ABテストツールは、大きく 4つのタイプに分かれます(ヒートマップツールにABテスト機能が付いているものは「既存サイト改善型」に含めます)。どのタイプを選ぶかで、候補になるツールと月額の相場がほぼ決まります。
| タイプ | 何をするツールか | 代表的なツール | 月額の目安 |
|---|---|---|---|
| 既存サイト改善型 | 今あるサイト・LPにタグを入れ、画面上で書き換えてテストする | Optimize Next / Ptengine / SiTest / DLPO | 無料〜月10万円以上 |
| LP制作型 | LPを新しく作り、そのページ同士でテストする | Squad beyond / Unbounce | 月数十ドル〜、または要問い合わせ |
| Web接客・パーソナライズ型 | 訪問者ごとに表示を出し分け、その一環でテストする | KARTE Blocks / Rtoaster / MATTRZ CX / Repro | 月6万円〜、月50万円〜の例もある。個別見積もりが多い |
| 大規模・海外ツール | 多数のテストを並行して回す。多変量テストなども行う | Optimizely / VWO / Convert Experiences | 個別見積もり、またはドル建て月数百ドル〜 |
**Dejam は「既存サイト改善型」と「LP制作型」の両方を1つで行えます。**どちらか片方で足りるなら、そのタイプの中から選ぶのが近道です。
この記事では20製品の料金・無料プラン・向き不向きを、各社の公式サイトをもとに比較します。月額の相場、テストに必要なアクセス数、ツールを乗り換えるときの注意点もまとめました。
結論:目的別のおすすめ早見表
先に結論だけ知りたい方向けに、目的別の選び方をまとめました。各ツールの詳細は「3. おすすめABテストツール比較」で、20製品の一覧は「3.4 比較表」で解説します。
| こんな場合 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 費用をかけずに始めたい | Optimize Next / SiTest | どちらも無料プランでABテストができる。仮説づくりには無料の Microsoft Clarity(ABテスト機能はなし)を併用 |
| 無料プランで小さく試したい | Ptengine / SiTest | 無料プラン(月3,000PVまで)でABテストを試し、規模に応じて有料へ移行できる |
| 新規ページの制作からABテストまで1つで完結したい | Dejam | 制作・分析・ABテストをワンプロダクトで実施できる(無料トライアルあり) |
| 大規模サイトで高度なテストをしたい | Optimizely / VWO | 多機能・大規模運用向け。価格帯は高め |
| LP改善に特化したい | DLPO / SiTest | 国産でLPO・ヒートマップに強く、日本語サポートがある |
| 料金を先に把握したい | Optimize Next / Ptengine / Tag+ / MATTRZ CX / Dejam | 公式サイトに金額が明記されている(多くのツールは要問い合わせ) |
| Web接客・パーソナライズと組み合わせたい | KARTE Blocks / Rtoaster | 出し分けやレコメンドと連携できる |
料金はいずれも 2026年10月16日時点で各社の公式サイトを確認した内容です。**公開されていない価格は「要問い合わせ」と記載しています。**改定される場合があるため、導入前に必ず公式サイトでご確認ください。
記事のポイント
- ABテストの基本概念とLP・広告など改善できる要素
- ABテストツールの4タイプと、タイプ別の月額相場
- 目的・費用・操作性・国産/海外の4軸でのツール選び方と、テストに必要なアクセス数
- 無料〜有料まで20製品の料金・無料プランを一覧比較し、向き不向きを整理
- 仮説設計とデータ量確保でABテストを成功させるコツ、ツールを乗り換えるときの注意点
- Dejamのオールインワン機能と3つの料金プラン
目次
-
- ABテストとは?基本を理解しよう
-
- ABテストツールの選び方
-
- 【2026年最新】おすすめABテストツール比較
-
- ABテストを成功させるためのポイント
-
- CVR改善ならDejam!オールインワンのABテスト・CVR改善ツール
1. ABテストとは?基本を理解しよう
1.1. ABテストの定義と目的
ABテストとは、Webサイトや広告などの要素において、Aパターン(現状)とBパターン(改善案)の2種類を用意し、どちらがより高い成果(コンバージョン率、クリック率など)を出すかを比較検証するマーケティング手法です。具体的には、ユーザーをランダムにAとBのグループに分け、それぞれのパターンを提示し、その反応の違いを統計的に分析します。
このテストの主な目的は、客観的なデータに基づいてWebサイトや広告の効果を最大化することです。勘や経験に頼るのではなく、実際のユーザー行動から得られるデータをもとに改善を繰り返すことで、効率的かつ確実にCVR向上を目指します。
1.2. ABテストで改善できる要素
ABテストは、Webサイトやデジタル広告における多岐にわたる要素に適用可能です。主な改善対象は以下の通りです。
- LP(ランディングページ):ヘッドライン、キャッチコピー、CTA(Call To Action)ボタンの文言・色・配置、画像、フォームの項目数など
- WebサイトのUI/UX:ナビゲーションメニュー、レイアウト、フォント、配色、コンテンツの配置、導線など
- 広告クリエイティブ:広告文、バナー画像、動画、ターゲット設定など
- メールマガジン:件名、本文、CTAなど
これらの要素を一つずつ検証し、最適な組み合わせを見つけることで、ユーザー体験を向上させ、最終的なコンバージョンへとつなげます。
2. ABテストツールの選び方
数多くのABテストツールが存在する中で、自社に最適なものを選ぶためには、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。
2.1. 目的と機能で選ぶ
ABテストツールは、それぞれ得意とする機能や目的が異なります。自社が何を改善したいのか、どのようなテストを行いたいのかを明確にすることが重要です。
- LPO(ランディングページ最適化)に特化したい場合:LPの改善に役立つヒートマップ機能やセッションリプレイ機能が充実しているツールが適しています。
- Web接客と連携させたい場合:Webサイト訪問者の行動に応じてパーソナライズされたコンテンツやポップアップを表示できる機能を持つツールが良いでしょう。
- ヒートマップやアクセス解析ツールと連携させたい場合:既存のツールとの連携がスムーズに行えるかを確認しましょう。
- 多変量テスト(MVT)に対応したい場合:複数の要素の組み合わせを同時にテストできるMVT機能は、より複雑な最適化を目指す場合に有効です。
2.2. 費用で選ぶ(無料・有料)
ABテストツールの料金は、大きく4つの価格帯に分かれます。本記事で比較した製品のうち、公式サイトに金額が出ているものを並べると次のとおりです。
| 価格帯 | 該当するツール(公式サイトの表記) | 向いている段階 |
|---|---|---|
| 無料 | Optimize Next・SiTest・Ptengine の無料プラン(いずれもABテスト可。PV数や施策数に上限あり) | まず1本テストしてみたい。アクセスが少ない |
| 月1万円前後まで | Optimize Next(月額3,900円〜・税抜)、Ptengine(月額6,578円〜・税込。年一括払いなら5,478円〜) | 小規模サイトで、まずは安くテストを回したい |
| 月3万〜15万円程度 | Dejam(月額5万円〜)、Tag+(月額59,800円〜)、MATTRZ CX(月額6万円)、DLPO(月額10万円〜)、KARTE Blocks(月額14.8万円〜) | 毎月テストを回す。社内に改善担当がいる |
| 個別見積もり・月数十万円〜 | Optimizely、VWO、Repro、Squad beyond(個別見積もり)、Rtoaster(料金例は月額50万円〜) | 大規模サイト、パーソナライズ、複数ブランドの運用 |
海外ツールはドル建てで、Convert Experiences は月額299ドル〜(年払い)です。Unbounce は月額22ドル〜(年払い)ですが、ABテストを使えるのは月額112ドル〜(年払い)の Experiment プラン以上です。DLPO・KARTE Blocks・MATTRZ CX は初期費用(10万〜20万円)が別にかかる点も比べておきましょう。
無料ツールは導入費がかからない反面、テストの同時実行数や計測できるPV数に上限があるのが一般的です。毎月テストを回す段階になったら、有料ツールを検討するタイミングです。
2.3. 使いやすさとサポート体制
ツールを導入しても、使いこなせなければ意味がありません。直感的な操作性や、日本語でのサポートが充実しているかは重要な選定基準です。
- 直感的な操作性:専門知識がなくても、視覚的にテストを作成・管理できるエディタがあるか。
- 日本語サポートの有無:ツールの使い方やトラブル発生時に、日本語で迅速なサポートが受けられるか。特に海外ツールの場合、日本語サポートの有無は重要です。
2.4. 国産ツールと海外ツール
国産ツールと海外ツールには、それぞれ異なる強みと弱みがあります。
- 国産ツール:
- 強み:日本語でのサポートが充実している、日本の商習慣やWebサイトの特性に合わせた機能が提供されていることが多い。
- 弱み:海外ツールに比べて機能の幅が限定的である場合がある。
- 海外ツール:
- 強み:世界中の企業で利用されており、機能が豊富で最先端の技術が導入されていることが多い。
- 弱み:日本語サポートが不十分な場合がある、料金体系が複雑なことがある。
2.5. 必要なアクセス数を先に確認する
ツールを選ぶ前に、テストしたいページに十分なアクセスがあるかを確認しましょう。アクセスが少ないと、どのツールを使っても結果が出るまでに何か月もかかります。
目安として、一般的な計算方法(有意水準5%・検出力80%)で必要な人数を試算すると次のとおりです。
| 今のCVR | 改善後のCVR | 1パターンあたりに必要な人数 | AとBの合計 |
|---|---|---|---|
| 2.0% | 3.0%(1.5倍) | 約3,800人 | 約7,600人 |
| 2.0% | 2.5%(1.25倍) | 約13,800人 | 約27,600人 |
小さな改善ほど、多くのアクセスが必要になります。月のアクセスが数千程度のページでは、ボタンの色のような細かい違いではなく、ファーストビューの訴求を丸ごと変えるような差の大きいテストから始めるのが現実的です。
3. 【2026年最新】おすすめABテストツール比較
ここでは、2026年時点の主要なABテストツール20製品を、無料・有料・分析ツールに分けてご紹介します。
3.1. 無料で使える・無料で試せるABテストツール
各ツールに、料金の性質がひと目で分かるようラベルを付けています。【完全無料】は無期限で無料、【無料プランあり】は機能・数量の制限付きで無料、【無料トライアル】は期間限定のお試しです。
Dejam【無料トライアル】(有料プランは月額5万円〜)
Dejamは、株式会社LeanGoが開発・運営する国産のCVR改善ツールです。新規ページの制作・ヒートマップ分析・ABテストを1つで完結できるワンプロダクトとして注目されています。月額5万円〜と比較的導入しやすい価格帯で、ユーザー数による追加課金もありません。自然言語でAIに指示してABテストのコードを自動生成する「AI編集」機能も備えており、非エンジニアでも高度なテストを実施できます。無料トライアルが用意されているため、費用をかける前に機能を試すことができます。
DejamのABテスト機能(デザイン変更・リダイレクト・ポップアップの3種類)の詳細は「ABテストツールならDejam|ノーコードでLPのCVRを改善」で紹介しています。
※ Dejam の位置づけを、この記事で比較したツールに置き換えて説明します。新規ページを制作してそのページをABテストするのが Squad beyond や Unbounce、既存のサイト・LPをABテストするのが Ptengine や SiTest です。**Dejam はこの両方を1つで行えます。**本記事で比較した20製品のうち、公式サイトで両方を明示しているのは Dejam だけです(2026年9月16日時点)。
Optimize Next【無料プランあり】
Optimize Next(PROJECT GROUP株式会社)は、2023年に提供を終了した Google オプティマイズの代わりとして使えるABテストツールです。GA4とAPIで連携でき、Microsoft Clarity とも連携できます。無料プランがあり、有料プランは Mini 月額3,900円(税抜)から Max 月額79,900円(税抜)までの4段階です。公式サイトでは Mini を小規模サイト、Growth を中規模サイト、Pro を大規模サイト向けとしています。
Microsoft Clarity【完全無料】
Microsoft Clarityは、ヒートマップやセッションリプレイなどの機能を無料で提供するツールです。直接的なABテスト機能はありませんが、ユーザー行動を詳細に分析することで、Webサイトの改善点を発見し、ABテストの仮説設計に大きく貢献します。どこを改善すべきか直感的に把握できるため、ABテストと併用することでより効果的な改善が期待できます。
Ptengine(ピーティーエンジン)【無料プランあり】
Ptengine(株式会社Ptmind)は、ヒートマップなどの分析(Insight)と、ABテスト・ポップアップなどの施策(Experience)を組み合わせて使えるツールです。月3,000PVまでの無料プランがあり、無料プランでもABテストを試せます(作れる施策は2つまで)。有料は Insight が**月額6,578円〜(税込)、年一括払いなら月額5,478円〜**で、施策用の Experience、両方を含む Bundle Pack があります。Growth プランには14日間の無料トライアルがあります。分析と施策を同じ画面で行き来したい場合に向いています。
/dejam/blog/article0495/
Zoho PageSense【無料プランあり】
Zoho PageSense は、Zoho が提供するWebサイト最適化ツールです。月間5,000トラッキングユーザーまで使える無料プラン(Forever Free)と、全機能を試せる15日間の無料トライアルがあります。ただしABテストを使えるのは有料の Enterprise プランだけで、無料プランと Professional プランではヒートマップなどの分析が中心です。料金は公式サイトにドル建てで掲載されており(年払いで Enterprise 月額29.42ドル〜)、日本円の金額は掲載されていません。
その他、無料プランや無料期間のあるツール
多くの有料ABテストツールが、機能制限付きの無料プランや一定期間の無料トライアルを提供しています。これらの期間を活用して、実際にツールを試用し、自社のニーズに合っているかを確認することをおすすめします。
3.2. 有料の主要ABテストツール
Optimizely
Optimizelyは、世界中で広く利用されているABテストツールであり、その多機能性と高度な分析機能が特徴です。Webサイトだけでなく、モバイルアプリやパーソナライゼーションにも対応しており、大規模な企業や複雑なテストを実施したい場合に強力な選択肢となります。リアルタイムでのテスト結果確認や、AIを活用した最適化機能も提供しています。
/dejam/blog/article0222/
VWO (Visual Website Optimizer)
VWOは、直感的な操作性と豊富な機能が両立したABテストツールです。ビジュアルエディタを使って簡単にテストを作成できるため、コーディング知識がなくてもABテストを実施できます。ヒートマップ、セッションリプレイ、パーソナライゼーション、多変量テストなど、CVR改善に必要な機能が網羅されています。
/dejam/blog/article0239/
SiTest【無料プランあり】
SiTest(株式会社グラッドキューブ)は、国産のABテストツールとして高い評価を得ています。月間3,000PV・1ドメインまでなら期間制限なしで使えるフリープランがあります(上位プランの料金は問い合わせ)。ヒートマップ機能が非常に充実しており、ユーザーの行動を視覚的に把握しながらABテストの仮説を立て、効果検証を行うことができます。Webサイトの改善に特化しており、日本語でのサポートも手厚いため、国内企業にとって安心して利用できるツールです。
/dejam/blog/article0205/
DLPO
DLPO(DLPO株式会社)も国産のLPO(ランディングページ最適化)に強みを持つABテストツールです。特に、広告からの流入を最大化するためのLP改善に特化しており、専門的な知見に基づいたサポートも提供しています。大規模な広告運用を行っている企業や、LPからのCVRを徹底的に改善したい企業におすすめです。料金は**初期費用200,000円+月額100,000円〜**で、詳細な料金表は問い合わせフォームから請求する形です。
/dejam/blog/article0209/
KARTE Blocks
KARTE Blocks(株式会社プレイド)は、Webサイトの更新・ABテスト・出し分けをまとめて行えるツールです。Web接客ツール「KARTE」と同じ会社が提供しています。Webサイト訪問者一人ひとりの行動や属性に合わせて、リアルタイムでコンテンツを出し分けたり、パーソナライズされた体験を提供したりすることが可能です。ABテストとWeb接客を連携させ、顧客体験(CX)全体の向上を目指したい企業に適しています。料金は初期費用10万円+月額固定14.8万円〜(主に計測PV数により決定)です。なお KARTE 本体には公式サイトに料金ページがなく、KARTE Blocks とは料金体系が別です。
/dejam/blog/article0193/
Rtoaster
Rtoaster(株式会社ブレインパッド)は、パーソナライゼーションとレコメンド機能に強みを持つツールです。料金は個別提案ですが、公式サイトの料金プラン例には月額50万円〜(トラッキング数で変動)と記載されています。ユーザーの行動履歴や属性に基づいて、最適なコンテンツや商品をレコメンドすることで、CVR向上を支援します。Eコマースサイトやメディアサイトなど、大量のコンテンツや商品を扱うサイトで特に効果を発揮します。
MATTRZ CX
MATTRZ CX(Mattrz株式会社)は、ポップアップ・差し込み表示・離脱防止・チャットボット・ヒートマップ・ABテストをまとめて扱えるツールです。料金は**初期費用20万円+月額6万円(税別、月間100万PVまで)**で、100万PV追加ごとに2万円が加算されます。最低利用期間は3か月、契約はドメイン単位です。なお同社には機能範囲の異なる「MATTRZ CX ZERO」があり、CX ZERO の機能一覧にABテストの記載はありません。製品名を確認してから比較してください。
Tag+(タグプラス)
Tag+(株式会社ユニソンプラネット)は、タグを埋め込んでサイトの表示を変更できるツールです。公式サイトに**月額59,800円〜**と金額が明記されています。
Convert Experiences【無料トライアル】
Convert Experiences は、プライバシー配慮を掲げる海外のABテストツールです。Growth が月額299ドル〜(年払い)/月払いは月額399ドル、Pro は月額420ドル〜(年払い)、上位の Enterprise は問い合わせという構成で、15日間の無料トライアルがあります。
Unbounce【無料トライアル】
Unbounce は、ランディングページの作成を主目的としたツールですが、ABテスト機能を備えています。料金は**月額29ドル〜(月払い。年払いなら22ドル〜)**ですが、ABテストを使えるのは Experiment プラン(月払い149ドル/年払い112ドル)以上です。14日間の無料トライアルが利用できます。ABテスト専用ツールではないため、LP制作とセットで検討する場合の選択肢です。
Repro
Repro(Repro株式会社)は、Web・アプリ横断のマーケティング施策を扱えるツールです。ABテストのほか、ポップアップやプッシュ通知などの施策を実行できます。公式サイトの料金ページに金額の記載はなく、要問い合わせです。
Squad beyond
Squad beyond(株式会社Squad)は、LPの制作から効果測定までを1つで行えるツールです。公式サイトには「定額で使い放題」という説明があるものの金額の記載はなく、料金はプランによって異なるとされています。
/dejam/blog/article0276/
ミエルカヒートマップ【無料プランあり】
ミエルカヒートマップ(株式会社Faber Company)は、国産のヒートマップツールです。**ABテスト機能(ノーコードでのテストとリダイレクトテスト)も備えており、有料のファーストプラン以上で使えます。**期限のない無料プランがありますが、計測できるのは1URLのみです。登録後10日間はファーストプランを試せます。有料プランの金額は公式サイトに記載がなく、資料請求が必要です。
Contentsquare【無料プランあり】
Contentsquare は、ヒートマップやセッションリプレイによる行動分析のプラットフォームです。**ノーコードのABテスト機能があり、Pro プランではオプション、Enterprise プランでは標準で使えます。**無料プラン(月20万セッション)があり、有料の Growth は月額49ドル〜(年払いなら39ドル〜)、Pro と Enterprise は要問い合わせです。かつて広く使われていた Hotjar は Contentsquare に統合済みで、Hotjar の新規アカウントは作れなくなっています。
3.3. ABテスト機能はないが、仮説づくりに使える分析ツール
ABテストは「どこを変えるか」の仮説がなければ始まりません。以下はABテスト機能そのものは持たないものの、ユーザー行動を可視化して仮説を立てるために広く使われているツールです。上のABテストツールと併用する前提で検討してください。
Mouseflow
Mouseflow は、セッションリプレイとヒートマップに強い海外ツールです。月500セッションまでの無料プランがあり、有料は Essential 月額25ドル/Advanced 月額109ドル/Premium 月額319ドル(いずれも月払い)/Enterprise という構成です。Essential と Advanced には14日間の無料トライアルがあります。
3.4. ABテストツール比較表(20製品)
ABテスト機能を持つツール(18製品)
| ツール名 | 提供会社 | 料金 | 無料プラン/トライアル | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Dejam | 株式会社LeanGo | 月額5万円〜(PV従量課金) | 無料トライアルあり | 国産。制作・分析・ABテストをワンプロダクトで実施。ユーザー課金なし |
| Optimize Next | PROJECT GROUP株式会社 | 有料プランは月額3,900円〜79,900円(税抜) | 無料プランあり | Google オプティマイズの代わりに使える。GA4とAPI連携 |
| Ptengine | 株式会社Ptmind | Insight 月額6,578円〜(税込。年一括払いなら5,478円〜)。Experience・Bundle Pack あり | 無料プランあり(月3,000PVまで・ABテスト可)/Growth は14日間トライアル | 分析と施策を1つの画面で運用できる |
| Zoho PageSense | Zoho | ドル建て(ABテストは Enterprise:年払いで月額29.42ドル〜)。円建ての金額は掲載なし | 無料プランあり(月5,000トラッキングユーザー・ABテストは不可)/15日間トライアル | ABテスト・ヒートマップ・ファネル分析 |
| SiTest | 株式会社グラッドキューブ | 有料プランは要見積もり(最低利用期間は原則12か月) | フリープランあり(月3,000PV・1ドメイン・期間制限なし。ABテスト含む全機能) | 国産。ヒートマップが充実。日本語サポート |
| DLPO | DLPO株式会社 | 初期費用200,000円+月額100,000円〜 | 公式サイトに記載なし | 国産。LPO特化。広告流入のLP改善に強み |
| KARTE Blocks | 株式会社プレイド | 初期費用10万円+月額固定14.8万円〜 | 公式サイトに記載なし | サイト更新とABテスト・出し分けを統合 |
| MATTRZ CX | Mattrz株式会社 | 初期費用20万円+月額6万円(税別・月間100万PVまで) | 公式サイトに記載なし | ポップアップ・離脱防止・チャットボットを包含 |
| Tag+ | 株式会社ユニソンプラネット | 月額59,800円〜 | 公式サイトに記載なし | タグ設置でサイト表示を変更 |
| Optimizely | Optimizely | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 世界的に導入実績が多い。大規模サイト向け |
| VWO | Wingify | 要問い合わせ | 30日間トライアル | 直感的なビジュアルエディタ。多変量テスト対応 |
| Convert Experiences | Convert Insights, Inc. | Growth 月額299ドル〜(年払い)/月払い月額399ドル、Pro 月額420ドル〜(年払い)、Enterprise は要問い合わせ | 15日間トライアル | プライバシー配慮を掲げる |
| Unbounce | Unbounce | 月額29ドル〜(月払い)/22ドル〜(年払い)。ABテストは Experiment プラン(月額112ドル〜・年払い)以上 | 14日間トライアル | LP作成が主目的。ABテスト機能を併設 |
| Rtoaster | 株式会社ブレインパッド | 個別提案(料金プラン例は月額50万円〜) | 公式サイトに記載なし | パーソナライズ・レコメンドに強み |
| Repro | Repro株式会社 | 公式サイトに金額の記載なし(要問い合わせ) | 公式サイトに記載なし | Web・アプリ横断の施策実行 |
| Squad beyond | 株式会社Squad | 金額の記載なし(「定額で使い放題」との説明のみ) | 公式サイトに記載なし | LP制作から効果測定まで1つで行う |
| ミエルカヒートマップ | 株式会社Faber Company | 公式サイトに金額の記載なし(資料請求) | 無料プランあり(計測は1URLのみ・ABテストは有料プラン) | 国産のヒートマップツール。ABテストはファーストプラン以上 |
| Contentsquare | Contentsquare | Growth 月額49ドル〜(年払いなら39ドル〜)、Pro・Enterprise は要問い合わせ | 無料プランあり(月20万セッション) | 行動分析が中心。ABテストは Pro でオプション、Enterprise で標準。Hotjar を統合済み |
ABテスト機能はないが、仮説づくりに使える分析ツール(2製品)
| ツール名 | 提供会社 | 料金 | 無料プラン/トライアル | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Microsoft Clarity | Microsoft | 無料(公式に “Free forever”) | 無料 | ヒートマップ・セッションリプレイ。ABテスト機能は持たない |
| Mouseflow | Mouseflow ApS | Essential 月額25ドル/Advanced 月額109ドル/Premium 月額319ドル(月払い)/Enterprise | 無料プランあり(月500セッション)/14日間トライアル | セッションリプレイに強み |
※ 料金・プラン内容は 2026年10月16日時点で各社の公式サイトを確認した内容です。**公式サイトに金額が公開されていないものは推測で書かず「記載なし/要問い合わせ」としています。**海外ツールはドル建てのため、為替で変動する円換算額は記載していません。改定される場合があるため、導入前に必ず各社の公式サイトでご確認ください。
3.5. ツールごとの向いているケース・別のツールを検討したいケース
比較表の料金と機能をもとに、どんな会社に合うかを整理しました。「別のツールを検討したいケース」は製品の良し悪しではなく、目的とのズレを示しています。
| ツール | 向いているケース | 別のツールを検討したいケース |
|---|---|---|
| Dejam | 既存LPの改善と新規LPの制作を1つで行いたい。ヒートマップで仮説を立ててそのままテストしたい | アプリ内のテストや、多変量テストが必要(Dejam は Web のみ・ABテストは3種類) |
| Optimize Next | 費用をかけずに、または月数千円からABテストを始めたい。GA4の数値で判定したい | LPを新しく制作するところから行いたい |
| Ptengine | 月1万円前後で、分析とテストを同じ画面で回したい | LPを新しく制作するところから任せたい |
| Zoho PageSense | 分析から始め、ABテストが必要になったら Enterprise に上げたい | 無料プランでABテストをしたい(ABテストは Enterprise のみ) |
| SiTest | 国産で日本語サポートを重視し、ヒートマップを中心に改善したい | 有料プランを月単位で短期契約したい(最低利用期間は原則12か月) |
| DLPO | 広告からのLPを継続的に改善し、代行やコンサルティングも頼みたい | 初期費用をかけずに小さく始めたい |
| KARTE Blocks | サイトの更新作業とテスト・出し分けを一体で運用したい | 月数万円以内で始めたい |
| MATTRZ CX | ポップアップ・離脱防止・チャットボットもまとめて導入したい | ABテストだけを安く行いたい |
| Tag+ | タグの設置だけでサイト表示を変えたい | 無料プランで試してから決めたい |
| Optimizely | 大規模サイトで多数のテストを並行して回したい | 料金を公開している製品から選びたい |
| VWO | ビジュアルエディタで多変量テストまで行いたい | 料金を公開している製品から選びたい |
| Convert Experiences | 料金が公開されている海外ツールで、本格的なテストを行いたい | 月数万円以内で始めたい |
| Unbounce | LPを作り、そのままテストしたい(ABテストは Experiment プラン以上) | 既存サイトのページをテストしたい |
| Rtoaster | ECやメディアでレコメンドと出し分けを組み合わせたい | ABテストだけを手早く始めたい |
| Repro | Webとアプリ(店舗も含む)をまたいで施策を打ちたい | Webサイトだけで完結する |
| Squad beyond | 広告用のLPを大量に制作して運用したい | 既存のコーポレートサイトをテストしたい |
| ミエルカヒートマップ | 国産のヒートマップを中心に、必要になったらABテストも行いたい | 無料プランで複数ページを計測したい(無料は1URLのみ) |
| Contentsquare | 行動分析を中心に、上位プランでABテストも行いたい | ABテストを最初から手頃な料金で使いたい(ABテストは Pro のオプション以上) |
迷ったときは、**「既存のページを直したいのか、新しくLPを作りたいのか」**を先に決めると、候補が半分に絞れます。
4. ABテストを成功させるためのポイント
ABテストツールを導入するだけでは、CVR改善は実現しません。テストを成功させるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
4.1. 仮説設計の重要性
ABテストは、単に「AとBを比較する」だけではありません。「なぜこの要素を改善するのか」「改善することでどのような効果が期待できるのか」という明確な仮説を立てることが最も重要です。 例えば、「CTAボタンの色を赤から緑に変えることで、視認性が向上し、クリック率が5%上がる」といった具体的な仮説を立て、それを検証する形でテストを実施しましょう。
4.2. テスト期間とデータ量の確保
ABテストの結果は、統計的に有意である必要があります。テスト期間が短すぎたり、テスト対象のユーザー数が少なすぎたりすると、偶然の結果である可能性が高まります。十分なデータ量を確保し、統計的有意差が確認できるまでテストを継続することが重要です。一般的には、数週間から1ヶ月程度のテスト期間が推奨されます。
4.3. 多変量テストとの違いと使い分け
ABテストは、一度に一つの要素(例:ボタンの色)のみを変更して比較する手法です。これに対し、多変量テスト(MVT: Multivariate Test)は、複数の要素(例:ボタンの色、文言、配置)の組み合わせを同時にテストし、最も効果的な組み合わせを見つける手法です。MVTはより複雑なテストが可能ですが、必要なデータ量も多くなります。まずはABテストで大きな改善点を見つけ、その後MVTでさらに細かい最適化を進める、といった使い分けが効果的です。
/dejam/blog/article0235/
4.4. ツールを乗り換えるときの注意点
2023年9月に Google オプティマイズが提供を終了したように、ABテストツールは途中で入れ替えが必要になることがあります。乗り換えの際は次の点を確認しましょう。
- 実行中のテストは終了させてから切り替える:テストの途中結果は別のツールに引き継げません。結論が出るまで待つか、区切りの良いところで止めてから移行します
- 計測タグを二重に入れない:新旧のタグが同じページで動くと、表示の書き換えがぶつかったり、ページの表示が遅くなったりします。旧ツールのタグは移行後に必ず外します
- コンバージョンの定義を作り直す:完了ページのURL、ボタンのクリックなど、成果の条件はツールごとに設定し直しが必要です。旧ツールと同じ条件になっているかを確認します
- 過去のデータを書き出しておく:解約するとテスト結果やヒートマップのデータを見られなくなる場合があります。必要なものは解約前に保存しておきます
- ちらつき(フリッカー)を確認する:書き換え前の画面が一瞬表示される現象です。タグの設置位置や読み込み方法で起き方が変わるため、移行後に実際の画面で確かめます
よくある質問
Q. ABテストツールはどのように選べばよいですか?
A. 本記事の選び方のとおり、テストの実装にコードが必要か、分析機能まで含むか、日本語サポートがあるかの3点が実務上の分かれ目です。
Q. 無料のABテストツールでも十分ですか?
A. 検証の頻度が低いうちは足ります。ただし無料ツールの多くは同時に実行できるテスト数や機能に制限があるため、改善を継続的に回す段階では有料ツールの検討が必要になります。
Q. ツールを導入すればABテストは成功しますか?
A. しません。成果を左右するのは、何をテストするかという仮説の質です。ツールは検証を速くしますが、仮説そのものは作ってくれません。
Q. ABテストツールの費用相場はどのくらいですか?
A. 無料から月1万円前後の小規模向け、月3万〜15万円程度の国産ツール、個別見積もりの大規模向けに分かれます。国産ツールの一部は、月額とは別に10万〜20万円の初期費用がかかります。
Q. Google オプティマイズの代わりに使える無料ツールはありますか?
A. Optimize Next・SiTest・Ptengine は、無料プランでABテストができます。いずれも計測できるPV数や作れるテストの数に上限があります。Zoho PageSense にも無料プランがありますが、ABテストは有料の Enterprise プランだけです。
Q. ABテストにはどのくらいのアクセスが必要ですか?
A. CVR2%のページで2.5%への改善を確かめるには、1パターンあたり約1万4,000人が目安です。差が大きい変更(2%→3%)なら約3,800人で判定できます。
Q. ヒートマップツールとABテストツールの違いは何ですか?
A. ヒートマップツールは「どこで離脱しているか」を見つけるもので、ABテストツールは「直した案が本当に良いか」を確かめるものです。仮説づくりと検証の役割なので、併用するのが基本です。
Q. 既存のLPではなく、新しいLPを作ってテストしたい場合はどれを選べばよいですか?
A. LP制作機能を持つツール(Squad beyond・Unbounce・Dejam など)を選びます。既存サイト改善型のツールは、今あるページを書き換える前提で作られています。
Q. ABテストツールを乗り換えるときの注意点は?
A. 実行中のテストを終わらせてから切り替える、旧ツールのタグを外す、コンバージョンの条件を作り直す、過去データを書き出しておく、の4点です。
5. CVR改善ならDejam!オールインワンのABテスト・CVR改善ツール
ここまでABテストツールの選び方や主要ツールを比較してきましたが、CVR改善を本気で目指すなら、ぜひ「Dejam」にご注目ください。
5.1. Dejamとは?
DejamはAI-readyな、株式会社LeanGoが開発・運営するCVR改善ツールです。新規ページの制作・ヒートマップ分析・ABテストを1つのプロダクトで完結できるツールであり、プロのマーケターが設計した直感的なUIで、専門知識がなくても誰でも使いこなせるよう設計されています。情報セキュリティマネジメントシステム「ISMS(ISO/IEC 27001:2022)」認証を取得しており、企業導入でも安心のセキュリティ基準を満たしています。ユーザーのリクエストを反映した毎週のアップデートも特徴のひとつです。
※ 前述のとおり、新規ページの制作からのABテスト(Squad beyond・Unbounce 型)と、既存のサイト・LPのABテスト(Ptengine・SiTest 型)は、通常は別のツールが担当します。Dejam はこの両方を1つで行える点が他と異なります(本記事で比較した20製品のうち、公式サイトで両方を明示しているのは Dejam のみ。2026年9月16日時点)。
5.2. Dejamの主要機能
Dejamは、CVR改善に必要な機能をオールインワンで提供します。複数のツールを使い分ける「ツールの行き来」と「積み重なる費用」を削減し、効率的なサイト改善を実現します。
- ヒートマップ:クリック・クリックイベント・熟読・滞在・離脱の5種類のヒートマップと、どのコンテンツがCVRに寄与しているかを自動解析する機能を搭載。データ保存期間は無期限です。
- ABテスト:デザイン変更テスト・リダイレクトテスト・ポップアップテストの3種類に対応。統計的有意差判定やCVRの高いパターンへの自動最適化も内蔵しています。
- AI編集:自然言語でAIに指示するだけでABテストのコードを自動生成(バイブコーディング)。非エンジニアでも高度なテストを実施できます。
- LP制作:ノーコード/コード編集を切り替えながら記事LP・クッションLPを作成。AIで生成したコードをそのまま取り込んで仕上げる業務フローも実現できます。
- Web接客(ポップアップ):ユーザーの行動・属性に合わせた離脱防止ポップアップや再訪問ポップアップをノーコードで設定できます。
- プロジェクト管理:ユーザー数による追加課金はありません。複数プロジェクトを1契約で管理でき、チームのコラボレーションを促進します。
5.3. こんな方におすすめ
- 複数のCVR改善ツールをバラバラに契約していてコストが重なっている
- 既存のヒートマップ・ABテストツールを使いこなせていない
- AIを活用して非エンジニアでも高度なABテストを実施したい
- 日本語サポートが手厚い国産ツールを探している
- 月額5万円〜とコストを抑えながらABテストを始めたい
5.4. 料金プラン
Dejamの有料プランはオールインワンプラン1つで、既存サイトの分析・ABテストから新規LPの制作まで、すべての機能を使えます。
| プラン | 月額料金 | 主な用途 | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| オールインワンプラン | 5万円〜(月間10万PVまで) | 既存サイト・LPの改善と新規LP制作 | 全機能(制作・分析・ABテスト・ポップアップ) |
※PV数に応じた従量課金です。ユーザー数による課金はありません。詳細は公式サイトにてご確認ください。
5.5. 導入事例
広告代理店(LP制作・ABテスト活用) 「AIで7割のコードを自動生成し、人が最後に修正するという理想の業務フローを作れるようになりました。DejamはビジュアルとコードのAI編集を行き来できる唯一のツールです」
インハウスマーケター(ヒートマップ活用) 「圧倒的な使いやすさで社内への浸透が早く、オンボーディングも最小限で済みました。ヒートマップツールとして導入しましたが、想定以上に活用領域が広がっています」
広告代理店(コンサルティング+ツール活用) 「データの裏付けに苦労していましたが、LeanGoのコンサルティングとDejamにより、クリエイティブから最終LPまで一気通貫で検証サイクルを回せるようになりました」
5.6. コンサルティングとツールの両面支援
Dejamは、ツールの提供だけでなく、コンサルティングとツールの両面からお客様のCVR改善を強力に支援します。ツールの導入から運用、効果的な施策の立案まで、専門のコンサルタントが伴走することで、お客様のビジネス成長をサポートします。年商規模に応じたプランを用意しており(月額10万円〜)、事業規模を問わず導入できます。