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【2026年版】GA4の権限の種類と付与方法|5つの役割の違いと運用のルール

【2026年版】GA4の権限の種類と付与方法|5つの役割の違いと運用のルール

この記事でわかること

本記事では、GA4の権限5種類の違いと付与方法を、実務での使い分けとあわせて解説します。データ制限の設定や代理店への付与、退職時の棚卸しといった運用ルールまでわかる内容です。

「代理店にGA4を見せたいが、設定を変えられると困る」「退職者のアカウントが残っていないか確認したい」——GA4の権限は5種類の役割と2種類のデータ制限を組み合わせて管理します。

本記事では役割の違いと付与方法、そして実務で必要になる運用ルールを解説します。

記事のポイント

  • GA4の5つの役割の違い
  • データ制限(費用・収益指標を隠す設定)
  • アカウントレベルとプロパティレベルの違い
  • 権限の付与手順
  • 代理店・サービスアカウントへの付与と、退職時の棚卸し

目次

  • GA4の権限は2階層
  • 5つの役割の違い
  • データ制限(費用・収益指標)
  • 権限の付与手順
  • 実務での使い分け
  • 運用のルール
  • よくある質問
  • まとめ

GA4の権限は2階層

GA4の権限は、アカウントレベルプロパティレベルの2階層で管理されます。

階層範囲
アカウント配下のすべてのプロパティに適用される
プロパティそのプロパティのみ

アカウントレベルで権限を付けると、配下の全プロパティが見られます。 複数サイトを1アカウントで管理している場合、意図せず他サイトのデータまで見せてしまうことがあります。

原則としてプロパティレベルで付与してください。 アカウントレベルは、全体を統括する担当者に限定します。

5つの役割の違い

役割できること
管理者すべての操作 + ユーザー管理
編集者設定の変更(キーイベント・データストリーム等)。ユーザー管理は不可
マーケターオーディエンス・キーイベント・カスタム定義の編集。データストリーム等の変更は不可
アナリスト探索レポートの作成・共有。設定の変更は不可
閲覧者レポートの閲覧のみ

使い分けの目安

対象推奨する役割
社内の分析担当アナリスト(探索レポートを作れる)
計測設定を触る担当編集者
レポートを見るだけの人(経営層・他部署)閲覧者
広告代理店閲覧者 or アナリスト(後述のデータ制限とセット)
プロパティの管理責任者管理者(最小限の人数に)

「とりあえず編集者」で付与しないでください。 編集者はキーイベントやデータストリームの設定を変更でき、誤操作で計測が止まるリスクがあります。

探索レポートを作りたいだけならアナリストで足ります。

データ制限(費用・収益指標)

役割とは別に、特定の指標を見せない設定があります。

制限隠される指標
費用指標なし広告費・CPC・CPAなど
収益指標なし購入金額・収益・ROASなど

使う場面

  • 広告代理店に見せる場合 — 他社の費用感を知られたくないとき
  • 他部署に見せる場合 — 売上情報を限定したいとき
  • 業務委託・インターン

役割とデータ制限は組み合わせて設定できます。 「アナリスト + 収益指標なし」といった付与が可能です。

権限の付与手順

プロパティレベルで付与する

  1. GA4の「管理」→「プロパティ」列の「プロパティのアクセス管理
  2. 右上の「」→「ユーザーを追加
  3. メールアドレスを入力する(Googleアカウントであること)
  4. 役割を選ぶ
  5. 必要に応じて「データ制限」にチェックを入れる
  6. 「新規ユーザーにメールで通知する」の有無を選ぶ
  7. 「追加」

アカウントレベルで付与する

「管理」→「アカウント」列の「アカウントのアクセス管理」から同様に操作します。配下の全プロパティに適用される点に注意してください。

サービスアカウントへの付与

GA4 Data APIを使う場合、サービスアカウントのメールアドレス〜@〜.iam.gserviceaccount.com)を閲覧者として追加します。

APIを有効にしただけでは権限がなく、403 PERMISSION_DENIED が返ります。 ここを忘れやすいので注意してください。API連携の詳細は「【2026年版】GA4 Data APIとは?できること・制限・使い分けの判断基準を解説」で解説しています。

実務での使い分け

代理店への付与

**「閲覧者」または「アナリスト」+「費用指標なし」**が基本です。

代理店に編集者権限を渡すと、設定変更の履歴が追いにくくなります。 計測設定の変更が必要な場合は、都度依頼を受けて自社で行うか、期間を限定して権限を付与してください。

外部ツールとの連携

Looker StudioやBigQueryとの連携では、操作するアカウント自身の権限が使われます。

  • Looker Studio — レポート作成者にGA4の閲覧権限が必要
  • BigQueryリンクの設定 — GA4の編集者以上が必要

Looker Studioで作成したレポートは、GA4の権限がない人にも共有できます。 これが「レポートは見せたいがGA4は触らせたくない」場合の標準的な解決策です。詳細は「【2026年版】GA4とLooker Studioの連携方法|CVR改善レポートの作り方を解説」で解説しています。

Search Console連携

GA4の編集者以上に加えて、Search Console側の確認済み所有者権限が必要です。「【2026年版】GA4とSearch Consoleの連携方法|設定手順とレポートが表示されないときの対処」で解説しています。

運用のルール

1. 定期的に棚卸しする

退職者・契約終了した代理店のアカウントが残っていないかを定期的に確認してください。「プロパティのアクセス管理」で一覧を確認できます。

半年に1回程度の棚卸しをおすすめします。

2. 管理者は最小限にする

管理者はユーザー管理ができるため、他の人の権限を勝手に変更できます。 責任者に限定してください。

3. 個人アカウントで付与しない

退職時に権限を引き継げなくなります。業務用のGoogleアカウントで管理してください。

4. 付与理由を記録する

誰に・いつ・なぜ付与したかを記録しておくと、棚卸しの判断が容易になります。スプレッドシートで十分です。

5. 編集者権限を安易に渡さない

繰り返しになりますが、編集者はキーイベントやデータストリームを変更でき、誤操作で計測が止まります。 探索レポートを作りたいだけならアナリストで足ります。

よくある質問

Q. 探索レポートを作るにはどの権限が必要ですか?

A. アナリスト以上です。閲覧者では作成できません。編集者権限は不要なので、分析担当にはアナリストを付与してください。

Q. 代理店にはどの権限を渡すべきですか?

A. **「閲覧者」または「アナリスト」+「費用指標なし」**が基本です。編集者権限を渡すと設定変更の履歴が追いにくくなり、誤操作で計測が止まるリスクもあります。

Q. アカウントレベルとプロパティレベルの違いは何ですか?

A. アカウントレベルで付与すると配下の全プロパティに適用されます。 複数サイトを管理している場合、意図せず他サイトのデータを見せてしまうため、原則プロパティレベルで付与してください。

Q. 費用や売上のデータを隠せますか?

A. できます。役割とは別に「費用指標なし」「収益指標なし」のデータ制限を設定できます。役割と組み合わせて付与してください。

Q. GA4を見せずにレポートだけ共有できますか?

A. Looker Studioを使ってください。 作成したレポートは、GA4の権限がない人にも閲覧権限だけを渡して共有できます。

Q. サービスアカウントに権限を付与するには?

A. 通常のユーザーと同様に、サービスアカウントのメールアドレス(〜.iam.gserviceaccount.com)を「プロパティのアクセス管理」から閲覧者として追加します。これを忘れるとAPIで403エラーになります。

まとめ

GA4の権限管理について、要点を整理します。

  • 権限はアカウントレベルとプロパティレベルの2階層。原則プロパティレベルで付与する
  • 役割は5種類。探索レポートを作るならアナリストで足りる
  • 「とりあえず編集者」で付与しない。 誤操作で計測が止まる
  • 役割とは別にデータ制限(費用指標なし / 収益指標なし)を設定できる
  • **代理店には「閲覧者 or アナリスト」+「費用指標なし」**が基本
  • GA4を見せずにレポートだけ共有したいならLooker Studio
  • サービスアカウントにも権限付与が必要。忘れるとAPIが403になる
  • 半年に1回は棚卸しする。 退職者・契約終了した代理店が残っていないか
  • 管理者は最小限に。個人アカウントで付与しない

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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