leango

USAGI ONLINE UI/UXをレビュー|マーケティングファームLeanGoのCEO平井が徹底解説!

2026.02.28

UI/UXレビュー動画

この動画の重要ポイント5つ

  1. ブランド横断ECならではの「情報量設計」がUXを左右する
  2. 絞り込みUIはデザイン性より“直感性”が最優先
  3. 商品詳細はタブ設計によりスクロール負荷を軽減できている
  4. カート導線はアップセル設計が優秀だがUI崩れが課題
  5. ログイン/新規登録の見せ方次第でCVRはさらに改善できる

導入|うさぎオンラインのECサイトをUX視点で分析する背景

今回取り上げられたのは、株式会社うさぎオンラインが運営するECサイト。

ジェラートピケやスナイデルなど複数ブランドを横断的に扱うモール型ECであり、

・ブランド数の多さ
・アパレル×コスメの複合展開
・アプリ強化施策

が特徴的。

実店舗体験からのサイト訪問という流れも踏まえ、
「ブランド横断ECのUX設計」がテーマとなっている。


トップページのUI/UX評価|ブランドモール型設計の強み

第一印象として、

・多数ブランドロゴの回転表示
・メンズ/レディース両対応
・フリーワード検索をヘッダー上部に配置

など、基本設計はセオリー通り。

特に評価できる点は、

「アパレル+コスメ同時購入でポイント10%還元」

というアップセル施策をファーストビュー近くに置いている点。

単価差が大きい商材構成のため、
クロスセル設計は合理的。

一方で、

・カテゴリ導線がやや弱い
・新規ユーザー向けの入口が少し分かりにくい

という課題も見られる。


ランキング・新着導線のUI設計|回遊性向上施策

ランキングはカテゴリ別に切り替え可能。

ただし、

・6商品表示はやや少ない
・View Moreの視認性が弱い
・センタリング配置でCTAが埋もれている

といった改善余地がある。

例えば、

・9商品デフォルト表示
・「もっと見る」右寄せ+矢印アイコン追加

などでCTR向上が期待できる。


絞り込みUIのUX評価|独特だが直感性に課題

一覧ページで特に特徴的だったのが、
サイドから出現する絞り込みUI。

構造自体は合理的だが、

・カテゴリ切替時の表示変化が分かりづらい
・ブランド/カラー等の区分が直感的でない
・現在の検索条件表示が弱い

など、「デザイン優先で理解負荷が高い」可能性がある。

改善案として、

・見出し強調
・アイコン追加
・現在の検索条件の常時表示
・並び替えを上部へ移動

などが挙げられる。

UXは“おしゃれさ”より“即理解”。

ここが最大の論点。


商品一覧のUI設計|3列表示と独特なコンテンツ挿入

3列表示への切替はスムーズで好印象。

一方、

商品サムネイル左下に表示される独自UI(着用事例導線)は、

・クリック率は高そう
・しかし戻った際の表示挙動が不安定

という印象。

ABテスト前提の可能性はあるが、
UXとしてはやや独特。


商品詳細ページのUI/UX評価|タブ設計は優秀

特に良かった点は、

「商品説明」と「サイズ」をタブで切り替え可能にしていること。

多くのアパレルECが縦長スクロール型である中、

・情報を即座に切替可能
・スクロール負荷軽減
・必要情報へ即到達

という点で優秀。

関連商品・ランキング・レコメンドも適切に配置され、
回遊設計はセオリー通りで安定感がある。


カート導線のUX評価|アップセル設計とUI崩れの課題

カート追加時、

・中間ポップアップで購入継続を促す
・即遷移せず回遊を促進

という設計はアップセル視点で合理的。

一方で、

・一部デザイン崩れ
・ボタン横の矢印が窮屈
・横幅いっぱいのボタンがやや重たい印象

などUI微調整の余地がある。

また、

「カートグループ」というブランド別配送概念は
多ブランドECならではの設計。

ロジック上は正しいが、
説明の分かりやすさは改善余地あり。


ログイン・新規登録のUX設計|CVR改善余地が大きい領域

ログインと新規登録が縦並び構成。

改善案として、

・タブ切替形式
・ファーストビュー内に両フォーム表示
・見出しデザイン強化

などが考えられる。

コピー面では、

「ログイン(新規会員登録してレジに進む)」

と両者を明記している点は評価できる。

会員登録時の

・500円クーポン常時表示
・インセンティブ訴求

はコンバージョン後押しとして良い設計。


まとめ|うさぎオンラインECのUX総評

強み:

・ブランド力
・タブ設計の活用
・アップセル施策
・レコメンド設計

改善余地:

・絞り込みUIの直感性
・一覧ページの導線整理
・カートUI微調整
・ログイン/新規登録動線最適化

全体として完成度は高いが、

「情報量の多さをどう整理するか」

が今後のCVR改善ポイント。