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EFO/フォーム作成

【飲食業界のフォーム事例集】ファミレス・バーガー・デリバリー・寿司・ピザ 5業態のEF比較

【飲食業界のフォーム事例集】ファミレス・バーガー・デリバリー・寿司・ピザ 5業態のEF比較

この記事でわかること

本記事では、EFO(入力フォーム最適化)に活かせる飲食業界のフォーム事例を、ファミレス・ハンバーガー・デリバリー・お持ち帰り寿司・ピザの5業態にわたって比較・解説します。ジョリーパスタやマクドナルド、UberEats、スシロー、ドミノピザなど各社のファーストビュー・メニュー・店舗検索フォームのUI設計を分析し、フォーム改善やCVR向上に活かせる具体的なデザインのヒントがわかる内容です。

飲食業界のWebサイトでは、メニュー表示や店舗検索、注文フォームの「見せ方」次第で売上(CVR)が大きく変わります。本記事では、EFO(入力フォーム最適化)に活かせる飲食業界のフォーム事例を、ファミレス・ハンバーガー・デリバリー・お持ち帰り寿司・ピザの5業態にわたって横断的に比較検討します。各社のファーストビュー・メニュー・店舗検索フォームのUI設計から、フォーム改善やCVR向上に活かせる具体的なヒントを読み解いていきましょう。

EFOそのものの考え方や進め方は「EFOとは?EFを改善してCVRを高めよう」で、指標の基礎は「コンバージョン率(CVR)とは」で解説しています。

記事のポイント

  • ファミレス・バーガー・デリバリー・寿司・ピザ 5業態20社超のフォームUIを横断比較
  • ページ遷移なし・カテゴリ分けなどEFOに活かせる好事例
  • 会員登録の促し方・タイミングがCVRに与える影響
  • 現在地/郵便番号/選択式など店舗・住所入力フォームの設計パターン
  • 認知負荷(7±2チャンク)や視線移動を踏まえたメニュー設計の考え方
  • よくある質問(飲食フォームでよくある離脱要因と改善策)

目次

  • ファミレスのフォーム事例(ジョリーパスタ・ガスト・サイゼリヤ・びっくりドンキー)
  • ハンバーガーチェーンのフォーム事例(マクドナルド・バーガーキング・ウェンディーズ・モスバーガー)
  • デリバリーサービスのフォーム事例(UberEats・楽天デリバリー・dデリバリー・出前館)
  • お持ち帰り寿司のフォーム事例(スシロー・かっぱ寿司・はま寿司)
  • ピザのフォーム事例(ピザハット・ドミノピザ・ピザーラ・ナポリの窯)
  • よくある質問
  • まとめ

ファミレスのフォーム事例

対象: ジョリーパスタhttps://www.jolly-pasta.co.jp/)/ガストhttps://www.skylark.co.jp/gusto/)/サイゼリヤhttps://www.saizeriya.co.jp/)/びっくりドンキーhttps://www.bikkuri-donkey.com/

メニュー編

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ジョリーパスタでは各メニューがカテゴライズされたボタンで表示され、対応するイラスト(ランチは「フォークとナイフ」、トマトソースは「トマト」など)が付加され検索の利便性が高い。各ボタンを押してもページ遷移を挟まず、ページ内表記が切り替わる(menu#〇〇の形式)ため、遷移の煩わしさが除去されユーザビリティに配慮されています。

ガストはファーストビューで「幻のオムライスフェア」などのイベント情報を大きく表示。期間限定・同調心理で購買を促す好例ですが、興味のないユーザーには高さを取りスクロールの手間となるため、もう少しコンパクトにする余地があります。

サイゼリヤは電子書籍のようにページをめくる形式のカタログ。店舗の雰囲気は伝わる一方、簡潔に流し読みしたいユーザーにはめくる作業・読み込みが手間になります。

びっくりドンキーは全体的に高さを取っており流し読みに手間がかかる、各メニューボタンで遷移を挟むなど、離脱要因が複数。標準価格の表示があれば店舗検索の手間が軽減されます。

店舗検索編

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店舗検索では「住所検索」「現在地検索」「直接入力」などのパターンがあります。ジョリーパスタは現在地の「お近くの店舗」に加え「駅名/住所/店舗名」で検索でき、条件(お子様メニューあり等)も追加可能。遷移を挟まず結果が出る点も good。ガストは検索ページで自動的に近くの店舗を表示(余計な入力不要)しつつ、ブランド名・地名・駅名でも検索可能。サイゼリヤは使用頻度が高い順に検索欄を縦に並べ手間が少ないが、フォントの視認性に課題。びっくりドンキーは一貫して入力ではなく選択式で入力負担は軽いが、地域検索が都道府県止まりで市区町村に絞れず、検索ボタンまで高さがある点が課題です。

ハンバーガーチェーンのフォーム事例

対象: マクドナルドhttps://www.mcdonalds.co.jp/)/バーガーキングhttps://www.burgerking.co.jp/)/ウェンディーズhttps://wendys-firstkitchen.co.jp/)/モスバーガーhttps://www.mos.jp/

ファーストビュー編

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ファーストビューのアイキャッチには各社の戦略が表れます。マクドナルドとモスバーガーは感染予防・ソーシャルディスタンスの告知を優先(リスクマネジメント・信用獲得)。バーガーキングは「2個目無料」のお得情報を食欲をそそる画像に添えて訴求力を高めています。ウェンディーズは画像のみのシンプル構成で、インパクトのあるバーガー画像で「考えるな、感じろ」と訴える設計。モスバーガーは感染予防のお知らせに大きくスペースを割いており、スクロールの手間は増えるものの信用獲得のためのやむを得ないデザインといえます。

メニュー編

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グローバルメニューはいずれもプルダウン式で、限られたスマホ画面にコンパクトにまとめています。背景色はマクドナルド・バーガーキングが白系、ウェンディーズが黒、モスバーガーは自社ブランド色の緑で、背景と文字のコントラストで図と地を明確化しています。項目の並びは重要度順が基本ですが、バーガーキングの「バーガー1/バーガー2」は初見ユーザーに違いが伝わりにくく、ウェンディーズの英語表記は日本人ユーザーの視認性に難があります。

プルダウンで表示する項目数には注意が必要です。人間の短期記憶の処理容量は7±2チャンク(5〜9程度)とされ、大量の項目を一度に出すと処理負担が増します。ただし「090-2525-39(携帯・ニコニコ・サンキュー)」のように意味関連でまとめると、9つの情報を3チャンクに圧縮でき負担を軽減できます。メニュー設計でも、意味のまとまりで項目をグルーピングすると認知負荷を下げられます。

デリバリーサービスのフォーム事例

対象: UberEatshttps://www.ubereats.com/jp)/楽天デリバリーhttps://delivery.rakuten.co.jp/)/dデリバリーhttps://delivery.dmkt-sp.jp/)/出前館https://sp.demae-can.com/

ファーストビュー編

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UberEats・楽天デリバリーは配達先の住所入力欄をファーストビューに表出(前者は住所候補サジェスト、後者は郵便番号のみでシンプル)。dデリバリー・出前館は「現在地から選ぶ/郵便番号から検索」のボタン選択式です。スマホユーザーは右手でスクロールする傾向があり、押しやすい画面右側にどのボタンを置くかでCVが変わります。「現在地」は位置情報への不安から直接入力を好むユーザーもいるため、選択肢と項目数を絞りつつニーズに対応する設計が重要です。また、食べ物の画像は「どんなサービスか」を伝えると同時に空腹のユーザーの購入意欲を無意識に高める効果があり、CV促進に寄与します。

メニュー編

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UberEatsは届け先入力後に料理名で検索するシンプル設計。決め打ちのユーザーには快適ですが、優柔不断なユーザーにはサジェスト機能があると親切。楽天デリバリーは「パスタ半額」等の訴求を上部に置きCVを促進しますが、比較検討したいユーザーには一覧の高さが負担になり得ます。dデリバリーはクーポン・割引で訴求する一方、目的が明確なユーザーにはお得情報が検索の邪魔になることも。購入手続き前の「ドリンクセットならお得」や購入後の「追加注文」など、お得情報を出すタイミングがCV促進の鍵です。出前館はジャンルボタンで「頼むものが決まっていない」ユーザーも選びやすく、カセット一覧の高さも抑えられ検索性に配慮されています。

お持ち帰り寿司のフォーム事例

対象: スシローhttps://www.akindo-sushiro.co.jp/)/かっぱ寿司https://www.kappasushi.jp/)/はま寿司https://www.hamazushi.com/

ファーストビュー・店舗検索編

ここでは店舗・住所を入力して購入フォームへ円滑に誘導することが課題です。かっぱ寿司・はま寿司は会員登録を促し(はま寿司は登録必須)、ユーザー負担が生じます。会員登録はお得情報の提供・再訪促進でCVR向上が見込める一方、手っ取り早く注文したいユーザーには離脱要因。購入直前に「登録で割引」、あるいは購入後に登録を促すとタイミング次第で登録率が上がります。

スシローは「ネット/電話」選択後に都道府県か現在地で店舗を選ぶ形式。現在地は便利ですが、遠征先・出張先へ注文するニーズもあるため、現在地ボタンだけでなく他の入力方法も残すべきです。かっぱ寿司は「現在地/郵便番号/地域」の順でボタン配置。はま寿司は自動入力補助がなくユーザーのアクションに依存しますが、都道府県→市区町村の選択式で入力自体は不要なため手間は一定軽減されています。

メニュー編

スシローはメニューカセットの高さを抑え一画面に多くの品を表示、スクロールの手間を軽減しています。カゴ投入は「+−」で数量調整でき、カゴ内合計金額を表示。購入ページ遷移時の「想像より高かった」トラブルを防げます。合計・購入ボタンは、視線が上から下へ動くことを踏まえると下部にある方が押しやすく妥当(スシローは下部、かっぱ寿司は上部)。はま寿司はウェブ注文対応が新しく、今後の発展に期待できます。

ピザのフォーム事例

対象: ピザハットhttps://pizzahut.jp/)/ドミノピザhttps://www.dominos.jp/)/ピザーラhttps://www.pizza-la.co.jp/)/ナポリの窯https://www.napolipizza.jp/

ファーストビュー編

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ピザハット・ドミノピザは郵便番号入力で住所が自動表示され、入力の手間を軽減。ドミノピザ・ナポリの窯は現在地からの特定も可能です。ピザハットはLPに注文ボタンがあり遷移不要、「配達/お持ち帰り」ボタンで目的別の選択もしやすい好例。ドミノピザはダミーテキスト「半角数字(ハイフンなし)」で全角半角トラブルを防止(入力欄はもう少し大きいと押しやすい)。ピザーラは「会員登録/ログインして注文」を前面に出す会員向け設計で、一般ユーザーには手間がかかりCVR低下要因になり得ます。ナポリの窯は「住所/現在地/郵便番号」の3択で、各ボタンの利用比率次第では選択肢を整理する余地があります。

メニュー編

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ピザハット・ピザーラは上部のカテゴリがスクロール形式で、一部項目(ドリンク&デザート/クーポン等)が隠れており見落としによるCV低下の懸念があります。画像サイズが大きく高さを取る点も一覧性を下げます。ただしピザーラは下部までスクロールしても上部のカテゴリ切替が固定表示され、好きなタイミングで切り替えられる点は good。ドミノピザはカテゴリごとにページを分ける設計で各メニューの比較はしやすい反面、遷移の手間がCV低下要因に。ナポリの窯はカセット一覧の高さを抑えて流し読みでき、「店長おすすめ」「期間限定」で特定商品を訴求しCV向上につなげています。ピザ業界はトッピング等のオプションが多くアクション回数が増えがちなため、いかに入力負担を軽減するかが共通課題です。

よくある質問

Q. フォームの入力途中でユーザーが離脱する主な原因は何ですか?

A. 入力項目が多い・会員登録を強制される・全角半角などの指定が細かくエラーが出る、といった「手間」と「ストレス」が主因です。飲食のデリバリー/お持ち帰りでは、住所や店舗の入力負担、会員登録の強制が特に離脱を招きます。段階別の詳しい離脱要因と改善策は本記事末尾の関連記事でも解説しています。

Q. 会員登録はどのタイミングで促すのが効果的ですか?

A. 注文フローの入口で強制すると離脱を招きやすいため、購入直前に「登録で割引」とメリットを提示する、または購入完了後に促すのが効果的です。目的を達成して余裕のあるタイミングの方が登録率が上がる傾向があります。

Q. 住所・店舗の入力フォームで負担を減らすコツは?

A. 郵便番号からの住所自動入力、現在地(位置情報)からの店舗特定、都道府県→市区町村の選択式など、手入力を減らす補助が有効です。ただし現在地だけに絞ると出張先・遠征先への注文に対応できないため、複数の入力手段を残すことが重要です。

Q. こうしたフォーム改善はどう検証すればよいですか?

A. まずヒートマップで離脱ポイントを可視化し、ABテストやEFO(入力フォーム最適化)で改善案を検証します。感覚ではなくデータに基づいてPDCAを回すのが、飲食に限らずフォーム改善の近道です。

まとめ

飲食業界の5業態(ファミレス・ハンバーガー・デリバリー・寿司・ピザ)のフォームを横断的に見てきました。業態は違っても、入力・選択・想起の手間をいかに減らすかお得情報や会員登録をどのタイミングで出すか視線移動や認知負荷に配慮したメニュー・ボタン設計という共通のEFOの原則が浮かび上がります。自社サイトのフォーム改善では、これらの好事例・課題を参考にしつつ、ヒートマップABテストEFO(入力フォーム最適化)ツールで客観的に検証しながら改善を進めましょう。EFOの全体像は「EFOとは?EFを改善してCVRを高めよう」、フォーム離脱の具体的な改善策は「入力フォームの離脱改善方法」で詳しく解説しています。

この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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