「LINE広告の費用相場を知りたい」——その前に決めるべきことがあります。友だち追加を狙うのか、サイト上のコンバージョンを狙うのかです。
この2つでは、適正な単価も予算の考え方もまったく変わります。 相場を調べる前に、目的を確定させてください。
本記事では費用の決まり方を整理し、目的別の予算設計と、LINE広告特有の計測の注意点を解説します。
記事のポイント
- LINE広告の課金方式
- 友だち追加(CPF)とサイトCVで設計が変わる理由
- 友だち追加のあとに発生するコスト
- 予算を自社の粗利から決める手順
- LINE経由は計測が抜けやすいという前提
目次
- LINE広告の費用体系
- 友だち追加とサイトCVは別物
- 友だち追加を狙う場合の設計
- サイトCVを狙う場合の設計
- 予算をどう決めるか
- 計測が抜けやすい点に注意
- LPで見るべきポイント
- よくある質問
- まとめ
LINE広告の費用体系
運用型広告として、日予算・通算予算を設定して配信します。最低出稿金額はありません。
| 課金方式 | 発生タイミング |
|---|---|
| クリック課金(CPC) | クリックされたとき |
| インプレッション課金(CPM) | 1,000回表示ごと |
| 友だち追加課金(CPF) | 友だちが追加されたとき |
CPFはLINE広告特有の課金方式です。友だち追加広告で使われ、追加が発生したときのみ課金されます。
配信面はLINEのトーク一覧・LINE NEWS・LINE VOOMなど多岐にわたり、日本国内での到達範囲が広いのが特徴です。
友だち追加とサイトCVは別物
ここが本記事でもっとも重要な部分です。
| 友だち追加 | サイトCV | |
|---|---|---|
| 目的 | 接点の確保 | その場での成果獲得 |
| 課金 | CPF | CPC / CPM |
| 成果が出るタイミング | 追加後の配信で徐々に | 即時 |
| 追加で必要なもの | 配信の運用体制・メッセージ費用 | LP |
| 評価指標 | CPF + 友だちからの売上 | CPA / ROAS |
「友だち追加単価が安いから良い」という判断は成り立ちません。 追加した友だちから売上が立たなければ、コストが増えただけです。
友だち追加を狙う場合の設計
友だち追加は「入口」であって「成果」ではない
追加された時点では、まだ何も売れていません。 そこからメッセージ配信を通じて成果につなげる工程が必要です。
追加後に発生するコスト
| コスト | 内容 |
|---|---|
| メッセージ配信料 | LINE公式アカウントのプラン・配信通数に応じた費用 |
| 運用工数 | 配信内容の企画・制作 |
| ツール費用 | セグメント配信・ステップ配信ツールを使う場合 |
友だちが増えるほど配信料も増えます。 「安く友だちを集める」ことだけを追うと、配信コストが利益を圧迫します。
評価すべき指標
CPF単体ではなく、次を見てください。
- 友だち1人あたりの累積売上
- ブロック率(追加後すぐブロックされていないか)
- 配信からのCV率
ブロック率が高い場合、そもそもターゲットが合っていません。 安く集まっても意味がありません。
友だち1人の許容単価を出す
許容CPF = 友だち1人あたりの累積粗利 ÷ 目標倍率
例: 友だち1人あたりの年間粗利 3,000円 / 目標3倍 → 許容CPF = 1,000円
この計算には、追加後のメッセージ配信料を粗利から引いておく必要があります。
サイトCVを狙う場合の設計
LINE広告からLPへ遷移させ、その場でCVを取る設計です。 考え方は他媒体と同じになります。
目標CPAから逆算する
限界CPA = 1件あたりの粗利、そこから目標利益率を引いて目標CPAを出します。手順は「【2026年版】CPAの相場は業界平均で決めてはいけない|適正CPAを自社で出す方法」で解説しています。
検討度は低めと想定する
LINE広告はトーク一覧やニュース面に表示されるため、能動的に情報を探している状態ではありません。
検索広告と比べてCVRは低くなるのが通常です。これを「LPが悪い」と判断する前に、CV地点が流入層に合っているかを確認してください。
予算をどう決めるか
ステップ1: 目的を確定する
友だち追加なのか、サイトCVなのか。 ここが決まらないと予算の設計に入れません。
ステップ2: 目的別に許容単価を出す
| 目的 | 許容単価 |
|---|---|
| 友だち追加 | 許容CPF = 友だち1人あたりの累積粗利 ÷ 目標倍率 |
| サイトCV | 目標CPA = 1件あたりの粗利 ×(1 − 目標利益率) |
ステップ3: 必要予算を出す
必要予算 = 目標獲得数 × 許容単価
ステップ4: 友だち追加の場合は配信コストも積む
友だちが増えた後のメッセージ配信料を、月次の固定費として見込んでください。 ここを忘れると、獲得が進むほど収支が悪化します。
計測が抜けやすい点に注意
LINE広告は、計測が抜けやすい媒体です。
理由: アプリ内ブラウザ
LINEのアプリ内ブラウザは、参照元情報(リファラ)を外部サイトに渡さないことがあります。
その結果、GA4では (direct) / (none) に分類され、LINE広告の成果として計上されません。
対策
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| UTMパラメータを必ず付ける | リファラが渡らなくても分類される |
| コンバージョンAPIの検討 | 規模が出てから |
UTMパラメータの付与は費用ゼロでできる対策です。 リンク先URLに utm_source=line などを付けておけば、リファラが渡らなくても流入元を特定できます。
「LINE広告は成果が出ない」と判断する前に、計測が抜けていないかを確認してください。 詳細は「【2026年版】GA4の流入元・参照元の見方|(direct)/(none)が増える11の原因と減らす方法」で解説しています。
LPで見るべきポイント
LINE経由の流入は、ほぼすべてスマートフォンです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| ファーストビュー | 文字サイズ・訴求が広告と一致しているか |
| CVボタンの位置 | 画面内にあるか |
| 表示速度 | アプリ内ブラウザは待たれない |
| フォームの入力性 | 入力欄のサイズ・キーボードの種類 |
| CV地点の適切さ | 検討度に対して重すぎないか |
アプリ内ブラウザからの遷移は離脱が早い傾向があります。 表示速度とファーストビューの訴求が、通常のWeb流入以上に効きます。
推測で直さず、実際の離脱位置を確認してください。 手順は「【2026年版】GA4とヒートマップの併用方法|数値で絞り込み、行動で原因を特定する手順」で解説しています。
DejamでLINE流入のLPを最適化する
ヒートマップ
LINE経由の流入がLPのどこで離脱しているかを可視化します。流入元別に比較できるため、他媒体との挙動の違いが分かります。
スワイプ型LP
縦型・スワイプ操作に最適化したLPは、スマートフォン中心の流入と相性が良い形式です。
フォーム作成・EFO
検討度の低い流入には、入力の軽いフォームが有効です。項目を減らすだけで通過率が上がることがあります。
よくある質問
Q. LINE広告は月いくらから始められますか?
A. 最低出稿金額はありません。 日予算を設定して使った分だけ支払う形式です。ただし目的(友だち追加かサイトCVか)を決めないと、適正な予算は算出できません。
Q. 友だち追加単価が安ければ良いのですか?
A. 成り立ちません。 友だち追加は「入口」であって成果ではありません。追加後のメッセージ配信料が発生し、友だちが増えるほど配信コストも増えます。友だち1人あたりの累積売上とブロック率を見てください。
Q. CPFの相場はいくらですか?
A. 相場より、自社の許容CPFを計算してください。 許容CPF = 友だち1人あたりの累積粗利 ÷ 目標倍率です。累積粗利からは、追加後のメッセージ配信料を引いておく必要があります。
Q. LINE広告のCVRが低いのですが問題ですか?
A. トーク一覧やニュース面に表示されるため、能動的に情報を探している状態ではありません。検索広告よりCVRが低いのは通常です。CV地点が流入層に対して重すぎないかを先に確認してください。
Q. 成果が出ていないように見えますが、計測は正しいですか?
A. LINEのアプリ内ブラウザは参照元情報を渡さないことがあり、GA4で (direct) に分類されます。 成果が過小評価されている可能性があります。UTMパラメータの付与は費用ゼロでできる対策なので、まずこれを確認してください。
Q. 友だち追加とサイトCV、どちらを狙うべきですか?
A. 商材の検討期間で決まります。 即決しにくい商材なら友だち追加で接点を持ち、継続的に情報提供するほうが向きます。その場で決められる商材ならサイトCVが効率的です。
まとめ
LINE広告の費用について、要点を整理します。
- 課金方式はCPC・CPM・**CPF(友だち追加課金)**の3つ
- 最低出稿金額はない
- 友だち追加とサイトCVは別物。 目的を決めないと予算設計に入れない
- 友だち追加は「入口」であって成果ではない
- 友だちが増えるほどメッセージ配信料も増える。固定費として見込む
- CPF単体でなく、友だち1人あたりの累積売上とブロック率で評価する
- 許容CPF = 友だち1人あたりの累積粗利 ÷ 目標倍率
- LINEのアプリ内ブラウザは参照元を渡さない。 成果が過小評価されやすい
- UTMパラメータの付与は費用ゼロの対策。まずこれを確認する
- ほぼ全てスマホ流入。表示速度とファーストビューが通常以上に効く
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- ユーザー課金なし: 何名で使っても追加費用は発生しない
- ISMS認証取得: ISO/IEC 27001:2022 & JIS Q 27001:2023認証取得済み
- 毎週アップデート: 市場トレンドとユーザーリクエストに応じて機能を毎週拡充
- 権威ある実績: 代表がダイレクトアジェンダで2連覇。LPO顕彰制度「LPO AWARD」主催者
Dejamの主要機能
- LP/記事LP制作: ノーコード・コードの切り替えに対応
- ヒートマップ: 5種類(クリック/クリックイベント/熟読/滞在/離脱)。流入元別に比較できる
- スワイプ型LP: スマートフォン中心の流入と相性が良い縦型LP
- フォーム作成: 検討度の低い流入向けに、入力の軽いフォームを用意できる
- 広告ダッシュボード: 媒体横断のデータとLPのCVRを1画面で確認
アプリ内ブラウザからの流入は離脱が早い傾向があります。どこで離脱しているかを見てから直すのが確実です。


