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事業内容を教えてください。
Web広告運用代行事業、自社リード獲得のための広告運用が主な業務です。
LPOを実施するにあたり、どのような取り組みをおこなったのでしょうか?
弊社で広告運用を行っている広告主様のLPOを行っています。LPOツールのDEJAMを利用することによって、広告で流入させたユーザーをさらに効率良く成果に繋げるサービスを提供・提案できるようになりました。 入口から出口までを一気通貫でサポートすることができるようになったため、弊社のメイン事業であるWEB広告運用とのシナジーは大いにあると考えており、お客様の成果向上にもつながる主力クロスセル商品になってもらうことを期待しています。 また、自社サイトのLPOでも活用させていただいており、ヒートマップを使ってTOPでファーストビューのみ閲覧して離脱するユーザーがいることがわかったため、ポップアップ機能を活用して離脱抑止につなげるABテストを行っています。この流れから、自社リード獲得量の増加も実現できればと考えております。
取り組み前はどのような課題がありましたか?
LPO方面については、運用者個々の経験則や過去実績を元にしたナレッジは豊富にある状態でしたが、具体的なサービスとしての提供を行っていなかったことがビジネス上の課題といえます。 専業代理店として長らくやってきたため方針といえばそうなのですが、例えば「LPでここは変えた方が良い」というケースがあってもお客様にアドバイスのみで留まり、具体的な改善アクションまではサービスとして提供できない場面もあり、一気通貫型・包括的ななサービス提供が困難であった点が課題です。一気通貫型のサービスを求めておられるお客様にはご不便な思いをさせてしまう場面もあり、広告運用代行専業であるうえでの一種の歯がゆさは運用者としてもあったと感じております。
具体的にどのような改善ができましたか?
離脱防止ポップアップを主要ページに設定したところ、各ページのCVRは設定前と比べて1.3~1.5倍になりました。数値が伸びた点も非常に嬉しい効果ではありますが、メリットも合わせて考えると非常に費用対効果に優れていると感じています。 LP上の変更作業に15~30分程度と工数がほとんどかからず、ツール上でABテストが簡単にできるため、良し悪しの判断もしやすくなりました。また作業が弊社内で完結するため実装スピードも向上し、検証もしやすいためPDCAのスピードがこれまでの半分以下のスケジュール感に改善しました。
工夫したポイントを教えてください
弊社の経営ビジョンは「世界一効率的な代理店を目指す」を掲げており、工数削減的な意味合いだけでなく、インパクト・レバレッジを重視した施策をとるというのがスタンスとなります。 それに基づいて、TOPページやファーストビューの上部など、成果貢献へのインパクトが大きく、工数も少ないものから取り組むようにしています。実際の効果も効率良く出すことができますし、お客様もすぐに効果を実感いただきやすく、LPOの取り組みの重要性をすぐにアピールすることができるためです。
取り組みを行った中での印象的なエピソードを教えてください
LPOツールのDEJAMを導入し、担当のコンサルタントにサポートに入っていただけた点が今回スムーズに効果を出すことができた要因だと考えております。 上記工夫したポイントの「成果貢献へのインパクトが大きく、工数も少ないものから取り組む」という原則など、効果的に効果が出やすい取り組み方などの大枠のサポートから、具体的に文言やボタンなどの細かな点の修正アドバイスなどもいただくことができました。 できることが多い分、使い方に迷う面がありましたので、実践のレクチャーをいただけたことが非常に大きかったです。レクチャー当日から無事導入できました。そのようなサポートをいただけたことで、スピーディに効果を出すことができたと考えております。
今後の展望は?
弊社のお客様層は中小企業が大半で、そのうち6割がWEB広告費で月10~20万円のお客様です。ですので、そういったお客様でもご活用いただきやすいようにカスタムパッケージ化し、拡販していく想定です。 現状はそのための効果検証を自社の広告であったり、早期段階で興味をもってくださったお客様と協力して行っている段階です。 弊社の経営理念やビジョンを踏まえつつ「他では対応してもらえないようなお客様にもWebのチカラをお届けする」という市場で果たすべき使命に沿って、どんなお客様でもLPOの効果を感じていただけるサービスを提供していきたいと思います。