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【2026年版】離脱防止ポップアップの作り方|スマホで「離脱意図」が取れない問題への対処

【2026年版】離脱防止ポップアップの作り方|スマホで「離脱意図」が取れない問題への対処

この記事でわかること

本記事では、離脱防止ポップアップの仕組みと作り方を、発火条件の設計から解説します。スマホでは離脱意図を検知できないという技術的な制約とその回避方法、効果の正しい測り方までわかる内容です。

「離脱しようとしたユーザーにポップアップを出したい」——その仕組みは、スマートフォンでは原則として動きません。

離脱防止ポップアップ(exit-intent ポップアップ)は、マウスカーソルが画面上部へ抜ける動きを検知して発火します。スマートフォンにはマウスカーソルが存在しません。

多くの解説記事がこの点に触れていませんが、流入の大半がスマートフォンなら、この制約は致命的です。 本記事では仕組みと制約を整理し、スマホでどう代替するかまで解説します。

記事のポイント

  • 離脱防止ポップアップの仕組み(何を検知しているか)
  • スマートフォンでは離脱意図を検知できないという制約
  • スマホでの代替手段4つ
  • 嫌われずに成果を出す設計
  • 効果の正しい測り方

目次

  • 離脱防止ポップアップとは
  • 仕組み: 何を検知しているのか
  • スマートフォンでは動かない
  • スマホでの代替手段
  • 何を出すべきか
  • 嫌われないための設計
  • 効果の測り方
  • よくある質問
  • まとめ

離脱防止ポップアップとは

離脱防止ポップアップとは、サイトを離れようとしたユーザーに対して表示し、引き止めるためのポップアップです。

主な用途は次のとおりです。

  • ECのカゴ落ち防止(クーポン提示・送料無料の案内)
  • 資料請求への切り替え(申し込みが重いユーザー向け)
  • メルマガ・LINE登録の訴求(接点を残す)
  • アンケート(離脱理由の収集)

**「どうせ離れるなら、何か1つ試す」**という位置づけの施策です。

ポップアップ全般の基礎は「ポップアップとは(LP)|初心者でもわかる基礎と活用法」で解説しています。

仕組み: 何を検知しているのか

離脱防止ポップアップは、ユーザーの心を読んでいるわけではありません。 特定の操作を検知しているだけです。

検知する動き内容
マウスカーソルが画面上部へ抜けるもっとも一般的。ブラウザの「閉じる」「戻る」「アドレスバー」へ向かう動き
ブラウザバックの操作履歴を戻ろうとしたとき
一定時間の無操作タブを離れた可能性
特定のスクロール挙動急激な上方向スクロールなど

主流は1つ目です。 カーソルが画面の上端に向かって速く動いたら「離脱しようとしている」と判定します。

スマートフォンでは動かない

ここが本記事でもっとも重要な部分です。

スマートフォンにはマウスカーソルがありません。 したがって「カーソルが上部へ抜ける」という動きは発生せず、この方式の離脱検知は成立しません。

さらに、スマートフォンでの離脱は次のような形で起きます。

  • ブラウザを閉じる
  • タブを切り替える
  • ホームボタン・スワイプでアプリを離れる
  • 戻るジェスチャー

これらの多くは、Webページ側から事前に検知できません。 「離れる直前」を捉える手段が限られています。

なぜこれが問題になるか

日本のWebサイトは、スマートフォン流入が過半を占めることが珍しくありません。 広告流入なら比率はさらに上がります。

つまり、離脱防止ポップアップを設定しても、大半のユーザーには発火していない可能性があります。

「設定したのに効果が出ない」の原因が、実は「そもそも表示されていない」ことであるケースは少なくありません。表示回数を必ず確認してください。

スマホでの代替手段

離脱意図の検知ができない以上、別のトリガーを使います。

代替手段内容向いている場面
スクロール到達ページの◯%まで読んだら表示もっとも実用的。読了に近い位置で出す
滞在時間一定秒数の経過で表示検討時間が長い商材
無操作の継続一定時間スクロールもタップもない迷っている可能性
ブラウザバックの検知履歴操作をフックする実装がやや複雑。誤発火に注意

推奨はスクロール到達

「離脱しそうなとき」ではなく「読み終えたとき」に出すという発想の転換です。

どの位置で出すかは、実際の離脱位置を見て決めてください。 離脱が集中している手前で出すのが効果的です。

推測で「80%地点」と決めると、そこまで到達している人が少なければ、ほとんど表示されません。

出す位置の決め方

  1. ヒートマップで離脱位置を確認する
  2. 離脱が集中しているバンドの手前を発火条件にする
  3. 表示回数を確認し、想定どおり出ているかを見る

上から3割で離脱が集中しているなら、ポップアップ以前にファーストビューを直すべきという判断になります。

何を出すべきか

離脱しようとしている人に、同じ申し込みを再提示しても意味がありません。 ハードルを下げた別の選択肢を出します。

元のCV離脱防止で出すもの
購入クーポン / 送料無料 / カート保存
申し込み資料ダウンロード / 相談予約
問い合わせチャットで質問 / よくある質問
資料請求メルマガ・LINE登録(接点だけ残す)

共通しているのは「もう一段軽い選択肢」を出すことです。

割引の出し方に注意

「離脱しようとすると割引が出る」と学習されると、定価で買う人が減ります。

  • 初回訪問者に限定する
  • 頻度に上限を設ける
  • 割引以外の価値(送料・特典)を先に試す

短期のCVRと引き換えに、単価を下げていないかを確認してください。

嫌われないための設計

離脱防止ポップアップは、もっとも嫌われやすい施策の1つです。

守るべき点理由
閉じるボタンを明確に、押しやすく小さい×は不快感が大きい
1セッションに1回まで繰り返し出すと離脱が早まる
同じ人に何度も出さない表示履歴を保持する
読んでいる最中に出さない熟読中の中断は最悪の体験
モバイルで全画面を覆わない操作を妨げると即離脱される

ユーザー体験を損なう設計は、Googleの評価にも影響しうる点も踏まえてください。嫌われる要因の詳細は「【2026年版】ポップアップが「うざい」と嫌われる理由と、成果を落とさない設計」で解説しています。

Web接客全体の設計思想は「【2026年版】Web接客とは?3つの種類と向き不向き|導入して失敗するパターンも解説」にまとめています。

効果の測り方

表示回数とクリック数だけでは、効果は判断できません。

見るべき指標

指標何が分かるか
表示回数そもそも発火しているか(スマホで特に重要)
クリック率提示した内容が刺さっているか
サイト全体のCVR体験を悪化させていないか
直帰・離脱の変化ポップアップが離脱を早めていないか

3つ目が最重要です。 ポップアップ経由のCVが増えても、サイト全体のCVRが下がっていれば施策は失敗です。

ABテストで検証する

「出す群」と「出さない群」を同一期間で比較してください。

期間比較(導入前後)では、季節性・他施策・流入構成の変化を分離できません。ポップアップは体験に影響する施策なので、悪化していないことの確認が特に重要です。

CVRの分解手順は「【2026年版】GA4でCVRを改善する方法|キーイベント レートの見方から具体的な打ち手まで解説」にまとめています。

Dejamで離脱防止を設計する

ヒートマップ

離脱が集中している位置を特定してから、ポップアップの発火条件を決められます。離脱ヒートマップはページ高さ5%刻みで見られるため、出すべき位置が具体的に決まります。

ヒートマップ機能の詳細を見る →

Web接客・ポップアップ

スクロール到達・滞在時間などの条件で出し分けられます。スマートフォンで発火しない問題を、スクロール条件で回避できます。

Web接客機能の詳細を見る →

ABテスト

ポップアップテストに対応しており、出す群と出さない群を同一期間で比較できます。サイト全体のCVRを悪化させていないかまで確認できます。

ABテスト機能の詳細を見る →

よくある質問

Q. 離脱防止ポップアップはスマホでも動きますか?

A. 一般的な方式(マウスカーソルが画面上部へ抜ける動きの検知)は動きません。 スマートフォンにはマウスカーソルが存在しないためです。スクロール到達や滞在時間など、別のトリガーを使う必要があります。

Q. 設定したのに効果が出ません。

A. まず表示回数を確認してください。 スマートフォン流入が多いサイトでは、そもそも発火していない可能性があります。「効果が出ない」ではなく「表示されていない」ケースは少なくありません。

Q. どの位置で出すのが効果的ですか?

A. 実際の離脱位置を見てから決めてください。 推測で「80%地点」と設定すると、そこまで到達する人が少なければほとんど表示されません。離脱が集中しているバンドの手前が基本です。

Q. 何を出せばいいですか?

A. 元のCVより一段軽い選択肢です。購入ならクーポンやカート保存、申し込みなら資料ダウンロード。同じ申し込みを再提示しても意味がありません。

Q. 割引を出すのは有効ですか?

A. 有効ですが注意が必要です。「離脱しようとすると割引が出る」と学習されると、定価で買う人が減ります。 初回訪問者限定にする、頻度に上限を設けるなどの制御をしてください。

Q. 効果はどう測ればいいですか?

A. サイト全体のCVRで判断してください。 ポップアップ経由のCVが増えても、全体のCVRが下がっていれば失敗です。ABテストで「出す群と出さない群」を同一期間で比較するのが確実です。

まとめ

離脱防止ポップアップについて、要点を整理します。

  • 離脱しようとしたユーザーを引き止めるポップアップ
  • 仕組みは**「マウスカーソルが画面上部へ抜ける動き」の検知**
  • スマートフォンにはマウスカーソルがないため、この方式は動かない
  • 日本はスマホ流入が過半を占めることが多い。 制約の影響は大きい
  • 「効果が出ない」の原因が「そもそも表示されていない」ことは少なくない。まず表示回数を確認する
  • スマホではスクロール到達を条件にするのが実用的
  • 出す位置は実際の離脱位置を見て決める。 推測で決めると表示されない
  • 出すのは元のCVより一段軽い選択肢
  • 割引は「離脱すると割引が出る」と学習されるリスクがある
  • 効果はサイト全体のCVRで判断する。 ポップアップ経由のCVだけ見ない

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Dejamの主要機能

  • ヒートマップ: 離脱をページ高さ5%刻みで可視化。出すべき位置が具体的に決まる
  • Web接客・ポップアップ: スクロール到達・滞在時間などの条件で出し分けられる
  • ABテスト: ポップアップテストに対応。全体のCVRを悪化させていないかまで確認できる
  • LP/記事LP制作: ポップアップで覆う前に、LP本体を直せる
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ポップアップを単体のツールで設定すると、出す位置を推測で決めることになります。Dejamなら離脱位置を確認してから条件を決められます。

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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