【2026年版】LPベンチマークツールおすすめ7選|競合LPとの比較・自社LP水準を把握する方法
「自社のLPのCVRが2%なのですが、これは良いのでしょうか、悪いのでしょうか?」——LP担当者からよく聞かれる質問です。自社のデータだけを見ていると、それが業界水準と比べて高いのか低いのかが分かりません。改善を優先すべきかどうかの判断も難しくなります。
LPのベンチマーク調査とは、自社LPのパフォーマンスを業界平均や競合の水準と比較することです。相対的な自社の立ち位置を把握することで、改善の優先度を正しく判断し、限られたリソースを効果的に配分できます。本記事では、LPベンチマーク調査に活用できるツール7選と、定期的なベンチマーク調査の仕組み化について解説します。
目次
- LPベンチマークとは
- LPベンチマークで確認すべき主要指標
- おすすめLPベンチマークツール7選
- ベンチマーク調査の実施手順
- DejamのLP競合リサーチ・デザインデータベースでベンチマーク調査を効率化
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
- CVR改善ならDejam!
LPベンチマークとは
LPベンチマークとは、自社のランディングページ(LP)のパフォーマンスを業界平均・競合他社・自社の過去実績と比較し、現在の水準を相対評価することです。
絶対値評価と相対値評価の違い
LPの改善において「CVRを5%改善した」という絶対値の変化を追うだけでは不十分です。業界平均のCVRが10%ある中で自社のCVRが5%であれば、改善の余地は大きいといえます。一方、業界平均が3%の中で自社が5%を達成していれば、リソースを他の施策に配分する判断もあり得ます。
ベンチマーク調査が重要な3つの場面
- LP立ち上げ時: 業界の水準を知ることで、初期目標値の設定に根拠を持てる
- 改善施策の優先度決定時: 複数の改善候補のうちどれから着手すべきかの判断材料になる
- 経営層への報告時: 「業界平均比○○%高い」という相対的な成果表現で説明しやすくなる
LPベンチマークで確認すべき主要指標
コンバージョン率(CVR)
最も重要なLPのパフォーマンス指標です。業界・商材・流入チャネルによって大きく異なるため、同業他社のCVR水準と比較することが重要です。一般的なBtoB SaaSのLP CVRは2〜5%、Eコマースは1〜3%が目安とされています。
ページ表示速度
Googleが公開しているCore Web Vitalsの指標(LCP・FID/INP・CLS)で測定します。表示速度が遅いほどCVRが低下する傾向があり、特にモバイルでの高速化が重要です。業界を問わず「LCP3秒以内」が一般的な目標値です。
直帰率
LPに流入したユーザーが他のページを見ずに離脱した割合です。直帰率が高い場合は、広告とLPの内容のミスマッチや、ファーストビューの訴求力不足が疑われます。
滞在時間
ユーザーがLPに滞在した平均時間です。滞在時間が短すぎる場合はコンテンツへの興味が低い可能性があり、長すぎる場合はCTAまでのナビゲーションが不明確な可能性があります。
おすすめLPベンチマークツール7選
| ツール名 | 主な用途 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Dejam 競合リサーチ | LP設計・デザインのベンチマーク | 月額3万円〜 | 競合LPのデザインパターンを収集・比較できるLP特化ツール |
| PageSpeed Insights | 表示速度ベンチマーク | 無料 | GoogleのCoreWeb Vitals評価。業界平均との比較データも参照可能 |
| SimilarWeb | トラフィック・エンゲージメント指標 | 無料プランあり・有料は要問合せ | 競合サイトの流入数・滞在時間・直帰率の推定値を確認できる |
| Semrush | SEO・コンテンツベンチマーク | 月額約$120〜 | 競合LPの検索順位・流入キーワード・トラフィックを網羅的に分析できる |
| Unbounce Benchmark Report | 業界別CVRベンチマーク | 無料(レポートダウンロード) | 業界別・商材別のLP CVR平均値を公開したベンチマークレポート |
| Google アナリティクス 4 | 自社LP内部指標 | 無料 | 自社の直帰率・滞在時間・CVRの時系列推移と流入元別比較が可能 |
| Hotjar / Microsoft Clarity | ユーザー行動ベンチマーク | 無料プランあり | ヒートマップ・スクロール率・クリック率で同業他社との行動パターン比較の参考になる |
Dejam 競合リサーチ
LP改善に特化した競合リサーチ機能で、競合LPのデザインレイアウト・CTA設計・コンテンツ構成を効率的に収集できます。自社LPの設計を競合と比較する際の基準データベースとして活用できます。
PageSpeed Insights
表示速度のベンチマーク調査に最も手軽に使えるGoogleの無料ツールです。スコアだけでなく「何が遅さの原因か」という具体的な改善提案も表示されます。モバイルとPCそれぞれのスコアを確認し、特にモバイルのLCP(最大コンテンツ描画)に注目しましょう。
Unbounce Benchmark Report
LPプラットフォームのUnbounceが定期的に公開する業界別CVRベンチマークレポートです。SaaS・Eコマース・不動産・教育など業界別の平均CVRを無料で参照でき、自社LPのCVRが業界水準とどう違うかを客観的に把握できます。
ベンチマーク調査の実施手順
ベンチマーク調査を一度きりで終わらせず、定期的に比較する仕組みを作ることが重要です。
ステップ1:調査対象の選定
比較対象となる競合LP(直接競合2〜3社)を選定します。検索広告・SNS広告で同じキーワードを入札している競合が特に重要な比較対象です。
ステップ2:計測指標と基準値の設定
CVR・表示速度・直帰率・滞在時間について、自社の現状値と比較対象の推定値・業界平均値を記録します。最初の調査でベースラインを確立することが、以降の変化を追跡する起点になります。
ステップ3:定期的な再調査スケジュールの設定
四半期に1回を目安に再調査を実施し、自社と競合の変化を追跡します。競合がLPを大幅リニューアルした際は随時調査することをおすすめします。
ステップ4:調査結果の改善仮説への変換
ベンチマークで発見したギャップ(「競合の表示速度スコアが90点に対し自社は65点」「競合のCTA配置がLPの3か所に対し自社は1か所」等)を改善仮説に落とし込み、ABテストで検証するプランを立てます。
DejamのLP競合リサーチ・デザインデータベースでベンチマーク調査を効率化
競合LPを手動でブラウジングしてスクリーンショットを撮り、スプレッドシートに整理する作業は非常に時間がかかります。Dejamの競合リサーチ機能を活用することで、競合LPのデザインパターンや構成要素の情報収集を効率化できます。
収集した競合データをもとに改善仮説を立て、DejamのABテスト機能で素早く検証することで、ベンチマーク調査からLP改善までのサイクルを短縮できます。定期的なベンチマーク調査を仕組み化することで、競合の動きへの追随と差別化の両立が可能になります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 競合サイトのCVRを正確に知る方法はありますか?
A. 競合サイトの実際のCVRを外部から知る方法は原則ありません。SimilarWebなどで推定のトラフィックデータを確認したり、Unbounceなどが公開している業界別ベンチマークレポートを参照したりすることで、業界水準の目安値を把握することが現実的な方法です。
Q2. 業界によってLPのベンチマーク水準は大きく違いますか?
A. 大きく異なります。たとえば、BtoB SaaSの問い合わせ獲得LPのCVRは2〜5%が一般的な目安ですが、Eコマースの購入LPは1〜3%、不動産は0.5〜2%程度と業界によって差があります。単純に数値を比較するのではなく、同業種・同商材での比較を重視してください。
Q3. 自社LPのCVRが業界平均を下回っている場合、まず何から改善すべきですか?
A. まず「問題がある箇所の特定」を優先しましょう。ヒートマップでユーザーがどこで離脱しているかを確認し、表示速度測定でパフォーマンス上の問題がないかをチェックします。データに基づいて最も影響が大きそうな箇所を特定してからABテストで検証するアプローチが効果的です。
まとめ
LPのベンチマーク調査は、自社LPの改善優先度を客観的に判断するために不可欠なプロセスです。本記事で紹介した7つのツールを活用し、CVR・表示速度・直帰率・滞在時間の4つの指標を中心に定期的なベンチマーク調査を実施しましょう。
重要なポイントは以下の3点です。
- 業界別の水準で比較する: 業界を跨いだ数値比較は参考程度にとどめる
- 定期的に追跡する: 一度きりではなく仕組み化して継続的に比較する
- 仮説と検証をセットにする: ベンチマークで発見したギャップをABテストで検証する
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この記事の監修者
平井 翔吏
株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー
CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。
株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。
株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。
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