qualva(クオルバ)は、PROFESSY INC.(プロフェッシー)が提供するチャット型のEFO・Web接客サービスです。**入力フォームをチャット形式に置き換えることでCVRを高める「qualva EFO」**と、**問い合わせ対応をチャットボット内で完結させる「qualva Communication」**の2サービスで構成されています。
一般的なEFOツールが「既存のフォームに入力支援を後付けする」アプローチを取るのに対し、qualvaはフォームそのものを対話形式に作り替えるアプローチです。この違いは導入時の工数にも効果の出方にも影響します。
本記事では、qualvaの機能・料金・向き不向きを整理し、CVR改善ツールDejamとの詳細な機能比較を通じて、自社の課題に合ったツール選定の参考にしていただけるよう解説します。
注記: 本記事は2021年公開の記事を2026年9月8日に全面更新しました。サービス構成が「qualva EFO」「qualva Communication」の2本立てに整理されているため、現在の公式サイトの記載に合わせています。
記事のポイント
- qualva EFOとqualva Communicationという2サービスの違い
- チャット型フォームが一般的なEFOツールと異なる点
- 料金が非公開で、審査を経て導入する仕組み
- Dejamとのフォーム改善・分析アプローチの違い
- 他のEFOツールとの強みと使い分けの基準
目次
- qualvaとは
- qualvaが提供する主要機能
- qualvaの料金体系
- qualvaを選ぶのが推奨されるケース
- qualvaとDejamの徹底比較
- 主要な競合ツールとの比較
- よくある質問
- まとめ|qualvaの主要機能とおすすめの方
qualvaとは
qualvaは、PROFESSY INC. が提供する総合チャットボットサービスです。公式サイトでは「開発会社が運営する唯一無二のチャットボットサービス」と説明されており、2013年からサービスを提供しています。導入件数は7,000件とされています。
サービスは課題に応じて2つに分かれます。
| サービス | 目的 | 主な機能 |
|---|---|---|
| qualva EFO | CVRを上げる | ダッシュボード、フォームナビゲーション、SMSリターゲティング |
| qualva Communication | LTVを上げる | シナリオ型FAQ、AI返答(ChatGPT連携)、ビデオ通話 |
**「サイト流入後をすべて支援する」**という設計思想のもと、獲得(EFO)と関係維持(Communication)の両方をカバーします。
qualvaの主な特徴
- チャット型のフォーム: 入力フォームを対話形式に置き換える
- シナリオABテスト: チャットのシナリオをABテストで最適化(2023年にリリース)
- Z検定による評価: ABテストの結果を統計的に評価
- SMSリターゲティング: 離脱したユーザーにSMSで再アプローチ
- ビデオ通話・テキストチャット: オペレーターとの双方向コミュニケーション
- AI返答: ChatGPT連携による自動応答
- 独自指標CRP: CompleteRate(完了率)を改善指標として設定
- グロースチームによる支援: ABテストの実施・分析とレポート提供
qualvaが提供する主要機能
qualva EFO(チャット型フォーム)
**qualvaの中核サービスです。**入力フォームを対話形式に置き換え、ユーザーが1問ずつ答えていく形にします。
公式サイトでは、次の課題を解決するものとして位置づけられています。
- サイト流入数は多いのに、CVRが上がらない
- お問い合わせフォームへの導線がよくない
- カゴ落ちが多い
主な機能はダッシュボード・フォームナビゲーション・SMSリターゲティングです。商品購入・資料請求・会員登録・予約といったシーンごとにフォームが用意されています。
SMSリターゲティング
**他のEFOツールにあまり無い機能です。**フォームの途中で離脱したユーザーに対して、SMSで再アプローチします。
メールアドレスの取得前に離脱されると追跡手段がなくなりますが、電話番号を先に取得する設計であればSMSで復帰を促せます。フォームの設問順が結果に影響する仕組みである点は理解しておく必要があります。
シナリオABテストとZ検定
チャットのシナリオをABテストで検証し、**Z検定によって統計的に評価します。**ABテスト機能は2023年1月にリリースされました。
EFOツールでABテストまで持つ製品は多くありません。「入力支援を入れたら改善するはず」で終わらせず、シナリオの違いによる効果を測れる点は評価できます。
qualva Communication(チャットボット)
問い合わせ対応をチャットボット内で完結させるサービスです。
- シナリオ型FAQ: 複雑な条件分岐で、あらゆる質問に無人で対応
- AI返答: ChatGPT連携による応答
- ビデオ通話: ユーザーとオペレーターの双方向コミュニケーション
解約阻止や継続利用の促進といった、獲得後のコミュニケーションを想定しています。
グロースチームによる運用支援
**専門チームがABテストを定期的に実施・分析し、チャットシナリオを最適化します。**独自指標であるCRP(CompleteRate)を改善するためのレポートが無料で提供されます。
LPやサイト構成、シナリオの整合性を高めるためのデザイン提案も行われます。ツールを渡して終わりではなく、運用まで関与する体制です。
導入の流れ
qualvaは申し込み後に審査があります。
- お問い合わせフォームから申し込み
- 審査(Webサイトに適用可能かを確認。混み具合により半日〜1日程度)
- アカウント発行(サンプルをベースに入力項目を設定)
- サイトにqualvaのコードを貼り付けて完了
審査があるため、申し込めば必ず使えるわけではありません。
qualvaの料金体系
qualvaの料金は公式サイトで公開されていません。「無料相談」への導線があり、個別対応となります。
料金が非公開である理由として、次の点が考えられます。
- qualva EFO と qualva Communication のどちらを使うかで構成が変わる
- グロースチームによる運用支援の関与度合いが企業ごとに異なる
- フォームの種類や設問数によって設定工数が変わる
**予算を組む前に問い合わせが必要な点は、導入検討時の負担になります。**他のEFOツールには月額が公開されているものがあるため、比較検討の際は条件を揃えて見積もりを取ってください。
出典:qualva 参照:https://qualva.com/
qualvaを選ぶのが推奨されるケース
qualvaが向いているケース
- フォームの離脱が多い: チャット型に置き換えることで入力の心理的負担を下げられる
- カゴ落ちを減らしたい: 公式サイトが想定課題として明示している
- 離脱したユーザーを追いかけたい: SMSリターゲティングは他のEFOツールにあまり無い機能
- シナリオの効果を検証したい: ABテストとZ検定による統計的評価に対応
- 運用まで任せたい: グロースチームによる定期的なABテストの実施・分析がある
- 獲得後の問い合わせ対応も自動化したい: qualva Communicationで解約阻止まで扱える
qualvaが向かないケース
- 既存フォームの見た目を変えたくない: qualvaはフォームをチャット形式に置き換えるアプローチです。入力支援だけを後付けしたい場合は、一般的なEFOツールのほうが適しています
- 事前に金額を把握したい: 料金が非公開のため、問い合わせが必要です
- すぐに使い始めたい: 審査があり、半日〜1日程度かかります
- ページ自体を分析・改善したい: ヒートマップやページのABテスト機能は公式サイトに記載がありません
- フォームまで到達する人が少ない: フォームの改善はフォームに到達した人にしか効きません
qualvaとDejamの徹底比較
qualvaとDejamは、**改善する場所が違います。**qualvaはフォームの中、Dejamはフォームに到達するまでのページを主な対象とします。
機能比較表
| 機能・観点 | qualva | Dejam |
|---|---|---|
| フォーム最適化(EFO) | ✅ チャット型フォームへの置き換え | ✅ EFO機能。フォームをノーコードで制作 |
| フォームの実装方式 | 🔶 既存フォームをチャット形式に置き換える | 🔶 フォームをノーコードで制作する |
| チャットボット | ✅ シナリオ型FAQ・AI返答(ChatGPT連携) | ❌ 提供していない |
| 有人チャット・ビデオ通話 | ✅ ビデオ通話・テキストチャット | ❌ 提供していない |
| SMSリターゲティング | ✅ 離脱ユーザーへのSMS再アプローチ | ❌ 提供していない |
| ABテスト | ✅ シナリオABテスト(Z検定で評価) | ✅ デザイン変更テスト・リダイレクトテスト・ポップアップテスト |
| ヒートマップ分析 | 公式サイトに記載なし | ✅ クリック・クリックイベント・熟読・滞在・離脱の5種類 |
| CVR寄与度の自動解析 | 公式サイトに記載なし | ✅ どのコンテンツがCVRに寄与しているかを自動解析 |
| ポップアップ | 公式サイトに記載なし | ✅ 離脱防止・再訪問時のポップアップをノーコードで設置 |
| LP制作 | 公式サイトに記載なし | ✅ ノーコード/コードエディター切替 |
| アンケートLP | 🔶 チャット形式のアンケートに対応 | ✅ アンケートLPをノーコードで制作 |
| 運用支援 | ✅ グロースチームによる定期的なABテストと分析 | ✅ コンサルティング(ツールの利用量に応じて変動) |
| 導入前の審査 | 🔶 あり(半日〜1日程度) | 公式サイトに記載なし |
| 料金の事前把握 | 公式サイトに記載なし | ✅ 月額3万円〜と公開 |
| 導入実績 | 7,000件 | 公式サイトに件数の記載なし |
| セキュリティ認証 | 公式サイトに記載なし | ✅ ISMS認証取得(ISO/IEC 27001:2022)。2段階認証対応 |
※比較表の内容は2026年9月8日時点で各社公式サイトを確認して作成しています。最新の仕様・料金は各社公式サイトをご確認ください。
参照:qualva / Dejam 料金プラン
改善する場所が違う
qualvaはフォームの中を、Dejamはフォームに至るまでのページを主な対象にします。
コンバージョンまでの流れを分解すると、次のようになります。
- ページに訪問する
- 内容を読む
- フォームに到達する
- フォームを入力する
- 送信する
**qualvaが効くのは4〜5、Dejamが効くのは1〜3が中心です。**どちらに課題があるかで選ぶツールが変わります。
**フォーム到達率が低い状態でEFOツールを入れても効果は限定的です。**逆に、フォームに到達しているのに完了率が低いなら、ページを直してもあまり変わりません。まずどちらで落ちているかを測ってください。
アプローチの違い
qualvaは**フォームをチャット形式に置き換えます。**1問ずつ答える形式は入力の心理的負担を下げますが、既存フォームの見た目は変わります。
Dejamのフォーム機能は、お問い合わせフォームやアンケートLPをノーコードで制作するものです。フォームを作り直す点はqualvaと同じですが、チャット形式に限定されません。
**「既存フォームのUIを一切変えずに入力支援だけ足したい」という要件であれば、どちらも合いません。**その場合はf-tra EFOやGyro-n EFOのような後付け型のEFOツールが適しています。
SMSリターゲティングはqualva固有
離脱したユーザーにSMSで再アプローチする機能は、比較したツールの中でqualvaだけが持っています。
フォーム離脱者を追いかける手段は限られており、この機能に価値を感じるのであればqualvaを選ぶ理由になります。ただし、電話番号をフォームの早い段階で取得している必要がある点は設計上の前提です。
どちらを選ぶべきか
qualvaが向いているケース:
- フォームに到達しているのに完了率が低い
- カゴ落ちを減らしたい
- 離脱ユーザーにSMSで再アプローチしたい
- チャット形式のフォームに抵抗がない
- 問い合わせ対応や解約阻止も自動化したい
- 運用まで任せたい
Dejamが向いているケース:
- そもそもフォームに到達する人が少ない
- ページのどこで離脱しているかを可視化したい
- ページの構成をABテストで検証したい
- ポップアップ・LP制作まで同じツールで行いたい
- 事前に料金を把握して予算を組みたい
- ISMS認証取得のセキュリティ基準を求める
両方を組み合わせるケース: 効く場所が違うため併用は成立します。Dejamのヒートマップでフォーム到達率を確認し、到達しているのに完了しないという結論が出た段階でqualvaを検討するという順序であれば、投資の判断が明確になります。
主要な競合ツールとの比較
同じEFO領域で比較されるツールを整理します。 料金・仕様は2026年9月8日に各社公式サイトを確認して作成しています。
| ツール | 提供会社 | 料金 | アプローチ |
|---|---|---|---|
| qualva EFO | PROFESSY INC. | 公式サイトに記載なし | 既存フォームをチャット形式に置き換える |
| EFOcats | fcafe株式会社 | 初期300,000円+月額30,000円/1ドメイン(SP最適化) | 既存フォームを「1画面1質問」のステップ式UIに変換 |
| f-tra EFO | 株式会社エフ・コード | 月額55,000円(税込)〜 | 既存フォームに入力支援機能を後付け |
| EFO CUBE | 株式会社エフ・コード | 初期0円+月額50,000円(5フォーム) | 既存フォームに入力支援機能を後付け |
| Gyro-n EFO | 株式会社ユニヴァ・ジャイロン | 月額15,000円(税別)〜 | 既存フォームに入力支援機能を後付け |
EFOcatsとの比較
EFOcatsは、スマートフォンの入力フォームを**「1画面1質問」のステップ式UI**に変換します。qualvaのチャット形式と発想が近いアプローチです。
違いは料金の透明性で、EFOcatsは初期300,000円+月額30,000円/1ドメイン(SP最適化)と公開されています。**予算を先に固めたい場合はEFOcatsのほうが検討しやすい構造です。**一方、qualvaはSMSリターゲティングとチャットボット(Communication)まで含む点が強みです。
後付け型EFOツールとの比較
f-tra EFO・EFO CUBE・Gyro-n EFOは、既存フォームのUIを保ったまま入力支援機能を後付けするタイプです。リアルタイムエラー表示・住所自動入力・入力補助といった機能をタグの設置で追加します。
**フォームの見た目や実装を変えられない事情がある場合は、こちらのタイプ一択です。**逆に、フォームを作り替えられるならqualvaやEFOcatsのようなUI変換型のほうが効果は大きくなる傾向があります。
選定の順序
- フォーム到達率を先に測る: 到達していないならEFOツールでは解決しません
- フォームを作り替えられるかを確認する: 変えられないなら後付け型
- 料金の透明性で絞る: 予算を先に固める必要があるなら金額が公開されているツール
- 付帯機能で選ぶ: SMSリターゲティング(qualva)、チャットボット(qualva)など
よくある質問
Q. qualvaの料金はいくらですか?
A. 公式サイトに料金の記載はありません。「無料相談」から個別に問い合わせる形式です。他のEFOツールには月額が公開されているものがあるため、比較する際は条件を揃えて見積もりを取ってください。
Q. qualvaは既存のフォームをそのまま使えますか?
A. qualvaはフォームをチャット形式に置き換えるアプローチのため、**既存フォームの見た目は変わります。**UIを変えずに入力支援だけを足したい場合は、f-tra EFOやGyro-n EFOのような後付け型のEFOツールが適しています。
Q. 導入までにどれくらいかかりますか?
A. 申し込み後に審査があり、混み具合により半日〜1日程度かかります。審査通過後にアカウントが発行され、サンプルをベースに入力項目を設定し、サイトにコードを貼り付けて完了します。
Q. SMSリターゲティングとは何ですか?
A. フォームの途中で離脱したユーザーに、SMSで再アプローチする機能です。**電話番号をフォームの早い段階で取得している必要があります。**設問の順序が効果に影響する点に注意してください。
Q. EFOツールを入れればCVRは上がりますか?
A. **フォームに到達している人が十分にいる場合に限ります。**フォーム到達率が低い状態でEFOツールを導入しても、改善できる母数がそもそも小さいままです。ヒートマップなどでフォーム到達率を先に確認してください。
まとめ|qualvaの主要機能とおすすめの方
qualvaは、PROFESSY INC. が提供するチャット型のEFO・Web接客サービスです。2013年から提供され、導入件数は7,000件とされています。qualva EFOでCVRを、qualva CommunicationでLTVを高める2サービス構成です。
- 主要機能: チャット型フォーム・SMSリターゲティング・シナリオABテスト(Z検定)・シナリオ型FAQ・AI返答(ChatGPT連携)・ビデオ通話・グロースチームによる運用支援
- 料金: 公式サイトに記載なし。問い合わせが必要。導入前に審査あり
- 最適なユーザー像: フォーム完了率に課題がある企業、カゴ落ちを減らしたいEC、離脱者を追いかけたい企業、運用まで任せたい企業
- 向かないケース: 既存フォームの見た目を変えられない、事前に金額を把握したい、そもそもフォームに到達する人が少ない
フォームに到達する前の離脱が課題である場合、EFOツールでは解決しません。ページのどこで離脱しているかを可視化し、ABテストで検証したい場合は、国産のCVR改善ツールDejamが有力な選択肢です。ヒートマップ5種類・ABテスト・ポップアップ・フォーム・LP制作を備え、オプティマイズプランは月額3万円〜(PV数に応じた従量課金)です。**ただしDejamにチャットボット・ビデオ通話・SMSリターゲティングはありません。**これらが要件に入る場合はqualvaを検討してください。


