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【後編】DHC UI/UXをレビュー|マーケティングファームLeanGoのCEO平井が徹底解説

2026.03.11

UI/UXレビュー動画

この動画の重要ポイント5つ

  1. ECサイトでは「検索導線」は使用率は低いがCVRが高い重要機能
  2. 商品数が多いECではカテゴリ設計とショートカット導線が重要
  3. SKU数が多い商品カテゴリでは絞り込みUXが成果を左右する
  4. 商品ページの文字サイズはターゲット年齢層を考慮する必要がある
  5. カート導線とCTA文言の不一致は購入体験を混乱させる可能性がある

商品検索UIのUX評価|CVRが高い検索導線が下に配置されている

DHCのトップページでは「商品を探す」エリアに検索機能が配置されている。

一般的なECサイトでは、

・検索使用率はそこまで高くない
・しかし検索ユーザーのCVRは非常に高い

という特徴がある。

そのため検索機能は、

・ヘッダー付近
・ファーストビュー周辺

など、目立つ位置に配置することが多い。

今回のUIでは検索エリアが比較的下部にあるため、上部に配置する改善余地があると考えられる。


検索UIの改善ポイント|レコメンド検索の導入余地

検索機能では、

・人気検索ワード
・サジェスト

などが表示されている。

さらに改善する場合、

検索入力時に

・おすすめ商品
・人気商品
・関連商品

などを表示するレコメンド検索を導入すると、

検索経由のコンバージョン率向上が期待できる。


商品カテゴリUIの評価|ショートカット導線の改善余地

トップページには商品カテゴリ一覧が配置されている。

現在は

2カラム構造で
カテゴリ画像+カテゴリ名

という構成。

ただし、より良いUXを作る場合、

カテゴリ内の人気商品や主要カテゴリを

カテゴリ横にショートカット表示する方法も考えられる。

ECサイトでは

「欲しい商品に最短で到達できるか」

が非常に重要なポイントとなる。


商品数が多いECの課題|SKU数の多さと検索性

DHCのサプリメントカテゴリでは、

300以上の商品(SKU)が存在している。

これだけ商品数が多い場合、

・カテゴリ検索
・絞り込み
・成分検索

などの機能が重要になる。

今回のUIでは、

価格絞り込みなどは存在するが

「成分から探す」
「効果から探す」

などの検索方法があれば、さらに商品探索体験が向上する可能性がある。


絞り込みUIの改善点|フィルター追従の必要性

商品一覧ページでは絞り込み機能が用意されている。

しかし、

スクロールすると絞り込みUIが画面外に消えてしまう。

商品数が多いECでは、

・フィルターの追従表示
・絞り込みパネル固定

などのUX設計が重要になる。

ユーザーが何度もスクロールして戻る必要がある場合、離脱率が上がる可能性がある。


商品ページUIの評価|文字サイズの可読性

商品ページのテキストサイズは比較的小さめ。

DHCのユーザー層は

・健康食品
・サプリメント

などを購入するユーザーが多く、

比較的年齢層が高い可能性もある。

そのため、

・フォントサイズ
・行間
・情報の強調

などを調整することで、読みやすさを改善できる余地がある。


商品ページコンテンツの特徴|CMSによる情報量差

商品によって、

・画像枚数
・説明量

に差がある。

これはおそらくCMSで

・優先商品
・人気商品

には多くのコンテンツを投入する仕組みになっていると考えられる。

人気商品では

・画像枚数が多い
・説明が充実

しており、購買判断を後押しする構造になっている。


カート導線のUX評価|CTA文言と挙動の不一致

商品ページでは

「購入する」

ボタンを押しても、カートページには遷移せず

モーダルでカート追加される仕様。

この場合、

ボタン文言と挙動が一致していないため

ユーザーが混乱する可能性がある。

一般的なECサイトでは、

・カートに追加
・購入手続きへ進む

など選択できるUIが多い。


カートページの改善ポイント|配送・決済情報の明確化

カートページでは、

・いつ届くのか
・どの決済方法が使えるのか

などの情報が分かりづらい。

購入直前のユーザーにとって、

配送情報
支払い方法

は重要な判断材料。

そのため、

注文ボタン付近に

・配送目安
・決済方法
・送料条件

を明示すると購入率の改善につながる。


まとめ|DHC ECサイトのUI/UX総評

今回の分析から見える特徴は以下。

良い点

・カテゴリ設計が整理されている
・ランキング導線が分かりやすい
・閲覧履歴レコメンドが機能している

改善余地

・検索導線の位置
・SKUが多いカテゴリの検索性
・絞り込みUX
・カート導線の分かりやすさ

総合的に見ると、

大規模ECとして基本設計は整っているものの、

商品数の多さに対する探索UXの改善余地がまだ存在していると言える。