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【2026年版】GA4のイベント設定完全ガイド|自動収集・拡張計測・カスタムイベントの使い分け

【2026年版】GA4のイベント設定完全ガイド|自動収集・拡張計測・カスタムイベントの使い分け

この記事でわかること

本記事では、GA4のイベント設定を自動収集・拡張計測機能・推奨イベント・カスタムイベントの4分類から解説します。どこまで設定すべきかの判断基準と、計測したデータをCVR改善にどうつなげるかまでわかる内容です。

「GA4でイベントを設定したいが、そもそも何を設定すればいいのか分からない」——GA4はイベントベースの計測ツールで、すべての計測がイベントとして記録されます。 ただし、何もしなくても自動で取れるものと、自分で設定が必要なものがあります。

本記事では4種類の分類を整理し、どこまで設定すべきかの判断基準、そして取ったデータをどうCVR改善に使うかまでを解説します。

記事のポイント

  • GA4のイベント4分類(自動収集・拡張計測・推奨・カスタム)
  • 拡張計測機能で足りる場合と、カスタムイベントが必要な場合
  • GTMでカスタムイベントを作る手順
  • イベント数・パラメータの上限
  • 設定したイベントをCVR改善にどう使うか

目次

  • GA4のイベント4分類
    1. 自動収集イベント
    1. 拡張計測機能のイベント
    1. 推奨イベント
    1. カスタムイベント
  • GTMでカスタムイベントを作る手順
  • 知っておくべき上限
  • 設定しすぎない
  • 取ったデータをCVR改善に使う
  • よくある質問
  • まとめ

GA4のイベント4分類

GA4のイベントは4種類に分かれます。下にいくほど設定の手間がかかります。

分類設定
自動収集イベント不要page_view session_start first_visit
拡張計測機能管理画面でオン/オフscroll click file_download form_start
推奨イベント自分で実装(名前は決まっている)generate_lead purchase sign_up
カスタムイベント自分で実装(名前も自由)任意

まず上の2つで足りないかを確認してください。 実装が不要なぶん、圧倒的に低コストです。

1. 自動収集イベント

GA4のタグを設置した時点で、設定なしに記録されるイベントです。

イベント名タイミング
page_viewページが表示されたとき
session_startセッションが開始したとき
first_visit初回訪問時
user_engagementページが一定時間フォアグラウンドにあったとき

設定は不要です。 これらを再実装しないよう注意してください(二重計上になります)。

2. 拡張計測機能のイベント

管理画面のスイッチをオンにするだけで取得できます。もっともコストパフォーマンスが高い設定です。

「管理」→「データストリーム」→ 対象ストリーム →「拡張計測機能」から設定します。

項目取得されるイベント内容
ページビューpage_view既定でオン
スクロール数scrollページの90%到達時に1回だけ
離脱クリックclick外部ドメインへのリンククリック
サイト内検索view_search_results検索パラメータを検出
動画エンゲージメントvideo_start埋め込みYouTube
ファイルのダウンロードfile_downloadPDF等へのリンククリック
フォームの操作form_start form_submit入力開始と送信

注意点

スクロールは90%到達時の1回だけです。「どこまで読まれたか」を10%刻みで見たい場合は、GTMでの追加実装が必要になります。

フォームの操作は確実ではありません。 iframeで埋め込んだ外部フォーム(HubSpotなど)や、JavaScriptで動的に生成されるフォームでは発火しないことがあります。必ずリアルタイムレポートで発火を確認してください。

3. 推奨イベント

Googleが名前とパラメータを定めているイベントです。実装は自分で行いますが、決められた名前を使うことで、GA4のレポート機能や広告の最適化に正しく反映されます。

イベント名用途
generate_lead資料請求・問い合わせなどのリード獲得
purchase購入完了
sign_up会員登録
add_to_cartカート追加
loginログイン

独自の名前を付けず、推奨イベントに該当するものは推奨イベント名を使ってください。 例えば購入完了を cv_kanryo のような独自名にすると、eコマースレポートが機能しません。

4. カスタムイベント

上記のどれにも該当しない、自社固有の計測に使います。

例:

  • 特定のボタンのクリック(料金表の「詳しく見る」など)
  • タブの切り替え
  • 特定セクションの表示
  • 電話番号のタップ(スマートフォン)

命名のルール

ルール内容
小文字のスネークケースclick_price_buttonClickPriceButton は避ける)
予約語を使わないpage_view など自動収集と同じ名前は使わない
一貫した命名にする動詞_対象 の形で統一すると後で探しやすい
日本語を使わないレポートで扱いにくくなる

命名が場当たりだと、半年後に何のイベントか分からなくなります。 スプレッドシートで管理台帳を作ることをおすすめします。

GTMでカスタムイベントを作る手順

  1. GTMで「トリガー」を作成する
    • 例: 「クリック - すべての要素」で、ボタンのIDやクラスを条件にする
    • 例: 「要素の表示」で、特定セクションが画面に入ったときに発火させる
  2. タグ」を作成する
    • タグの種類: 「Google アナリティクス: GA4 イベント」
    • 測定IDとイベント名を指定
    • 必要ならイベントパラメータを追加
    • 手順1のトリガーを紐づける
  3. プレビューモードで発火を確認する
  4. 公開する
  5. GA4の「レポート」→「リアルタイム」で受信を確認する

手順3と5を省略しないでください。 「設定したのにデータが来ない」の大半は、発火確認をしていないことが原因です。

クリックをトリガーにするときの注意

フォームの送信ボタンのクリックをトリガーにすると、入力エラーで送信できなかった場合もイベントが発火します。 コンバージョンとして扱う場合、数値が実態より多くなります。

可能であれば、送信完了時に dataLayer.push する実装を開発側に依頼してください。

知っておくべき上限

対象上限
イベント名の種類500個(プロパティあたり)
1イベントあたりのパラメータ25個
イベント名の文字数40文字
パラメータ名の文字数40文字
カスタムディメンション50個(イベントスコープ)
キーイベント30個

上限に達すると新しいイベントが記録されなくなります。特にイベント名にIDや日付を含めると、すぐに500種類に達しますclick_product_12345 のような命名)。可変の値はパラメータに入れてください。

設定しすぎない

もっとも多い失敗は「取れるものを全部取ってしまう」ことです。

イベントを増やしすぎると次の問題が起きます。

  • どのイベントが何を意味するか分からなくなる
  • レポートが煩雑になり、見なくなる
  • 上限を圧迫する
  • 実装・保守の工数が増える

設定の判断基準は「そのイベントを見て、次に何をするか決められるか」です。 決められないなら設定しないでください。

たとえば「ページのタブ切り替え」を計測しても、それを見て何を改善するかが決まっていなければ、数字が増えるだけです。

取ったデータをCVR改善に使う

イベントを設定したら、次はキーイベントとしてマークし、CVRを分解します。

  1. 重要なイベントをキーイベントにする — 設定方法は「【2026年版】GA4のキーイベント(旧コンバージョン)設定方法|計測されないときの対処法も解説
  2. 探索レポートでランディングページ別にCVRを分解する — 「【2026年版】GA4探索レポートの使い方|CVR改善に効く5つの型と作成手順を解説
  3. ファネルデータ探索で離脱ステップを特定する — 「【2026年版】GA4ファネルデータ探索の作り方|離脱ステップを特定してフォーム改善につなげる

イベントを設定しただけでは何も改善しません。 全体の流れは「【2026年版】GA4でCVRを改善する方法|キーイベント レートの見方から具体的な打ち手まで解説」にまとめています。

よくある質問

Q. まず何から設定すべきですか?

A. 拡張計測機能をオンにするところからです。管理画面のスイッチだけで、スクロール・離脱クリック・ファイルダウンロード・フォーム操作が取れます。実装が不要なぶん、圧倒的にコストパフォーマンスが高い設定です。

Q. 推奨イベントとカスタムイベントはどう使い分けますか?

A. 推奨イベントに該当するものは必ず推奨イベント名を使ってください。 購入完了を独自名にすると、eコマースレポートや広告の最適化が正しく機能しません。該当するものがない場合だけカスタムイベントを使います。

Q. スクロールは10%刻みで取れますか?

A. 拡張計測機能では90%到達時の1回だけです。10%刻みで取るにはGTMでの追加実装が必要です。ただし、それでも「料金表の直前で止まっている」といった要素単位の粒度は得られません。

Q. イベントの上限はありますか?

A. イベント名の種類は500個、1イベントあたりのパラメータは25個、キーイベントは30個です。イベント名にIDや日付を含めるとすぐ上限に達します。 可変の値はパラメータに入れてください。

Q. どこまでイベントを設定すべきですか?

A. **「そのイベントを見て、次に何をするか決められるか」**が判断基準です。決められないなら設定しないでください。取れるものを全部取ると、レポートが煩雑になって見なくなります。

まとめ

GA4のイベント設定について、要点を整理します。

  • イベントは4分類。まず自動収集と拡張計測機能で足りないかを確認する
  • 拡張計測機能は管理画面のスイッチだけ。もっともコストパフォーマンスが高い
  • スクロールは90%到達時の1回だけ。 細かく取るにはGTM実装が必要
  • フォームの操作はiframe埋め込みやSPAで発火しないことがある。 必ず確認する
  • 推奨イベントに該当するものは、独自名を付けずに推奨イベント名を使う
  • カスタムイベントは小文字スネークケースで統一し、管理台帳を作る
  • イベント名にIDや日付を含めない(500種類の上限にすぐ達する)
  • 設定しすぎない。 「見て次に何をするか決められるか」で判断する
  • 設定は出発点。キーイベント化 → CVR分解 → 改善までがセット

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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