目次
マーケティング勉強会レポート
テーマ:Senjin Holdingsがガチで教えるAI×マーケティングの最先端
開催日:2025年8月20日(水)
AIによるレポートの要約
原文を読みたい方はページ下部をご確認ください。
ChatGPTは使うけれど、開発は誰もしていない現実

参加者へのアンケートでは、ChatGPTやGeminiといった対話型AIを業務利用している人はほぼ全員でしたが、ClaudeCodeやCursorなどを用いて実際に開発を行った経験がある人は皆無に近いことが判明しました。
加藤氏は「知っている」と「使いこなす」の間に深い溝があると指摘。マーケティング領域でAIが本来持つポテンシャルが、まだ十分に引き出されていない現実が浮き彫りになりました。
登壇者プロフィール
加藤修慈 氏(株式会社Senjin Holdings 取締役)

- 非エンジニアながら多数のAI開発を手がける
- 営業管理システム、バナー自動生成ツール、チャットボットなどを開発
- 「マーケティング×AIなら相当手伝えるトップクラス」と自負
平井翔吏 氏(株式会社LeanGo CEO)

- CVR改善ツール「DEJAM」開発者
- 独自のバンディットアルゴリズムを実装し、運用型LP最適化を推進
実演ハイライト:Facebook広告レポートツールのライブ開発
参加者の要望に応じ、加藤氏が音声入力でAIに指示を出し、広告レポートツールを開発するデモが行われました。
要望例:
- キャンペーン、広告セット、広告階層ごとの日別データ一覧化
- 複数アカウントの同一クリエイティブ合算
- 外部ツールのCV・CPAデータ自動取得
「バイブコーディング」と名付けた手法では、要件定義から自動コーディング、デバッグまでをAIと対話しながら進める様子が披露され、AI活用の現実と可能性を体感できるセッションとなりました。
衝撃のツール群と連携実演

- ClaudeCode:要件定義からファイル構造生成、デバッグ修正まで対応
- ngrok:ローカル開発ツールをWeb公開し、Google Apps Script連携を実現
実務で即使える高度な技術が紹介され、参加者からは驚きの声が上がりました。
AIマーケティングの未来像
加藤氏は「AIは単純な代替ではなく、創造的支援へ進化する」と強調。
美容クリニック向けの事例を挙げ、競合調査からUSP抽出、ライティング、クリエイティブ生成、最適化ループまで一気通貫で支援できる未来を提示しました。
また、記事LPの自動生成では「完成度は60〜70%」としつつも、ゼロから作るより圧倒的に効率的であることを実演しました。
協賛企業の提案
DEJAM(LeanGo)

- バンディットアルゴリズムによるLP最適化
- ユーザー行動データに基づく自動改善
- 成果事例では目標対比300%改善を達成
ピアラ:執行役員 小野氏

- 全媒体対応のアカウントレンタルサービス
- AI活用により、クリエイティブ生成を月1万本→3万本へ拡大
- 売上6.5倍成長を実現
まとめ:マーケティング業界に訪れるAI格差

本イベントを通じ、以下の3点が特に強調されました。
- 利用と実装の間に深刻なギャップ
ChatGPTを「触っている」段階から「使いこなす」段階への移行が急務。 - 「作る」体験が競争力を左右する
「今日終わったら必ずClaudeCodeで何か作ってほしい」と加藤氏は強く訴えました。 - マーケティング×AIの可能性はこれから
自動生成と改善のループが当たり前になる未来を見据え、今動き出した人が優位に立つ。
レポート原文
盛り上がっているところ恐縮ですが、そろそろ始めたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
冒頭、加藤氏(Senjin Holdings)が挨拶をしながら会場の参加者に問いかけを行った。
「エンジニアの方はいらっしゃいますか?」
数名が手を挙げる。
「では、エンジニアではないけれど、AIツールを使って開発をしたことがある人は?」
ほとんど手は上がらず、一方で「ChatGPTやGeminiなどを業務で活用している人は?」という質問には、会場のほぼ全員が手を挙げた。
この光景を受けて加藤氏は、「この差が非常に顕著だ」と指摘する。AI活用において「知っている」と「実際に作れる」の間には大きなギャップがあることを改めて強調した。
続いて加藤氏は、自身も非エンジニアであることを明かした上で、「コードを細かく理解しなくても、今の時代はAIを通じて誰でもツールを作れる」と語り、参加者に勇気を与えた。
AI活用の具体例
加藤氏は、これまでに開発してきたAIツールの一部を紹介した。
- バナー自動生成ツール:AIが夜間に自動でバナーを量産する仕組み
- 画像補正ツール:既存画像をAIで補正し、Webサイトにそのまま組み込める機能
- 動画チャットボット:動画を連続再生しながら会話形式で進行できる仕組み
- 営業管理システム:Salesforceを使わず自社開発で構築したツール
いずれも「非エンジニアでもAIを活用して開発が可能」であることを示す具体的な事例だった。
実演に向けて
本編では、参加者の要望をヒアリングした上で「Meta広告のレポート自動生成ツール」を開発する流れに入った。代理店担当者からは以下のような要望が挙がった。
- キャンペーン、広告セット、広告ごとに消化金額・クリック数・インプレッション数を日別で一覧化したい
- 複数アカウントで同一クリエイティブを回している場合、クリエイティブ単位で合算表示したい
- 外部ツール(例:スマートビジョン)のCV・CPAデータも自動取得したい
こうした要望に対し、加藤氏は「スプレッドシートに日付ごとで積み上げる形式で出力するのが最も使いやすい」と提案。実際に音声入力を使い、AIに要件を口頭で伝える実演を始めた。
バイブコーディングの考え方
加藤氏が示したのは「バイブコーディング」と呼ばれる新しい開発手法だった。
- 要件定義を口頭でAIに伝える
- 実装はAIが自動でコードを生成
- デバッグはエラーログをそのままAIに送り、自動修正を繰り返す
「人生で一度もエラーなしで動いたことはない。それがAIコーディングの現実」と笑いを交えながら語りつつ、失敗と修正を繰り返す中で最終的にツールが完成していく過程を公開した。
会場の空気感
実演の最中、参加者からも積極的に質問や要望が寄せられた。特に「クライアント提出用のレポートにどう活かすか」「期間指定での集計は可能か」など、実務に直結する内容が多く、会場全体がワークショップ型の熱気に包まれた。
加藤氏は「AIコーディングはエンジニアだけのものではない。今日の体験をきっかけに、ぜひ自分でも一度作ってみてほしい」と強調し、前半のセッションを締めくくった。
休憩を挟んで再開後、加藤氏は「先ほど要件定義をまとめたMeta広告レポートのツール開発」を引き続き実演した。
PythonとGASによる連携の実演
後半では、PythonコードとGoogle Apps Script(GAS)を組み合わせてスプレッドシートにデータを出力する仕組みを構築。加藤氏は「コードは自分で理解していなくても問題ない。エラーログをAIに渡せば自動修正してくれる」と説明しながら、逐次修正が進んでいく様子をリアルタイムで公開した。
「エラーが出てもOK。むしろエラーを経験することで精度が高まる」
この言葉に、参加者も安心した様子で手元のPCを操作しながら追体験していた。
TikTokデータ取得の質問
質疑応答では、参加者から「TikTokアカウントのデモグラフィックデータをアプリ以外で取得できないか」という実務的な質問が出た。
加藤氏は即座にGPTを使って調査し、「基本データは取得可能だが、詳細な属性データは広告出稿が前提」「サードパーティによる推定データは存在するが精度は限定的」と回答。現場でのスピーディな調査手法そのものが参加者にとって新鮮な学びとなった。
ClaudeCodeとCursorの使い分け
後半のデモでは、AI開発環境として「ClaudeCode」と「Cursor」の両方を紹介。
- ClaudeCode:長時間の開発・複雑な構造に対応しやすい
- Cursor:軽量で素早い修正や実装に向いている
加藤氏は「状況に応じて使い分ければ、非エンジニアでも圧倒的に開発効率を高められる」と述べた。
AIによる記事LP生成のデモ
さらに、記事ランディングページ(LP)の自動生成デモも実施。AIにWeb検索させ、ターゲットやUSPを抽出し、構成案をもとにHTMLコードを生成する一連のワークフローを公開した。
生成されたLPは完成度60〜70%程度と説明しつつも、「ゼロから人力で作るより圧倒的に効率的」「今後画像や動画生成の精度が高まれば、ほぼ自動でLP制作が可能になる」との見解を示した。
この流れを受け、参加者から「現時点でどれくらい実務に使えるレベルか?」という質問が出ると、加藤氏は「まだ人の手で修正は必要。ただし、近い将来100%に近い水準まで持っていける」と展望を語った。
協賛各社の紹介
後半では協賛企業からのサービス紹介も行われた。
- LeanGo(平井CEO)
コンバージョン改善ツール「DEJAM」を紹介。特許出願中のバンディットアルゴリズムによる自動最適化機能や、他社ツールからの乗り換え支援について説明した。 - ピアラ(小野氏)
クリエイティブ自動生成の取り組みを共有。AI活用により、月間制作本数を1万本から3万本に増加させ、売上を6.5倍に伸ばした事例を紹介。また、代理店向けに提供するアカウントレンタルサービス「成し」についても説明した。
クロージング
最後に加藤氏は「今日の内容をそのままにせず、必ずClaudeCodeやCursorをインストールし、自分で一度作ってみてください」と強調。
「1年以内に、記事作成からクリエイティブ制作まで、人間が頭を使ってやっている多くの仕事がAIに置き換わる。そのとき実際に手を動かしている人が市場で優位に立つ」
力強いメッセージでセッションを締めくくり、集合写真撮影と交流会へと移行した。参加者同士が名刺交換や具体的な相談を活発に行い、イベントは大盛況のうちに終了した。