【2026年版】LP事例集|業種別CVR改善成功事例20選と参考にすべきデザインのポイント
「自社と同じ業種のLP改善事例を参考にしたい」という声はLP担当者・マーケターから非常に多く聞かれます。LP改善の手法は業種・商材・ターゲットによって大きく異なるため、業種が近い成功事例を参考にすることは、仮説を立てる上で非常に効果的です。
この記事では、BtoB SaaS・EC・金融・不動産・教育・美容などさまざまな業種のCVR改善事例を20選まとめて紹介します。自社LPの改善に活かせる視点を見つけてください。
目次
- LP成功事例を参考にする際のポイント
- 業種別LP CVR改善事例20選
- 事例から仮説を立てて自社LPに適用する方法
- Dejamのデザインデータベースで業種別LP事例を活用
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
- CVR改善ならDejam!
LP成功事例を参考にする際のポイント
他社のLP成功事例を参考にするとき、「そのままデザインを真似る」のは避けるべきです。業種・ターゲット・商材・競合環境が異なれば、同じ施策でも結果は全く変わります。
成功事例を正しく活用するには、以下のステップを踏みましょう。
1. 「なぜその施策が効いたか」という理由を理解する 「CTAボタンを赤にしたらCVRが上がった」という事例があったとして、それが自社でも効くとは限りません。「競合ページが青を多用していたため赤が目立ちやすかった」という背景を理解した上で、自社の状況に当てはまるかを判断します。
2. 自社の状況に当てはめて仮説を立てる 「この事例では入力項目の削減が効いた。自社フォームも項目が多いので同様の効果が期待できる」というように、自社の状況を踏まえた仮説を立てます。
3. ABテストで検証してから本採用する 仮説はあくまで仮説です。参考事例をもとに作成した改善案は、必ずABテストで自社ターゲットへの効果を検証してから本採用しましょう。
業種別LP CVR改善事例20選
BtoB SaaS(3事例)
事例1: 無料トライアルCTAの最適化 「お問い合わせはこちら」というCTAを「14日間無料で試す(クレジットカード不要)」に変更したところ、フォーム入力開始率が41%向上した事例です。「無料」「期間限定」「カード不要」という3つの心理的ハードル低減要素を盛り込んだことが効果の要因です。BtoBサービスでは特にトライアルの敷居の低さを明示することが有効です。
事例2: 導入事例セクションの強化 数行のテキスト形式だった導入事例を、「業種・課題・施策・成果数値」を含む詳細な事例カードに差し替えたところ、CVRが28%改善した事例です。「自分と同じ状況の企業が成果を出している」という具体性が意思決定を後押しします。
事例3: フォームの入力項目を9項目から4項目に削減 「会社名・氏名・メールアドレス・電話番号・部署・役職・従業員数・業種・問い合わせ内容」の9項目から、「会社名・氏名・メールアドレス・電話番号」の4項目に削減したところ、フォーム完了率が52%向上した事例です。必要な情報は商談時に収集するという割り切りが、リード獲得数の大幅な増加につながりました。
EC・通販(3事例)
事例4: ファーストビューへの価格・送料無料の明示 商品特長の説明から始まっていたLPのファーストビューを「〇〇円(税込)・送料無料・最短翌日発送」という具体的な購買情報に変更したところ、直帰率が18%低下しCVRが22%向上した事例です。ECでは「いくらか」「いつ届くか」「送料はかかるか」がユーザーの最大関心事です。
事例5: カゴ落ち対策LP カートを離脱したユーザー向けの専用LPを作成し、「在庫残りわずか」「期間限定10%オフ」「よくある不安点へのQ&A」を配置したところ、カゴ落ちユーザーのリターン率が35%向上した事例です。一度興味を持ったユーザーへの再訴求は、新規流入より高いCVRが期待できます。
事例6: 限定感・希少性の演出 「在庫残り〇個」「本日限定価格」「〇〇人がカートに追加中」などのリアルタイム情報を商品LPに追加したところ、購入完了率が19%改善した事例です。希少性・緊急性の演出は、意思決定を先送りにしがちなユーザーの背中を押す効果があります。
金融・保険(3事例)
事例7: 信頼要素の戦略的配置 金融庁登録番号・業界受賞歴・運用実績年数などの信頼要素をファーストビューに集約したところ、CVRが24%向上した事例です。金融商品への申し込みには高い信頼感が必要であるため、「この会社に任せて大丈夫か」という安心感をいち早く伝えることが重要です。
事例8: シミュレーターのLP内設置 「あなたの場合はいくら節約できるか」「保険料はいくらになるか」を即座に試算できるシミュレーターをLPに設置したところ、ページ滞在時間が2.3倍になりCVRが31%向上した事例です。数字で自分ごと化できる体験は申し込み意欲を高めます。
事例9: 動画コンテンツの活用 テキスト・画像中心のLPに、サービス紹介の1分動画を追加したところ、動画視聴ユーザーのCVRが非視聴ユーザーの2.4倍になった事例です。金融商品の複雑な仕組みを動画でわかりやすく説明することで、理解促進と信頼獲得を同時に実現できます。
不動産(3事例)
事例10: 物件写真のファーストビュー化 テキスト中心だったファーストビューを高品質な物件・内装写真に刷新したところ、スクロール率が38%向上しCVRが27%改善した事例です。不動産はビジュアルで「住みたい」という感情を喚起することが重要です。プロのカメラマンによる写真撮影への投資はLPO施策の中でROIが高い取り組みの一つです。
事例11: 来店予約フォームの最適化 「お名前・電話番号・メールアドレス・ご希望日時(第一〜第三希望)・ご要望」の7項目から、「お名前・電話番号・ご希望日」の3項目に削減したところ、予約完了率が44%向上した事例です。残りの情報はスタッフが電話確認することにしました。
事例12: モバイル最適化の徹底 不動産物件のLP訪問者のスマートフォン比率が70%以上あったにもかかわらず、デスクトップ向けに設計されたLPを使用していたケースで、モバイル専用レイアウトに全面リニューアルしたところCVRが61%向上した事例です。モバイルファーストでのLP設計は不動産業界では特に重要です。
教育・スクール(3事例)
事例13: 体験申込フォームの簡略化 「お名前・メールアドレス・電話番号・生年月日・現在のスキルレベル・ご希望コース・ご要望」の7項目を「お名前・メールアドレス・ご希望体験日」の3項目に削減したところ、体験申込率が67%向上した事例です。「まず体験してから詳細を決める」という流れに変えたことで、申し込みへの心理的ハードルが大幅に下がりました。
事例14: 卒業生・受講生の声の強化 匿名の短いコメントのみだった受講生の声を、「受講前の状況・受講中の学び・受講後の成果(転職・昇給・資格取得など)」を含む詳細なインタビュー形式に変更したところ、CVRが34%向上した事例です。「自分もこうなれる」というリアルなイメージを持てることが申し込みの決め手になります。
事例15: 料金・コース体系の明確化 「詳しい料金はお問い合わせください」というスタンスから、すべてのコースの料金を明記したLPに変更したところ、問い合わせ数は減ったものの成約率が上がり、最終的なCVR(入学)が19%向上した事例です。価格を開示することで「隠している」という不信感がなくなり、真剣に検討するユーザーが増えました。
美容・健康(3事例)
事例16: ビフォーアフター訴求の強化 テキスト中心の効果説明から、実際の利用者のビフォーアフター写真・数値(体重・肌状態など)を中心にしたビジュアルLP に変更したところ、CVRが38%向上した事例です。美容・健康商材では「効果の可視化」が購入意欲に直結します。
事例17: SNS連携による社会的証明 InstagramやX(旧Twitter)での実際のユーザー投稿(UGC)をLPに埋め込んだところ、直帰率が22%低下しCVRが26%向上した事例です。企業が作成したコンテンツより、実際のユーザーが自発的に投稿したコンテンツの方が信頼性が高いと感じられます。
事例18: 限定オファーの活用 通常価格のLPから、「初回限定50%オフ」「今月中の申し込みで〇〇プレゼント」などの限定オファーを強調したLPに変更したところ、CVRが45%向上した事例です。美容・健康商材は初回のハードルを下げることが継続利用(LTV向上)への入口となります。
BtoCサービス(2事例)
事例19: LINEお友だち追加CTAへの変更 問い合わせフォームへの誘導だったCTAを、「LINEで気軽に相談する」というLINE公式アカウントへの誘導に変更したところ、CVRが3.2倍になった事例です。フォーム入力の手間なくLINEで気軽に接触できるため、ハードルが大幅に下がりました。
事例20: キャッシュバックオファーの追加 「今すぐ申し込む」というシンプルなCTAの周辺に「申し込みから3ヶ月以内に〇〇円キャッシュバック」というオファーを追加したところ、CVRが29%向上した事例です。金銭的なメリットを明示することで、迷っているユーザーの意思決定を後押しできます。
事例から仮説を立てて自社LPに適用する方法
上記の事例を自社に活かすには、以下のプロセスで進めましょう。
STEP1: 自社LPの課題を特定する ヒートマップ・直帰率・フォーム完了率などのデータを使って、現在のLPでどこに問題があるかを把握します。「ファーストビューで離脱が多い」「フォームで入力が止まっている」など、具体的な課題を特定することが出発点です。
STEP2: 同業種・同状況の事例から仮説を選ぶ 特定した課題に対して、自社と業種・ターゲットが近い事例を参考に「改善仮説」を立てます。「同じBtoB SaaS企業でフォーム項目削減が効いているなら、自社でも有効かもしれない」という形で仮説を作ります。
STEP3: ABテストで検証する 仮説をもとに改善案を作成し、ABテストで効果を検証します。「他社で効いたから」という理由だけで本採用せず、自社のターゲットにも効果があるかをデータで確認してください。
STEP4: 勝者を採用し、次の事例・仮説へ ABテストで効果が確認できたら本採用し、次の改善仮説を立てて改善サイクルを継続します。
Dejamのデザインデータベースで業種別LP事例を活用
「もっと多くの業種別LP事例を参考にしたい」という方には、Dejamのデザインデータベース機能が活用できます。業種・業態・デバイス別に分類されたLP事例のデザインパターンを参照しながら、自社LPの改善方針を検討できます。
また、改善データベース機能では、CVR向上につながった改善施策の知見が蓄積されており、「自社と同じ課題に対してどのような施策が効いたか」を検索・参照できます。事例を見ながら仮説を立て、ABテストで検証するという一貫したCVR改善サイクルをDejam上で完結できます。
よくある質問(FAQ)
Q: 他社のLPデザインを参考にする際の注意点はありますか?
A: デザインのアイデアを参考にすることは有益ですが、「見た目をそのままコピーする」ことは著作権的にも問題があり、また自社のターゲット・ブランドと合わない可能性があります。「なぜそのデザイン構成が機能するのか」という理由・原理を理解した上で、自社のブランドや訴求軸に合わせてアレンジしましょう。
Q: 業種が異なる事例でも参考になりますか?
A: 業種が異なっていても、「フォームの入力項目削減でCVRが上がる」「ファーストビューに価値提案を明示すると離脱率が下がる」などの基本的なCVR改善の法則は業種を超えて共通する部分があります。異業種の事例も「なぜ効いたか」という理由の部分を参考にすることで、自社に応用できる視点が得られます。
Q: 事例を参考にしてもCVRが改善しない場合はどうすればよいですか?
A: 一つの施策で改善しない場合は、まず「仮説が正しかったか」を見直しましょう。ABテストの結果を分析し、どの属性のユーザーにどのような反応があったかを細かく見ることで、次の仮説のヒントが得られます。また、「問題がどこにあるか」の特定が誤っている可能性もあります。ヒートマップや直帰率などのデータを再確認し、課題の特定から見直すことをおすすめします。
まとめ
業種別LP CVR改善事例から得られる主な教訓をまとめます。
- BtoB SaaS: フォーム項目削減・トライアルCTAの具体化・詳細な導入事例が効果的
- EC・通販: 購買情報の明示・希少性演出・カゴ落ち対策が有効
- 金融・保険: 信頼要素の前面化・シミュレーター設置・動画活用がCVRを高める
- 不動産: 高品質ビジュアル・フォーム簡略化・モバイル最適化が必須
- 教育・スクール: 体験申込の簡略化・詳細な受講生の声・料金明示が有効
- 美容・健康: ビフォーアフター訴求・UGC活用・限定オファーが効果的
- BtoCサービス: LINEへの誘導・キャッシュバックオファーで行動ハードルを下げる
事例はそのまま真似るのではなく、「なぜ効いたか」を理解して自社に合わせた仮説を立て、ABテストで検証することが成果への近道です。
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この記事の監修者
平井 翔吏
株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー
CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。
株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。
株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。
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