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Shopifyに広告タグを設置する方法|カスタムピクセルの使い方とcheckout.liquid廃止後の対応

Shopifyに広告タグを設置する方法|カスタムピクセルの使い方とcheckout.liquid廃止後の対応

この記事でわかること

本記事では、Shopifyに広告タグを設置する方法を、checkout.liquidが2024年8月に廃止された経緯・カスタムピクセルによる設置手順・既存タグの移行時に削除すべき場所から解説します。Shopifyでコンバージョン計測が動かなくなった方が、どこをどう直すべきかがわかる内容です。

「Shopifyでコンバージョン計測が急に止まった」「checkout.liquid にタグを入れていたが編集できなくなった」という状況になっていないでしょうか。

原因はほぼ確実に checkout.liquid の廃止 です。Shopify は 2024年8月13日に checkout.liquid を廃止し、チェックアウトのカスタマイズは新しい仕組みに移行しました。

本記事では、Shopify に広告タグを設置する現在の正しい方法と、既存タグの移行で見落としやすい箇所を解説します。

記事のポイント

  • checkout.liquid は2024年8月13日に廃止(Shopify Plus のみで使えていた)
  • チェックアウトのイベントはカスタムピクセル経由で登録する
  • カスタムピクセルはテーマコードを変更せずに顧客イベントを追跡できる
  • 既存タグは theme.liquid・checkout.liquid・追加スクリプトから手動で削除する必要がある
  • 削除漏れは二重計測の原因になる

目次

  • Shopifyのタグ設置は3層に分かれる
  • checkout.liquid 廃止で何が変わったか
  • カスタムピクセルとは
  • 広告タグを設置する手順
  • 既存タグの移行で必須の作業
  • 二重計測が起きるパターン
  • 計測が直ったあとに見るべきこと
  • よくある質問
  • まとめ

Shopifyのタグ設置は3層に分かれる

Shopify で広告タグを扱うとき、設置先は大きく3つに分かれます。このどこに入れるかで、計測できるイベントが変わります。

対象ページ現在の設置方法
オンラインストア商品ページ・コレクション・カートなどテーマ(theme.liquid)または アプリピクセル / カスタムピクセル
チェックアウト決済フローカスタムピクセル(旧: checkout.liquid)
購入後ページサンクスページ・注文状況カスタムピクセル

コンバージョン計測でつまずくのは、ほぼ2番目と3番目です。 購入完了のイベントはチェックアウト・購入後ページで発生するため、ここが取れていないとコンバージョンが0件になります。

checkout.liquid 廃止で何が変わったか

廃止の経緯

checkout.liquid は 2024年8月13日に廃止されました。 Shopify Plus マーチャントは、新しい「チェックアウト拡張機能(Checkout Extensibility)」を使ってチェックアウトをカスタマイズする形に移行しています(出典: Shopify 公式ブログ(チェックアウト拡張機能への移行ガイド))。

影響

従来の運用現在
checkout.liquid に広告タグを直書き不可。カスタムピクセルへ移行
チェックアウト設定の「追加スクリプト」にタグを記述移行対象。手動削除が必要

Shopify Help Center は「checkout.liquid はもう利用できないため、チェックアウトイベントはカスタムピクセルを介して登録する必要があります」と明記しています。

「以前は動いていた」計測が止まっている場合、まずここを確認してください。

カスタムピクセルとは

カスタムピクセルは、チェックアウトや購入後ページなど、オンラインストアのより多くのページで顧客イベントを収集するための仕組みです。

Shopify Help Center によると、次の特徴があります。

  • テーマコードを変更せずに顧客イベントを追跡できる
  • 要件を満たすアプリピクセルが無い場合に使う

アプリピクセルとカスタムピクセルの使い分け

種別内容使うべき場面
アプリピクセル各広告媒体などが提供する公式アプリ経由まずこちらを探す。 提供されていれば設定が簡単で保守も楽
カスタムピクセル自分でコードを書いて登録対応するアプリピクセルが無い場合

順番が重要です。 使いたい媒体の公式アプリが Shopify アプリストアにあるなら、そちらを使うのが保守の面で有利です。カスタムピクセルは自前のコードになるため、媒体側の仕様変更に自分で追随する必要があります。

広告タグを設置する手順

ステップ1: アプリピクセルの有無を確認する

Shopify 管理画面の「設定 → 顧客イベント」から、利用可能なアプリピクセルを確認します。媒体の公式アプリがあれば、それを接続するだけで済みます。

ステップ2: カスタムピクセルを作成する

アプリピクセルが無い場合、「設定 → 顧客イベント」からカスタムピクセルを追加します。

ステップ3: 購読するイベントを選ぶ

カスタムピクセルは、Shopify が発行する顧客イベントを購読して動きます。広告タグで必要になる主なイベントは次のとおりです。

イベント内容
ページ閲覧ページの表示
商品の閲覧商品ページの表示
カートへの追加カート投入
チェックアウト開始決済フロー開始
購入完了コンバージョン計測の本体

コンバージョン計測が目的なら、購入完了イベントの取得が必須です。

ステップ4: 顧客プライバシーの設定を確認する

カスタムピクセルには、顧客の同意状況に応じた動作の設定があります。同意管理を導入している場合、同意が無い状態でタグが発火しない設定になっているかを確認してください。

ステップ5: テストする

実際にテスト注文を通し、媒体側の管理画面にコンバージョンが記録されるかを確認します。「タグを入れた」だけで終わらせず、必ず貫通テストをしてください。

既存タグの移行で必須の作業

移行で最も見落とされるのがこの工程です。

Shopify Help Center は、既存のピクセルコードについて次のように述べています。

既存ピクセルコードは、theme.liquid、checkout.liquid(Shopify Plusプランのみ)、チェックアウト設定の追加スクリプトなど、存在するあらゆる場所から手動で削除する必要がある

削除すべき場所のチェックリスト

#場所確認方法
1theme.liquidテーマのコード編集で該当タグを検索
2checkout.liquid(Shopify Plus のみ)廃止済みだが記述が残っている可能性
3チェックアウト設定の「追加スクリプト」設定 → チェックアウト
4その他のテーマファイルsnippets/ などに分割されている場合
5過去に入れたアプリ不要なアプリが残ってタグを出していないか

3番目の「追加スクリプト」は管理画面の別の場所にあるため、テーマのコードだけ見ていると見落とします。

二重計測が起きるパターン

削除漏れの結果として起きるのが二重計測です。コンバージョン数が実際の2倍近くになっている場合、ほぼこれが原因です。

パターン原因
旧タグ + カスタムピクセル旧タグの削除漏れ
アプリピクセル + カスタムピクセル同じ媒体で両方設定している
theme.liquid + 追加スクリプト過去の設置が2箇所に残っている

検出方法

媒体側のコンバージョン数と、Shopify の実注文数を突き合わせてください。 差が2倍前後なら二重計測、逆に大幅に少ないなら計測漏れです。

二重計測を放置すると、自動入札が誤ったデータで学習し、配信の質が下がります。 CPAの判断も狂うため、早期に解消すべき問題です。CPAの見方は「CPAを下げる方法7選」で解説しています。

計測が直ったあとに見るべきこと

タグの設置は「数字が正しく取れる状態」を作る作業です。そこから先の、CVRを上げる工程は別にあります。

Shopify のECサイトでコンバージョンを増やすには、次の3箇所を見ることになります。

見る場所目的
商品ページ・LPどこで離脱しているか
カート → チェックアウト決済フローの離脱
広告 → 着地先の一致訴求のずれ

ヒートマップ

クリック・熟読・滞在・離脱の5種類で、商品ページやLPのどこで離脱しているかを可視化します。タグ1行を貼るだけで最短当日から分析を始められます。

ヒートマップ機能の詳細を見る →

ABテスト

デザイン変更・リダイレクト・ポップアップの3種類で仮説を検証します。商品ページの見せ方を変えて実際に数字で確認できます。

ABテスト機能の詳細を見る →

Web接客・ポップアップ

離脱直前のユーザーに、もう一度訴求を出せます。カート離脱の受け皿として機能します。

Web接客機能の詳細を見る →

広告ダッシュボード

Google広告・Meta広告など複数媒体のデータを一元管理し、広告データとLPの効果を同じ画面で見比べられます。

広告ダッシュボードの詳細を見る →

ECサイトの運営全般については「ECサイト運営の手順」も参考になります。

よくある質問

Q. checkout.liquid はいつ廃止されましたか?

A. 2024年8月13日に廃止されました。Shopify Plus マーチャントは、チェックアウト拡張機能(Checkout Extensibility)を使ってカスタマイズする形に移行しています。チェックアウトのイベントはカスタムピクセル経由で登録する必要があります。

Q. Shopifyでコンバージョン計測が急に止まりました。原因は何ですか?

A. checkout.liquid や追加スクリプトにタグを設置していた場合、その廃止・移行の影響である可能性が高いです。「設定 → 顧客イベント」でアプリピクセルまたはカスタムピクセルが設定されているかを確認してください。

Q. アプリピクセルとカスタムピクセルはどちらを使うべきですか?

A. まず媒体の公式アプリピクセルを探してください。設定が簡単で、媒体側の仕様変更にもアプリ側が追随します。対応するアプリピクセルが無い場合にカスタムピクセルを使います。

Q. コンバージョン数が実際の注文数の2倍になっています。

A. 二重計測です。旧タグの削除漏れ、またはアプリピクセルとカスタムピクセルの併設が原因です。theme.liquid・checkout.liquid・チェックアウト設定の「追加スクリプト」の3箇所すべてを確認してください。

Q. カスタムピクセルにはテーマの編集権限が必要ですか?

A. カスタムピクセルはテーマコードを変更せずに顧客イベントを追跡できる仕組みです。管理画面の「設定 → 顧客イベント」から設定します。ただし既存タグの削除でテーマの編集が必要になる場合があります。

まとめ

Shopify の広告タグ設置の要点は次の3つです。

  • checkout.liquid は2024年8月13日に廃止済み。チェックアウトのイベントはカスタムピクセル経由で登録する
  • まずアプリピクセルを探し、無ければカスタムピクセル。保守の面でアプリピクセルが有利
  • 既存タグは手動削除が必要theme.liquidcheckout.liquid・**チェックアウト設定の「追加スクリプト」**の3箇所を必ず確認する

そして設置後は必ずテスト注文で貫通確認をしてください。「タグを入れた」だけでは、二重計測にも計測漏れにも気づけません。

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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