ABテスト機能でベイズ推定・統計的有意差判定ができるアップデートを実施

2025.01.16

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株式会社LeanGo (本社:東京都目黒区、代表取締役:平井 翔吏、以下 弊社) は、自社の運営するマーケティングDXツール「DEJAM( https://leango.co.jp/dejam/ )」がABテスト機能でベイズ推定・統計的有意差判定ができるアップデートを実施したことをお知らせいたします。

開発背景について

マーケティングDXツール DEJAMには「ヒートマップ分析」「ABテスト機能」「プロジェクト管理機能」などマーケティング業務の必須機能が備わっています。

今回のアップデートはその中でも人気のABテスト機能を更に改善したものとなります。

一般的にはABテストを開始し、終了するには判断軸が必要です。

判断軸の1つとして統計的に判断できるようになったDEJAMを活用すると、マーケターの力量に問わないABテストの意思決定ができるようになります。

ABテストツールの導入時にはABテストの配信ができるかが焦点にあたりますが、実際はレポートも大事なのでぜひご活用ください。

ベイズ推定とは

ベイズ推定は、事前の知識やデータ(事前確率)と新たに得られた情報(観測データ)を統合して、事後確率を算出する手法です。これにより、データの不確実性を考慮した精度の高い推定が可能になります。特に、少量のデータや不完全なデータからでも有益な洞察を得ることができ、意思決定をサポートする強力なツールです。

・柔軟なモデリング
ベイズ推定は複雑なデータや非線形の関係にも対応可能で、現実的な状況をモデル化できます。

・不確実性の定量化
結果に対する信頼度(信用区間)を提供するため、結果に基づくリスクを正確に評価できます。

・直感的な結果解釈
結果が確率で示されるため、非専門家でも簡単に理解できるデータ洞察を得られます。

A/Bテストにおける「有意差」とは

A/Bテストにおける「有意差」とは、テストした2つ(またはそれ以上)のバリエーション間で観察された結果の差が、偶然ではなく実際に意味のあるものかどうかを統計的に判断することを指します。有意差があると判断される場合、それは施策や変更が結果に対して実質的な影響を及ぼしたと考えられます。

統計的有意差判定ができる機能のメリット

・A/Bテストの精度向上
ベイズ推定を活用し、テスト結果に基づいてより正確な有意差判定が可能になったのでABテストの終了判断にご活用ください。

また、ABテストのレポートで「平均訪問回数」「平均PV」「平均CV」の指標も確認できるようになりました。ABテストの深堀にご活用ください。

・データの少ない状況でも有効
少量のデータでも、従来の頻度主義的な手法と比較して精度の高い有意差判定を提供いたします。これにより、迅速な改善策の実施が可能です。

・リアルタイムの意思決定をサポート
結果の分析結果により次のアクションを選択できます。広告やプロダクトの最適化が加速します。

・リソースの効率化
過剰なサンプル収集を抑え、必要最小限のデータで有効な結果を導き出すため、コストと時間を削減します。


今後とも、当社及び各サービスへのご愛顧をお願い申し上げます。

どうぞよろしくお願いいたします。


【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社LeanGo

Mail:info@leango.co.jp