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【2026年版】ヒートマップ分析の改善事例7選|LP・サイト別のCVRアップパターンと実践手順

「ヒートマップを導入したが、どのデータをどう読んで何を改善すればよいかわからない」「他社でどのようにヒートマップを活用してCVRを改善しているのか知りたい」とお悩みではないでしょうか。

ヒートマップはユーザーの行動を色で可視化できる強力なツールですが、データを「見る」だけで終わってしまい、改善施策につながらないという声をよく聞きます。大切なのは、「どのヒートマップで何を発見し、どう改善したか」というパターンを知ることです。

本記事では、クリック・スクロール・アテンションヒートマップを使ってLPやWebサイトのCVRを改善した事例を7パターン解説します。事例ごとに「発見した課題 → 立てた仮説 → 実施した施策 → 結果」の流れで紹介するので、自社のサイト改善にすぐ活用できます。

この記事でわかること

  • ヒートマップ分析でよくある課題発見パターン7つ
  • クリック・スクロール・アテンション別の具体的な改善施策
  • LP・EC・BtoBサイトそれぞれの活用事例と数値結果
  • ヒートマップ分析を改善PDCAに組み込む実践フロー

目次

  • ヒートマップ分析で改善する前に知っておくこと
  • 【事例1】ファーストビュー離脱が多い:スクロールヒートマップでCTA配置を改善
  • 【事例2】CTAをクリックしてもらえない:クリックヒートマップでボタン最適化
  • 【事例3】コンテンツが長すぎて離脱:スクロールヒートマップで不要セクションを削除
  • 【事例4】読まれていないセクションを発見:アテンションヒートマップでコンテンツ再構成
  • 【事例5】BtoB LPで実績・社名が見てもらえない:アテンションヒートマップで信頼要素を最適化
  • 【事例6】フォーム入力で離脱が多い:クリックヒートマップでEFO(フォーム最適化)を実施
  • 【事例7】スマホLPの改善:デバイス別ヒートマップでモバイル体験を最適化
  • ヒートマップ事例から学ぶ改善パターンまとめ
  • DejamでLP改善をさらに高速化する
  • よくある質問(FAQ)
  • まとめ

ヒートマップ分析で改善する前に知っておくこと

具体的な事例を見る前に、ヒートマップ分析の基本的な流れと、3種類のヒートマップの使い分けを確認しておきましょう。

ヒートマップ分析の基本フロー

ヒートマップ分析を改善に結びつけるには、以下の3ステップを踏むことが重要です。

ステップ1:GA4などのアクセス解析で「問題のあるページ」を特定する

離脱率が高いページ、直帰率が高いランディングページ、コンバージョン率が低いページなど、改善が必要なページを絞り込みます。ヒートマップは全ページを一度に分析するツールではなく、特定ページの詳細を掘り下げるツールとして使います。

ステップ2:ヒートマップで「なぜ問題が起きているか」を可視化する

GA4でわかるのは「どのページで離脱したか」というWhatです。ヒートマップで「なぜ(Why)離脱したか」を視覚的に確認します。「CTAボタンまでスクロールが届いていない」「重要なコンテンツが読み飛ばされている」など、数値だけでは見えない原因が明らかになります。

ステップ3:仮説を立てて改善し、ABテストで検証する

ヒートマップで発見した課題をもとに改善仮説を立て、ABテストで効果を検証します。「感覚で修正する」のではなく、データに基づいた仮説 → 検証 → 結果反映のPDCAサイクルを回すことが、継続的なCVR改善につながります。

詳しくは「ヒートマップとABテストのCVR最速改善テクニック3選|改善が停滞する落とし穴も紹介」も参考にしてください。

3種類のヒートマップの使い分け

ヒートマップには主に3種類あり、それぞれ発見できる課題が異なります。事例を読む前に、使い分けを整理しておきましょう。

ヒートマップの種類可視化できること主な発見課題
クリックヒートマップユーザーがクリック・タップした位置CTAが押されていない、誤クリックが多い、リンクに見えない要素がある
スクロールヒートマップページをどこまでスクロールしたか(到達率)FVでの離脱、CTAへ到達していない、コンテンツが長すぎる
アテンションヒートマップ(熟読マップ)どの部分がよく読まれているか(滞在時間)重要コンテンツが読み飛ばされている、信頼要素が見てもらえていない

これらを組み合わせることで、より正確な課題発見と改善施策の立案が可能になります。ヒートマップの基本については「ヒートマップとは?種類・見方・LP改善への活用法を徹底解説」で詳しく解説しています。


【事例1】ファーストビュー離脱が多い:スクロールヒートマップでCTA配置を改善

課題の発見

BtoCサービスのLP(広告経由のランディングページ)で、GA4の分析によって**直帰率が85%**と非常に高いことが判明しました。ヒートマップを導入してスクロールヒートマップを確認すると、以下の問題が浮かび上がりました。

  • ファーストビュー(FV)でのスクロール到達率が急落:FVを超えてスクロールするユーザーが全体の35%しかいない
  • CTAボタンが画面外に配置:ファーストビューにCTAが入っておらず、スクロールしないとボタンにたどり着けない構造になっている
  • スクロールヒートマップが赤から青に急激に変化:FVのすぐ下で到達率が急降下しており、コンテンツを読む前に多くのユーザーが離脱していることがわかった

仮説と改善施策

「ユーザーがキャッチコピーに引き込まれず、LPの続きを見るモチベーションが持てていないのでは」という仮説を立て、以下の改善を実施しました。

  • ファーストビューにCTAボタンを追加:「無料で試してみる」ボタンをFV内に設置し、スクロールなしでも申し込みができる導線を設置
  • キャッチコピーを課題解決型に変更:「〇〇サービスのご紹介」という機能説明型から「〇〇の課題を解決します」という課題共感型に変更
  • ファーストビューのビジュアルをシンプル化:情報量を減らし、メッセージの伝達を優先

結果

ABテストで新旧LPを比較した結果、CVRが従来の1.8倍に改善されました。特にモバイルユーザーからのコンバージョン率が大きく改善し、スクロール到達率も35%から62%に向上しました。

ポイント: スクロールヒートマップでFV付近の到達率の急落を発見したら、まずFV内のメッセージとCTA配置を確認しましょう。FV離脱の多くは「続きを読むモチベーションがない」か「CTAを見つけられない」のどちらかが原因です。


【事例2】CTAをクリックしてもらえない:クリックヒートマップでボタン最適化

課題の発見

SaaS製品のランディングページで「スクロール率は十分あるがCVRが低い」という状況が続いていました。クリックヒートマップで分析したところ、以下の問題が判明しました。

  • CTAボタンのクリック率がわずか0.8%:ページ中盤に設置したCTAへのクリックが極端に少ない
  • 「詳しくはこちら」テキストリンクへのクリックが集中:CVRに直結しない情報リンクがCTAより多くクリックされていた
  • ページの別の要素がクリックされている:リンクではない画像やテキストがクリックされており、ユーザーがそこをクリック可能だと誤認していることが判明

仮説と改善施策

「CTAボタンのデザインが目立っておらず、クリックを促す要素が不足しているのでは」という仮説から、以下の改善を実施しました。

  • CTAボタンの色をページ全体のメインカラーとは異なる目立つ色に変更:コントラスト比を高めてボタンの視認性を向上
  • CTAボタンのコピーを変更:「申し込む」→「14日間無料で試してみる」という具体的なベネフィット訴求型に変更
  • ボタン周辺に「安心」要素を追加:「クレジットカード不要」「いつでも解約可能」の文言をCTAの直下に追加
  • 誤クリックされていた画像をリンクに変換:ユーザーが「クリックできる」と思っている要素をそのまま活用して別の導線を設置

結果

改善後、CTAクリック率が**0.8%から3.2%(4倍)**に向上し、CVRが2.1倍になりました。「無料」「期間限定」といった具体的なベネフィットをCTAに明記することで、クリックする理由が明確になったことが大きな要因です。

ポイント: クリックヒートマップでは「何がクリックされているか」だけでなく「何がクリックされていないか」に注目することが重要です。CTAがクリックされていない場合は、ボタンの視認性・コピー・周辺の安心要素を見直しましょう。CTAとは?意味から重要性・具体的な活用法まで徹底解説も参考にしてください。


【事例3】コンテンツが長すぎて離脱:スクロールヒートマップで不要セクションを削除

課題の発見

美容系ECサイトの商品紹介LPで、「ページビュー数は多いがCVRが低い」という問題が発生していました。スクロールヒートマップで確認すると以下のことがわかりました。

  • ページ中盤でスクロール到達率が30%以下に急落:ページ全体の文字数は約8,000文字だったが、4,000文字地点(ページ半ばのセクション)で多くのユーザーが離脱していた
  • スクロール率50%以下の地点にCTAが配置:購入ボタンが「ページ後半に1カ所しかない」設計だったため、到達ユーザーが少ない
  • 離脱ポイントに「競合商品との成分比較表」:詳細な成分比較は専門的すぎて、多くのユーザーには刺さっていなかった

仮説と改善施策

「ページが長すぎて購入ボタンに到達する前に離脱しているのでは」という仮説から、以下の改善を実施しました。

  • スクロール到達率30%以下のセクションを削除または大幅に短縮:成分比較表を「アコーディオン形式(クリックで開く)」に変更し、必要な人だけが詳細を見られる設計に
  • CTAボタンをページ中盤にも追加:スクロール到達率が50%を超えている地点(ページ全体の1/3・1/2)にCTAを追加
  • ページ全体を8,000文字から5,000文字に短縮:ユーザーが読み飛ばしていたセクションを統合・削除

結果

ページの短縮後、購入ボタンへのスクロール到達率が22%から58%に改善し、CVRが1.6倍に向上しました。また、中盤に追加したCTAからの流入が全コンバージョンの34%を占めるようになりました。

ポイント: スクロールヒートマップでページ途中の急落ポイントを発見したら、その直前のコンテンツが「長すぎる・難しすぎる・ユーザーの関心と合っていない」のどれかを疑いましょう。コンテンツの削減はCVR改善に直結することが多いです。


【事例4】読まれていないセクションを発見:アテンションヒートマップでコンテンツ再構成

課題の発見

BtoB向けSaaSのサービス紹介ページで、問い合わせ数が伸び悩んでいました。アテンションヒートマップ(熟読マップ)を分析したところ、以下の問題が浮かび上がりました。

  • 「機能詳細」セクションはよく読まれているが「導入効果」セクションがほぼ読まれていない:機能の説明に多くのテキストを割いていたが、ユーザーが知りたい「導入するとどうなるか」の効果訴求が薄かった
  • 導入事例セクションへの熟読率が高い:実際の事例コンテンツはよく読まれているが、ページ上の配置が下すぎてスクロールが届かないユーザーが多かった
  • ページ最下部のCTA付近の熟読率が非常に低い:読まれていないまま最後まで到達したユーザーも、CTAへの関心が低い状態になっていた

仮説と改善施策

「ユーザーが最も関心を持っている事例コンテンツが後半に配置されており、到達前に離脱しているのでは」という仮説から、セクション順序を大幅に変更しました。

  • 「導入事例」をページ上部(ファーストビュー直下)に移動:最も熟読されていたコンテンツを先出しして、読み進めるモチベーションを高める
  • 「機能詳細」をアコーディオンUI化:詳細を見たいユーザーだけが展開できる形式に変更し、ページの見た目のボリュームを減らす
  • 「導入効果」に数値を追加:「業務効率化」という抽象的な説明から「平均43%の工数削減(自社調査)」という具体的な数値訴求に変更

結果

セクション順序の変更とコンテンツの数値化により、問い合わせ数が1.9倍に増加しました。アテンションヒートマップで再確認すると、以前は読まれていなかった「導入効果」セクションの熟読率が大幅に改善していました。

ポイント: アテンションヒートマップで「読まれていないセクション」を発見したら、コンテンツの質の問題か、配置の問題かを切り分けましょう。よく読まれているコンテンツを上位に移動するだけで大きな改善につながることがあります。


【事例5】BtoB LPで実績・社名が見てもらえない:アテンションヒートマップで信頼要素を最適化

課題の発見

ITシステム導入支援企業のBtoB向けLPで、「資料請求数が少ない」という課題がありました。アテンションヒートマップとクリックヒートマップを組み合わせて分析すると、以下の問題が判明しました。

  • 「導入企業名・ロゴ一覧」セクションがほぼ読まれていない:著名企業のロゴを並べた信頼要素セクションが、スクロール到達率の低い位置にあった
  • 「受賞歴・認定バッジ」も読み飛ばされている:ISOや業界認定などの信頼バッジがページ下部に固まっており、ファーストビューからの距離が遠すぎた
  • ファーストビューでクリックが「詳細説明テキスト」に集中:最初に接するコピーへの関心は高いが、その直下にあるはずの「信頼要素」に目線が届く前に離脱するパターンが多かった

仮説と改善施策

「BtoBの意思決定では信頼性が重要だが、その要素がFVから遠い位置にあるため、意思決定に影響していないのでは」という仮説から以下の改善を実施しました。

  • ファーストビュー内に代表的な導入企業ロゴを3〜5社のみ掲載:全件掲載をやめ、認知度の高い企業に絞ってFVに追加
  • キャッチコピー下に受賞歴・実績数字を簡潔に追記:「導入企業〇〇社以上」「〇〇アワード受賞」などをFV内にテキストで入れる
  • 認定バッジをヘッダー近くに移動:ページ下部にまとめていた認定マークを、ナビゲーションバーやFV付近に分散配置

結果

FV付近への信頼要素の追加後、資料請求数が2.3倍に増加しました。特に「初回訪問ユーザー」のCVRが大きく改善し、アテンションヒートマップで見ても信頼要素への熟読率が向上していることが確認できました。

ポイント: BtoBのLPでは「誰に使ってもらっているか」「どんな実績があるか」という信頼要素が意思決定を左右します。アテンションヒートマップでこれらが読まれていない場合は、FV付近への移動を最初の改善策として試しましょう。


【事例6】フォーム入力で離脱が多い:クリックヒートマップでEFO(フォーム最適化)を実施

課題の発見

人材サービス会社の会員登録LPで、「フォームへのアクセスは多いが完了率が低い」という問題がありました。クリックヒートマップで入力フォームを分析すると、以下の問題が明確になりました。

  • 「生年月日」入力フォームでクリックが集中・止まっている:フォームの途中で多くのユーザーがタップを止めており、入力が面倒なフィールドがボトルネックになっていた
  • 「電話番号(任意)」フィールドへのタップが少ない:任意項目だがフィールドが目立ちすぎており、「電話が来るかもしれない」と不安を感じて離脱しているユーザーが存在すると推測された
  • エラーメッセージ付近でのクリックが多発:特定のフィールドで入力エラーが多発しており、ユーザーが繰り返し修正を試みているパターンが見つかった

詳しくは「フォーム離脱を減らすEFO(フォーム最適化)の実践方法」も参考にしてください。

仮説と改善施策

「フォームの入力ステップに不要な摩擦があり、完了直前で離脱しているのでは」という仮説から以下の改善を実施しました。

  • 生年月日をセレクトボックス式からカレンダーUIに変更:テキスト入力の手間を減らし、スマートフォンでの入力を簡単に
  • 「電話番号」フィールドを削除:任意項目でありながらCVR阻害要因になっていたフィールドを削除し、後のフォローで電話番号を取得する設計に変更
  • エラーが多発していたフィールドのバリデーションをリアルタイム表示に変更:送信後のエラー表示から「入力中」のリアルタイムバリデーションに変更し、ユーザーが間違いに気づきやすくする

結果

フォーム改善後、会員登録完了率が**35%から61%(1.7倍)**に改善しました。特にスマートフォンユーザーの完了率が大きく向上し、入力途中の離脱が顕著に減少しました。

ポイント: フォームのクリックヒートマップでは「どのフィールドでユーザーが止まっているか」を特定することが最重要です。入力が止まっている場所 = ユーザーが困っている場所です。入力項目の削減・UIの改善・バリデーションの最適化を試みましょう。


【事例7】スマホLPの改善:デバイス別ヒートマップでモバイル体験を最適化

課題の発見

飲食店向けデジタルマーケティングサービスのLPで、「スマートフォンからのアクセスが全体の72%を占めるにもかかわらず、PCよりもモバイルのCVRが著しく低い(PC比40%)」という状態でした。デバイス別にヒートマップを切り替えて分析すると以下の問題が浮かびました。

  • スマホのスクロールヒートマップで到達率の急落がPC版より深刻:スマホでは画面が小さいため、同じ内容でもスクロール量が増え、ユーザーの負担が高い
  • クリックヒートマップで「ハンバーガーメニュー」のクリックが多い:ユーザーがメニューを開いてページを離脱するケースが多く、ナビゲーション経由での離脱が発生していた
  • アテンションヒートマップでスマホのFVが「ほぼ読まれていない」:スマホでのFVテキストが小さく、ユーザーがスキャンして通過している様子が確認された

仮説と改善施策

「LP自体はPC向けに最適化されており、スマートフォンユーザーのUXが低下しているのでは」という仮説から、スマホ専用の改善を実施しました。

  • スマホ版のFVテキストを大幅に拡大・簡潔化:キャッチコピーを3行→1行に短縮し、フォントサイズを18px→24pxに変更
  • スマホ版のCTAボタンをスティッキー(固定表示)に変更:スクロールに関係なく常に画面下部にCTAが表示される設計に変更
  • ハンバーガーメニューをLP内に非表示化:離脱を誘発していたナビゲーションメニューをLP版では非表示に設定

結果

スマホ専用の改善後、モバイルからのCVRが**PC比40%から85%**に改善し、全体のCVRが1.5倍になりました。特にスティッキーCTAの導入による効果が大きく、モバイルユーザーのCTAクリック率が3倍以上増加しました。

ポイント: スマートフォン経由のアクセスが多いLPでは、必ずデバイス別にヒートマップを比較分析しましょう。PCとモバイルでは異なる問題が存在することがほとんどです。スクロール率・クリック位置・読まれ方はデバイスによって大きく異なります。


ヒートマップ事例から学ぶ改善パターンまとめ

7つの事例から見えてきた、ヒートマップ種別ごとの典型的な改善パターンをまとめます。

クリックヒートマップで発見される改善パターン

発見した問題典型的な原因改善アクション
CTAボタンのクリック率が低いボタンの視認性・コピーの問題ボタンカラー変更・コピー見直し・周辺に安心要素追加
CTAではない要素がクリックされているユーザーの誤認・期待との乖離誤認要素をリンクに変換 or デザイン変更
フォームの特定フィールドでクリックが止まる入力のしにくさ・心理的ハードルフィールド削除・UI変更・バリデーション改善

スクロールヒートマップで発見される改善パターン

発見した問題典型的な原因改善アクション
FV直下でスクロール率が急落FVのメッセージが刺さっていない・CTA不在FVのコピー変更・CTA追加
ページ中盤でスクロール率が急落コンテンツが長すぎる・難しすぎる問題セクションの削除・短縮・アコーディオン化
CTAへのスクロール到達率が低いCTAの配置が少ない・遠いCTAを複数箇所に分散配置

スクロール率についての詳しい解説は「スクロール率とは?初心者にも分かる意味と具体的な活用法」をご覧ください。

アテンションヒートマップで発見される改善パターン

発見した問題典型的な原因改善アクション
重要な「信頼要素」が読まれていない配置がページ下部すぎるFVや上部へ移動
効果訴求セクションが読み飛ばされている抽象的な説明・数値なし具体的な数値・事例に変更
よく読まれているコンテンツが下部にある構成の最適化不足熟読率の高いコンテンツを上位に移動

DejamでLP改善をさらに高速化する

上記の7つの事例で紹介した改善プロセスを、Dejamの機能を使えばさらに効率的に実施できます。

Dejamの5種類ヒートマップによる詳細分析

Dejamのヒートマップは一般的な3種類に留まらず、**5種類(クリック/クリックイベント/熟読/滞在/離脱)**を提供しています。特に「離脱ヒートマップ」は、ユーザーがページのどのタイミングで離脱したかを色で可視化できる機能で、事例3・4で説明したスクロール離脱の特定に非常に有効です。

また、DejamはCVR貢献コンテンツ自動解析機能を持っており、ページ内のどのコンテンツが最終的なコンバージョンに貢献しているかをAIが自動で分析します。事例4(コンテンツ再構成)のように「何を上に持ってくるべきか」の判断を、感覚ではなくデータで行えます。

Dejamのヒートマップ機能の詳細を見る →

ABテスト×ヒートマップの高速PDCA

事例1〜7のすべてで、改善施策の効果測定に「ABテスト」が必要でした。DejamはヒートマップとABテストを同一ツールで完結できるため、以下のPDCAをシームレスに回せます。

  1. ヒートマップで課題を発見
  2. ABテストで改善案を検証(AIが自然言語でテストコードを自動生成)
  3. 勝ちパターンを本番反映
  4. 再度ヒートマップで効果確認

ツールを切り替える手間がなく、分析から改善まで一気通貫で行えるため、LPOの速度を大幅に向上できます。

ABテスト機能の詳細を見る →


よくある質問(FAQ)

Q. ヒートマップ分析を始めるには最低どのくらいのアクセス数が必要ですか?

A. 一般的な目安として、1ページあたり月間1,000〜2,000セッション以上が推奨されます。データが少なすぎると色の分布が偏り、正確な傾向が読めなくなります。アクセス数が少ない場合は、2〜4週間以上のデータを貯めてから分析するか、広告経由のランディングページなど流入が集中しているページから始めるのがおすすめです。

Q. ヒートマップで発見した課題はすぐに修正していいですか?

A. 課題を発見したらすぐに本番修正するのではなく、ABテストで効果を検証してから本番反映することを強く推奨します。直感的に「これが問題」と思えた改善案でも、実際にはCVRが下がる場合があります。ヒートマップは課題発見のツールであり、改善案の正しさはABテストで確かめましょう。

Q. クリックヒートマップとアテンションヒートマップはどちらを先に見ればいいですか?

A. 一般的には「スクロールヒートマップ → クリックヒートマップ → アテンションヒートマップ」の順番が効率的です。まずスクロールで「どこで離脱しているか」を大まかに把握し、離脱が少ない範囲でクリックとアテンションを確認するとフォーカスを絞れます。すべてを同時に見ようとすると分析が散漫になるため、目的を1つに絞ってから見るのがコツです。

Q. ヒートマップ分析でCVRが改善するまでどのくらいかかりますか?

A. 改善の難易度によりますが、事例で紹介したような「CTAの色変更」「セクション順序の変更」などの比較的軽微な改善は2〜4週間のABテストで効果を確認できることが多いです。ページ全体のリニューアルを伴う大規模改善の場合は、設計・実装・検証で2〜3ヶ月かかることもあります。まずは1つの課題に絞って小さく改善し、PDCAを素早く回すことが重要です。

Q. ヒートマップとGA4(Googleアナリティクス)はどう使い分ければいいですか?

A. 役割が異なるツールなので「使い分ける」のではなく**「セットで使う」**のが正しい考え方です。GA4は「どのページに問題があるか(Where)」を特定するツール、ヒートマップは「なぜ問題が起きているか(Why)」を可視化するツールです。GA4で離脱率が高いページを見つけ、そのページをヒートマップで深掘りするという連携が最も効果的です。


まとめ|ヒートマップ分析を継続的なLP改善の起点に

本記事で紹介した7つの事例を振り返ると、ヒートマップ分析が特に力を発揮するのは以下のような場面です。

  • ファーストビュー改善:スクロールヒートマップでFV付近の急落を発見 → コピーとCTA配置を最適化
  • CTAボタン最適化:クリックヒートマップでクリック分布を確認 → ボタンデザインとコピーを改善
  • コンテンツ削減:スクロールヒートマップで離脱ポイントを発見 → 問題セクションを短縮・削除
  • コンテンツ再構成:アテンションヒートマップで熟読率を確認 → 読まれているコンテンツを上位に移動
  • フォーム改善:クリックヒートマップでボトルネックフィールドを発見 → 入力UI・バリデーションを最適化

ヒートマップは導入するだけで成果が出るツールではありません。「データを見る → 仮説を立てる → ABテストで検証する」という継続的なサイクルを回すことで、確実にCVRを改善できます。

「どのヒートマップツールを使えばよいかわからない」という方は「ヒートマップツールおすすめ比較15選」、「ヒートマップをABテストと組み合わせたい」という方は「ヒートマップとABテストのCVR最速改善テクニック3選」もあわせてご覧ください。


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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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