Unbounce(アンバウンス)の料金や機能を他社と比較する|向き不向きなども解説
Unbounceは、ランディングページ(LP)の制作・公開・最適化をノーコードで実現できる海外発のLPビルダーツールです。
LPの制作において、エンジニアに依存せずマーケターが自在に制作・更新できる環境は、現代の広告運用において欠かせない要素となっています。Unbounceは2009年に設立以来、LP特化ツールのパイオニアとして世界中のマーケターに利用されており、AIを活用した自動最適化機能でさらに進化を続けています。
本記事では、Unbounceの機能・料金・向き不向きを整理し、特にCVR改善ツールDejamとの詳細な機能比較を通じて、自社に合ったツール選定の参考にしていただけるよう解説します。
Unbounceとは
Unbounceは、カナダ発のLP制作・最適化プラットフォームです。ドラッグ&ドロップのビジュアルエディターでLPを作成し、そのままホスティングまで完結できる「LP特化ツール」の先駆けとして知られています。
近年は**AI機能(Smart Builder・Smart Traffic)**を積極的に強化しており、AIがコンテンツの提案やトラフィックの最適配分を自動で行う機能が注目されています。
Unbounceの主な特徴
- ドラッグ&ドロップLPビルダー: コード不要でプロ品質のLPを制作できる
- 豊富なテンプレート: 業界・目的別に100種類以上のテンプレートを用意
- Smart Traffic(AI自動最適化): AIが各訪問者に最も成果の出るLPバリアントを自動的に配信
- ABテスト: 従来型のABテストも設定・実施が可能
- ポップアップ・スティッキーバー: LPに加えてポップアップやバナーも作成できる
- 1,000以上のツール連携: Salesforce、HubSpot、Mailchimpなど主要ツールとのインテグレーション
Unbounceが提供する主要機能
ドラッグ&ドロップLPビルダー(Classic Builder / Smart Builder)
Unbounceには2種類のビルダーが用意されています。
**Classic Builder(クラシックビルダー)**は、完全な自由度でLPをゼロから構築できるドラッグ&ドロップエディターです。ピクセル単位の配置調整やカスタムCSSの追加も可能で、デザインにこだわりたいユーザーに向いています。
**Smart Builder(スマートビルダー)**は、AIが業界や目的に応じてLPの構成・コピー・デザインを提案してくれる次世代のビルダーです。質問に答えるだけでAIがLPのドラフトを生成するため、LP制作の初期工数を大幅に削減できます。
Smart Traffic(AI自動最適化)
Unbounceの中でも特に注目される機能がSmart Trafficです。従来のABテストは、設定したバリアントを均等に配信してテスト期間終了後に勝者を決定する手法ですが、Smart TrafficはAIがリアルタイムで各訪問者のプロファイル(デバイス・地域・流入元・時間帯など)を分析し、最も成果が出る確率が高いバリアントに自動で振り分けます。
テスト開始から50セッション程度で自動最適化が始まるとされており、従来型ABテストに比べて短期間でCVR改善効果が期待できます。
ABテスト(従来型)
Smart Trafficに加えて、従来型のABテストも実施可能です。テストしたいLPのバリアントを設定し、トラフィックを均等(または任意の割合)に配分して効果を比較します。統計的有意性のモニタリングもダッシュボードから確認できます。
ポップアップ・スティッキーバー
LPに加えて、Webサイト全体に設置できるポップアップやスティッキーバー(画面上部・下部に固定表示されるバナー)も作成できます。表示条件(スクロール率、滞在時間、流入元など)を細かく設定でき、LPへの誘導やリード獲得に活用できます。
ランディングページの高速ホスティング
Unbounceで制作したLPは、Unbounceのサーバーに直接ホスティングできます。CDN配信による高速表示、SSL対応、カスタムドメイン設定が標準で利用できます。既存のWebサイトに組み込みたい場合は、WordPressプラグインやJavaScriptコードの埋め込みで連携も可能です。
1,000以上のツール連携
Zapier経由を含め、Salesforce・HubSpot・Mailchimp・Slack・Google Analyticsなど1,000種類以上のツールとの連携が可能です。リード情報の自動同期や、コンバージョン後のアクション自動化に活用できます。
Unbounceの料金体系
Unbounceは月額・年額払いの複数プランを提供しています(年払いで割引あり)。
| プラン | 月額費用(年払い) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Build | 約$74/月〜 | LP制作・公開、ABテスト |
| Experiment | 約$112/月〜 | Build + Smart Traffic、高度なテスト機能 |
| Optimize | 約$187/月〜 | Experiment + AI機能強化、上位分析 |
| Concierge | カスタム | 専任サポート、カスタム機能 |
※ 料金はトラフィック数(月間コンバージョン数・ユニーク訪問者数)によって変動します。最新の料金はUnbounce公式サイトをご確認ください。
14日間の無料トライアルが利用でき、クレジットカード情報なしで試せるプランもあります。
Unbounceを選ぶのが推奨されるケース
Unbounceが向いているケース
- LP制作からABテスト・最適化まで一体化したい: LP制作とABテスト・AI最適化を一つのツールで完結させたい
- AI自動最適化で効率的にCVRを改善したい: Smart TrafficのAI機能でテスト工数を削減しながらCVRを高めたい
- 豊富なテンプレートで素早くLPを立ち上げたい: 業界・目的別のテンプレートを活用して短期間でLPを公開したい
- 多数のSaaSツールと連携したい: CRM・MA・メールツールなどと自動連携してリード管理を効率化したい
- 海外向けマーケティングも視野に入れている: 英語圏での利用実績が豊富で、グローバル展開にも対応
Unbounceが向かないケース
- 日本語サポートを重視する: Unbounceは英語ベースのサービスであり、日本語UIやサポートは限定的
- ヒートマップ分析も一体で使いたい: Unbounceはヒートマップ機能を持たないため、ユーザー行動の詳細分析には別途ツールが必要
- 低コストで始めたい: 月額料金が一定以上かかるため、予算が限られた場合はMicrosoft Clarityなど無料ツールとの組み合わせを検討する方が良い
- 日本国内でのサポート体制を求める: 国産ツール(スクワッドビヨンドなど)と比較して、日本語での導入支援・運用サポートが手薄になりやすい
UnbounceとDejamの比較
UnbounceとDejamはともにLP制作・ABテスト機能を持つツールですが、対象市場・機能構成・料金体系に大きな違いがあります。
機能比較表
| 機能・観点 | Unbounce | Dejam |
|---|---|---|
| LP制作機能 | ✅ ドラッグ&ドロップビルダー(Classic / AI Smart Builder) | ✅ ノーコード/コードエディター切替。オールインワン・CMSプランで利用可 |
| テンプレート | ✅ 100種類以上(マーケティング用途特化) | ✅ ウィジェット11種類+カスタムウィジェット登録可 |
| ABテスト | ✅ 従来型ABテスト(バリアント設定・統計有意差確認) | ✅ デザイン変更テスト・リダイレクトテスト・ポップアップテストの3種類 |
| AI最適化 | ✅ Smart Traffic:AIが訪問者プロファイルに応じて自動でバリアント振り分け | ✅ AI(バイブコーディング)でABテストコードを自動生成。成果の自動最適化 |
| ヒートマップ分析 | ❌ 非搭載(外部ツールが必要) | ✅ クリック・クリックイベント・熟読・滞在・離脱の5種類。CVR貢献コンテンツを自動解析 |
| ポップアップ | ✅ スティッキーバー・ポップアップの表示条件設定 | ✅ 離脱防止・再訪問ポップアップをノーコードで設置 |
| フォーム機能 | ✅ 基本的なフォーム作成 | ✅ お問い合わせ・アンケートLPをノーコードで制作 |
| パーソナライズ配信 | ✅ Smart Trafficによる自動振り分け | ✅ 広告媒体・キャンペーン単位でのページ出し分け |
| ツール連携 | ✅ Zapier経由で1,000以上のツール連携 | 🔶 主要計測ツールとの連携(詳細は公式サイト参照) |
| 自動解析 | ❌ 非搭載 | ✅ どのコンテンツがCVRに寄与しているかを自動解析(ゴールデンルート分析) |
| ホスティング | ✅ CDN配信・SSL・カスタムドメイン | ✅ サーバーレス。独自ドメイン300件まで無料 |
| 料金 | 月額$74〜(年払い。約1.1万円〜) | オプティマイズプラン月額3万円〜、CMSプラン月額5万円〜 |
| 日本語UI・サポート | 🔶 英語ベース(日本語サポートは限定的) | ✅ 国産ツール。毎週アップデート。日本語サポート充実 |
| セキュリティ | ✅ 標準的なHTTPS/CDN対応 | ✅ ISMS認証取得(ISO/IEC 27001:2022)。2段階認証対応 |
設計思想の違い
UnbounceはLP制作・ABテスト・AI自動最適化をグローバル標準で提供するツールです。Smart Trafficによる「AIが訪問者ごとに最適なLPバリアントを自動配信する」機能は独自の強みであり、テスト設計・結果待ち・勝者適用という従来のABテストサイクルを短縮できます。ただし、ヒートマップ機能は非搭載であり、ユーザー行動の詳細な可視化には別ツールが必要です。
DejamはLP制作から分析・ABテスト・ポップアップまでを一気通貫で提供するCVR改善ツールです。ヒートマップ機能を標準搭載しており、「どこを改善すべきか」の仮説立案からテスト実施・効果検証まで単一ツールで完結できます。国産ツールとして日本語サポートと毎週のアップデートが充実しており、日本市場の広告運用文化に合った設計です。
AI機能の違い
UnbounceのSmart Trafficは、訪問者のプロファイル(デバイス・地域・流入元・時間帯など)をリアルタイム分析し、コンバージョン確率が最も高いバリアントに自動で振り分ける機能です。50セッション程度で最適化が始まり、従来型ABテストより短期間でのCVR改善が期待できます。
DejamのAI機能(バイブコーディング)は、自然言語でABテストの実施内容をAIに指示するだけで、必要なコードを自動生成します。非エンジニアでも高度なABテストを実施できるようにすることを目的としており、ABテストの実装コストを大幅に削減します。加えて、ヒートマップの自動解析機能でCVRへの寄与度が高いコンテンツを特定し、改善優先順位の判断を効率化します。
ヒートマップ機能の有無
Unbounceにはヒートマップ機能がありません。LPのどのコンテンツにユーザーが注目しているか、どこで離脱しているかを把握するためには、DejamやMicrosoft Clarityなど別のヒートマップツールとの組み合わせが必要です。
Dejamは5種類のヒートマップを標準搭載し、「どのコンテンツがCVRに寄与しているか」を自動解析する独自機能を持ちます。「どこを熟読するとCVRが高いか」「どこまで滞在するとCVRが高いか」が自動算出されるため、改善仮説の立案から検証まで一つのツールで完結します。
どちらを選ぶべきか
Unbounceが向いているケース:
- LP制作からABテスト・AI自動最適化まで一体化したい
- Smart TrafficのAI機能で少ないセッションから素早くCVRを改善したい
- 1,000以上のSaaSツールとの連携を重視する
- 英語UIが許容できる、またはグローバル展開も視野に入れている
- 月額$74〜のコストで始めたい
Dejamが向いているケース:
- ヒートマップ分析とABテストを一つのツールで完結させたい
- 「どのコンテンツがCVRに寄与しているか」を自動解析したい
- 日本語サポートと国産ツールの安心感を求める
- 独自ドメインを大量運用する(300件まで追加費用なし)
- ISMS認証取得のセキュリティ基準を求める
両方を組み合わせるケース: UnbounceでLP制作・AI自動最適化(Smart Traffic)を活用しながら、UnbounceのLPにDejamのタグを設置してヒートマップ分析を追加する組み合わせが有効です。ただし、ツール費用が累積するため、長期的には必要機能を整理したうえでDejamに一本化するか、Unbounce中心の運用を選択するかを判断することをおすすめします。
主要な競合ツールとの比較
Studioとの比較
StudioはデザインのクオリティとチームコラボレーションにおいてUnbounceより優れており、デザイナー主体で制作する場合に向いています。一方Unbounceはソーシャルツールへの接続やAIによる自動最適化が強みで、マーケター主体でCVR改善まで一気通貫で行いたい場合に向いています。
スクワッドビヨンドとの比較
スクワッドビヨンドは国産ツールのため日本語サポートが充実しており、日本の広告運用文化に合ったインターフェイスが提供されています。Unbounceはグローバル標準の機能とAI最適化が強みですが、日本語対応の面ではスクワッドビヨンドが有利です。
まとめ|Unbounceの主要機能とおすすめの方
Unbounceは、LP制作・公開・ABテスト・AI自動最適化をワンプラットフォームで提供する、LP特化ツールのグローバルリーダーです。
- 主要機能: ドラッグ&ドロップLPビルダー・Smart Builder(AI)・Smart Traffic(AI自動最適化)・ABテスト・ポップアップ・1,000以上のツール連携
- 最適なユーザー像: マーケター主体でLP制作から最適化までを行いたいチーム・AI機能で効率的にCVR改善したい広告運用者・グローバル展開も視野に入れた企業
- 向かないケース: 日本語サポート重視・ヒートマップ分析が必要・低予算スタート・国内サポート体制を重視
LP制作と最適化を一体化させてCVR改善サイクルを高速化したい場合、Unbounceは非常に強力な選択肢です。ヒートマップ分析やCVR貢献コンテンツの自動解析までを一体で実現したい場合は、AI機能を搭載した国産ツールDejamが有力な選択肢です。月額3万円〜の明確な料金体系で始められ、ISMS認証取得のセキュリティ基準も備えています。
この記事の監修者
平井 翔吏
株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー
CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。
株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。
株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。
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