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Optimizely(オプティマイズリー)とは?ABテストの機能・料金・始め方をわかりやすく解説【2026年版】

Optimizely(オプティマイズリー)とは?ABテストの機能・料金・始め方をわかりやすく解説【2026年版】

この記事でわかること

本記事では、Optimizelyの特徴とABテストの作成手順を詳しく解説します。コーディングスキル不要で高速に改善サイクルを回したい方が、プログラム管理や短時間テストなど3つの特徴、テスト設定から結果分析までの8ステップの操作方法、そしてテストデザイン作成や結果解釈で残りやすい課題への対処法がわかる内容です。

Optimizelyとは、ABテストを実施するためのツールです。

ABテストとは、サイト内の一部分だけを変えたパターン複数用意し、どのパターンが最もユーザーの反応が良かったかを観測する分析手法です。通常ではかなりの人材やコストがかかっていたものを手軽に実行できるようにしたのが、このOptimizelyです。

この記事では、Optimizelyの特徴や利用してのABテストを実行するための手順、比較対象となる別のABテストが可能なツールを紹介します。

記事のポイント

  • Optimizelyの概要と、CMS・ABテスト・AIエージェントなど現在の製品構成
  • ビジュアルエディターからサーバーサイドまで対応するABテストの特徴
  • ABテストを始めてから結果を判断するまでの流れ
  • テストデザイン作成と結果解釈で残りやすい2つの課題
  • 料金は全プラン個別見積もり(公式サイトに金額の記載なし)
  • OptimizelyとDejamの機能・料金・向き不向きの比較

目次

  • Optimizelyとはどのようなツールか
  • Optimizelyの特徴3つ
  • OptimizelyでABテストを始める流れ
  • Optimizelyの価格とプラン
  • ツールを活用しても残りやすい2つの課題と有用なツールの紹介
  • よくある質問
  • Optimizelyの特徴や機能を把握して導入を検討しよう

Optimizelyとはどのようなツールか

**Optimizely(オプティマイズリー)とは、ABテストを中心にWebサイトやアプリの体験を改善するためのプラットフォームです。**ビジュアルエディターを使えばコードを書かずにWebページのテストを作成でき、開発者向けにはサーバーサイドでのテストや機能フラグにも対応しています。

現在のOptimizelyは、ABテストだけのツールではありません。公式サイトでは、マーケティング向けの「AIプラットフォーム」として次の製品群を案内しており、「10,000以上のブランドが利用」と記載しています。

製品主な内容
Agentic ExperimentationABテスト、複数ページテスト、機能テスト、サーバーサイドテスト、多変量テスト、バンディット、パーソナライズ
Agentic CMSWebサイトのコンテンツ管理(テスト・パーソナライズ機能を内蔵)
Agent PlatformノーコードでAIエージェントを作り、業務を自動化する
その他Content Marketing Platform、Analytics、Personalization、Commerce、Data Platform、Feature Management など

出典:Optimizely / Plans

注記: 本記事は2021年公開の記事を2026年9月16日に更新しました。旧版にあった「世界8,000社で活用」は、現在の公式サイトでは「10,000以上のブランド」と記載されています。旧版の出典としていた国内代理店のページは「Optimizely X」時代の内容のままで現在の製品構成と一致しないため、出典を公式サイトに改めました。また、旧版で紹介していた管理画面の操作手順(「対話モード」などの画面名を含む8ステップ)は旧バージョンの画面に基づいていたため、現在の製品に共通する流れに書き直しました。比較表の「Dejamの無料トライアル ❌」も誤りだったため訂正しています。

Optimizelyの特徴3つ

Optimizelyは、高速改善サイクルのために有効な特徴があります。この特徴を把握し、自社サイトの課題と照らし合わせることで、より効率的に活用できるようになるでしょう。

ここからは、OptimizelyのABテスト(Agentic Experimentation)の特徴を3つ紹介します。

  • Webのノーコードテストからサーバーサイドまで対応
  • 独自の統計エンジン(Stats Engine)で結果を判定
  • 段階的なリリースと、AIによる次のテストの提案

1:Webのノーコードテストからサーバーサイドまで対応

**Webページのテストはビジュアルエディターでノーコードで作成でき、より深い制御が必要な場合はサーバーサイドでテストできます。**ABテストのほか、複数ページテスト、機能テスト、多変量テスト、バンディット(成果の良いパターンに配信を自動で寄せる方式)にも対応しています。

マーケティング担当者がLPの文言やデザインを検証する場面から、開発チームがアプリの新機能を検証する場面まで、同じプラットフォームで扱えるのが特徴です。

2:独自の統計エンジン(Stats Engine)で結果を判定

**Optimizelyは、独自の統計エンジン「Stats Engine」でテスト結果を判定します。**公式サイトでは、テスト結果をデータウェアハウスのデータと直接つないで分析する「ウェアハウスネイティブ」の分析にも対応していると説明しています。

ABテストでは、結果を途中で何度も確認して有意差が出た時点で止めると、誤って「差あり」と判定しやすくなります。統計の判定をツール側で管理できることは、テストの数が多い組織ほど重要になります。

3:段階的なリリースと、AIによる次のテストの提案

**新機能を一部のユーザーにだけ公開し、結果を見てから全体に広げる「ロールアウト」を行えます。**不具合があった場合の影響を小さくできるため、アプリやWebサービスの開発で使われます。

また、テスト案の作成や、これまでの結果を踏まえた次のテストの提案にAIエージェントを使えるとしています。

OptimizelyでABテストを始める流れ

Webページのテストを想定した、一般的な流れを紹介します。管理画面の名称や細かな操作は契約している製品やバージョンによって異なるため、実際の操作は公式のヘルプやサポートで確認してください。

  1. スニペット(計測タグ)を設置する:テストを実施するサイトに、Optimizelyのスニペットを設置します
  2. テストを作成する:テストの種類(ABテスト・複数ページテストなど)を選び、対象のページ(URL)を指定します
  3. パターン(バリエーション)を作る:ビジュアルエディターで文言・画像・配置を変更します。細かな変更はコードでも書けます
  4. 指標(メトリクス)を設定する:クリック・ページビュー・コンバージョンなど、判定に使う指標を設定します
  5. 対象ユーザーと配信比率を決める:テストを配信するオーディエンスの条件と、パターンごとのトラフィックの割り当てを決めます
  6. プレビューで確認する:表示崩れがないか、指標が正しく計測されるかを本番公開前に確認します
  7. テストを開始する:配信を開始し、各パターンに設定どおりの比率で訪問者が振り分けられているかを確認します
  8. 結果を判断する:統計的に有意な差が出たかを確認し、勝ったパターンを反映するか、次の仮説を立てます

**最も時間がかかるのは、操作ではなく「何をテストするか」を決める工程です。**変更する箇所を1つに絞り、どの指標がどれだけ改善すると考えるのかを事前に決めておくと、結果を判断しやすくなります。

Optimizelyの価格とプラン

**Optimizelyの料金は、公式サイトに金額の記載がありません。**料金ページでは「すべてのプランは個別にパッケージ化される」と説明しており、必要な製品や規模を伝えて提案を受ける形です。

項目内容
料金個別見積もり(公式サイトに金額の記載なし)
プランの考え方使う製品(Experimentation・CMS・Agent Platformなど)と規模に応じて個別に構成
無料プラン・無料トライアル公式サイトに記載なし

※2026年9月16日時点。出典:Optimizely Plans

**大企業での利用を想定した構成で、金額を事前に把握しにくい点には注意が必要です。**予算の目安を先に知りたい場合は、料金を公開しているツールと並行して検討すると判断しやすくなります。

ツールを活用しても残りやすい2つの課題と有用なツールの紹介

Optimizelyのような本来かなりの工数がかかるABテストを簡易化してくれる便利なツールを利用しても、課題感が一つも残らないようになる訳ではないかもしれません。

そこで、現場でABテストなどをおこなっている方にとって課題感が残りやすいポイントを2点紹介しますので、参考にしてください。

テストデザインの作成

ABテストは実行に移る前の段階で、テストデザインの作成に課題感を感じやすいです。これは単に工数がかかるというだけでなく、課題を引き起こす可能性があります。

まず、ABテストでは単に異なるデザインを作るだけでなく、実際に価値ある改善が見込めるテストデザインを作り出すことが求められます。これにはユーザー行動の深い理解と幅広い商業デザインの知見が必要で、時間とリソースの制約を受けることも少なくありません。

当然ながら、テストデザインは常に期待したような結果をもたらすとは限りません。なぜなら、ABテストは仮説検証だからです。そのため、大量のリソースを使ってテストデザインを作ることは大きな損失を招きかねないリスクとなります。

ABテストを効果的かつ効率的に実行するには、程よいリソースで改善が見込めるテストデザインを作成し、適切にテストすることがポイントです。

テスト結果の正しい解釈と効果的な改善の実施

ABテストの結果は、データを適切に理解し、次の具体的なステップにつなげることが求められます。

テスト結果を解釈する際、AとBのパフォーマンスを単に比較するだけでなく、その差が統計的に有意なのか、一時的なものでないかを確認するため、統計的に考えることが重要です。

さらに、テストから得られた知見を具体的な改善に転換するためには、ABテストを実行した本来の目的に適った効果が得られていたかを見極める能力も重要です。

成功したABテストの結果が全ユーザーに適用できるわけではないことも理解が重要です。ユーザーの行動パターンや好みは常に一定ではないため、テストをおこなったセグメントなどをあわせて考慮することで価値のあるサイト改善に繋げることができるでしょう。

ABテストは一過性の活動ではなく、継続的なプロセスと考えた方が良いでしょう。テスト結果を基に新たな仮説を立て、テストを繰り返すことで、サイトは徐々に最適化され、ユーザーニーズに対応するようになり、成果に結びつくようになるでしょう。

次の項目では、Optimizelyの比較対象となる、ABテストが簡単に実行できる他のツールを紹介するので参考にしてください。

OptimizelyとDejamの比較

Optimizelyはエンタープライズ向けのABテストプラットフォームで、組織全体でのプログラム管理と高速テスト実行が強みです。Dejamはヒートマップ・ABテスト・LP制作・ポップアップまでを統合したオールインワン型のLPOツールで、中小〜中堅企業が1ツールで施策実行まで完結させられる点が特徴です。

機能・項目OptimizelyDejam
ABテスト✅(多変量・リダイレクト含む)✅(3種類)
多変量テスト✅❌
サーバーサイドテスト✅❌
段階的なリリース(ロールアウト)✅❌
ヒートマップ分析公式サイトに記載なし✅(5種類)
ポップアップ表示公式サイトに記載なし✅
LP制作機能🔶(CMS製品は別途)✅
パーソナライズ配信✅✅
自動解析公式サイトに記載なし✅(ゴールデンルート分析)
AI機能✅(AIエージェント)✅(改善案の提案、チャットでの指示をAIがコードに実装)
テストの提案✅(AIが次のテストを提案)✅(AIが改善案を提案)
料金個別見積もり(公式サイトに金額の記載なし)オプティマイズプラン月額3万円〜(PV従量課金)
無料トライアル公式サイトに記載なし✅
日本語公式サイトは英語✅
セキュリティ—ISMS認証取得

※比較表の内容は2026年9月16日時点の各社公式サイト等の公開情報をもとに作成しています。「公式サイトに記載なし」は、同時点で該当機能の記載を確認できなかったことを示すもので、非搭載を断定するものではありません。最新の仕様・料金は各社公式サイトをご確認ください。

Optimizelyは、Webとアプリ・サーバーサイドをまたいで大規模にテストを運用する組織に向いています。一方、LPの改善を少人数で進めたい場合や、テストデザインの作成に課題を感じている場合は、改善案の提案からLP制作・ABテスト・ヒートマップまでをまとめたDejamが候補になります。

よくある質問

Q. Optimizelyを使えばABテストの課題はすべて解決しますか?

A. 解決しません。本記事で指摘しているとおり、ツールを活用しても2つの課題が残ります。何をテストすべきかという仮説の質と、テストを回し続ける運用体制は、ツールでは補えません。

Q. ABテストの作成手順は難しいですか?

A. 本記事の手順に沿えば作成できます。難しいのは操作より、変更する箇所を1つに絞る判断のほうです。

Q. Optimizelyの料金はいくらですか?

A. 公式サイトに金額の記載はありません。すべてのプランが個別にパッケージ化されると案内されており、使う製品と規模に応じた見積もりになります(2026年9月16日時点)。

Q. Optimizelyで多変量テストはできますか?

A. できます。公式サイトでは、ABテストに加えて多変量テスト、複数ページテスト、バンディット、サーバーサイドテストに対応していると説明しています。多変量テストは組み合わせの数だけパターンが増えるため、ABテストより多くのトラフィックが必要です。

Q. テスト以外の機能も使うべきですか?

A. まずABテストで成果を出す型を作ってからで十分です。最初から多機能を使おうとすると、設定に時間を取られて検証の回数が減ります。

Optimizelyの特徴や機能を把握して導入を検討しよう

本記事では、Optimizelyの特徴や、ABテストを始める流れ、料金の考え方を紹介しました。

**Optimizelyは、ノーコードのWebテストからサーバーサイドのテスト、段階的なリリースまでを1つのプラットフォームで扱えるツールです。**料金は個別見積もりのため、テストの規模と必要な製品を整理してから問い合わせるとよいでしょう。

本記事で紹介したOptimizelyの特徴や機能を参考として、ABテストを通して有効なサイト改善を実行するためのツールとして検討してみるのも良いでしょう。

この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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