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広告代理店を変更する手順と注意点|乗り換えの判断基準と引き継ぎチェックリスト【2026年版】

広告代理店を変更する手順と注意点|乗り換えの判断基準と引き継ぎチェックリスト【2026年版】

この記事でわかること

広告代理店の変更を検討している広告主向けに、乗り換えるべきかの判断基準から、契約・アカウント権限の確認、Google広告とMeta広告の引き継ぎ手順、移行後1か月の運用までを解説します。旧代理店のクライアントセンター(MCC)とのリンクを外すと広告が止まる場合があるなど、公式ヘルプで確認できる注意点と、そのまま使える引き継ぎチェックリストがわかる内容です。

「今の広告代理店を変えたいが、変えたとたんに成果が落ちないか不安」「アカウントやデータをきちんと引き継げるのか分からない」という悩みは、広告主の担当者からよく聞かれます。

広告代理店の変更は、手順を間違えなければ成果を大きく落とさずに進められます。逆に、**アカウントの権限と請求の設定を確認しないまま旧代理店との契約を切ると、広告が止まったり計測が途切れたりします。**本記事では、代理店を変えるべきかの判断から、契約・アカウントの確認、媒体ごとの引き継ぎ、移行後の運用までを順番に解説します。

記事のポイント

  • 広告代理店を変えるべきサインと、変えても解決しないケースの見分け方
  • 変更前に契約書とアカウント権限で確認すべきこと
  • Google広告・Meta広告の引き継ぎで広告が止まる・計測が切れる落とし穴
  • 旧代理店に依頼する引き継ぎチェックリスト
  • 成果を落とさない移行スケジュールと移行後1か月の運用

目次

  • 広告代理店の変更とは?乗り換え・インハウス化との違い
  • 広告代理店を変更すべき5つのサイン
  • 代理店を変えても解決しないケース
  • 広告代理店を変更する手順|全体スケジュール
  • 変更前に確認すること①契約書
  • 変更前に確認すること②広告アカウントの権限
  • Google広告の引き継ぎで注意すること
  • Meta広告の引き継ぎで注意すること
  • 旧代理店に依頼する引き継ぎチェックリスト
  • 移行後1か月の運用で成果を落とさないコツ
  • 広告代理店の変更でよくある失敗と対策
  • Dejamで代理店変更後の成果を自社で把握する
  • よくある質問
  • まとめ

広告代理店の変更とは?乗り換え・インハウス化との違い

広告代理店の変更とは、広告運用を委託している代理店との契約を終え、別の代理店に運用を切り替えることです。「乗り換え」「切り替え」とも呼ばれます。運用を社内に戻す「インハウス化(内製化)」とは、引き継ぎ先が別の会社か自社かという点で異なります。

選択肢引き継ぎ先向いているケース
代理店の変更(乗り換え)別の代理店外部に任せたいが、今の代理店の成果・対応に不満がある
部分的なインハウス化自社+代理店日々の運用は自社で回し、戦略や制作だけ外部に頼みたい
完全なインハウス化自社社内に運用担当を置けて、ノウハウを社内にためたい

どちらを選ぶべきかの判断基準は「広告代理店をやめるべきか?広告運用インハウス化の判断基準と移行ステップ」、内製化の全体像は「広告運用のインハウス化とは?メリット・デメリットと失敗しない進め方【2026年版】」で解説しています。本記事は、別の代理店へ乗り換える場合を中心に扱います。アカウントの権限確認やデータの引き継ぎは、インハウス化する場合もほぼ同じです。

広告代理店を変更すべき5つのサイン

次のような状態が続いているなら、代理店の変更を検討する時期です。1つだけなら改善を求める余地がありますが、複数当てはまる場合は、話し合いだけで解決するのは難しいことが多いです。

1. 成果が目標に届かず、改善の打ち手が出てこない

成果が目標に届かないこと自体より、「なぜ届かないのか」「次に何を試すのか」が説明されないことが問題です。月次報告が数字の読み上げで終わり、仮説と次の施策が出てこない場合、運用が止まっている可能性があります。

2. 費用の内訳が見えない

Googleは、広告主に代わって Google 広告を運用する代理店に対し、管理手数料を事前に伝えること、Google 広告費を報告する際は代理店の手数料を含めず正確に報告することなどを求めています(出典: Google サードパーティ ポリシー|Google 広告ポリシー ヘルプ)。媒体費と手数料が分けて示されない、請求額と管理画面の費用が合わないといった状態は、確認を求めるべきサインです。手数料の水準については「広告代理店の手数料の相場と削減方法」も参考にしてください。

3. 管理画面を見せてもらえない

自社の広告アカウントなのに、管理画面へのアクセスを求めても応じてもらえない状態は危険です。後述するとおり、アカウントの権限を自社が持っていないと、代理店を変えるときに過去のデータを引き継げないおそれがあります。

4. 担当者の交代が多く、説明が毎回リセットされる

担当者が短期間で何度も替わると、過去の施策の経緯や自社の事業理解が引き継がれません。同じ説明を繰り返すことになり、意思決定も遅れます。

5. 広告の外側(LP・計測)に踏み込んでくれない

広告の成果は、クリックした後のLP(ランディングページ)で決まる部分が大きくあります。入札や広告文の調整だけで成果が頭打ちになっているのに、LPや計測の改善提案がない場合、今の代理店の守備範囲では解決できない可能性があります。

代理店を変えても解決しないケース

代理店を変える前に、原因が代理店以外にないかを確かめておきます。原因が別にあると、乗り換えても同じ不満が残り、引き継ぎの手間とリスクだけを負うことになります。

  • 計測が壊れている: コンバージョンタグの重複・漏れで、成果の数字自体が正しくない
  • LPや商品に原因がある: クリックは集まっているのにLPで離脱している。商品の価格や訴求が市場に合っていない
  • 予算と目標が釣り合っていない: 少額の予算で、競合が強いキーワードの獲得単価を大きく下げることを求めている
  • 運用期間が短すぎる: 自動入札の学習が終わる前に評価している

特にLPの問題は、どの代理店に替えても広告側の調整だけでは解決しません。LPのどこで離脱しているかは、ヒートマップで確かめられます。

広告代理店を変更する手順|全体スケジュール

代理店の変更は、次の7ステップで進めます。契約の解約予告期間と引き継ぎ期間を合わせると、検討開始から新しい代理店での運用が安定するまで2〜3か月を見込んでおくと安全です(解約予告期間は契約によって異なります)。

  1. 現状の成果と不満点を整理する(目標・実績・原因の切り分け)
  2. 契約書で解約条件とアカウント・データの扱いを確認する
  3. 広告アカウントの権限が自社にあるかを確認し、なければ付与してもらう
  4. 新しい代理店を選定する(提案依頼・比較)
  5. 旧代理店に解約を通知し、引き継ぎ資料の作成を依頼する
  6. 請求設定の切り替え、旧代理店のアクセス解除、新代理店のアクセス付与を行う
  7. 移行後1か月は設定を大きく変えず、数値を週次で確認する

**順番で重要なのは、3(権限の確認)を5(解約通知)より前に行うことです。**解約を伝えた後は、旧代理店の協力を得にくくなることがあります。

4(新しい代理店の選定)で何を比べればよいかは「Web広告代理店の選び方|10のチェックポイントと費用・契約の注意点」で解説しています。

変更前に確認すること①契約書

解約を伝える前に、今の契約書で次の項目を確認します。

項目確認すること
解約予告期間何か月前までに通知が必要か。自動更新の時期はいつか
最低契約期間期間内の解約に違約金が発生しないか
広告アカウントの扱いアカウントの名義・所有者はどちらか。解約後に引き渡す取り決めがあるか
制作物の権利広告文・バナー・動画・LPを解約後も自社で使えるか
データの扱い運用レポートや元データを解約後に受け取れるか

契約書に記載がない項目は、解約の話を切り出す前に書面で確認しておくと、後のトラブルを防げます。代理店側が制作したクリエイティブやLPの扱いは契約ごとに異なるため、判断に迷う場合は法務担当や専門家に相談してください。

変更前に確認すること②広告アカウントの権限

代理店の変更で最も取り返しがつかないのは、広告アカウントの権限と過去データを引き継ぎ損ねることです。運用のノウハウは後から取り戻せますが、アカウントに蓄積された配信履歴は戻りません。

確認するのは、次の3点です。

  • 広告アカウントに、自社の担当者のアカウントが最も強い権限で入っているか(Google広告なら「管理者」、Meta広告ならビジネスポートフォリオの「全権限」)
  • 広告アカウントは自社名義か、代理店の名義(代理店の管理アカウントやビジネスポートフォリオの配下)で作られているか
  • 計測ツール(GA4・Googleタグマネージャー)にも自社の管理者がいるか

**代理店の名義でアカウントが作られている場合は、解約の前に、アカウントを引き渡してもらえるかを確認してください。**引き渡しの方法は媒体ごとに異なります。

Google広告の引き継ぎで注意すること

Google広告では、代理店は「クライアントセンター(MCC)」と呼ばれる管理用アカウントに広告主のアカウントをリンクして運用するのが一般的です。代理店を変更するときは、旧代理店のMCCとのリンクを外し、新しい代理店のMCCにリンクし直します。

管理者権限がないとリンクを外せない

MCCとのリンクを解除するには、そのMCCアカウントまたは広告アカウントの管理者権限が必要です(出典: MCC アカウントからアカウントのリンクを解除する|Google 広告 ヘルプ)。自社の担当者が標準権限しか持っていない場合は、まず管理者権限を付与してもらいます。

旧代理店のリンクを外さないと、新しい代理店をつなげない

Google広告のアカウントに直接リンクできるMCCは1つだけです(同上)。旧代理店のMCCがつながったままだと、新しい代理店のMCCからのリンクはエラーになります。旧代理店のリンク解除と新代理店のリンクは、日程を決めて同じ日に行うのが確実です。

リンクを外しても、アカウントの履歴は消えない

旧代理店のMCCとのリンクを解除しても、Google広告アカウントの履歴は失われず、すべての機能を引き続き使えます(出典: MCC アカウントからのアカウントのリンク解除について|Google 広告 ヘルプ)。履歴を残すために、新しいアカウントを作り直す必要はありません。アカウントを作り直すと、それまでの配信実績を活かせなくなるため避けましょう。

代理店経由の請求のまま外すと、広告が止まる

請求書払い(月次の請求書発行)を設定していて、旧代理店のMCCが支払い元になっている場合、**リンクを解除した時点でそのアカウントの広告配信が止まります。**配信を続けるには、リンク解除の前に支払い情報の設定を変更する必要があります(同上)。請求の切り替えは、旧代理店・新代理店と日程を合わせて行います。

旧代理店の仕組みに依存した設定は止まる

リンクを解除すると、次の設定は旧代理店のMCCに依存しているため機能しなくなります(同上)。

  • MCCで共有していたリマーケティングリスト: そのリストを配信対象や除外に使っている広告グループ・キャンペーンは配信が止まる
  • クロスアカウント コンバージョン トラッキング: 旧代理店のMCCに設定したコンバージョンタグで計測していた場合、解除後のクリックによるコンバージョンは記録されなくなる

**コンバージョンを旧代理店のMCC側で計測していないかは、必ず事前に確認してください。**計測が切れると、移行前後の成果を比べられなくなります。リマーケティングリストも、自社のアカウント側で作り直してから切り替えます。

なお、Googleの方針では、代理店は広告主に Google 広告アカウントのお客様ID(アカウント番号)を提供する必要があります(出典: Google サードパーティ ポリシー)。自社のアカウント番号を把握していない場合は、まずそれを確認しましょう。

Meta広告の引き継ぎで注意すること

Meta広告(Facebook・Instagram広告)では、広告アカウントやページ、ピクセル(データセット)といった「ビジネスアセット」を、ビジネスポートフォリオ(旧ビジネスマネージャ)単位で管理します。代理店には、広告主のビジネスポートフォリオから「パートナー」としてアクセス権を共有するのが基本の形です。

Metaのヘルプでは、次のように説明されています(出典: ビジネスポートフォリオでパートナーにビジネスアセットへのアクセス許可を付与する|Metaビジネスヘルプセンター)。

  • パートナーとアセットを共有できるのは、ビジネスポートフォリオの全権限を持つ人だけ
  • パートナーに全権限を付与しても、パートナーはそのアセットを他のビジネスと共有できない
  • アセットを他のビジネスポートフォリオと共有できるのは、アセットを所有している組織だけ

つまり、**広告アカウントやピクセルを旧代理店のビジネスポートフォリオが所有している場合、自社の判断だけでは新しい代理店に共有できません。**代理店の変更を決めたら、まず次を確認します。

  • 広告アカウント・ページ・ピクセルの所有者が、自社のビジネスポートフォリオになっているか
  • 旧代理店の所有になっている場合、引き渡しや移行の方法を旧代理店とMetaのサポートに確認する
  • 自社所有の場合は、新しい代理店をパートナーに追加し、旧代理店のアクセス権を削除する

ピクセルを作り直すと、それまでに蓄積された計測データやオーディエンスを使えなくなります。所有者の確認は、解約を伝える前に済ませておきましょう。

旧代理店に依頼する引き継ぎチェックリスト

管理画面の権限を受け取っても、それだけでは引き継ぎは終わりません。「何をしたか」は管理画面に残っていても、「なぜそうしたか」は担当者の頭の中にしかないことが多いためです。解約を通知するときに、次の資料をまとめて依頼します。

区分依頼する内容
アカウント全媒体のアカウント番号と権限の一覧、請求方法
計測コンバージョン設定の一覧(何を計測し、どれを入札の最適化に使っているか)、タグの設置場所、GA4・タグマネージャーの権限
配信設定キャンペーン構成の意図、入札戦略と目標値の変更履歴と理由、除外キーワード・除外プレースメントのリスト
オーディエンスリマーケティングリストの作成元(自社アカウントか代理店のMCCか)
検証履歴広告文・クリエイティブ・LPのテストで何を試し、何が勝ったか
自動化自動ルール・スクリプト・外部ツール連携の一覧(代理店のツールに依存しているものは契約終了で止まる)
レポート直近1年分以上の月次レポートと元データ(季節変動の比較に使う)
素材広告文・バナー・動画の元データ、LPのデータ

特に見落とされやすいのは、自動ルールやスクリプトが代理店側の仕組みで動いていないかです。予算の上限管理を代理店のツールに任せていた場合、切り替えた翌日から予算の制御が効かなくなることがあります。

インハウス化する場合の、リスティング広告に絞った引き継ぎ手順は「リスティング広告のインハウス化(内製化)手順」で解説しています。

移行後1か月の運用で成果を落とさないコツ

新しい代理店に切り替わると、すぐに「自分たちのやり方」で作り替えたくなるものです。しかし、Google広告のスマート自動入札(機械学習で入札額を自動調整する仕組み)は、目標値や構成を大きく変えると学習をやり直すため、成果がしばらく不安定になります。

移行から最初の1か月は、次の順番を守るのが安全です。

  1. 最初の2週間は設定を大きく変えず、日次の数値と検索語句を観察する
  2. 明らかに無駄な配信の除外と、計測の不備の修正だけを行う
  3. 入札戦略・キャンペーン構成の変更は、移行前の成果水準を把握してから1つずつ行う

社内には「最初の1〜3か月は、成果だけでなく運用と報告の質で評価する」と事前に合意しておくと、短期間の数字の揺れで判断を誤らずに済みます。新しい代理店と最初に決めておくべきKPI(重要業績評価指標)の考え方は「広告KPIのインハウス化を成功させるには?」も参考にしてください。

広告代理店の変更でよくある失敗と対策

失敗1: 解約を伝えた後に、アカウントが代理店名義だと分かった

事例: 解約を通知した後でアカウントの権限を確認したところ、広告アカウントが代理店の管理下で作られており、引き渡しの交渉が長引いた。

対策: 権限と名義の確認は、解約を伝える前に行います。新規に代理店と契約する場合も、アカウントは自社名義で作り、代理店にはアクセス権を付与する形にしておきます。

失敗2: リンク解除と同時に広告が止まった

事例: 旧代理店のMCCとのリンクを解除したところ、請求書払いの支払い元が旧代理店だったため、その日から配信が止まった。

対策: 請求設定の切り替えを先に済ませてから、リンクを解除します。切り替え日は旧代理店・新代理店・自社の経理で共有しておきます。

失敗3: 移行後にコンバージョン数が急減したが、原因が計測だった

事例: 切り替え後にコンバージョン数が半減し、新しい代理店の運用を疑ったが、実際は旧代理店のMCC側で計測していたコンバージョンが記録されなくなっていた。

対策: 移行前に、コンバージョンを計測しているタグと設定場所を一覧にしてもらい、自社のアカウント側で計測できる状態にしてから切り替えます。

Dejamで代理店変更後の成果を自社で把握する

代理店を変えるたびに成果の見え方が変わってしまうのは、数値の集計と確認を代理店に任せきりにしていることが一因です。Dejamの広告ダッシュボードでは、Google広告・Meta広告などの広告データとLPの成果を同じ画面で確認できます。代理店が替わっても、自社の画面で同じ基準のまま成果を追えるため、新しい代理店の評価がしやすくなります。

また、代理店を変えても成果が伸びない原因がLPにある場合は、ヒートマップでLPのどこで離脱しているかを確かめ、ABテストで改善案を検証できます。なお、Dejamは広告の入札調整や運用代行を行うツールではありません。

広告運用そのものを任せられる先を探している場合は、LeanGoの広告運用支援で、現在のアカウントを引き継いだうえで、LPの改善とあわせて運用を支援しています。社内で運用できる体制を作りたい場合は、広告運用のインハウス化支援もご覧ください。

よくある質問

Q. 広告代理店を変更すると、過去のデータは消えますか?

A. 同じ広告アカウントを使い続ければ消えません。Google広告では、旧代理店のクライアントセンター(MCC)とのリンクを解除しても、アカウントの履歴は失われません。消えるのはアカウントを新しく作り直した場合と、旧代理店のMCCに依存したリマーケティングリストや計測を使っていた場合です。

Q. 広告代理店の変更にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 検討開始から新しい代理店での運用が安定するまで、2〜3か月を見込んでおくと安全です。契約の解約予告期間、新しい代理店の選定、引き継ぎ資料の準備、移行後1か月の様子見を含めた目安です。解約予告期間は契約によって異なるため、まず契約書を確認してください。

Q. 代理店を変更するとき、旧代理店に何を依頼すればよいですか?

A. アカウントの権限と請求方法、コンバージョン設定の一覧、入札戦略の変更履歴と理由、除外キーワード、検証の結果、自動ルール・スクリプトの一覧、直近1年分以上のレポートの元データ、広告素材です。管理画面には「何をしたか」は残りますが「なぜそうしたか」は残らないため、判断の理由まで書面で受け取ることが重要です。

Q. 広告アカウントが代理店名義になっている場合はどうすればよいですか?

A. 解約を伝える前に、アカウントを引き渡してもらえるかを代理店に確認してください。Meta広告では、アセットを他のビジネスと共有できるのは所有している組織だけのため、自社では新しい代理店に共有できません。引き渡しの方法は媒体ごとに異なるため、代理店と媒体のサポートに確認しながら進めます。

Q. 代理店を変更するタイミングはいつがよいですか?

A. 繁忙期や大型キャンペーンの直前を避け、配信量が安定している時期が適しています。契約の自動更新日から逆算し、解約予告期間に間に合うように準備を始めましょう。

まとめ

広告代理店の変更で成果を落とさないためのポイントは、次の4つです。

  • 変える前に原因を切り分ける: 計測・LP・予算に原因があれば、代理店を変えても解決しない
  • 解約を伝える前に権限と名義を確認する: アカウントが自社の管理下にあるかが、引き継ぎの成否を分ける
  • 請求と計測の切り替えを先に済ませる: Google広告では、旧代理店のMCCが支払い元のままリンクを外すと広告が止まり、MCC側の計測も切れる
  • 移行後1か月は設定を大きく変えない: 自動入札の学習をやり直させず、成果の水準を把握してから改善する

代理店が替わっても成果を同じ基準で追えるように、数値を自社で確認できる状態を作っておくことが、次の代理店選びの失敗も防ぎます。

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この記事の監修者

平井 翔吏

平井 翔吏

株式会社LeanGo 代表取締役CEO / Dejamプロダクトオーナー

CVRを改善するノウハウを体系化するプロフェッショナル。

株式会社リクルートホールディングスに新卒入社、ゼクシィのUXデザインを担当。累計250件以上の施策を実施しCVR改善を140%達成。タグ検索の開発やゼクシィ花嫁割のリブランディングなどのプロジェクトオーナーとして事業を推進した。

株式会社LeanGoを設立。CVR改善ツールDejamのプロダクトオーナー。運用型LPOやセグメントCVRなど独自のメソッドを構築、PDCAハンドスピナーをはじめとするプロモーションも実施している。日本最高峰のダイレクトマーケティングカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」「ダイレクトアジェンダ2026」のAgenda awardにて2連覇。

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