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CTR(クリック率)とは?意味・計算式とGoogle広告・Search Consoleでの見方、改善のチェックポイント

CTR(クリック率)とは?意味・計算式とGoogle広告・Search Consoleでの見方、改善のチェックポイント

この記事でわかること

本記事では、CTR(クリック率)の意味と計算式を、Google 広告ヘルプとSearch Consoleヘルプの定義をもとに解説します。CTRが品質スコアの「推定クリック率」にどう関わるか、業界平均ではなく自社の過去データと比べるべき理由、キーワード・マッチタイプ(インテント マッチ/フレーズ一致/完全一致)・アセット(旧広告表示オプション)・広告文・ランディングページでCTRを改善するチェックポイントがわかる内容です。

CTR(Click Through Rate)は、広告や検索結果が表示された回数のうち、どれだけクリックされたかを表す指標です。日本語ではクリック率と呼ばれ、広告運用でもSEOでも使われます。

本記事では、CTRの意味と計算式をGoogle 広告ヘルプとSearch Consoleヘルプの定義をもとに整理し、CTRを改善するときに確認したいポイントを解説します。

注記: 2026年9月16日に更新しました。旧版にあった次の記述は誤りまたは現在の仕様と異なるため訂正しました。

  • 「CTRが上がると検索順位が上がっている可能性が高い」→ 因果が逆です。CTRの上昇は順位上昇の結果として起きることはあっても、CTRから順位上昇を読み取ることはできません
  • 「広告表示オプションを設定するとSEOの評価が上昇する」→ Google広告の設定は自然検索の評価とは関係ありません。また「広告表示オプション」は現在「アセット」と呼ばれています
  • 「部分一致から『絞り込み部分一致』に変更する」→ 絞り込み部分一致は現在のマッチタイプにありません
  • 「LPで離脱率が低下すると広告の評価も低下する」→ 品質スコアの要素はLPの「利便性」で、離脱率が下がることで評価が下がるという関係ではありません

また、第三者が2016〜2021年に公開した業界別の平均CTRの表は、調査時期が古く現在の検索結果・広告の表示形式と前提が異なるため削除しました。

記事のポイント

  • CTRは「クリック数÷表示回数」。Google広告もSearch Consoleも同じ定義
  • Google広告では、CTRは品質スコアの要素「推定クリック率」に関わる
  • 業界平均のCTRを目標にせず、自社の過去データや同じ条件の広告と比べる
  • 改善はキーワード・マッチタイプ・アセット・広告文・LPの順に確認する
  • CTRが高くてもコンバージョンが増えないなら、課題はLP側にある

目次

  • CTR(クリック率)とは
  • CTRはどこで確認できる?
  • 平均CTRを目標にしてはいけない理由
  • CTR(クリック率)を上げるための改善方法
  • CTR改善のためのチェックポイント
  • よくある質問
  • まとめ

CTR(クリック率)とは

CTR(クリック率)とは、「Click Through Rate」の略で、広告や検索結果が表示された回数に対して、クリックされた割合を表します。

Google 広告ヘルプでは、クリック率を「表示された広告または無料商品リスティングをユーザーがクリックした割合」と説明しています。

出典:クリック率とは - Google 広告 ヘルプ

CTRの計算式

CTRは次の式で計算します。

CTR(%)= クリック数 ÷ 表示回数(インプレッション数)× 100

例えば、表示回数が800回でクリック数が30回の場合、30÷800×100=3.75%です。

CTRから分かること

CTRが高いということは、表示された広告や検索結果が、その検索をしたユーザーにとって関連性が高かったということです。Google 広告ヘルプでも、クリック率が高い広告やリスティングは「ユーザーにとって有益で関連性が高い」ことを意味すると説明しています。

一方、CTRはクリックされるまでの指標です。クリックした後にユーザーが申し込みや購入をしたかは、CVR(コンバージョン率)で見ます。

指標計算見ている区間
CTR(クリック率)クリック数 ÷ 表示回数広告・検索結果を見てからクリックするまで
CVR(コンバージョン率)コンバージョン数 ÷ クリック数(またはセッション数)サイトに来てからコンバージョンするまで

CVRの考え方は「CVR(コンバージョン率)とは?計算式や平均値、改善施策まで詳しく解説」もあわせてご覧ください。

CTRはどこで確認できる?

Google広告

Google広告では、広告・キーワード・リスティングごとにクリック率が個別に算出され、管理画面で確認できます。

また、検索キャンペーンの品質スコア(1〜10)は、次の3つの要素から算出されます。

要素内容
推定クリック率広告が表示された場合にクリックされる可能性の高さ
広告の関連性広告がユーザーの検索の意図と一致する度合い
ランディング ページの利便性ランディング ページが、広告をクリックしたユーザーにとってどの程度関連性があり有用か

出典:検索キャンペーンの品質スコアについて - Google 広告 ヘルプ

なお、Googleは品質スコアについて「KPIではないため、最適化したり他のデータとともに集計したりするべきではない」「広告オークションにおける評価材料にはなっていない」と説明しています。品質スコアはあくまで、広告・キーワード・LPのどこに改善の余地があるかを見つけるための診断ツールです。

Google Search Console(SEO)

自然検索のCTRは、Search Consoleの検索パフォーマンス レポートで確認できます。Search Consoleでも、CTRは「クリック数をインプレッション数で割った値」と定義されています。

レポートでは、クエリ・ページ・国・デバイスなどの単位で、クリック数・インプレッション数・CTR・平均掲載順位を並べて見られます。同じ掲載順位なのにCTRが低いページは、タイトルやスニペット(説明文)が検索意図と合っていない可能性があります。

出典:検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定 - Search Console ヘルプ

平均CTRを目標にしてはいけない理由

「平均CTRはどのくらいか」を知りたい方は多いですが、業界平均の数値をそのまま自社の目標にするのはおすすめしません。

  • 表示形式が変わると比較できない: 検索結果には広告・画像・動画・AIによる概要など多くの要素が表示されるようになり、同じ順位でもクリックされやすさが時期によって変わります。数年前の調査の数値は、現在の検索結果とは前提が違います
  • キーワードによって大きく違う: 指名検索(社名・商品名)とそれ以外の検索では、同じ順位でもCTRが大きく異なります
  • 媒体・掲載面によって違う: Google 広告ヘルプも、クリック率は宣伝内容や広告の掲載先のネットワークに左右されると説明しています

目標を決めるときは、自社の過去データ(同じキャンペーン・同じクエリ・同じ掲載順位帯)と比べるのが確実です。Search Consoleなら掲載順位の近いページ同士、Google広告なら同じ広告グループ内の広告同士で比べると、改善すべき対象が見つかります。

CTR(クリック率)を上げるための改善方法

ここでは、主にリスティング広告(検索広告)でCTRを上げる方法を紹介します。

検索意図に合ったキーワードと広告文にする

CTRを上げる基本は、検索したユーザーが探している内容と、広告文の内容を一致させることです。Google 広告ヘルプでも、キーワード・広告・リスティングの互いへの関連度とビジネスへの関連度が高いほど、クリックされる可能性は高くなると説明しています。

検索語句レポートで実際にどの検索語句で広告が表示されたかを確認し、意図と合わない語句は除外キーワードに追加します。

クリック率の低いキーワード・広告を見直す

CTRが極端に低いキーワードや広告は、検索意図とずれている可能性があります。ただし、CTRが低くてもコンバージョンにつながっているキーワードもあるため、停止する前にコンバージョン数・コンバージョン単価も確認してください。

マッチタイプを見直す

Google広告のキーワードのマッチタイプは、現在インテント マッチ(部分一致)・フレーズ一致・完全一致の3つです。範囲の広いマッチタイプほど、多様な検索語句で広告が表示されます。

関連性の低い検索語句での表示が多くCTRが下がっている場合は、フレーズ一致や完全一致を使う、除外キーワードを追加する、といった方法で表示される検索語句を絞り込みます。なお、以前あった「絞り込み部分一致」は現在のマッチタイプにはありません。

出典:キーワードのマッチタイプについて - Google 広告 ヘルプ

アセット(旧広告表示オプション)を追加する

アセットとは、広告見出し・説明文・サイトリンク・電話番号・住所などの情報で、これらが組み合わされて実際の広告として表示されます。以前は「広告表示オプション」と呼ばれていました。

Google 広告ヘルプでは、アセットを追加すると検索結果ページでの広告の表示可能性や視認性が高くなり、多くの場合クリック数が増加すると説明しています。ただし、どのアセットが表示されるかは検索ごとに選ばれるため、追加すれば必ず表示されるわけではありません。

出典:アセットについて - Google 広告 ヘルプ

クリエイティブ(広告文・バナー)を改善する

ディスプレイ広告やSNS広告では、バナーや動画などのクリエイティブがCTRを大きく左右します。訴求軸(価格・実績・悩みの解決など)を変えた複数のパターンを用意し、ABテストで比べて判断します。

CTR改善のためのチェックポイント

CTRを改善する際は、次の5つを順に確認しましょう。

キーワードは検索意図と合っているか

広告を表示させたいユーザーと、実際に広告が表示されている検索語句がずれていないかを、検索語句レポートで確認します。SEOの場合は、Search Consoleでページごとの流入クエリを確認し、狙ったクエリで表示されているかを見ます。

ターゲット設定は適切か

地域・デバイス・時間帯・オーディエンスなどの設定が、商品やサービスの対象と合っているかを確認します。対象外のユーザーに多く表示されていると、CTRは下がります。

アセットは設定されているか

サイトリンク・コールアウト・構造化スニペットなど、設定できるアセットが漏れていないかを確認します。

訴求ポイントは合っているか

広告文やタイトルが、ユーザーが比較・検討するときに重視する点(価格・導入実績・手軽さなど)を伝えているかを確認します。競合の広告と並んだときに、違いが伝わるかも見ておきましょう。

遷移先のランディングページは検索語句と合っているか

広告文で約束した内容と、LPのファーストビューの内容が一致しているかを確認します。品質スコアの要素には「ランディング ページの利便性」があり、LPが広告をクリックしたユーザーにとって関連性が高く有用かが診断されます。

LPとの一致はCTRそのものより、クリック後のCVRに大きく影響します。CTRは高いのにコンバージョンが増えない場合は、LPのどこでユーザーが離脱しているかをヒートマップなどで確認してください。

よくある質問

Q. CTR(クリック率)とは何ですか?

A. 広告や検索結果が表示された回数のうち、クリックされた割合です。「クリック数÷表示回数×100」で計算します。Google広告とSearch Consoleのどちらでも、同じ定義で使われています。

Q. CTRの平均はどのくらいですか?

A. 媒体・掲載面・キーワード・掲載順位によって大きく異なるため、一つの平均値を目安にすることはおすすめしません。検索結果の表示形式も年々変わっているため、古い調査の数値は現在と前提が違います。自社の過去データや、同じ条件の広告・ページ同士で比べてください。

Q. CTRとCVRはどちらを先に改善すべきですか?

A. CTRは「広告や検索結果からLPに来るまで」、CVRは「LPに来てから」の指標で、担当する区間が違います。CTRが十分あるのにコンバージョンが増えない場合、原因は広告ではなく遷移先のLPにあります。この場合はクリエイティブを触るより、LPのどこで読まれなくなっているかを確認するほうが近道です。

Q. CTRが低いとき、どこから確認すればよいですか?

A. 本記事の5つのチェックポイント(キーワード/ターゲット設定/アセット/訴求ポイント/遷移先のLP)を順に確認してください。まず検索語句レポートで、意図しない検索語句で表示されていないかを見るのが近道です。

Q. アセット(旧広告表示オプション)を追加すればCTRは必ず上がりますか?

A. 必ずではありません。Google 広告ヘルプでは、アセットを追加すると多くの場合クリック数が増加すると説明していますが、どのアセットが表示されるかは検索ごとに選ばれます。追加したうえで、実際の成果を比較して判断してください。

まとめ

CTR(クリック率)は、表示回数に対してクリックされた割合で、「クリック数÷表示回数」で計算します。Google広告では品質スコアの「推定クリック率」に関わり、Search ConsoleではSEOのタイトルやスニペットの改善対象を見つける手がかりになります。

業界平均を目標にするのではなく、自社の過去データや同じ条件の広告・ページと比べて改善対象を探すのが実務的です。キーワード・マッチタイプ・アセット・訴求ポイントを見直し、クリック後のLPまで一貫させることで、CTRとCVRの両方の改善につながります。

CTRは十分なのにコンバージョンが増えない場合は、LP側の改善が必要です。CVR改善ツール「Dejam」では、ヒートマップでLPのどこで離脱しているかを可視化し、ABテストで改善案を検証できます。

この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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