User Insightとは、国内でもメジャーな有料のヒートマップツールの一つです。無料版はUser Heatという名前のサービスでこちらも知名度は高いです。
ヒートマップの役割は、主にサイトに訪れたユーザーの行動を色分けなどによって可視化することです。
この機能を利用して、最もよくクリックされたエリアや熟読されたエリアなどといったデータを分析することができます。
LPOを実施する上での必須ツールであると言えるでしょう。
とはいえ、サイトの運営を担当する方にとって、有料版を利用することでどれだけの効果が出るのか、費用対効果が出るのかは重要なポイントでしょう。
本記事では、User Insightの特徴や使い方について解説し、導入した際のイメージが湧きやすくなる有益な情報を紹介します。
/dejam/blog/article0203/
記事のポイント
- User Insightが持つ5つのメリット(属性分析・リアルタイム解析など)
- 料金が非公開で、導入前に見積もりが必要な点と注意点
- ヒートマップ等を活用した6つの具体的な使い方
- 他8ツールとの機能・料金比較による選び方の基準
- User InsightとDejamの役割の違いと使い分け方
目次
- アクセス解析ツール「User Insight」とは
- User Insightの料金体系は?
- User Insightを利用するメリット5つ
- User Insightを利用するときの注意点
- User Insightの使い方の例6つ
- User Insightと他8つの解析ツールとの比較
- User InsightとDejamの比較
- User Insightを活用して効果的にサイトを運営しよう
アクセス解析ツール「User Insight」とは
**「User Insight」は、サイトに訪れた人がどんな属性の人か、どんな動きをしているのかを解析する、アクセス解析ツールです。**User Insightは数あるアクセス解析ツールの中でも、ヒートマップを用いたユーザーの行動の可視化を得意としています。
この記事では、そんなユーザーのアクセス解析ツールである「User Insight」の特長について紹介していきます。
User Insightの料金体系は?
User Insightの料金体系は、導入を考えているサイトの月間PV数によって異なります。
User Insightの料金は公式サイトで金額が公開されておらず、問い合わせが必要です。(2026年8月9日時点。公式サイトには「PV数に応じた複数プランをご用意しております」と記載)
月間PV数に応じたプランが用意されているため、自社サイトの規模を伝えたうえで見積もりを取るのが確実です。
User Insightではオプションごとの料金体系ではないため、料金プランが複雑になっていない点も導入しやすいポイントとなっています。詳細については、実際に相談してみるとより適したプランを提示してくれるでしょう。
User Insightを利用するメリット5つ
User InsightはPCだけでなく、スマホやタブレットユーザーにも対応が可能なアクセス解析ツールとなっています。ここでは、そんなUser Insightの特徴を紹介していきます。
1:解析機能が使いやすい
**User Insightではヒートマップを利用したユーザーの動きの可視化をサポートしてくれるため、アクセス解析初心者でも安心して利用できます。**また、このヒートマップの解析では、数字上のデータでは表れない情報を読み取ることもできるため、よりユーザーの心理の把握につながっていきます。 また、User Insightでは、習熟レベルに応じた勉強会を月に一回以上のペースで開催しています。ツールの使い方から、アクセス解析のコツや成果をあげる手法など、様々な面でサポートしてくれます。
2:UXやUIを再検討することができる
User Insightのヒートマップ解析により、ユーザーの動きを様々な点で把握することができます。このヒートマップにより、ユーザーの熟読エリア、終了エリア、クリックエリアと言った、サイト上の動きを把握することで、サイトのUI/UXの改善につなげることが可能です。
クリックの回数や、ページに訪れた回数などの、数字ではわかりにくかったUI/UXの改善点を、User Insightのアクセス解析がサポートしてくれます。
3:ターゲット層の絞り込みを最適化できる
**User Insightはサイトの訪問ユーザーの属性分析にも長けています。**アクセス解析をサイトのページごとに行うこともできるため、コンテンツごとのユーザーのニーズを分析することが可能です。
User Insightでは、訪問ユーザーの年齢や性別と言った属性、ユーザーの接続地域、訪問頻度やインターネットの利用頻度、利用端末など、様々な解析要素を取得します。これらの情報を考慮して、現状のサイト改善につなげるための手がかりとすることができるでしょう。
4:リアルタイムの顧客の動きを分析できる
インターネットの情報量や情報速度は日々増してきているため、アクセス解析においてリアルタイム性の重要度も高くなってきています。そういった中で、User Insightはリアルタイム性にも優れており、サイトに訪問後1秒で解析画面に反映することができます。
訪問者がどのキーワードで訪れたのか、どんな端末でサイトを閲覧しているのか、また1秒単位でどのページを閲覧しているのか、と言った情報をリアルタイムで解析します。
また、これらの情報はダッシュボードで簡単に閲覧もできるため、扱いやすさもUser Insightの利点といえるでしょう。
5:マーケティング施策にも活用できる
User Insightによって、サイトの訪問者の会員登録や商品購入、広告のクリックなどのアクションをどのくらい行ったかを解析できるため、マーケティングの施作にも活用できます。
ユーザーの属性分析と照らし合わせることで、費用対効果がより高い広告を打ち出すこともできます。また、90日間の履歴を遡ることで、ユーザーへのアトリビューション分析もすることができるため、即日的な効果のある広告や長期的効果のある広告などの分析も可能になります。
なお、GA4とGoogle広告で使えるアトリビューションモデルは、2023年に4モデルが廃止され、現在は「データドリブン」と「ラストクリック」の2つだけになっています。モデルの選び方と間接効果の見方は「【2026年版】アトリビューション分析とは?モデルの種類とGA4で使えるのが2つだけになった理由」で解説しています。
出典:アトリビューション(間接効果)分析|User Insight 参照:https://ui.userlocal.jp/functions/conversion/
User Insightを利用するときの注意点
User Insightは料金が公開されていないため、導入前に必ず見積もりを取る必要がある点には注意しておきたいです。(2026年8月9日時点)アクセス解析に慣れていない方でも比較的に使いやすい設計にはなっていますが、心配な方は無料サービスを一度利用してみた上で、利用を検討してみても良いかもしれません。
初期費用の有無や月額料金の水準も公開されていないため、あわせて確認しておきましょう。
User Insightの使い方の例6つ
User Insightは様々なアクセス解析をすることができます。**ここではUser Insightの使い方を、解析方法を交えて紹介しています。**ぜひ参考にしてください。
1:顧客のインターネット上での動きを分析する
**顧客のインターネット上での動きは、リアルタイム解析によって1秒ごとに解析画面に反映することで、分析することができます。**PV数やUU数、VISIT数など、訪問者の足跡も辿ることで詳細な分析が可能です。
また、マウスリプレイ機能によりサイト上での動きも確認することができるため、ページ上での動きの分析も可能になります。
2:ユーザーアクセスを分析する
**User Insightでは、サイト訪問者の性別や年齢、インターネットの利用頻度などを解析することができます。**そのため、各ページの閲覧者の属性を分析することでユーザーに応じたサイト作りに役立てることができるでしょう。
3:地域別ユーザーを分析する
ユーザーの属性分析により、サイトの訪問者の年齢や性別などのユーザー層の分析、訪問者の接続元の地域分析も可能です。
リアルタイムでアクセスがあった地域を特定することで、地域密着のサイト作りにつなげることができたり、それによる訪問頻度を確認したりすることができるようになります。
4:サイト内検索の内容を分析する
**User Insightでは、Webマーケティングの基本となる検索キーワード分析もできます。**検索ワード、複合キーワードのそれぞれで解析することが可能です。
また、ユーザー属性と照らし合わせて、どのような人がどういったキーワードで検索しているのかなどの分析をすることで、ターゲット属性とサイトのマッチング度合いを客観的に観測することができます。
5:各ページが閲覧されている度合いを分析する
データを可視化するヒートマップ機能を用いて、Webページの閲覧度合いを把握することができます。
サイトのよく注目されている部分とそうでない部分を色分けする熟読エリアを探すことで、そのページで注目してほしい部分とユーザーの目線が適しているかどうか確認できます。
また、どのリンクがクリックされ、逆にクリックされていないのかなどのクリックエリアを検出することで、有効なリンクへの導線をサイト内で作れているかの分析につなげることができます。
6:コンバージョンの達成率を確認する
サイトの訪問者が、会員登録や商品購入と言った業績に関わるアクションをどれくらい行ってくれたかを分析することで、サイト内でのコンバージョンの達成率を確認することができます。
また、後日にまた会員登録をしてくれた、といったアトリビューション分析もすることができます。
これらのサイト内広告と売り上げの費用対効果を分析することにつながるため、ターゲット層とそこに適した広告のチェックを行えます。
User Insightと他8つの解析ツールとの比較
アクセス解析ツールはUser Insight以外にもいろいろあります。ここではUser Insightとその他の解析ツールの違いを紹介しますので、目的や予算の検討に役立ててください。
1:Ptengine
Ptengineはサイト内にタグを実装することで、アクセス解析を行うサービスです。Ptengineはタグという簡単な実装でアクセス解析ができるという特徴がありますが、User Insightはリアルタイム性により優れた解析を行うことができます。
公式サイト:https://www.ptengine.jp
2:Googleアナリティクス
GoogleアナリティクスはGoogleアカウントを持っていると利用できるため、アクセス解析を手軽に始めやすくなっています。
しかし、無償版では取得できるデータや分析の自由度に制限があり、上位版の「Google アナリティクス 360」は料金が公開されておらず個別見積もりとなります。(2026年8月9日時点)
公式サイト:https://analytics.google.com/analytics/
3:Dejam
Dejamは、包括的なLPOツールであることが最大の特徴です。ヒートマップ5種類に加え、ABテスト(3種類)、ポップアップ、LP制作(バイブコーディング)、自動解析(ゴールデンルート)、パーソナライズ配信まで1ツールに統合しています。
ヒートマップ機能としては、2つのページを同時スクロールして比較することが可能です。User Insightが分析特化であるのに対し、Dejamは分析から施策実行まで一気通貫で対応する点が大きな違いです。月額3万円〜のわかりやすい料金体系で、ISMS認証取得済みのため安心して導入できます。
公式サイト:https://leango.co.jp/dejam/function/heatmap/
4:RTmetrics
RTmetricsはユーザーのCookieにアクセスしてデータを収集して解析をする、ロングセラーのWebアクセス解析ソフトウェアです。
RTmetricsはユーザーのサイトでのクリックなどのアクションと、顧客情報を解析することに長けていますが、User Insightはヒートマップを活用したページごとの詳細な解析が得意となっています。
公式サイト:https://www.auriq.co.jp/products/rtmetrics/
5:USERGRAM
USERGRAMはユーザーのサイト上での行動を直感的に把握できるソフトウェアサービスです。
**USERGRAMはAIを利用することでユーザーの特徴的なアクションパターンを自動分類してくれるなど、UX分野のサポートが充実しています。**料金は公式サイトで公開されていないため、比較検討する場合は各社に見積もりを依頼してください。(2026年8月9日時点)
公式サイト:https://www.bebit.co.jp/services/ux-ops/usergram/
6:CASTORY
CASTORYはサイトのアクセスログなどのオンラインデータと電話やメールなどのオフラインデータを統合し、AIによりユーザーのアクションプロセスを自動で分析するソフトウェアになります。
顧客データと組み合わせた分析をする点が、User Insightとは大きく異なる解析の仕方となっています。
公式サイト:https://castory.ai
7:Zoho SalesIQ
Zoho SalesIQは、Webサイト訪問者のサイト上の行動を追跡できるサービスになっています。
Zoho SalesIQはWebサイト訪問者とリアルタイムに簡単にコミュニケーションが取れるチャットボットを作成することも可能になっていますが、User Insightはユーザーの詳細な動きやそれに伴うコンバージョン率などをより解析をすることが可能です。
公式サイト:https://www.zoho.com/jp/salesiq/
8:KISSmetrics
KISSmetricsは顧客分析に特化したツールとなっており、顧客を特定してサイト訪問者のアクションを分析することに長けています。
そのため、KISSmetricsは個々のユーザーを分析することで、そこから優良顧客を増やしていくと言った、個々人に特化した解析ツールとなっており、User Insightとの違いとなっています。
公式サイト:https://www.kissmetrics.jp
/dejam/blog/article0200/
User InsightとDejamの比較
User Insightはユーザーの属性・行動をヒートマップで詳細に解析する専門ツールです。Dejamはヒートマップ以外の施策実行機能を備えたオールインワンLPOツールで、両者は補完関係にあります。
| 機能・項目 | User Insight | Dejam |
|---|---|---|
| ヒートマップ種類 | クリック・スクロール・熟読等 | 5種類(クリック・スクロール・アテンション・コンフェッティ・マウスムーブ) |
| 2ページ同時スクロール比較 | ✅ | ✅ |
| 属性分析(性別・年齢・地域) | ✅ | ❌ |
| リアルタイム解析(1秒反映) | ✅ | ❌ |
| アトリビューション分析 | ✅ | ❌ |
| ABテスト | ✅(2023年提供開始・ヒートマップで効果検証) | ✅(3種類) |
| ポップアップ表示 | ✅(離脱防止Web接客・ポップアップのABテストも可) | ✅ |
| LP制作機能 | 公式サイトに記載なし | ✅(バイブコーディング) |
| パーソナライズ配信 | ✅(行動ベースの出し分け) | ✅ |
| 自動解析 | 公式サイトに記載なし | ✅(ゴールデンルート分析) |
| AI機能 | ✅(生成AIによるコンテンツ作成・分析) | ✅ |
| 料金 | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) | 月額3万円〜 |
| 日本語サポート | ✅(勉強会あり) | ✅ |
| セキュリティ | — | ISMS認証取得 |
※比較表の内容は2026年8月1日時点(料金の行は2026年8月9日に再確認)の各社公式サイト等の公開情報をもとに作成しています。「公式サイトに記載なし」は、同時点で該当機能の記載を確認できなかったことを示すもので、非搭載を断定するものではありません。最新の仕様・料金は各社公式サイトをご確認ください。
User Insight向きのケース
- ユーザーの性別・年齢・地域まで詳細な属性分析をしたい
- 1秒単位のリアルタイム解析でサイトの状態を監視したい
- アトリビューション分析で広告効果を長期的に追いたい
Dejam向きのケース
- ヒートマップで課題を発見したあと、ABテストや施策実行まで1ツールで完結させたい
- LP制作からヒートマップ・ABテストまで一気通貫で管理したい
- 月額3万円〜の固定費でスタートしたい
User InsightとDejamを組み合わせて使うなら
User Insightでユーザーの属性・流入経路・アトリビューションを詳細に把握し、Dejamでその分析結果をもとにABテストやポップアップ施策を実行する体制が効果的です。「分析はUser Insight、施策実行はDejam」と役割を分けると、両ツールの強みを最大限に活かせます。
よくある質問
Q. User Insightの料金はいくらですか?
A. 料金は公開されていないため、導入前に見積もりを取る必要があります(2026年8月9日時点)。初期費用の有無や月額の水準も非公開なので、比較検討する場合は同時に他ツールの見積もりも取り、条件を揃えて比べてください。
Q. アクセス解析の経験がなくても使えますか?
A. 比較的わかりやすい設計になっていますが、料金が非公開で試用のハードルがあるため、初めてヒートマップに触れる場合は無料で使えるツールで操作感を確認してから検討するのが現実的です。
Q. ヒートマップを入れれば改善点は分かりますか?
A. 分かるのは「どこが見られていないか」「どこでスクロールが止まっているか」という現象までです。そこから何を直すかは、離脱している位置の直前に何が書かれているかを読んで仮説を立て、ABテストで検証する必要があります。ツールを入れただけでCVRは上がりません。
User Insightを活用して効果的にサイトを運営しよう
サイトに訪問ユーザーが来てくれても、商品購入やサービスの利用、会員登録などのコンバージョンに達することがなければ、業績は思うように伸びていきません。
現状のWebサイトにどういった問題があり、ユーザーの注目はどこに集まっているのかなど、ユーザーのアクセス解析を行う必要があります。
**User Insightはユーザーのサイト上での動きを解析する上で、わかりやすいヒートマップを使った解析ができるため、初心者でも安心して利用することができます。**より業績につながるようなアクセス解析を検討してみてはいかがでしょうか。
デザイン参考探しから改善まで ─ CVR改善ツール「Dejam」
参考になるデザインを探して何十ものサイトを見て回るのは時間がかかります。LeanGoが提供するCVR改善ツール「Dejam」には、約100万件のWebサイト・LPを収録したデザインデータベースがあり、業種や画面ごとに構造化されているため目的のデザインをすぐに見つけられます。
参考を探すだけでなく、ヒートマップ(クリック・クリックイベント・熟読・滞在・離脱の5種類)で自社サイトの離脱箇所を可視化し、ABテスト・ポップアップ・フォーム・LP制作までを1つのツールで完結できます。オプティマイズプランは月額3万円〜(PV数に応じた従量課金)です。


