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ユーザーインタビューの設計と質問の作り方|CVR改善に使える4つの質問

ユーザーインタビューの設計と質問の作り方|CVR改善に使える4つの質問

この記事でわかること

ユーザーインタビューの設計と質問の作り方を、対象者の選び方・質問の設計・聞き方・分析という4つの流れで解説します。何を聞けばいいか分からないという方が、購入の障壁と決め手を引き出す4つの質問と、誘導せずに事実を聞く技術、そして社内の営業やカスタマーサポートに聞くだけで得られる知見までわかる内容です。

「ユーザーインタビューをやってみたが、当たり障りのない感想しか出なかった」——原因は質問の設計にあります。「ご満足いただけましたか」と聞けば「満足しています」が返ってきます。

本記事では、CVR改善に使えるユーザーインタビューの設計を、対象者の選び方・質問の設計・聞き方・分析の順に解説します。

記事のポイント

  • CVR改善に直結する4つの質問
  • 社内の営業・サポートに聞くだけで得られる知見
  • 誘導せずに事実を聞く技術
  • 聞くタイミングは購入後30日以内
  • インタビュー結果をLPのコピーに変える手順

目次

  • ユーザーインタビューで何が分かるか
  • ①誰に聞くか
  • ②何を聞くか|CVR改善に効く4つの質問
  • ③どう聞くか
  • ④結果をLPのコピーに変える
  • 社内インタビューから始める
  • Dejamでインタビュー結果を検証する
  • よくある質問
  • まとめ

ユーザーインタビューで何が分かるか

行動データでは取れないものが3つあります。

取れるものなぜ重要か
購入前に何に悩んでいたかLPの課題提示セクションの文言になる
何と比較していたか競合比較・差別化の訴求軸が決まる
何が最後の障壁だったかCTA周辺のマイクロコピーになる

逆に、インタビューで取れないものもあります。

取れないもの理由
どこで離脱したか本人が覚えていない
何秒止まったか自覚がない
何が「使いにくい」か聞くと遠慮する

「どこで・どれだけ」は行動データ、「なぜ・何と比べて」はインタビューです。 行動の観察は「ユーザビリティテストのやり方」を参照してください。

①誰に聞くか

対象聞けること難易度
最近購入した顧客決め手・障壁・比較対象
検討して離脱した人離脱理由(最も価値が高い)高い
長期利用者継続理由・LTVの要因低い
自社の営業・カスタマーサポート頻出の質問・懸念最も低い

最も価値が高いのは「検討して離脱した人」ですが、到達が最も難しいです。 代替として出口調査(離脱時のポップアップで1問だけ聞く)が使えます。

最初に着手すべきは自社の営業・カスタマーサポートです。 後述のとおり、コストがほぼゼロで最も早く知見が出ます。

聞くタイミングは購入後30日以内、できれば直後が望ましいとされています。 時間が経つと、検討時の懸念が記憶から消えます。

②何を聞くか|CVR改善に効く4つの質問

顧客に聞く質問は、次の4つが基本形とされています(出典: コンバージョンを高めるために、「お客様の声」の調査を活用する - DLPO)。

#質問何に使えるか
1このような商品・サービスが必要だと感じたのはいつですか課題提示セクションの文言・検索キーワード
2この商品・サービスは、あなたのどんな問題を解決しますかベネフィットの訴求軸
3他の製品・他社サービスを検討しましたか比較表の比較軸・差別化の訴求
4どんなことを懸念し、どんなためらいがありましたかCTA周辺のマイクロコピー・FAQ

4つ目が最も直接的にCVRに効きます。 ためらいの内容がそのままLPで解消すべき不安だからです。

価値提案を特定する質問(メッセージマイニング)

CVRの高い価値提案(UVP)を作るには、次の3問が使われます(出典: CVRの高い価値提案(UVP)を特定するためのメッセージマイニングの活用とは? - DLPO)。

対象質問
サイト訪問者「{商品カテゴリー}を選ぶ際、最も重要視することは何ですか?」
顧客「{自社商品}によって解決される、あるいは軽減される一番のことは何ですか?」
顧客「様々な選択肢の中から、弊社を選んだ理由は何ですか?」

この3問から得た言葉をそのままLPの見出しに使うのが「メッセージマイニング」です。 自社の言葉ではなく顧客の言葉を使うため、ニールセンの原則のうち「実世界とのマッチ」も同時に満たせます(「ヒューリスティック評価とは?」参照)。

この手法を使った事例では、ホームページからのeコマース取引が51%上昇、ユーザーあたり収益が92%増加したと報告されています(Petdoors.com、出典: 同上)。

ただし信頼度やサンプルサイズは公開されていません。 手法のアイデアとして扱い、数値は自社で取り直してください。

③どう聞くか

原則悪い例良い例
評価を聞かない。事実を聞く「使いやすかったですか?」「申し込むまでに何回サイトを見ましたか?」
前提を質問に入れない「当社の高品質なサポートについて…」「サポートを利用された経験を教えてください」
1問で2つ聞かない「料金と機能はどうでしたか?」料金と機能を別に聞く
はい/いいえで終わらせない「比較しましたか?」「どこと比較しましたか?」
具体的なエピソードを引き出す「よくある不満は?」「直近で困ったのはどんな場面でしたか?」

「弊社のサービスは業界トップクラスですが、満足度はいかがですか」のような質問は、満足と答えさせるための誘導です。 質問文に評価語を入れないでください。

沈黙を怖がらないでください。 考えている時間に本音が出ます。

深掘りは「それはなぜですか」を3回までが目安です。それ以上は理由の後付け(合理化)が始まります。

④結果をLPのコピーに変える

インタビューの価値は、顧客の言葉をそのまま使えることにあります。

聞けた言葉どこに使うか
「またツールが増えるのが嫌だった」CTA直前のマイクロコピー(「既存ツールの置き換えも可能です」)
「上司に説明できる資料がほしかった」資料請求のオファー名を変える
「無料期間だけ使って終わると思っていた」FAQに追加
「Excelでやっていたが限界だった」課題提示セクションの見出し

要約せず、言われた表現のまま使ってください。 「業務効率化」に丸めた瞬間に、誰にも刺さらない言葉になります。

掲載する場合は許諾が必要です。 氏名・役職・会社名の掲載範囲を文書で確認してください。載せ方は「お客様の声(テスティモニアル)の集め方と置き方」にまとめています。

最後はABテストで確かめます。 インタビューは数人の声なので、全体に効くかは別問題です。

社内インタビューから始める

外部の顧客に到達する前に、社内の営業・カスタマーサポートに聞いてください。

あるCROの実務者は、顧客・セールス・サポートチームへのインタビューを「紛れもなく、あらゆるCROの手法の中でも最も示唆に富む」と評しています(出典: コンバージョンを高めるための、定性調査の活用方法 - DLPO)。

聞くことは2つだけです。

「最も多い質問を5つ教えてください」 「そうした質問をされたときの回答は?」

この2問の答えは、そのままLPのFAQになります。 よく聞かれる質問がLPに書かれていないなら、そこが離脱理由です。

ライブチャットの履歴も同じ価値があります。 ユーザーが自分の言葉で書いた質問が蓄積されているため、何が不足しているかの一次データになります。

到達コストの低い定性調査の順番

順番手法コスト
1営業・サポートへのインタビューほぼゼロ
2ライブチャット・問い合わせ履歴の分析ほぼゼロ
3購入直後の顧客アンケート(メール)低い
4ページ内調査(特定ページでアンケート表示)低い
5出口調査(離脱時にポップアップで1問)
6顧客インタビュー
7離脱者インタビュー高い

1と2は今日できます。 ここを飛ばして顧客インタビューの日程調整から始めるのは、コストの順番が逆です。

Dejamでインタビュー結果を検証する

ポップアップテスト

ページ内調査と出口調査はポップアップで実装できます。 「このページで知りたかったことは見つかりましたか」の1問だけでも、離脱理由の手がかりになります。表示タイミングの決め方は「ポップアップのABテスト」を参照してください。

Web接客・ポップアップ機能の詳細を見る →

ABテスト

インタビューで得た言葉をコピーに反映して検証できます。文言の差し替えだけなのでノーコードで完結します。

ABテスト機能の詳細を見る →

ヒートマップ

インタビューで出た懸念が、実際にその位置の離脱につながっているかを確認できます。 「料金が不安だった」という声が、料金セクションの離脱データと一致するかを見ます。

ヒートマップ機能の詳細を見る →

よくある質問

Q. ユーザーインタビューでは何を聞けばいいですか?

A. 4つの質問が基本形です。 ①必要だと感じたのはいつか ②どんな問題が解決されるか ③他に何を検討したか ④どんな懸念・ためらいがあったか。4つ目が最も直接的にCVRに効きます。

Q. 何人に聞けばいいですか?

A. 5〜8人で同じ話が繰り返されるようになります。 ただし人数より対象の質が重要です。離脱した人1人の話は、購入した人5人より価値があることがあります。

Q. 顧客に到達できない場合はどうすればいいですか?

A. 自社の営業・カスタマーサポートに聞いてください。 「最も多い質問を5つ」「その回答」の2問だけで、LPのFAQになります。ライブチャットの履歴も同じ価値があります。

Q. いつ聞くのがいいですか?

A. 購入後30日以内、できれば直後です。 時間が経つと検討時の懸念が記憶から消えます。

Q. 聞いた言葉はそのままLPに載せていいですか?

A. 表現はそのまま使ってください。 要約すると誰にも刺さらない言葉になります。ただし氏名・役職・会社名を出す場合は掲載許諾が必要です。また全体に効くかはABテストで確かめてください。

まとめ

ユーザーインタビューの設計について、要点を整理します。

  • インタビューで取れるのは「なぜ・何と比べて」。「どこで・どれだけ」は行動データ
  • CVR改善に効く4つの質問は必要性の発生・解決される問題・比較対象・懸念とためらい
  • 4つ目(懸念とためらい)が最も直接的にCVRに効く
  • 価値提案を作るならメッセージマイニングの3問
  • 聞くタイミングは購入後30日以内、できれば直後
  • 質問文に評価語を入れない。 「高品質な」は誘導
  • 1問で2つ聞かない。はい/いいえで終わらせない
  • 深掘りは「それはなぜですか」を3回まで
  • 得た言葉は要約せずそのままLPに使う
  • まず社内の営業・サポートに「最も多い質問を5つ」を聞く。 コストがほぼゼロで最も示唆が多い
  • ライブチャット・問い合わせ履歴も一次データ
  • 最後はABテストで確かめる

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  • ワンプロダクトで完結: LP制作・ヒートマップ分析・ABテストをすべて単一ツールで実施
  • 月額3万円〜利用可能: オプティマイズプラン月額3万円〜 / CMSプラン月額5万円〜 / オールインワン月額12万円〜
  • ユーザー課金なし: 何名で使っても追加費用は発生しない
  • ISMS認証取得: ISO/IEC 27001:2022 & JIS Q 27001:2023認証取得済み
  • 毎週アップデート: 市場トレンドとユーザーリクエストに応じて機能を毎週拡充
  • 権威ある実績: 代表がダイレクトアジェンダで2連覇。LPO顕彰制度「LPO AWARD」主催者

Dejamの主要機能

  • LP/記事LP制作: ノーコード・コードの切り替えに対応。AIで生成したコードを直接取り込み可能
  • ヒートマップ: 5種類(クリック/クリックイベント/熟読/滞在/離脱)。データ保存期間無制限
  • ABテスト: デザイン変更テスト・リダイレクトテスト・ポップアップテストの3種類。AIが自然言語でテストコードを自動生成
  • 自動解析: どのコンテンツがCVRに貢献しているかAIが自動解析。ゴールデンルート機能でページ遷移の最適パスも特定
  • プロジェクト管理: 改善施策の進捗をチームで共有できる

ページ内調査・出口調査はポップアップテストで実装できます。 「知りたかったことは見つかりましたか」の1問を出すだけで、離脱理由の手がかりが集まります。

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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