事業内容を教えてください。
Google/Yahooはじめ各デジタル広告メディアのパフォーマンス改善を目的としたクリエティブ運用の専門コンサルチームとなっております。
LPOを実施するにあたり、どのような取り組みをおこなったのでしょうか?
2023年7月に「DEJAM」を活用し、ランディングページ最適化(LPO)と運用型広告のクリエイティブ制作をセットにした独自ソリューションパッケージ「ADK-LPO Plus」の提供開始し、WEB広告と合わせて販促を行いました。 その後、「DEJAM」を活用したLPの改善事例をノウハウとして蓄積し、提案/運用改善にて活用することで、23年は多数の提案や受注につなげることができました。 またADK全社向けに「ADK-LPO Plus」セミナーを共同開催いたしました。
取り組み前はどのような課題がありましたか?
お取組前は、ADKにてLPOを提案する際は、まずツールの選定から始まり、提案→導入→運用までのスピード感が遅いという課題がありました。また各案件で活用しているツールにバラつきがあり、社内のノウハウ集約にも課題感がありました。 LPOツールや運用コスト面においても、実施前は基本的に各案件にてツールの新規契約から実施するケースが多く、費用と工数の課題もありました。
具体的にどのような改善ができましたか?
まずソリューションパッケージをリリースしたことで、LPO提案と、受注後のツール導入のスピード感が格段に上がり、早ければ1-2週間で運用が開始できるようになったことは、大きな改善につながりました。実施前は最低でも1ヶ月はかかっていたかと思います。 また実際の案件運用においても、複数の改善事例がありました。 例えば、ポップアップ表示を検証した際に、離脱直前のユーザーをLPに引き戻したところ、LPに戻ったユーザーの2%がCVに至った事例。またはポップアップを活用しクロスセルを行なった際、「同機能の形違い商品」へのクロスセルではユーザーの16%がCVに至り、「関連商品」へのクロスセルでは3%がCVに至った事例を創出することができました。
工夫したポイントを教えてください
DEJAMを活用したソリューション開発です。 類似ツールと比較して、ツールの機能面において運用上で特に使用する頻度の高い「ヒートマップ」「ABテスト」「LP診断」といった主要機能の使いやすさ、またそれらの機能に特化していることでローコストにて運用できる点、そしてLPOのノウハウを蓄積できることが強みだと感じていました。 これらの機能が我々の目指す方向性と一致し、ADKの強みであるクリエイティブ運用と掛け合わせることで、ADKのクライアントに対してもより良いLPOソリューションを提供できると考えました。
取り組みを行った中での印象的なエピソードを教えてください。
Googleオプティマイズが昨年サポート終了したタイミングに、DEJAMのオフィシャルパートナーとしてご一緒にできたことが印象的でした。 LPOはまだまだニーズが伸びていく領域ですので、引き続き一緒に取り組んでいけたらと思っております。 展示会に弊社をご招待いただき、セールスの機会を設けていただいたり、全社向けの勉強会などオフラインでの取り組みも弊社として良い刺激になっています。
今後の展望は?
クライアントビジネスを支援する上で、広告パフォーマンスを向上させるためには、LPOによる施策/改善PDCAは不可欠な領域だと確信しております。弊社としてLPOの知見やノウハウの拡充を続けていくことと、情報発信を積極的に行うことで、デジタルマーケティング業界にてクライアントに貢献をしていきたいと考えております。