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犬猫生活のCVR改善|マーケティングファームLeanGoのCEO平井が徹底解説!

2026.05.19

UI/UXレビュー動画

犬猫生活 LPレビュー分析レポート

1. 総評

犬猫生活のLPは、ペットフードにありがちな「堅い・医療的・地味」な印象ではなく、やさしくポップな世界観で統一されており、心理的ハードルを下げる設計が特徴的だった。

特に、

  • トンマナの統一感
  • 30歳を目指す世界観
  • 500円トライアル
  • 安心・品質訴求
  • 豊富な口コミ

など、D2Cペットフードとして必要な要素は十分に揃っている。

一方で、

「自分の犬向けの商品だ」

という当事者化設計が弱く、犬種・悩み・飼育状況へのパーソナライズ余地が大きく残っていた。

UIは完成度が高いが、UXはまだ伸ばせる余地があるLPという評価。


2. 良かったポイント

トンマナ設計が優秀

一般的なドッグフードの印象は、

  • ホームセンター感
  • 無機質
  • 健康食品っぽい
  • 地味

になりやすい。

一方このLPは、

  • 柔らかい配色
  • 優しいパッケージ
  • ナチュラルな写真
  • ポップな印象

で統一されており、心理的障壁を下げることに成功していた。

「高品質だけど親しみやすい」

というポジション形成ができている。


30歳を目指すコンセプトが強い

「30歳を目指す犬の食事」

というメッセージは非常に印象に残る。

単なる栄養訴求ではなく、

「長生きしてほしい」

という飼い主感情に直接触れている。

機能価値ではなく情緒価値に変換できている点が強い。


500円トライアルが強い

3点セット500円は価格インパクトが大きい。

通常、ペット用おやつだけでも数百円するため、

「かなり安い」

という印象を持ちやすい。

初回購入の心理障壁を下げる設計として機能している。


安心→栄養→味 のストーリー設計

LP前半は、

  1. 国産・無添加
  2. 栄養・品質
  3. 食いつき
  4. 口コミ

という順番で展開されている。

ペットフード購入時の心理として、

  • 安全か
  • 健康に良いか
  • 食べるか

の順で確認するユーザーが多く、この導線は自然。

構成としては整理されている。


口コミ量が多い

口コミがLP内に複数回登場している。

文脈ごとに配置されており、

  • 食いつき
  • 品質
  • 満足度

を補強している。

社会的証明として一定の機能を果たしている。


3. 課題

犬種別UXが弱い

レビュー内でも最も議論されていたポイント。

犬は犬種によって、

  • 体格
  • 嗜好
  • 食べ方
  • 悩み

が大きく異なる。

にもかかわらずLPは、

「犬全体」

として設計されている。

そのため、

「うちの子にも合うのか」

が判断しづらい。


犬種別設計があると購入意欲向上余地が大きい

例えば、

  • チワワ
  • トイプードル
  • 柴犬
  • ゴールデンレトリバー

などで体験や口コミを分ける。

すると、

「うちの犬でも食べてる」

という認識が生まれやすい。

特にペット商材は、

自分の犬への適合性

が重要なため、犬種別UXとの相性が非常に良い。


犬種別タブUX

レビュー内で評価が高かった改善案。

現状

口コミが大量に並ぶ。

改善案

上部に犬種タブを設置。

  • チワワ
  • トイプードル
  • 柴犬
  • シニア犬
  • 小型犬

など。

選択すると、

  • 口コミ
  • 写真
  • 体験談
  • 食いつき情報

が切り替わる。

これにより、

自分向け感向上
購入判断容易化
購入意欲向上

が期待できる。


序盤の犬写真不足

LP後半には犬写真やUGCが増えるが、前半では少ない。

レビューでも、

「こういうの上に欲しい」

という反応が出ていた。

ペット商材では、

人は商品ではなく犬を見る。

そのため序盤から、

  • 犬の表情
  • 食べる様子
  • 幸せそうな姿

を見せる方が感情移入しやすい。


食べる動画がない

特に惜しかったポイント。

犬が実際に、

  • 食べる
  • がっつく
  • 喜ぶ

映像は説得力が高い。

「食いつきが良い」

という文章より、

実際の動画

の方が伝達力が高い。

ペット商材では動画との相性が非常に良い。


セット内容が理解しづらい

序盤で、

「3点セット500円」

が登場するが、

何が入っているか

の理解に時間がかかる。

ユーザーは、

  • 内容
  • 数量
  • 通常価格との差

を即理解したい。

CTA周辺で、

セット内容明示

が必要。


4. 深掘りできそうな訴求

悩み訴求がやや表層的

現状は、

  • 無添加
  • 国産
  • 食いつき

中心。

ただペットフード市場では、

生活課題

から入る方が強い場合が多い。


食べ残し訴求

例えば、

  • 最近残す
  • 食べムラ
  • 食いつきが悪い

など。

飼い主の悩みとして実在しやすい。

「健康フード=食べない」

先入観を覆せる。


毛並み訴求

レビュー内でも印象的だった論点。

毛並みは視覚変化が大きく、

成果が分かりやすい。

  • ツヤ
  • 手触り
  • 見た目

が変わると実感価値が高い。

ビジュアル訴求との相性も良い。


涙やけ改善訴求

もし栄養設計との関連があるなら強い。

涙やけは飼い主の悩みとして頻出。

サプリ・ケア用品市場もあるほどニーズがある。

改善実績や関連エビデンスがあるなら、専用導線化余地がある。


人が食べても問題ない品質訴求

LP後半には存在するが、前半にあっても良い。

「人基準品質」

は安心感形成に強い。

飼い主は、

自分が食べられないものを与えたくない

心理を持ちやすい。


5. UX改善アイデア

犬種起点LP

レビュー内で最も評価されていた案。

Meta広告などで、

犬種別クリエイティブ

を配信。

遷移後も、

同犬種LP

へ接続する。

例:

チワワ広告
→ チワワ口コミ
→ チワワ写真
→ チワワ食いつき実績

広告とLPの一貫性が生まれる。

期待整合性向上
離脱率改善
購入意欲向上

が期待できる。


ペット登録型パーソナライズ

理想UXとして議論された案。

最初に、

  • 犬種
  • 名前
  • 年齢

を入力。

するとLP内が、

「コットンちゃん」

など名前入り表示になる。

例:

「コットンちゃんの健康を考えるなら」

のような表現。

ペットは家族感情が強く、

名前パーソナライズ

との相性が非常に良い。

これはUI変更ではなく、

UX設計

の領域。


離脱防止ポップアップの強化

一般的なクーポンではなく、

犬が語りかける

演出。

例:

「ちょっと待って!」

のような犬ビジュアル。

ペット商材は人格化との相性が良い。

機械的な値引きより、

感情接点

を作る方がブランドとも整合する。


6. 最終評価

犬猫生活LPは、

UI完成度は高い。

特に、

  • 世界観
  • トンマナ
  • 安心感
  • 価格設計

は優秀。

一方で、

「うちの子向け」

への変換設計がまだ弱い。

犬種・名前・悩み・体験別のUXを導入すると、

単なる良いLPから、

強く当事者化されるLP

へ進化できる余地がある。

総評としては、

UIは強い、UXはまだ伸びる。