この動画の重要ポイント5つ
・強いブランディングは記憶に残るが、CV導線を阻害するリスクがある
・商品一覧は「並び順」と「視認性」で売上が大きく変わる
・カート導線は“直感的に分かるUI”にしないと機能していても使われない
・商品詳細ではCTAの強弱設計が重要(追加 vs 購入)
・AI接客は強力だが「補助導線」にしないと逆効果になる。
シルクザリッチECサイトのUI/UX分析|動画の概要
この動画では、高級シャンプーブランド SILK THE RICH のECサイトを題材に、UI/UXの観点からサイト構造と導線設計を分析している。
主な論点は以下の通り。
・ファーストビューのブランディング設計
・商品一覧(PLP)のUI設計
・カート導線の分かりやすさ
・商品詳細ページのCTA設計
・AI接客(チャット・通話)のUX
特に「ブランディング重視のECにおけるCV導線の弱さ」が議論の中心となっている。
ファーストビューのUI/UX評価|強い世界観と引き換えの課題
シルクザリッチのトップページは、
・ユニコーンを使った独特なビジュアル
・高級感のあるトーン
・非日常的な世界観
が特徴で、ブランディングとしては非常に強い設計になっている。
一方で以下の課題がある。
・クリックできそうな要素がクリックできない
・スライダーUIのインジケーターが誤解を生む
・導線としての役割が弱い
「印象に残る」と「行動しやすい」は別物
商品一覧(PLP)のUX課題|並び順と情報設計
商品一覧では、
・新着順なのか人気順なのか分かりにくい
・ギフトカードが上位に表示される違和感
・テキスト情報が多く視認性が低い
といった課題が指摘されている。
改善ポイント
・「人気順 / 新着順」のソート追加
・価格と説明文の視覚的分離
・カテゴリ分け(シャンプー / ボディなど)
PLPは“探しやすさ=売上”に直結する
カート導線のUX|機能は良いが伝わっていない
一覧ページではアイコンから直接カート追加が可能だが、
・ボタンの意味が直感的に分かりにくい
・一般的なUIと異なるため迷う
・プラスアイコンなどの補助がない
という問題がある。
改善案
・「+」などの意味補強アイコン追加
・テキスト補足(カートに追加)
・アニメーションでフィードバック
「使えるUI」ではなく「理解できるUI」が重要
商品詳細ページのCTA設計|強弱の設計ミス
商品詳細では、
・「カート追加」と「購入手続き」が同じ強さ
・どちらを押せばいいか迷う
・購買導線が分散している
という課題がある。
改善ポイント
・主CTA(購入)を強くする
・副CTA(カート追加)は弱くする
・カート追加後にモーダルで分岐提示
CTAは“優先順位”を明確にしないとCVが落ちる
AI接客(チャット・通話)のUX|未来だが使いどころが重要
サイトにはAIチャット・通話機能が実装されており、
・商品選びのサポート
・悩みベースの提案
・音声対応
など、かなり先進的な体験が提供されている。
一方で、
・いきなり通話は心理ハードルが高い
・誰につながるか不安
・強制導線にすると離脱リスク
という懸念もある。
AIは「迷っている人の補助」に最適
EC全体設計の示唆|D2Cにおけるバランス
このサイトから学べる本質は以下。
・ブランド体験を優先するとCVは落ちやすい
・CVを最適化するとブランドが弱くなる
・両者のバランス設計が最重要
特にD2Cでは、
「世界観 × 分かりやすさ」
の両立が成果を左右する