式サイトに記載なし | ✅(広告ダッシュボード) |
| アンケート一体型LPの作成 | 公式サイトに記載なし | ✅(アンケートLP) |
| セキュリティ認証 | 公式サイトに記載なし | ISMS認証取得(ISO/IEC 27001:2022) |
※比較表の内容は2026年08月01日時点で各社公式サイトを確認して作成しています。最新の仕様・料金は各社公式サイトをご確認ください。
※「公式サイトに記載なし」は、同時点で該当機能の記載を確認できなかったことを示すもので、非搭載を断定するものではありません。
一次情報: Microsoft Clarity 公式サイト
選ぶときに確かめること
-
いま足りていないのは「分析」ですか、「実行」ですか?
「何が起きているかわからない」なら、まず無料のClarityで十分なことが多いです。逆に「離脱箇所はわかっているのに施策が実装されない」場合、分析ツールをもう1つ増やしても解決しません。ボトルネックの側に投資してください。
-
検証はどこで行いますか?
Clarityの公式サイトにはABテストの記載がありません。仮説を検証する手段が別途必要になるため、ツールが2つ以上になります。同じ環境で検証まで行いたい場合はDejamが選択肢になります。
-
セッション録画は必要ですか?
個々のユーザーの動きを1件ずつ追いたい場合、Clarityのセッション録画は強力です。Dejamはセッション録画を提供していないため、この用途ではClarityが優位です。ヒートマップで集計された傾向を見れば足りる場合は、この差は問題になりません。
-
運用を誰が担当しますか?
専任の担当者がいない場合、ツールが増えるほど運用は止まります。無料だからと複数のツールを並べるより、1つに集約したほうが回ることがあります。導入相談や運用支援が必要かどうかも判断材料に入れてください。
Clarityで見つけて、Dejamで直すという分担も成立します
無料のClarityでセッション録画を見て仮説を立て、その検証と実行をDejamのABテスト・ポップアップで行うという組み合わせは矛盾しません。Clarityを外す必要はないため、まずClarityで現状を把握してから判断するのが現実的です。
Microsoft Clarityそのものを詳しく知りたい方へ
このページはDejamとの比較に絞っています。Microsoft Clarityの機能や使い方は、こちらの解説記事でまとめています。
Microsoft Clarity(マイクロソフト クラリティ)の料金や機能を他社と比較する|向き不向きなども解説よくあるご質問
-
Microsoft Clarityは本当に無料ですか?
公式サイトに "Free forever" と記載されており、全機能を無料で利用できます。2026年8月1日時点の確認です。
-
ClarityでABテストはできますか?
公式サイトにABテストの記載は確認できませんでした。仮説の検証には別のツールが必要になります。なお「記載を確認できなかった」ことは非搭載を断定するものではないため、最新の状況は公式サイトでご確認ください。
-
Dejamにセッション録画はありますか?
ありません。Dejamはヒートマップで集計した傾向を見る設計で、個々のセッションを1件ずつ再生する機能は提供していません。セッション録画が必要な場合はClarityとの併用をご検討ください。
-
無料のClarityがあるのに有料ツールを入れる意味はありますか?
分析だけが目的なら、無理に有料ツールを入れる必要はありません。意味が出るのは「見つけた課題を検証・実行する手段が無い」場合です。ABテストやポップアップ、LP制作まで同じ環境で回したいときに差が出ます。
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