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【2026年版】GA4のキーイベント(旧コンバージョン)設定方法|計測されないときの対処法も解説

【2026年版】GA4のキーイベント(旧コンバージョン)設定方法|計測されないときの対処法も解説

この記事でわかること

本記事では、GA4のキーイベント(旧コンバージョン)の設定方法を、管理画面での基本設定からGTMを使ったカスタムイベントの作成まで解説します。30個の上限などの制約と、計測されないときのチェック手順、設定後にCVRをどう改善につなげるかまでわかる内容です。

「GA4でコンバージョンを設定したいが、管理画面に『コンバージョン』という項目が見当たらない」——GA4では2024年3月に、コンバージョンが「キーイベント」に名称変更されました。古い解説記事の手順どおりに操作しても目的の画面にたどり着けないのは、このためです。

本記事では、GA4のキーイベントの設定方法を現在の管理画面に沿って解説し、設定したのに計測されないときのチェック手順、そして設定後にその数値をどう改善へつなげるかまでを扱います。

記事のポイント

  • 「コンバージョン」から「キーイベント」への名称変更で何が変わったか
  • 既存イベントをキーイベントにする手順
  • サンクスページがない場合のGTMを使った設定方法
  • 30個の上限など、知っておくべき制約
  • 計測されないときのチェックポイント

目次

  • GA4のキーイベントとは(旧コンバージョン)
  • キーイベントの設定手順(既存イベントをマークする)
  • 計測したいイベントが存在しない場合
  • GTMでカスタムイベントを設定する
  • 知っておくべき制約
  • 設定したのに計測されないときのチェックポイント
  • 設定した後、その数値をどう使うか
  • Dejamで計測した数値を改善につなげる
  • よくある質問
  • まとめ

GA4のキーイベントとは(旧コンバージョン)

GA4のキーイベントとは、資料請求や購入など、ビジネス上重要なアクションとしてマークしたイベントのことです。2024年3月に「コンバージョン」から名称変更されました。

変更されたのは名称だけでなく、位置づけも整理されています。

GA4のキーイベントGoogle広告のコンバージョン
計測主体GA4Google広告
帰属の考え方データドリブンアトリビューションが既定自媒体のクリックを優先
計上日CVが発生した日クリックした日に遡る

両者を区別するために名称が分けられました。 同じ「コンバージョン」という言葉を使っていると、数値が食い違ったときに原因の切り分けができないためです。

重要な前提として、**キーイベントは「イベントにマークを付けたもの」**です。土台になるイベントが計測されていなければ、キーイベントは作れません。ここを理解しておくと、後述するトラブル対応がスムーズになります。

キーイベントの設定手順(既存イベントをマークする)

すでに計測されているイベントをキーイベントにする場合は、数クリックで完了します。

  1. GA4の「管理」を開く
  2. 「データの表示」→「キーイベント」を選択
  3. 一覧から対象のイベントを探す
  4. 行の右側にある「キーイベントとしてマークを付ける」のトグルをオンにする

これだけです。設定には編集者以上の権限が必要です。閲覧者権限ではトグルが操作できません。

反映には最大24時間かかります。 設定直後にレポートで0件と表示されても、まずは時間を置いて確認してください。

主なイベント名の例

イベント名発生タイミング
generate_lead資料請求・問い合わせなどのリード獲得
purchase購入完了
sign_up会員登録
form_submitフォーム送信(拡張計測機能)

計測したいイベントが存在しない場合

「キーイベント」の一覧に目的のイベントが無い場合、まずそのイベントを発生させる必要があります。方法は3つあります。

方法1: 拡張計測機能を使う

もっとも簡単です。「管理」→「データストリーム」→ 対象ストリーム →「拡張計測機能」で以下を有効にできます。

  • ページビュー
  • スクロール
  • 離脱クリック
  • サイト内検索
  • 動画エンゲージメント
  • ファイルのダウンロード
  • フォームの操作form_start / form_submit

フォームの操作を有効にすると、フォームの入力開始と送信がイベントとして計測されます。ただし、iframeで埋め込まれた外部フォーム(HubSpotなど)やSPAでは発火しないことがあります。

方法2: サンクスページ到達をイベント化する

送信後に固有のサンクスページへ遷移する構成なら、これがもっとも確実です。

  1. 「管理」→「イベント」→「イベントを作成
  2. カスタムイベント名を入力(例: contact_complete
  3. 一致条件を設定する
    • event_namepage_view と等しい
    • page_location/contact/thanks/ を含む
  4. 保存後、「キーイベント」一覧に出てきたらマークを付ける

この方法ならGTMを触らずに設定できます。 サンクスページがある場合は、まずこれを検討してください。

方法3: GTMでカスタムイベントを送る

サンクスページがない、あるいは送信ボタンのクリックを直接取りたい場合はGTMを使います。

GTMでカスタムイベントを設定する

Googleタグマネージャー(GTM)を使う場合の手順です。

  1. GTMで「トリガー」を作成する
    • 例: 「クリック - すべての要素」でボタンのIDやクラスを条件にする
    • 例: フォーム送信完了時に dataLayer.push する実装をしてもらい、「カスタムイベント」トリガーで受ける
  2. タグ」を作成する
    • タグの種類: 「Google アナリティクス: GA4 イベント」
    • 測定IDを指定し、イベント名を入力(例: contact_complete
    • 手順1のトリガーを紐づける
  3. プレビューモードで発火を確認する
  4. 公開する
  5. GA4の「キーイベント」一覧に出てきたら、マークを付ける

注意点: クリックをトリガーにすると、送信が失敗してもイベントが発火します。入力エラーで送信できなかった場合もCVとしてカウントされ、数値が実態より多くなります。可能であれば、送信完了時に dataLayer.push する実装を開発側に依頼してください。

なお、HubSpotなどのiframe埋め込みフォームは、親ページのJavaScriptからフォーム内部の要素を掴めません。この場合はフォーム提供側が用意しているコールバック(送信完了イベント)を使う必要があります。

知っておくべき制約

設定前に把握しておくべき制約があります。

制約内容
キーイベントは30個まで1プロパティあたりの上限。使わないものは外す
purchase は解除できないGAが自動的にキーイベント扱いにする
反映に最大24時間設定直後は0件で表示される
過去データには遡及しないマークした日以降のデータにのみ適用される
編集者以上の権限が必要閲覧者権限では設定できない

「過去データに遡及しない」点は特に重要です。 今日マークしても、先月のキーイベント数は0のままです。分析の前に、まず計測設定を済ませておく必要があります。

設定したのに計測されないときのチェックポイント

上から順に確認してください。

1. 反映を待つ

最大24時間かかります。まずここを確認します。リアルタイムレポートなら数分で反映されるので、まずは「レポート」→「リアルタイム」で該当イベントが発生しているかを見てください。

2. GA4タグがCVページに入っているか

サンクスページなど、CVが発生するページにGA4タグが設置されているかを確認します。トップページには入っているが、サンクスページだけ漏れているというケースは珍しくありません。

3. イベント自体が発火しているか

キーイベント以前に、土台のイベントが発火していない可能性があります。「レポート」→「リアルタイム」の「イベント数」で確認するか、GTMのプレビューモードで見てください。

4. 一致条件が正しいか

サンクスページ到達でイベントを作成した場合、条件のURLが実際のURLと一致しているかを確認します。page_location は完全なURL(https:// から)を含むため、「等しい」ではなく「含む」で指定するのが安全です。パラメータが付く場合も同様です。

5. 内部トラフィックの除外設定

自社IPを除外する設定が、意図せず必要なトラフィックまで除外していないかを確認します。テスト送信が計測されないのはこれが原因のことがあります。

6. データしきい値

Googleシグナルが有効な状態で、ユーザー数が少ないレポートではデータが伏せられることがあります。レポート右上に「しきい値が適用されました」と表示されていないか確認してください。詳細は「Googleシグナルとは?有効化でできることと注意点・設定前の確認事項を解説」で解説しています。

設定した後、その数値をどう使うか

キーイベントの設定は改善のスタート地点であって、ゴールではありません。設定が終わったら、次はCVRを分解します。

  1. 探索レポートで「ランディング ページ × セッション × セッションのキーイベント率」の表を作る(作り方は「【2026年版】GA4探索レポートの使い方|CVR改善に効く5つの型と作成手順を解説」を参照)
  2. セッション数が多く、CVRが低いページを特定する
  3. 流入元別・デバイス別に分解して原因を絞り込む
  4. LPを直してABテストで検証する

この手順の全体像は「【2026年版】GA4でCVRを改善する方法|キーイベント レートの見方から具体的な打ち手まで解説」にまとめています。

キーイベントを30個設定しても、それを分解して改善につなげなければ数値が増えるだけです。 設定の次に何をするかまでをセットで考えてください。

Dejamで計測した数値を改善につなげる

ヒートマップ

GA4で「CVRが低いページ」を特定したあと、そのページのどこで離脱しているかを可視化します。キーイベントの数値では分からない、ページ内の挙動が分かります。

ヒートマップ機能の詳細を見る →

ABテスト

改善案の効果を同一期間・同一条件で検証します。GA4の期間比較では、施策の効果と外部要因を分離できません。

ABテスト機能の詳細を見る →

フォーム作成・EFO

フォーム送信をキーイベントにしたものの数値が伸びない場合、フォーム自体の改善が必要です。項目の削減やステップフォーム化を試せます。

フォーム作成機能の詳細を見る →

よくある質問

Q. GA4の管理画面に「コンバージョン」がありません。

A. 2024年3月に「キーイベント」へ名称変更されました。「管理」→「データの表示」→「キーイベント」から設定します。機能自体は同じものです。

Q. キーイベントはいくつまで設定できますか?

A. 1プロパティあたり30個までです。上限に達した場合は、使っていないイベントのマークを外してください。なお purchase は自動的にキーイベント扱いになり、解除できません。

Q. キーイベントを設定すれば過去のデータも見られますか?

A. 見られません。マークした日以降のデータにのみ適用されます。分析を始める前に、まず計測設定を済ませておく必要があります。

Q. サンクスページがない場合はどう設定しますか?

A. GTMでカスタムイベントを設定します。ただしクリックをトリガーにすると、入力エラーで送信できなかった場合もカウントされ数値が実態より多くなります。可能であれば、送信完了時に dataLayer.push する実装を開発側に依頼してください。

Q. 設定したのに計測されません。

A. ①反映待ち(最大24時間、リアルタイムレポートなら数分)、②CVページへのタグ設置漏れ、③土台のイベント自体が発火していない、④一致条件のURLが実際と違う、⑤内部トラフィック除外の設定ミス、⑥データしきい値——の順に確認してください。

Q. GA4のキーイベント数とGoogle広告のコンバージョン数が合いません。

A. 合わないのが正常です。アトリビューションの考え方(GA4はデータドリブンが既定、広告は自媒体のクリックを優先)と計上日の基準(GA4はCV発生日、広告はクリック日に遡る)が異なるためです。媒体の入札判断は媒体の数値、LPの評価はGA4の数値、と使い分けてください。

まとめ

GA4のキーイベント設定について、要点を整理します。

  • 2024年3月に「コンバージョン」から「キーイベント」へ名称変更された。古い記事の手順では見つからない
  • キーイベントは「イベントにマークを付けたもの」。土台のイベントが無ければ作れない
  • 既存イベントのマークは「管理」→「データの表示」→「キーイベント」から。編集者以上の権限が必要
  • サンクスページがあるなら、GA4の「イベントを作成」だけで設定できる(GTM不要)
  • GTMでクリックをトリガーにすると、送信失敗もカウントされて数値が水増しされる
  • 上限は30個。purchase は解除できない
  • 過去データには遡及しない。 分析の前に設定を済ませる
  • 計測されないときは「反映待ち → タグ設置 → イベント発火 → 一致条件 → 除外設定 → しきい値」の順に確認
  • 設定はスタート地点。分解して改善につなげなければ意味がない

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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