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【2026年版】GA4ファネルデータ探索の作り方|離脱ステップを特定してフォーム改善につなげる

【2026年版】GA4ファネルデータ探索の作り方|離脱ステップを特定してフォーム改善につなげる

この記事でわかること

本記事では、GA4のファネルデータ探索(旧・目標到達プロセス)の作り方を、ステップ定義の手順とオープン・クローズドの使い分けから解説します。どのステップで落ちているかを特定し、離脱箇所ごとにフォームやLPの何を直すかまで判断できる内容です。

「フォームの離脱が多いことは分かっているが、どの段階で落ちているのかが分からない」——GA4のファネルデータ探索を使うと、CVまでの各ステップの通過率と離脱率が可視化され、どこを直せばいいかが1つに絞れます。

本記事では、ファネルデータ探索の作り方を手順で解説したうえで、離脱している箇所ごとに何を直すかまでを扱います。

記事のポイント

  • 「目標到達プロセスデータ探索」から「ファネルデータ探索」への名称変更
  • ファネルの作成手順とステップの定義方法
  • オープンファネルとクローズドファネルの使い分け
  • 内訳(ディメンション)を追加してデバイス別・流入元別に見る方法
  • 離脱している箇所ごとに、フォームやLPの何を直すか

目次

  • ファネルデータ探索とは(名称変更に注意)
  • ファネルデータ探索の作り方
  • ステップの定義でつまずくポイント
  • オープンファネルとクローズドファネルの違い
  • 内訳を追加してデバイス別・流入元別に見る
  • 離脱箇所ごとに何を直すか
  • ファネルデータ探索で分からないこと
  • Dejamでフォーム改善を進める
  • よくある質問
  • まとめ

ファネルデータ探索とは(名称変更に注意)

ファネルデータ探索とは、CVに至るまでの各ステップの通過率・離脱率を可視化する分析機能です。

まず名称について整理します。この機能は以前「目標到達プロセスデータ探索」と呼ばれていましたが、現在は「ファネルデータ探索」が公式名称です(出典: [GA4]ファネルデータ探索 - アナリティクス ヘルプ)。

解説記事の多くが旧称のままになっているため、「目標到達プロセスが見当たらない」という状態になりがちです。「探索」のテクニック一覧では「ファネルデータ探索」を探してください。

また、UAにあった「目標到達プロセス」レポートとも別物です。UAでは事前に設定しておかないと計測されませんでしたが、GA4のファネルデータ探索は過去データに遡って適用できます。これは大きな利点です。

ファネルデータ探索の作り方

手順1: レポートを作成する

  1. 左メニューの「探索」を開く
  2. テクニック一覧から「ファネルデータ探索」を選択
  3. 既定のサンプルステップが入った状態でレポートが開く

手順2: ステップを定義する

  1. 左側「タブの設定」の「ステップ」右にある鉛筆アイコンをクリック
  2. 既定のステップを削除し、自社のCV導線に合わせて定義する
  3. 各ステップで「イベント」または「ディメンション」の条件を指定する
  4. 右上の「適用」をクリック

BtoBのリード獲得サイトの例は次のとおりです。

ステップ条件の指定
1. LPを閲覧ページパス が /lp/ を含む
2. フォームページに到達ページパス が /contact/ を含む
3. 入力を開始イベント form_start
4. 送信完了イベント form_submit またはサンクスページ到達

手順3: グラフと表を確認する

適用すると、各ステップの到達数・通過率・離脱率がグラフで表示されます。表側では、**ステップ間の完了率(abandonment rate)**が確認できます。

ステップの定義でつまずくポイント

ポイント1: 「入力開始」のイベントが無い

ステップ3の form_start は、GA4の拡張計測機能を有効にしていないと発火しません。「管理」→「データストリーム」→ 対象ストリーム →「拡張計測機能」で「フォームの操作」をオンにしてください。

ただし、拡張計測機能のフォーム計測はすべてのフォームで確実に動くわけではありません。JavaScriptで動的に生成されるフォームや、iframeで埋め込まれた外部フォーム(HubSpotなど)では発火しないことがあります。この場合、GTMでカスタムイベントを設定する必要があります。

ポイント2: サンクスページが無い

SPAや、送信後にページ遷移しないフォームでは、サンクスページ到達で計測できません。送信完了時に発火するカスタムイベントをGTMで設定してください。

ポイント3: ステップを細かく分けすぎる

ステップは4〜5個が実用的な上限です。10ステップに分けると、各ステップの母数が小さくなりすぎて、通過率のブレが大きくなります。まず4ステップで作り、落ちている箇所が分かってからその区間だけを細分化してください。

オープンファネルとクローズドファネルの違い

「タブの設定」の「ファネルをオープンにする」というトグルで切り替えられます。ここは結果が大きく変わる設定です。

オープンファネルクローズドファネル(既定)
途中からの参加できるできない
集計対象各ステップの条件を満たした全ユーザーステップ1から順に通過したユーザーのみ
向いている用途実態の把握(複数の入口がある場合)特定導線の評価

広告LPの評価ならクローズドファネルが適切です。ステップ1のLPから入って順に進んだユーザーだけを見るためです。

一方、フォームに複数の入口がある(トップページからも、記事からも、LPからも遷移する)場合は、クローズドにすると実態より小さい数字になります。「フォーム全体の離脱を知りたい」ならオープンファネルを使ってください。

どちらが正しいかではなく、何を知りたいかで選びます。 数字が想定より極端に小さいときは、この設定を疑ってください。

内訳を追加してデバイス別・流入元別に見る

ファネルは全体の数字を見るだけでは打ち手が出ません。内訳を追加して分解します。

  1. 左側「タブの設定」の「内訳」に、ディメンションをドラッグする
  2. 「デバイス カテゴリ」を入れると、デバイス別の通過率が並ぶ
  3. 「セッションのデフォルト チャネル グループ」を入れると、流入元別に並ぶ

もっとも発見が多いのはデバイス別です。「フォーム表示 → 入力開始」の通過率が、PCは60%なのにスマートフォンは25%——といった差が見つかると、直すべき対象がスマートフォンのフォームUIに絞られます。

探索レポートで使う他の分析パターンは「【2026年版】GA4探索レポートの使い方|CVR改善に効く5つの型と作成手順を解説」にまとめています。

離脱箇所ごとに何を直すか

ここが本題です。どこで落ちているかによって、直す対象がまったく変わります。

LP閲覧 → フォーム到達で落ちている

フォームまで行き着いていないので、フォームは原因ではありません。 LP側の問題です。

  • CTAボタンがファーストビュー内にあるか
  • CTAの文言が具体的か(「送信」より「無料で資料を受け取る」)
  • LPの内容で納得されているか(価格・実績・導入事例が足りているか)

この段階の改善は、LP全体の見直しになります。「【2026年版】GA4でCVRを改善する方法|キーイベント レートの見方から具体的な打ち手まで解説」で扱っている手順が該当します。

フォーム到達 → 入力開始で落ちている

フォームを見た瞬間に諦められています。 原因は見た目の負担感です。

  • 入力項目が多すぎる — 営業が本当に必要とする項目だけに絞る
  • 必須項目が多すぎる — 任意にできる項目を見直す
  • 1画面に全項目が並んでいて長く見える — ステップフォーム化を検討する
  • フォームの前に必要な説明がない — 「入力は30秒で完了します」などの一言を添える

項目を1つ減らすだけで通過率が上がるケースは珍しくありません。 まず削れる項目がないかを確認してください。

入力開始 → 送信完了で落ちている

特定の入力項目で詰まっています。 ここが最も改善効果が出やすい区間です。

  • エラーメッセージが分かりにくい(何を直せばいいか書かれていない)
  • 入力形式の制約が厳しい(電話番号のハイフン有無、全角半角)
  • 郵便番号からの住所自動入力がない
  • スマートフォンで適切なキーボードが出ない(数値入力欄で文字キーボードが出る)
  • 確認画面で戻ると入力内容が消える

フォーム改善の考え方全般は「EFOとは?EFを改善してCVRを高めよう|手順やツールも紹介」で解説しています。

ファネルデータ探索で分からないこと

ファネルで分かるのはステップ単位までです。「入力開始から送信完了で落ちている」までは分かりますが、次は分かりません。

  • どの入力欄で止まったか — 電話番号なのか、会社名なのか
  • その欄で何秒止まったか
  • エラーが出た後に離脱したのか、その前か

「入力開始 → 送信完了」の離脱が多いと分かっても、7項目のうちどれが原因かが分からなければ直しようがありません。 ここはフォーム分析の領域です。

Dejamでフォーム改善を進める

フォーム作成・EFO

ファネルで特定した区間について、どの入力欄で止まっているかまで踏み込めます。項目の削減やステップフォーム化を試し、効果を確認できます。

フォーム作成機能の詳細を見る →

ヒートマップ

「LP閲覧 → フォーム到達」で落ちている場合の打ち手です。LPのどこまで読まれて、どこで離脱しているかを可視化し、CTAの位置や情報の順序を見直す判断ができます。

ヒートマップ機能の詳細を見る →

ABテスト

「項目を減らせば通過率が上がる」という仮説を、同一期間・同一条件で検証します。フォームは季節性や流入構成の影響を受けやすいため、期間比較では効果を分離できません。

ABテスト機能の詳細を見る →

よくある質問

Q. 「目標到達プロセスデータ探索」が見当たりません。

A. 現在は「ファネルデータ探索」という名称に変わっています。「探索」→ テクニック一覧から選択してください。機能自体は同じものです。

Q. UAの目標到達プロセスとの違いは何ですか?

A. UAでは事前に設定しておかないと計測されませんでしたが、GA4のファネルデータ探索は過去データに遡って適用できます。ステップを後から変えて何度でも作り直せる点が大きな違いです。

Q. オープンファネルとクローズドファネルはどちらを使うべきですか?

A. 広告LPの導線を評価するならクローズドファネル(既定)です。フォームに複数の入口がある場合は、クローズドにすると実態より小さい数字になるため、オープンファネルを使ってください。数字が想定より極端に小さいときはこの設定を疑います。

Q. 「入力開始」のステップが計測できません。

A. form_start イベントは拡張計測機能の「フォームの操作」を有効にする必要があります。ただしiframeで埋め込まれた外部フォームやSPAでは発火しないことがあり、その場合はGTMでカスタムイベントを設定してください。

Q. ステップは何個まで設定すべきですか?

A. 実用上は4〜5個が上限です。細かく分けすぎると各ステップの母数が小さくなり、通過率のブレが大きくなります。まず4ステップで作り、落ちている区間が分かってからそこだけ細分化してください。

まとめ

GA4のファネルデータ探索について、要点を整理します。

  • 「目標到達プロセスデータ探索」は現在「ファネルデータ探索」に改称されている
  • UAと違い、過去データに遡って適用できる。ステップを何度でも作り直せる
  • ステップは4〜5個まで。細かく分けすぎると通過率がブレる
  • オープン/クローズドの設定で数字が大きく変わる。 入口が複数あるフォームはオープンで見る
  • 内訳にデバイスカテゴリを入れると、発見が多い
  • 落ちている箇所によって直す対象が変わる。 LP → フォーム到達ならLP、フォーム到達 → 入力開始なら項目数、入力開始 → 送信完了なら個別の入力欄
  • ファネルで分かるのはステップ単位まで。「どの入力欄で止まったか」はフォーム分析の領域

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  • ユーザー課金なし: 何名で使っても追加費用は発生しない
  • ISMS認証取得: ISO/IEC 27001:2022 & JIS Q 27001:2023認証取得済み
  • 毎週アップデート: 市場トレンドとユーザーリクエストに応じて機能を毎週拡充
  • 権威ある実績: 代表がダイレクトアジェンダで2連覇。LPO顕彰制度「LPO AWARD」主催者

Dejamの主要機能

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GA4のファネルで「どの区間で落ちているか」を特定したあと、Dejamでその区間の中身を見て、フォームやLPを直し、ABテストで検証する——という流れを1つのツールで完結できます。

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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